| シナリオ詳細 | |
| 掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
| 作者 | 月宮東雲 |
| 登場キャラ数 | ♂:1♀:2不問:1 |
| 総セリフ数 | 96 |
| 製作日 | 2012/10/28〜2012/10/28 |
| 概要説明 | 生前、母が死神との交わした契約…死神生命保険。 たまたま通り魔に殺害されてしまった広茂は契約を執行してもらい、死んだ者の寿命を体力の続く限り延ばしてくれる力を使って生き返る。 しかし、蘇ったのは既に殺害されてから数時間も経った夜だった…。 |
| 利用にあたって | 利用規約 |
| 目安時間 | |
| 登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
| 菊池 広茂 (きくち ひろしげ) |
25 | ♂ | 妹想いの高校二年生。彼女ができて浮かれているが、良きお兄ちゃんとして友華も可愛がっている |
| 菊池 友華 (きくち ともか) |
24 | ♀ | 広茂の妹の中学三年生。両親を突然失い、まだ心の整理はできていないが、兄を支えないとと強く気丈に振る舞っている |
| 立花 秋菜 (たちばな あきな) |
23 | ♀ | 広茂の彼女の高校二年生。初めて成功した告白で、広茂と付き合っていることを誇りに思っている。 |
| 死神キル | 24 | ? | 死神界よりやってきた死神。広茂の母より生命保険の行使をしに現れる。人の形をしているが、人間のような顔を持っているかは不明 |
| 001 | 秋菜 | 「おっかしいなぁー…ヒロ君出ないしっ。電源入ってないってどゆことっ」 |
| 002 | 秋菜 | 「折角家族旅行キャンセルして両親だけ行かせて二人で過ごそうねって状況にしたのに。忘れてたとかだったら絶対に許さないんだからっ」 |
| 003 | 友華 | 「…今日はお兄ちゃんと楽しかったなぁ」(いるかのクッションを抱き抱えながら) |
| 004 | 友華 | 「お兄ちゃん、兄妹で遊園地って恥ずかしがってたけど…いいじゃんね」(頬を膨らませてクッションに埋もれる) |
| 005 | 秋菜 | 「自宅にかけてみようかな…寝てたりとかしてたら起こせるだろうし…」(携帯と電話機をチラチラ見ながら) |
| 006 | 友華 | 「晩ご飯街で食べて家でゆっくりお兄ちゃんとゲームしようと思ったのに」 |
| 007 | 友華 | 「…今頃彼女さんとイチャイチャしてるのかな…はぁ」 |
| 008 | 秋菜 | 「えぇーい、かけちゃえ」(受話器を勢いよく取り上げる) |
| 009 | 友華 | 「お兄ちゃんのばーかっ」 |
| 010 | 秋菜 | 「確か自宅はこれで…っと」 |
| 011 | 友華 | 「あ、電話っ…はい、菊池です」 |
| 012 | 秋菜 | 「あ、もしもし立花で…」 |
| 013 | 友華 | 「はい?…あのどちら様でしょうか」 |
| 014 | 秋菜 | 「え、ちょ女の人?あ、えとあのっ…あ…ぁっ間違いましたっ」(慌てて受話器を戻して切る) |
| 015 | 友華 | 「へ…?あ…切れた」 |
| 016 | 秋菜 | 「えと、かけ間違えたかなっ…何でヒロ君の家で女の人が出るの?あ…もしかしてそれで携帯電源切ってるのか!」 |
| 017 | 友華 | 「なんだったんだろ…」 |
| 018 | 秋菜 | 「よーし、強気で…強気でいくぞ…」(スカートをギュっと握りしめながらかけ直す) |
| 019 | 友華 | 「間違い電話だったのかな…あ、また電話だ同じ人かな?…はい、菊池…」 |
| 020 | 秋菜 | 「菊池広茂さんのお宅でしょうか」 |
| 021 | 友華 | 「はい、そうですが…」 |
| 022 | 秋菜 | 「あなた広茂さんのなんですか?愛人ですか?恋人ですか?浮気相手ですか?」 |
| 023 | 友華 | 「え…?」 |
| 024 | 秋菜 | 「嘘吐いても広茂さんに確認するんで騙されませんよ」 |
| 025 | 友華 | 「あの…」 |
| 026 | 秋菜 | 「広茂さんを出してもらえますか?」 |
| 027 | 友華 | 「あのちょ…」 |
| 028 | 秋菜 | 「隠してもためになりませんよ?」 |
| 029 | 友華 | 「ちょ、ちょっ意味が…」 |
| 030 | 秋菜 | 「あたしの方が、広茂さんと付き合い長いんだからっ…多分」 |
| 031 | 友華 | 「あの…どちら様ですか?お兄ちゃんに伝言だったら伝えておきますんで」 |
| 032 | 秋菜 | 「立花秋菜ッ、覚えておきなさい?あなたが広茂さんの…お兄ちゃん?」 |
| 033 | 友華 | 「立花さん…っと。お伝えする内容は…」 |
| 034 | 秋菜 | 「お兄ちゃんと呼んでるの?そうゆうプレイ?」 |
| 035 | 友華 | 「あの…私、広茂の妹の友華なんですが」 |
| 036 | 秋菜 | 「へ?」 |
| 037 | 友華 | 「あの、お兄ちゃんの彼女さんですか?」 |
| 038 | 秋菜 | 「あの…えと…あ…あたし、立花秋菜と言いまして…」 |
| 039 | 友華 | 「お兄ちゃんならそちらに行くって別れました。多分、そちらに行ったと思いますよ」 |
| 040 | 秋菜 | 「あ、あ、そうですか。あ、はいすみません」 |
| 041 | 友華 | 「立花さん、お兄ちゃんに変なことしたら許しませんから」 |
| 042 | 秋菜 | 「変なこと…?」 |
| 043 | 友華 | 「い、いやらしいこととかっ!言わせないでよ、恥ずかしい」 |
| 044 | 秋菜 | 「へ?いや…え?あ?…えぇー?」 |
| 045 | 友華 | 「とにかくそういうことなんで。お兄ちゃんいないので催促の電話かけないでください」 |
| 046 | 秋菜 | 「あ…その…ごめんなさい…何か怒られた」(切れた音が鳴り続ける受話器を見つめながら) |
| 047 | 友華 | 「…ふぅ。あれ、もしかしてお兄ちゃん違う人の家に行ったのかな…あ、どうしよ」(受話器を置いた後、ハッと気づき、口に手を当てる) |
| 048 | 広茂 | 「う…なんだ…目の前が…」 |
| 049 | キル | 「目が覚めたか」 |
| 050 | 広茂 | 「何も目覚めてねぇよ…」 |
| 051 | キル | 「芽生えたか」 |
| 052 | 広茂 | 「何がだよ…」 |
| 053 | キル | 「…寝ていたければ寝ていろ」 |
| 054 | 広茂 | 「暗ぇな…時間何時だ…あれ、携帯は」(ポケットをまさぐり、探す) |
| 055 | キル | 「…このガラクタのことか?」(ディスプレイにひびの入った携帯を見せる) |
| 056 | 広茂 | 「は?はぁっ!?何でこうなってんだ!」 |
| 057 | キル | 「…エビ折り」(逆に反らして真っ二つにする) |
| 058 | 広茂 | 「あー何してんだコラ。え?何で逆パカした今」 |
| 059 | キル | 「…アルパカ」(・´ェ`・) |
| 060 | 広茂 | 「完璧に御陀仏したじゃねぇかっ、あ?データどうなっちまうんだよ」 |
| 061 | キル | 「…アルパカ」(・´ェ`・) |
| 062 | 広茂 | 「いや、笑わないからっなんだよ、その顔…ぇ?…時間何時だよ。結構暗いから、かなり経っているのか」 |
| 063 | キル | 「混沌(カオス)をさまよっていたからな」 |
| 064 | 広茂 | 「…混沌って。ああ今は何聞いても中二病にしか聞こえない」 |
| 065 | キル | 「次第に慣れていくだろう。そういうものだ」 |
| 066 | 広茂 | 「だってつねっても痛いぞ」 |
| 067 | キル | 「徐々に痛覚が機能しなくなり、痛みすら感じなくなる」 |
| 068 | 広茂 | 「ハッ!?痛いってことは夢じゃないってことで、つまり現実ってことかっ」 |
| 069 | キル | 「理解できたか」 |
| 070 | 広茂 | 「凡人には難解過ぎる。意味不明。全て理解しきれん」 |
| 071 | キル | 「突然訪れる死を理解し、受け入れ、迎える者は稀でしかない」 |
| 072 | 広茂 | 「そういえば確かグサーって胸一突きされた気がするもんな…なのに俺生きてんのか?俺生きてんだよな?」 |
| 073 | キル | 「死んでいる。クソが」 |
| 074 | 広茂 | 「まぁ、あれだろ?生き返ったんだから好きなように生活していいんだろ?」 |
| 075 | キル | 「好きなようにすればいいが、体力はあまり保たぬだろう」 |
| 076 | 広茂 | 「…ま、なんでもいいか。少し冷えてきた。さっさと家に帰るわ」(起き上がり、草を払って茂みから出る) |
| 077 | キル | 「…あぁ」 |
| 078 | 広茂 | 「…なんだよ」(立ち止まって振り向き、ついてくるキルを睨み付ける) |
| 079 | キル | 「…なんだ?」(一緒に立ち止まる) |
| 080 | 広茂 | 「…何でついて来るんだよ」 |
| 081 | キル | 「お前の担当だからな」 |
| 082 | 広茂 | 「監視されてるみたいでやなんだけど」 |
| 083 | キル | 「監視しているのだ」 |
| 084 | 広茂 | 「勘弁してくれよ。俺は犯罪者か?何かしたか?ストーカーされても喜べないんだよ」 |
| 085 | キル | 「お前は死んだ。そして生き返った」 |
| 086 | 広茂 | 「そういう冗談みたいな話はもう聞き飽きた。俺が死んだって証明してくれよ。もしお前が死神ならできるだろ」 |
| 087 | キル | 「それ程まで死にたいのか」(どこからともなく死神の鎌を取り出す) |
| 088 | 広茂 | 「なに、確認のために殺されないといけないのかよ」 |
| 089 | キル | 「それで死んでも生き返らせないがな」 |
| 090 | 広茂 | 「死にっぱかよ」 |
| 091 | キル | 「試して欲しいならやるが」 |
| 092 | 広茂 | 「ふざけんなっ…結果的に確認できないじゃねぇか」 |
| 093 | キル | 「まぁ、そうなるかもしれぬな」 |
| 094 | 広茂 | 「なるかもじゃなく、絶対だろうが」 |
| 095 | キル | 「うるさい人間だな」 |
| 096 | 広茂 | 「っせぇ」(帰路につく) |
| 作者のツブヤキ |
| (・´ェ`・)アルパカ…。 死神キルなりのジョークだったそうです。今はスマートフォンの時代。逆折り・逆パカされたり、間違えて踏んでしまって折ってしまったということはなさそうです。 一時期の携帯の回転しっぷりはヤバかったですね。間違って360度自由自在にどんな方向にも開店してしまうんじゃないかと思った時期もありました。 ちょっと力入れただけでお陀仏ですからね。ある意味、あれを人質に取られた時は為す術もなく、無条件降伏ですよ。 アルパカって日本にいなさそうな動物なのに、アルパカ牧場なんてものが存在するんですね。吃驚です。 何で羊っぽいのにこっちを見られると無性に「こっち見んな!」と言いたくなるのでしょうか。 |
(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります) |