湯けむり温泉旅路-かがり火湯露天風呂宿-

湯けむり温泉旅路-かがり火湯露天風呂宿-

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :2
総セリフ数 98
製作日 2016/7/13〜2016/7/13
概要説明  久しぶりの連休休みによし、温泉へ行こうと向かったが野郎二人でくりなす温泉レポ。
利用にあたって 利用規約
目安時間    
登場キャラ セリフ数 性別 備考
狭間 一矢
(はざま かずや)
49 ホモ疑惑が最近浮上しているが、本人としてはそんなつもりはない。らしい。が、発言は色々危ない
城谷 正弘
(しろたに まさひろ)
49 常識人だったが、一線越えて一矢にだいぶ冷たくなった気がしないでもない



【大浴場→露天風呂】(大浴場の湯船に浸かる二人)

001 一矢 「はぁああああんん…」
002 正弘 「…一矢、他にも客居るんだぞ」
003 一矢 「湯につかると、エロい声の一つや二つ出ちゃうだろ…?」
004 正弘 「一つも二つも出されると迷惑なんだけど」
005 一矢 「だって、声洩れちゃうんだもの」
006 正弘 「自重しろ」
007 一矢 「あぁああああああんん…アダッ」(頭はたかれる)
008 正弘 「黙って入れ」
009 一矢 「なんだよ、正弘。俺のエロい声聞いて、起っちゃったか?」
010 正弘 「一矢の声でたつかよ」
011 一矢 「たたせてやろうか、声だけで」
012 正弘 「やってみろ?それやったらお前のあそこは二度と起つ機会を失うと思え」
013 一矢 「怖ェっ!え…何、しぼんじゃったんだけど…。え?」
014 正弘 「むしろ膨らませてんなよ」
015 一矢 「いや、マジで気持ちいいじゃん?溶けそうな感じで」
016 正弘 「最近、一矢に狙われている気がして、一緒に温泉に行くのも考えものだと思ってるんだけど」
017 一矢 「俺にそっちのケはねーよ」
018 正弘 「発言時々危ないし」
019 一矢 「温泉に入るとリラックスして気持ちよくなるし、ほらあれだ。今エロい声出したのを女風呂の女の子もしてるんだなと想像すると……な?」
020 正弘 「一矢の妄想力のたくましさには脱帽するよ」
021 一矢 「だろ?この気持ちよさを脳内変換することによって、さらなる快感を求める!これ男の道なり!」
022 正弘 「そうかそうか、僕はその域に到達することはないだろうし。到達したいと思わないから」
023 一矢 「はぁー。つまんない男だなー、人生は楽しく素晴らしく!そしてエロく!」
024 正弘 「露天行くぞ、一矢」
025 一矢 「童心忘れるべからず」
026 正弘 「ここの露天風呂が一番のウリらしいからね」
027 一矢 「階段長っ、この裸で外を歩いているかと思うと何か目覚めそうだよな」
028 正弘 「目覚めても助ける気はないし、距離を置くからな」
029 一矢 「いやだってさ、ここで見ろよ!ってやってても大丈…」
030 正弘 「大丈夫じゃないからな。見せつけてくるようだったらフロントに通報するからな、そこの電話で」
031 一矢 「うぉっ電話ボックスある!?」
032 正弘 「本館から結構離れてるから、人が倒れていたりとかした時用なんだろうけど。容赦なく変質者がいると通報するからな」
033 一矢 「くっ、なんて奴だ」
034 正弘 「僕からしてみれば、お前が『なんて奴』だよ。見せつけてくんな」
035 一矢 「俺の体はこそこそ隠すためにあるわけじゃねぇ!」
036 正弘 「そうか。しかるべき場所でしっかり見てもらえ」
037 一矢 「正弘ならマジで刑務所にぶち込みそうだ…俺は野郎にぶち込む趣味はないが…ぶち込まれる趣味もないが」
038 正弘 「ダメだこいつ。早く何とかしないと」
039 一矢 「くっふぅーーー最高ッ!この緑に囲まれて?ほぼ貸し切り状態で、広々のお風呂で、この漂うバーべーキュー臭」
040 正弘 「バーベーキュー臭?」
041 一矢 「なんか、鉄じゃないけどキャンプ場っぽいにおい?なんだ?とにかくいいよな!」
042 正弘 「この岩陰はほっこりする感じはある」
043 一矢 「この見えない死角がエロい」
044 正弘 「一矢の頭はエロいことしかないな」
045 一矢 「エロと一言で片付けないでもらいたいな。『男のロマン』と言ってもらいたい」
046 正弘 「同じ男として括られたくないから言わん」
047 一矢 「そうか!」
048 正弘 「そうだ」
049 一矢 「そうか」
050 正弘 「そう」
051 一矢 「……」
052 正弘 「飯ももうすぐだから上がるな」
053 一矢 「それなら俺も上がる!え、早い。ちょっと待て、凄く距離感じる。え、正弘。おーぃ」



【食事会場】(席に案内されて着席しながら)

054 一矢 「正弘。食事会場に来るといつも思うことがある」
055 正弘 「どうせくだらないことだろ」
056 一矢 「俺の話はくだらないことと決めつけるのはよしてくれよ」
057 正弘 「わかった。くだらなかった時は、夕食のおかず一品減ると思え。まず刺身」
058 一矢 「いや、それ言われたら言い難いじゃん」
059 正弘 「大丈夫。くだらなくない話なんでしょ?」
060 一矢 「くだらない、くだらなくないの境界線が分からないから怪しい」
061 正弘 「そうか。続けたまえ」
062 一矢 「ちょっと待て、俺の刺身一品減ることほぼ確定じゃね」
063 正弘 「刺身だけで済めばいいがな。酒蒸しのカニや国産和牛ステーキが減る可能性も視野に」
064 一矢 「カニ!…ちょっと待て、カニとか和牛ステーキは今回のプランのメインで、それなかったらプランそのものが破たんする…」
065 正弘 「そんなことは聞いて…あぁ、それが思うこと?まずはマグロかな」
066 一矢 「わーーーちょー待てー!」
067 正弘 「願い事3つ叶えてやろうと言われた時に、『ちょっと待って』と『考える時間がほしい』を叶えて、残り一つになるようなものだから」
068 一矢 「うかつなこと言えない…」
069 正弘 「で、次言ったらその炙られてる鍋の中身のカニの足が消えるけど、何」
070 一矢 「食事会場に来ているカップルを見ると羨ましいよな!って話!」
071 正弘 「…うん食事美味い」
072 一矢 「あ、ちょっと。何も言わず蓋開けてカニ移動するのやめてくれない、え、ちょっと」
073 正弘 「一矢、早く食べないと夕食なくなるよ?」
074 一矢 「そんな大家族の食卓みたいなことしないでくれ」
075 正弘 「闘わなければ生き残れない!」
076 一矢 「かわいい彼女とじゃなくて、お前と野郎二人で温泉旅行なんだろうなって」
077 正弘 「あ、すみません。この人の肉一切れ、僕の方の皿でお願いします」
078 一矢 「いやいやいや、店員さんに注文……ほんとに厨房に言いに行っちゃったよ。え?ちょ、マサ。え?」
079 正弘 「天ぷら、フグだって。若鮎も。若鮎脂乗ってる。うまー」
080 一矢 「信じられねェ…こいつ、食べ物の恨みは末代まで呪われると知っての狼藉か……」
081 正弘 「そうか、末代まで呪うか」
082 一矢 「あのカップルたちは熱い夜過ごすんだろうなって言わなかっただけまだマシだろ」
083 正弘 「あのさ、今から一矢、フロントにいってもう一部屋取ってきな」
084 一矢 「なんで!?俺、何?何なの?え?」
085 正弘 「俺たちも負けないくらい熱い夜を過ごそうぜと言い出しかねない」
086 一矢 「何で、俺そんなにホモキャラ認定されてるの」
087 正弘 「ホモダチになる気はない」
088 一矢 「俺もねーよ。ホモォ…」
089 正弘 「まぁ、部屋に戻ったらまず布団窓側に移動して障子閉めるけどな」
090 一矢 「いじめかっ」
091 正弘 「露天風呂で寝てろと言われないだけましと思ってくれ」
092 一矢 「それはマシだが、マシじゃねぇ…」
093 正弘 「だが、マジだ」
094 一矢 「マジカ!」
095 正弘 「マジだ」
096 一矢 「お…おぉぅ……」
097 正弘 「デザートのクリームブリュレがなくならないことを切に祈ることだ」
098 一矢 「おま、さっきからさり気なく人の料理食い過ぎだからな、ぬぉいっ」






作者のツブヤキ
 三ヶ月ぶりの温泉ですかね。しばらく温泉に入らないと、肩こりも鬱も進行してヤバ過ぎます。
温泉が生きる源になっているんじゃないかって。首まで温かいお湯につかって、美味しいもの食べて、ゴロゴロして―――
これぞ心と体の休養、慰安旅行ですよね。温泉に入るとものすごく幸せになれます。
温泉地に移住しないとだめなのかしら…。月一の温泉出張を要求したいところです!
これまた緑の多い宿で、露天風呂は階段を四十二段も降りて行くようなところだったのですが、日中は周囲の岩肌に、深緑。
夜は篝火がこれまた幻想的でとても素晴らしかったです。

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