イチゴとバナナ

イチゴとバナナ

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :2:1
総セリフ数 148
製作日 2013/12/18〜2014/2/12
概要説明  デザートはバナナかイチゴか。些細なことから論争勃発。
戦争はいつだってほんの些細なことがきっかけさ…。
オラ、咥えろよ、しゃぶれよ!理由なき暴力が炸裂する。
利用にあたって 利用規約
目安時間 10分程度   【〜20分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
男鹿
(おが)
54 イチゴ派。
佐藤
(さとう)
52 バナナ派
桑田
(くわた)
42 何だかんだで二人に巻き込まれる被害者。紅一点






【放課後】(机の上にバナナとイチゴを置いてにらみ合う二人)

001 男鹿 「頭沸いてるんじゃねェ?」
002 佐藤 「どっちが。てめぇの方が頭腐ってるだろ」
003 男鹿 「あんだと?」
004 佐藤 「何だよ」
005 桑田 「お、男鹿と佐藤じゃん。何してるの?」
006 男鹿 「桑田、丁度いいところに」
007 佐藤 「よく来た桑田」
008 桑田 「丁度良くないから帰っていい?」
009 男鹿 「まぁそう言わずに聞いてくれよ」
010 桑田 「何をそんなに争ってたの?」
011 佐藤 「あいつがイチゴが最高だって…」
012 男鹿 「こいつがバナナが最強だって…」
013 桑田 「ゴメン、もう一回言ってくれる?」
014 男鹿 「イチゴが最強」
015 佐藤 「バナナが最高」
016 桑田 「フルーツで言い争ってたわけ?」
017 男鹿 「フルーツな。スイーツ(笑)じゃなくて、果物の方な」
018 桑田 「ごめん一言も言ってないんだけど。男鹿ウザいから帰っていい?」
019 佐藤 「な?そいつ意味わかんないから言うこと聞かなくていいよ」
020 桑田 「同類が何言ってんの?って思ったの私だけ?」
021 佐藤 「え?ちょ、桑田…」
022 男鹿 「いやいやいや、ちょっと待ってよ。佐藤が頭おかしいのはいいとして俺の言い分聞いてくれよ」
023 桑田 「手短にね」
024 佐藤 「頭おかしいのはテメーだろ」
025 桑田 「ハイハイ、2人とも頭も顔もおかしいのは分かってるから話進めてくれる?」
026 佐藤 「え…今さらりと桑田酷いこと言ってない?」
027 桑田 「何が発端でそんな話になったの?」
028 男鹿 「佐藤が、今日のお昼のデザートがバナナだったとか言うからバナナかよって言ったら食いついてきたんだよ、バナナだけに」
029 佐藤 「男鹿が、俺なんか苺だぞとかクズ苺を自慢げに見せてくるんだもの」
030 桑田 「お前ら幼稚園児かよ、何その低レベルな争い」
031 男鹿 「争いはいつもほんの些細なことからだ。大きな戦争だって始まりはいつも唐突で…」
032 佐藤 「どう思うよ、桑田」
033 桑田 「どう思うよって…男鹿は中二病だと思う」
034 男鹿 「いや、そーじゃないだろ」
035 佐藤 「男鹿が中二病なのはクラスの女子全員が周知の事実だけど、苺がバナナより上だとは思えないな」
036 男鹿 「何言ってんだよ、苺がバナナより下のはずないだろ」
037 佐藤 「何だよ、やるか?あ?」
038 男鹿 「ほら、非を認めたから力技でキメてこようとする。このゴリラが」
039 佐藤 「ゴリラに顔似てるのは男鹿の方だろ。なんだよ、苺って可愛らしいつもりか?」
040 桑田 「どっちも猿とゴリラの顔してると思う。少なくともイケメンじゃないことだけは自覚して欲しい」
041 男鹿 「苺はフルーツの鉄板だろうが」
042 佐藤 「冬だけが旬な果物が何言ってんだよ。バナナなんか年間だぞ、年間」
043 男鹿 「一年中、旬もなく、バナーナなんだろ」
044 佐藤 「バナナ馬鹿にすんなよ?」
045 男鹿 「ならバナナのいいところ挙げてみろよ」
046 佐藤 「1に美味い、2に甘い、3にバナナダイエット」
047 男鹿 「苺の方がバナナより美味い、熟した苺は甘酸っぱくて美味い、3苺ダイエット」
048 佐藤 「なんだよ、苺ダイエットって。パクってんじゃねーよ」
049 男鹿 「一日5粒ってあるんだぞ。美容と健康にいいとか」
050 佐藤 「はぁぁ?そんなマイナーなの聞いたことないし。俺なんかバナナダイエットテレビで放送されたことあるんだからな」
051 男鹿 「結局バナナの糖分で太るんだよ。何言ってやがる」
052 佐藤 「そっちだって三粒以上食ったらビタミンCダダ流れだろうが」
053 桑田 「で、私が呼ばれた理由は何?」
054 男鹿 「バナナかイチゴか、どちらがいいか」
055 桑田 「いや、私的にリンゴのほうが好きなんだけど」
056 佐藤 「青森県民はいいとして。バナナといちごどっちがいい?」
057 桑田 「いや、みかんかな」
058 男鹿 「この愛媛県民がっ!!」
059 桑田 「いや、どっちでもいいから帰ってもいい?」
060 男鹿 「いいや、駄目だ。納得いかねー」
061 佐藤 「そうだ。納得するまで帰れないね」
062 桑田 「私が帰れない理由を小一時間説明してくれというね」
063 男鹿 「イチゴはプリチーで可愛らしいのに対して、バナナはふとましいわけであって…」
064 桑田 「プリチー…」
065 佐藤 「なっ、ふとましいってな!皮をむけば華奢な白い肌が現れるんだからな」
066 桑田 「白い肌って…」
067 男鹿 「ふんっ、大体ヴァナナなんて卑猥なんだよっ!ヴァーナァーナァー」
068 佐藤 「何ォー!?何が卑猥なんだよっ」
069 男鹿 「よくバナナをしゃぶらせて楽しむのがあるだろうが!エロいんだよっ!じゅっぽじゅっぽって」
070 佐藤 「うるせー!お前の方がエロいだろうが」
071 男鹿 「俺のバナナを咥えてみろとか言うんだろ、この変態」
072 佐藤 「変態はてめーだ、そんなことを言うのはお前と同人誌のキモオタだけだ!」
073 桑田 「バナナ咥えろって初めて聞いたんだけど…」
074 男鹿 「それに比べてイチゴときたら、まぁ!なんと清楚な…」
075 桑田 「男鹿が言うと一気に汚されるな」
076 佐藤 「何だよ、バナナの方がか弱いんだぞ。その証拠にバナナハンガーや、バナナホルダーなど専用の入れ物すら用意されている」
077 男鹿 「イチゴはそんなものに頼らなくても何だって入るからな」
078 佐藤 「じゃぁ、言わせてもらうけどな。何だよあのびっしり虫みたいに気持ち悪いつき方した種!」
079 男鹿 「何?ビジュアルに文句つけるの?そっちだって病気みたいに斑点出てきて、最終的には真っ黒になるだろうが」
080 佐藤 「土に埋めとけば土に還るんですぅ!エコなんですぅ!」
081 桑田 「加工物じゃなかったら大抵は土に還ると思う…」
082 男鹿 「佐藤お前、猿やゴリラの好む果物を好むって、お前一番祖先が猿かゴリラに近いんじゃね?」
083 佐藤 「ハッ!イチゴなんて可愛らしく言っている男鹿こそ前世、女だったろ」
084 桑田 「相当話どうでもよくなってきた…」
085 男鹿 「大体お前さ、女の子のパンツがイチゴ柄ならまだしもバナナ柄に興奮するのかよ」
086 佐藤 「はっ?パンツ!?パンツの話今してねぇよっ!」
087 桑田 「そうだよ、なんでパンツなの!しかも女の子って…」
088 男鹿 「今し始めたんだろうが。そこまでお前にイチゴやバナナを愛せるかって話だよ。俺はイチゴパンツ最高だね!バナナパンツに興奮するのは猿かゴリラだけだな」
089 佐藤 「よく言うわ!イチゴパンツ好みなんてロリだけだね!穿いていいのは小学生までさ!」
090 男鹿 「バナナパンツだって同じだろうが」
091 佐藤 「イチゴパンツが穿けるのは幼いロリだけだが、バナナは違うね!少し野性的なワイルドさを持ち合わせている感じの娘だったら誰でも穿けるね」
092 桑田 「パンツ論やめてくれない?あなたたちの性癖どうでもいいから、ほんと」
093 佐藤 「桑田!バナナパンツとイチゴパンツが落ちてたらバナナパンツ穿くよな?!」
094 桑田 「うわっ話振らないでよッ!…大体落ちてるパンツ穿くわけないじゃん」
095 男鹿 「そうだぞ、佐藤。大好きな縞パンだったら穿くかもしれないが、拮抗勢力のパンツは穿かない」
096 佐藤 「そうかっ…設定が欠けていた。パンツを失くしちゃって、ノーパンという仮定で。あ、パンツ取ったの男鹿ね」
097 桑田 「やめてくれない?妙にリアルな設定なんだけど」
098 男鹿 「ノーパンもありな気がしてきた」
099 桑田 「あのさ…人で変な妄想するのやめてくれない?帰るよ?ほんとに」
100 男鹿 「まぁ帰ってもいいよ?帰ったら桑田がイチゴパンツだって言いふらすから」
101 桑田 「意味が分かんないんですけど」
102 佐藤 「バナナパンツを欲しがってたって言いふらすから」
103 桑田 「何、バナナパンツって。頭かち割られたいの?」
104 男鹿 「ほれみろ、バナナの柄がプリントされたパンツなんて存在しないんだよ!」
105 桑田 「あのさー。これパンツの話じゃないでしょ?」
106 佐藤 「おっと、まんまと男鹿にハメられるところだった。バナナ最高には変わらないな」
107 男鹿 「桑田、お前帰っていいぞ」
108 桑田 「え?」
109 佐藤 「ジャッジを帰したらこう着状態になるだろ」
110 男鹿 「俺は言いふらさないが、佐藤が言いふらすだろ」
111 佐藤 「あ、汚ぇ」
112 男鹿 「仮にバナナパンツと言いふらしてみろ。妄想力逞しいのはそんな幼稚なものではなく、大人なものを想像するだろう」
113 桑田 「ちょっ!」
114 佐藤 「大人なもの…?」
115 男鹿 「そうすれば、そんな秘密を言いふらしている佐藤は変態の烙印を押され、株は急落。地に落ちるってわけさ」
116 桑田 「ちょっと待って!それ以前にそれされると私の株がどうなるの!」
117 男鹿 「どうなるって…そりゃ一緒に変態の烙印押されて紙切れでしょ」
118 桑田 「ふざけんなよ?」
119 佐藤 「ハハハッバカめっ!そこまで聞いて実行すると思ったか!桑田と心中しても仕方がないからな。するわけないじゃないか」
120 桑田 「心中って…」
121 男鹿 「まぁそういうだろうと思った。まぁ敢えて気付いていないだろうから教えてあげたのだよ、二人を助けてあげようと思ってね」
122 佐藤 「くっそ、ジャッジのポイント稼ぎやがって…」
123 桑田 「ポイント稼ぎも何もポイント急落したけどね。人のこと何だと思ってるの」
124 男鹿 「まぁ話を戻そうか。ビジュアルの面でもイチゴは優れている。何だいバナナは。卑猥でしかない」
125 佐藤 「はっ!?卑猥だと思ってるのお前だけだろ」
126 男鹿 「それはどうかな。桑田だけじゃない。バナナ持って、クラスの女子に『咥えろよ』って言ってみろ。即、ジ・エンドだ」
127 佐藤 「何をッ!?お前だってな、お前だってイチゴ持って『しゃぶれよっ』って言ってみろ。終わるから」
128 男鹿 「残念だったな、『バナナしゃぶれよっ』はもっとアウトだ。墓穴を掘ったな」
129 桑田 「…付き合ってられない論戦になった」
130 佐藤 「く…そんなことないっ!桑田!イチゴしゃぶれよっ!」(男鹿のイチゴを取り、桑田に手を伸ばす)
131 男鹿 「バナナ咥えろよっ!」(佐藤のバナナを剥き、桑田の口目がけて迫る)
132 桑田 「誰がするかッ!」
133 男鹿 「ふごぉっ」(逆にバナナ突っ込まれる)
134 佐藤 「あばぁっ」(イチゴ張り手で横顔に潰される)
135 桑田 「二人で心中してろ」
136 男鹿 「……バナナうめぇー」
137 佐藤 「イチゴ…潰れちまったぞ。すっぱ…」
138 男鹿 「まぁ、たまにはバナーヌもいいかな」
139 佐藤 「この酸っぱさが体によさそうな感じもするしな…イチゴもたまにはいいか…」
140 男鹿 「ま、イチゴのショートケーキは譲らねぇがなっ!」
141 佐藤 「うるせぇっ!アットホームなバナナケーキ一択だろうが!」
142 桑田 「ぎゃーてーぎゃーてーうるさいんだよ!この変態どもがっ!ケーキはチーズケーキかレアチーズケーキの一択なんだよっ!」
143 男鹿 「一択…なのか?」
144 佐藤 「…なんか、桑田怒らせちゃったな」
145 男鹿 「桑田の前ではこの話やめようか」
146 佐藤 「そうだな…帰ろう」
147 男鹿 「おう…」
148 桑田 「ったく、アップルパイ作ろうかピーチパイ作ろうか悩んでいたのにとんだ邪魔が入ったよ。ストロベリーパイは大穴すぎるでしょ。もうパンプキンパイにするぞっ」






作者のツブヤキ
 ヤフーのログインできなくなる事件が発生し、まさかのメインで使っていたアドレスが使えなくなるなんてことが起きていました。
正しい生年月日を入力しているはずなのにインできない。なんてことを繰り返してもう泣くってレベルじゃなく凹んでいました。
クライアントのメールアドレスも控えていなかったり、何よりも4年半前に携帯から送っていた作品の原案とかを保存していた場所だったので、
相当な痛手だったわけです。しかし、何度か掛け合った結果、今回だけは解除して頂けました。感謝感謝…。

で、この騒動のお詫びに更新をと、書いていた台本だったわけなんですが・・・。
スタンバイ状態で寝て、起きたら正しくシャットダウンされませんでしたとなり、まさかのデータを消し飛ばされる始末。
そろそろPC買い替えないとアカンのかしら…最近多いんですよね。コンセント差したままでもこうなる意味が分からない…。
創り損ねている間に…PC買い換えました。キーボードの配置的にまだ慣れず、使い難いです…シフトキー小っちゃ!

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