湯けむり温泉旅路-くつろぎの宿-

湯けむり温泉旅路-くつろぎの宿-

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :3
総セリフ数 148
製作日 2013/3/17〜2013/3/21
概要説明  卒業旅行第二弾。前回で最後かと思っていた卒業旅行は第二弾のグルメ旅行決行!
穴場の温泉ホテルを発見。地酒に温泉!素敵な温泉を回る旅行記
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
桑原 萌
(くわはら もえ)
46 クワトロさん。二人の後輩、先輩たちのこだわりに憧れて自分も探そうと躍起になっている。
友越 千
(ともこし せん)
55 体力系。旅館を選ぶときは料理を重視する。ザっぱな性格で細かいことは気にしないが、飯にはこだわる。
光峯 圭
(みつみね けい)
47 真面目系。旅館を選ぶときは温泉を重視する。風呂の数は多い方が喜ぶ。一部から風呂・温泉奉行として恐れられている。






【宿】(車を停めて、ロビーへ案内される三人)

001 「いやぁ、着いた着いた」
002 「もう死ぬかと思いました…」
003 「そのふりはもうええって」
004 「高速で140km/hオーバーは感心しない」
005 「感動は?」
006 「しません」
007 「一度捕まればいいと思う」
008 「捕まったら一発免停やーん…勘弁してなー」
009 「警察は色気を使っても勘弁してくれない」
010 「まぁまぁ捕まらんかったんやから、ええやん」
011 「よくないですー。何で毎度毎度先輩が運転してるんですか?」
012 「萌が運転する?」
013 「ムリです!車全然通らない地元でしか取ってないですから街中とか高速なんか走れません」
014 「ん、圭。代表者はチェックインしてくれって」
015 「私たちはここで待っていますね」
016 「えぇ、そこで寛いでいて」
017 「あいよー」
018 「先輩、ウェルカムドリンクが戴けるそうですよ」
019 「お、やるねー。ウェルカムドリンクなんて出たところ二軒目だなー」
020 「お茶と地酒。どちらにします?」
021 「お茶か地酒?そら地酒やろ。お茶なんて大差ないし、どこでも飲めるけど、地酒は地酒やからな」
022 「お茶だって美味しいのは違うわよ」
023 「光峯先輩もう終わったんですか」
024 「ちょこちょこ書くくらいで済むから」
025 「圭も地酒っしょ?ウチ、オフになっからね?オフだからね、今日はもう運転しないから。運転しないぞ?」
026 「町を観光したいから飲むのダメ」
027 「はぁ?ちょっと嘘やろ!?そんな殺生な」
028 「え、これから町行くんですか?」
029 「冗談」
030 「ですよねー。はぁービックリしたわ。マジで飲めんかと思ったし」
031 「それはそれで面白かった」
032 「何もおもろないからね。ウチが暴動起こすだけやからな?」
033 「あ、ありがとうございます。わぁーよくテレビの時代劇とかに出てくる杯だ」
034 「お椀の蓋みたいなな」
035 「…水のように飲み易いわね」
036 「ウェルカムドリンクで酒飲めんなんて最高や!」
037 「先輩の評価だだ上がりですね」
038 「部屋はお任せプランで取ったからまだ油断はできないわ」
039 「せやなー。流石に6畳だったらキッツイもんなー」
040 「プラン値段的には6畳の価格だけどね」
041 「…よっしゃ、恐怖のお部屋確認に参りましょうか」
042 「何か出るわけでもないでしょうに…7階ですか」
043 「710号室。展望露天風呂は10階ね」
044 「展望露天風呂っていうのはいいですね!」
045 「さぁさ、乗った乗った!」
046 「全体的に黒っぽく大人な感じでお洒落ですね」
047 「部屋は古民家風らしいから」
048 「婆ちゃんの家のようなところは嫌やで…。この前のテレビではそんな古い造りばっか紹介されてたけど」
049 「和風はいいですけど、古ッっていうのは確かに…」
050 「…玄関広い感じね」
051 「洗面台がそこにあるからかね。さぁー部屋の広さは…1、2…12畳やん!っしゃぁ!大正解や!」
052 「残り一部屋というから6畳の可能性が高いと思っていたけど、良かったわね」
053 「先輩たち、まずはお茶を飲んで少し寛ぎましょうか」
054 「いいわね」



【外】(ホテルから姉妹ホテルへ移動)

055 「姉妹館の湯めぐりができるってポイント高いねー」
056 「歩いて10分ね…神社の階段を降りていくのはいいけど、雪が積もったままというのは危ないわね」
057 「せ、先輩たち、ま、待ってくだ…」(躓きながら滑り落ちる)
058 「で。地図を渡されたけど…ここが残念坂?残念って何が残念やろな」
059 「千の存在は残念そのものだけど」
060 「なんでやねん」
061 「昔ながらの雰囲気があるのは素敵な場所だけれど、これは看板などなくて迷いそうね」
062 「あんまり湯めぐりに力入れてないのかもしれんな。的屋なんてあるで」
063 「観光協会ね、なんだか違う世界に来たみたいな場所ね」
064 「土方歳三が入ったという湯に入れるのは楽しみやな」
065 「そこの橋を越えた建物が姉妹館らしいわね」
066 「10分もかからず着いたけど、やっぱり少し遠いかもなー」
067 「…千、萌は?」
068 「あり?さっきまで後ろにいた気がするけどな」
069 「あなた置いてきたの?」
070 「おっかしいなぁ」
071 「あのコ、今頃泣きじゃくってるわよ」
072 「そんな子供であるまいに…」
073 「先輩ぃー捜しましたぁ…っ。もう人もいなくて怖かったんですからぁ…」
074 「あ、ほんまに涙目や」
075 「ホテルの目の前の家々廃屋だし、二階潰れて倒壊してるから不気味というのはあるかもね」
076 「人が全然通らないんですもん…なんか怖くなりましたよ。置いてくなんてひどいです」
077 「はいはい、風呂入ってパーッと忘れな」
078 「帰り置いていったら承知しませんからね」
079 「へいへい…」
080 「ここの姉妹館の方は三ヵ所浴場があるみたいね」
081 「どこから攻める?」
082 「攻めるって」
083 「奥から順番で」
084 「夕食が19時からなので、時間は一時間くらいですね」
085 「OK、余裕…」
086 「土方歳三も入ったと言われるお風呂はこれですか」
087 「ここのようね」
088 「いやっほぅ露天風呂から…」
089 「身体洗え」
090 「げふぅっ」
091 「懲りないですね、先輩…」
092 「露天風呂はあまり大きくないのね」
093 「ほぁ…冬場の露天風呂って外気とのギャップがいいですよねぇ」
094 「萌は今後、全裸で外で生活すればいいな」
095 「何でですかッ」
096 「露出は千の方が似合ってる」
097 「はっ…先輩もしかしてそっち系に就職されたとか…」
098 「洒落ならんジョークはいらんわっ!」
099 「…壁に何か書いてありますよ」
100 「什(十)の掟ね」
101 「ららぬことはならぬのです」
102 「成れば成る、成さねばならぬ。何事も」
103 「それは人が違いますよ」
104 「この札自体新しく見えるから、テレビドラマ効果かしら」
105 「今回ほんと力入れてますものね」
106 「…温泉、ぬるくない?」
107 「少しぬるい感じはするわね」
108 「前回行ったところがあまりにも熱すぎたってのもありますけど、ここはちょっと極端にぬるいかもしれませんね」
109 「そろそろ他の風呂にも入ってみよう」
110 「そうね、今日中にもう一度来るのは少し大変そうだからね」
111 「繋がっているといいんですけどねー少しくらいピシッと帯締めなくてもいいですかね」
112 「すぐ脱ぐのに、ピチッて着込むのって確かに面倒なんだよなー」
113 「…ここは脱衣所が狭いわね」
114 「浴場内見えないで…なんや、このミスト」
115 「もはやサウナですね」
116 「でも、この木の感じはいい」
117 「ログハウスみたいな感じですね」
118 「ここまで湯気が隠してるとまるで深夜アニメの都合よく出てる白いモヤみたいな感じやな」
119 「大事なところが光り輝く?」
120 「湯けむりがいい仕事するんや。ブルーレイ版は仕事しないって噂やけど」
121 「本当にこういったお風呂もあるんですねー」
122 「よっしゃ、最後の三つ目のお風呂に行くで」
123 「もうですか!?」
124 「さっきの温泉でゆっくり入ったからここは雰囲気入れればええからな」
125 「次のところは歴史的景観を保つため、シャワーなどがついていないそうよ」
126 「本当に入るだけって感じですか」
127 「時間によって貸切や男女交換になるようだわ」
128 「時間は?」
129 「19時から貸切になったはず」
130 「急がないと19時になっちゃうじゃないですか。入れなくなってしまいますよ」
131 「その時間は私たちは夕食を食べているはずだから大丈夫」
132 「あ、そうでしたね…って、もう時間あんまりないですよ。早くしないと」
133 「地下に降りていくのかー。結構階段長いな」
134 「脱衣所が狭い…」
135 「貸切風呂って言うだけあってあまり大きくないんでしょうね」
136 「どうにも貸切風呂というとカップルが利用するってイメージやなー」
137 「あながち間違いでもないけど、千は卑猥ね」
138 「人を卑猥呼ばわりせんといて。変態かっ」
139 「まぁ、変態かっノーかって言ったら変態ですよね、先輩は」
140 「なんでやねんっ」
141 「・・・狭くないですか、このお風呂」
142 「歴史的価値とは言うけど…婆やの家のお風呂のような狭さね」
143 「畳二畳分の正方形のお風呂と、岩肌のお風呂ですか…」
144 「貸切にはちょうどいいサイズやけど、なんやかえらいガッカリするな。時間やしザパッと入ってザパッとあがるか」
145 「自分たちの泊まる方の展望露天風呂に期待しましょう」
146 「ちゃんと帰れるか心配です」
147 「なら萌が先陣で帰ろっか」
148 「もう、先輩意地悪言わないでくださいッ」






作者のツブヤキ
 行ってきました、グルメツアー。そしてこの作品を書く時間が取れないとれない…。
宿泊先で思いついたので書こうと思っていたのですが、部屋の明かりが暗くて…あまり目には優しくなかったのですね。
家に帰宅してから書こうと思ったら何だかんだあれやこれやと降りかかってきて…
時間が取れなさそうだったので中途半端なところで打ち切ってしまいました。
ホテル自体、値段も1万円きったプランで部屋もよし!料理もよし!の素敵な宿でした。
しいて言うなら温泉がイマイチだったかな…。異常にぬるかったり、なんだか温泉っぽくないみたいな。
まぁ場所は言わずもがな推測できちゃいますよね…。でも、料理とか、サービスには感動しましたよー。
是非是非、機会がありましたらどうぞです。
場所を知りたい方がいればメールを頂ければお教えするかもしれないです。

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