アツアツおでんの夜に

アツアツおでんの夜に

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 宇宙風銀河
登場キャラ数 :2
総セリフ数 198
製作日 2015/11/11〜2015/11/12
概要説明  宿題を写させて欲しいと良の家に上がり込んだ要。
部屋で色々なものを見つけてしまい、宿題はできず…全然捗らず。捗ったのは別の作業。
宿題をやっていなかったことに、良はお仕置きとして晩飯に買ってきたおでんを無理矢理要に食べさせ…
そのまま夜は二人を盛り上げていくのであった――
利用にあたって 利用規約
目安時間    
登場キャラ セリフ数 性別 備考
紀田 良
(きだ よし)
97 要の親友でスポーツも勉強もそこそこにできるが、ゲームの為に学校を休むことが度々ある生活態度はあまりよくないらしい
菅原 要
(すがわら かなめ)
101 良と親友同士。ショタっ子で見た目容姿から良と並んで歩いていると歳の離れた兄弟とよく言われる。成績はかなり悪い



【通学路】(学校からの帰宅中)

001 菅原 「ったく、やってられねーよなぁー。なんだって学校って宿題なんかあるんだよっ」
002 紀田 「お前みたいな腐った奴がいるからなくならないんだぞ」
003 菅原 「あ、ひっどーい。オレは別に腐っちゃいないからなー」
004 紀田 「腐ってなければ宿題写させてなんて、ホイホイ来たりしない」
005 菅原 「ほいほい誘ってきたのは、そっちだろ」
006 紀田 「ホイホイのってきたのはそっちだ」
007 菅原 「そりゃ乗るしかないだろ、その素晴らしいビックウェーブに!」
008 紀田 「…お前、サーフィンしないくせに何言ってってるんだ?」
009 菅原 「なっ、ヨシはノリってのが分かってねぇーなぁ」
010 紀田 「何のノリだよ」
011 菅原 「空気読めってヤツ」
012 紀田 「嫁はお前だけでいい。エア嫁はいらない」
013 菅原 「ヨシ…」(頬染める)
014 紀田 「ほらほら、ご近所さんの目に触れるぞ」
015 菅原 「オレ…お前とだったら」(見つめる)
016 紀田 「とりあえず、いいから中入れ」
017 菅原 「そ、そうだなっ外はまだ早い」
018 紀田 「散らかってるけど気にすんなよ」
019 菅原 「気にするよっ、足の踏み場もなかったら帰るからね」
020 紀田 「…じゃあ帰れよ」
021 菅原 「えッ、嫌だよ!」
022 紀田 「足の踏み場もない部屋に入るのはお嫌いなんだろ、ぼっちゃんは」
023 菅原 「冗談に決まってるだろ?それくらいでオレは別に…」
024 紀田 「あ、ゴキブリでるかも」
025 菅原 「ゴ…ゴキッ!?だ、大丈夫!大丈夫……ぎぎぎぎぎ」
026 紀田 「メチャクチャ歯から変な音漏れてるけど大丈夫か」
027 菅原 「今日は出ないかもしれないし…多分、大丈夫…絶対…大丈夫……の絶対は絶対じゃない」
028 紀田 「まぁ、俺の部屋でゴキブリなんて見たことないけどな」
029 菅原 「ほんとに?」
030 紀田 「ホイホイ設置して、引っかかったのはお前位だからな」
031 菅原 「ヨシが宿題見せてくれるって言うからオレは仕方なくついてきたんだからな」
032 紀田 「ほ−ぅ仕方なくか。仕方ないなら仕方ない。お前に見せるもんなんて何もねぇッ!」(仁王立ち)
033 菅原 「嘘ですごめんなさい、喜んでついてきました。もう、罠でも何でもOKですみたいについてきました」
034 紀田 「ほんとかよ…嘘くさいな。どうしよっかなぁー」
035 菅原 「すいません見せて下さい!何でもしますから!」
036 紀田 「ん?今何でもするって言ったよね」
037 菅原 「え…あ…いや、言ったけど。ネタじゃんッ!ネタだよ、ネタ!ほら、ガリとかシャリとか…」
038 紀田 「時々、お前意味わかんないこと言うけど、頭大丈夫か?だからテストの点数悪いんだぞ」
039 菅原 「…ヨシがしっかり教えてくれれば、覚えるのに…多分」
040 紀田 「それが人に物を頼む態度かよ」
041 菅原 「いいから教えやがれ、ばーろーちくしょーてやんでー」
042 紀田 「お前もう出禁だわ、帰れ」
043 菅原 「うそうそっ、玄関口でちょっとしたジョークって奴じゃんか」
044 紀田 「今日親出かけてて帰ってこないからちょっとだけな」
045 菅原 「え、ヨシの親御さんお出かけなの」
046 紀田 「懇親会だか同窓会だか、飲み会だか出かけてくるんだと。いい御身分だこと」
047 菅原 「いや、別に身分ってどうのって話じゃないと思うんだけど…でも親御さんいないんだったら時間とか気にしないで…」
048 紀田 「俺の飯の時間あるからすぐ帰って欲しいの」
049 菅原 「あ、じゃあオレ飯作るから!だったら長居してもいいだろ?」
050 紀田 「何でお前に飯作られなきゃなんないんだ」
051 菅原 「へへっ、こう見えてもオレ、よく炒飯作って家族から褒められてるから自信はあるんだ」
052 紀田 「炒飯の材料ねーから」
053 菅原 「あ、平気平気。あるもので作るから」
054 紀田 「米炊いてないし、残りご飯もないんだよ」
055 菅原 「なんとかなるって、よし。これで安心して宿題見せてもらえる。おっじゃましまーす」
056 紀田 「ご飯ないのに炒飯作れないだろ…なんともなんない根本的な問題だぞ」
057 菅原 「あ、さっきの話。部屋の足の踏み場なかったら勝手に掃除するからな」
058 紀田 「お前は俺のオカンか」
059 菅原 「オレはヨシのお嫁さんだからな」(人差し指立ててキメ)
060 紀田 「じゃあ、親父に挨拶しないとな」
061 菅原 「いや、お義父さんに挨拶するのはまだ心の準備が…装備とかレベルとか色々まだ足りないかなーって」
062 紀田 「圧倒的な経験値不足だな」
063 菅原 「経験はヨシとだけでいい!オレの初めてはヨシに捧げるんだから」
064 紀田 「…早く宿題写さないと日が暮れるぞ」
065 菅原 「もぉ…ちょいちょいヨシは、はぐらかすんだからー。」
066 紀田 「まぁ入れよ」
067 菅原 「おう、入らせてもらうぜー…って、なんだ意外と片付いてるじゃん」
068 紀田 「ま。他の奴らと比べたら散らかってるだろ的な」
069 菅原 「オレの部屋より片付いてる」
070 紀田 「お前の部屋汚いのかよッ」
071 菅原 「足の踏み場ないね、バットとかグローブとか転がってて」
072 紀田 「自分のこと棚に上げて汚いのダメとか、帰るとか言ってたのかよ。お前の部屋の方がゴキ出るんじゃねーか」
073 菅原 「出ないよ!多分……。出たら許さないからな」
074 紀田 「だろうな」
075 菅原 「あ、これ新作のゲームじゃんか」
076 紀田 「この間の発売日に買った」
077 菅原 「あ、この間学校休んだのこれのせいか」
078 紀田 「朝から並んで、一日やっていた」
079 菅原 「風邪でも引いたのかって心配したのに、損した」
080 紀田 「ゲームしてたって言ってただろ」
081 菅原 「これ気になってたんだよな、やらせろよ」
082 紀田 「いいけど」
083 菅原 「よっしゃ、借りるぜ」
084 紀田 「…宿題はいいのか」
085 菅原 「そんなの後でいいに決まってるじゃんか」
086 紀田 「泣いても知らないぞ」
087 菅原 「誰が泣くかよっ、うぉー興奮するっ!前からやりたかったんだよな」



【紀田家 良部屋】(日が暮れ、ゲームを片付けて泣きつく要)

088 菅原 「ヨシィィイ、今晩泊まらせて!終わんねーよ」
089 紀田 「だーから言っただろ、ゲームなんかやってていいのかって」
090 菅原 「ゲーム開発スタッフが大体悪いんだよ、あんなゲーム創るから…」
091 紀田 「俺は腹減ったし、コンビニで飯買ってくるから。お前もう帰れ」
092 菅原 「ヨシ、そんなこと言うなよォ…宿題終わらないと明日古典のゴリマックスに殺されちゃうよ」
093 紀田 「存分殺されろ」
094 菅原 「そんなこと言わないでさぁ、頼むよ、ヨシ。オレとお前の仲だろ」
095 紀田 「泣いても知らないって言っただろ」
096 菅原 「な、な。そんな冷たいこと言わないで」
097 紀田 「当然のこと言ってるだけだぞ、俺は」
098 菅原 「いいじゃんかよ、今日親御さん帰ってこないんだろ」
099 紀田 「帰ってこないならなんだよ」
100 菅原 「一人二人泊まったってバレないだろ」
101 紀田 「夜中にはメンドクサイ酔っ払いが帰ってくるんだよ」
102 菅原 「それまででいいからさ、宿題写させて!この通りッ」(手をこすり合わせて拝む)
103 紀田 「コンビニで弁当買ってくるから、それまでに終わらせろ」
104 菅原 「分かった、サンキュ。ヨシ」
105 紀田 「じゃ、行ってくる」
106 菅原 「おぅ、気を付けてな」
107 紀田 「適当に買ってくるからな。文句言わずに食えよ」
108 菅原 「ヨシが選んでくれたものなら何だって喜んで食べる」
109 紀田 「言ったな、後悔すんなよ」
110 菅原 「え、後悔させないチョイスで頼むよ、ヨシ」
111 紀田 「どうだかなっ」
112 菅原 「えぇっ…」
113 菅原 「ったく、ヨシの奴。いじわるなんだから。オレを困らせて楽しんじゃってさ。…と、ノートノート…」
114 菅原 「…なんだこれ。なッ…これ、エロ本かっ…。うわ…ヨシ、こんなの持ってたのか…スゲーな…うわぁ…」(エロ本見つけ夢中になる)



【紀田家 良部屋】(ベッドの陰でエロ本に夢中になり浸る要 良帰ってきたのに気付かず、入室)

115 紀田 「弁当買ってきたぞ」
116 菅原 「うわっ!?あっとってったっととととッ」(飛び跳ね、ベッドの下にエロ本滑り込ませる)
117 紀田 「何してんだお前…」
118 菅原 「あ、いやッ!ちょっと、うとうと!ウトウトしてた!ウトウトしてたんっ」
119 紀田 「いいから宿題やれよ」
120 菅原 「あは…そだよね、いや、アハハ…」
121 紀田 「顔赤いけど熱でもあるんじゃないのか」
122 菅原 「いや、ないよっ。ちょっと部屋暑いかなっって」
123 紀田 「そうか、外から帰ってきたからわかんないわ」
124 菅原 「それより、何買ってきたの?オレお腹空いちゃった、早く食べようぜ」
125 紀田 「カップ麺」
126 菅原 「は、コンビニ行ってカップ麺?」
127 紀田 「文句言わないって言ったよな?約束したよな」
128 菅原 「いや、そりゃ言ったけど、カップ麺はないだろぉ…どこでも買えるよ」
129 紀田 「文句を言ったからお仕置きだ」
130 菅原 「へ?」
131 紀田 「アツアツおでんだ、食え」
132 菅原 「ちょっ…、え?何でおでん」
133 紀田 「おでんセールだ、ほら食え、カナメ」
134 菅原 「あっつ!アッツ!はんぺんアッツ!ちょ…やめてよ、ヨシ!」
135 紀田 「言っただろ、お仕置きだって」
136 菅原 「やめて、乱暴しないでよっ」
137 紀田 「ほら、玉子だ。アッツアツのお前の大好きな…大ー好きなのだぞ」
138 菅原 「そんな大きいの無理だよ、ヨシ。いやだよッ!もごっ…ふごあふっ!あふっあふぃ…」
139 紀田 「…そして、そのさらに中身を割って、熱い黄身を出してやろう…」
140 菅原 「んんんっ!ンンンムッ」(激しく首を振って震える)
141 紀田 「その口いっぱいに含んだそれを…」(菅原の両手を右手で抑え、頬を左手で鷲掴む)
142 菅原 「はめっ…はふっ…はめへっ!ヨシッ」(涙流しながら)
143 紀田 「カナメ、もう我慢できない…。お前が全部悪いんだぞ」(顔近付ける)
144 菅原 「ひやだっ…ひや……んぐっ」
145 紀田 「…ん」
146 菅原 「ンン――ッ!?」(目を見開く)
147 紀田 「……抵抗すんなよ?」
148 菅原 「こほっ…んぷッ…」
149 紀田 「……あむ」
150 菅原 「ン…ンブッ!?〜〜〜〜〜〜〜ッ!?」
151 紀田 「プ八ッ…アツ…。確かにアツいな」(齧った玉子はふはふしながら)
152 菅原 「あぐッ…あづっ!あでゅっ!あでゅぃッ」(玉子を口の中で転がしながら悶える)
153 紀田 「今度はこの湯気の出ているダシのきいた、汁をかけてやろうか」
154 菅原 「やだっ!それだけはやめっやめてッ!」
155 紀田 「可愛らしい、カナメを見ていると我慢できなくなる」
156 菅原 「ひどいことしないでよ、ヨシィ…」
157 紀田 「乱暴にされるの好きだろ」
158 菅原 「火傷は後がひどいんだよ、んぐっ。今も口の中じゅう痛いし…」
159 紀田 「下半身固くして何言ってんだよ、マゾが」
160 菅原 「違っ…別にこれは今ののじゃないしッ!ヨシが、ヨシが突然するからだろッ」
161 紀田 「俺が何したって?」
162 菅原 「ヨシが…その、オレに……キ……キ……」
163 紀田 「ナニを固くして何言ってんだよ」
164 菅原 「ヨシのバカ」
165 紀田 「今日俺の家に来たことを後悔させてやるよ」
166 菅原 「…後悔させてよ」(頬染めて嬉しそうに)
167 紀田 「言ったな。どうなっても知らないからな」
168 菅原 「へへへっ…」



【紀田家 良部屋】(朝になり、制服はだけた状態で寝ぼけ眼の良を叩く要、時間は既に通学時間)

169 菅原 「……ハァッ!ヨシのバカバカバカ!時間、時間ッ!」
170 紀田 「うるせーな…お前が寝させてくれないからだろ。寝ないと遅刻するって言っただろ」
171 菅原 「寝させてくれなかったのは、ヨシの方じゃないかっ」
172 紀田 「お前が啼くのやめないからだろ」
173 菅原 「ヨシが最初っから激し過ぎなんだよッ!何度意識飛ばされたと思ってんだよ」
174 紀田 「そのまま寝れば良かっただろ。ようやく大人しくなったかと思ったら『しよっ♪』ってサルか」
175 菅原 「あんなところで終われるわけないじゃんかっ」
176 紀田 「じゃあ、百パーお前が悪い」
177 菅原 「責任はヨシにもあるってば!」
178 紀田 「いいから、早く学校行く準備するぞ」
179 菅原 「あぁもぉ!これだから、ヨシは…宿題させてくれなかったし!」
180 紀田 「それもお前が悪い。そして、お前その恰好で学校行く気か?汁まみれだぞ」
181 菅原 「ああああああ、どうするの!昨日、調子に乗ってヨシがぶっかけるからじゃないかっ!制服にかけるとかありえないよ」
182 紀田 「つゆだく(笑)」
183 菅原 「だくだくだよッ!ヨシの制服借りるからなッ!制服汚されるし、宿題できないし、学校遅刻しそうだし、後悔の嵐だよッ」
184 紀田 「後悔したいって言ったのお前だぞ」
185 菅原 「ふぇえええ、もうやだぁー」
186 紀田 「通学中に天然な女子高生にアツアツおでんかけられて、ノートダメにしましたって言えばゴリマックスも許してくれるぞ」
187 菅原 「絶対許してくれないよっ」
188 紀田 「潔く廊下に消えてこい」
189 菅原 「ヨシの薄情者ォ…」
190 紀田 「おでんは傑作だったなー」
191 菅原 「もうおでん嫌いッ!」
192 紀田 「そうか、じゃあその嫌いなおでんでまた攻めてやるよ」
193 菅原 「ヨシの鬼畜ぅ…」
194 紀田 「よし、行くか」
195 菅原 「あ、ちょっまだベルト締めてなッ」
196 紀田 「何やってんだよ。置いていくぞ」
197 菅原 「待ってよ、ヨシ!もぉー」
198 紀田 「…おでん、ごちそっさん」






作者のツブヤキ
 ども、宇宙風銀河です。危うくまた1年ぶりになるとこでしたっすよ。…私の出現頻度低すぎっ!?
しかも今回はまさかのBLだってよ。
絶対書くかよ、野郎同士なんて思っていたらショタのオイシイ掛け合いを聴いて、これは書くしかないって。
ショタっ子ならありです。何、脳内で男も女も関係ねェッ!危ない発言ですね、えぇ。
何でおでんにしたんだ、おでんのセールをやっているからだっ!
おでんが食べたいんだ。生まれてこの方、コンビニのおでん食べたことないけど。
でも、アツアツの玉子とか入れられたら拷問だと思うんだ。死なない程度にどうぞ、その痛みが快感に変わるんだそうです。
火傷しても知りませんよ、好きなだけおでんプレイすればいいじゃない

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