| シナリオ詳細 | |
| 掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
| 作者 | 月宮東雲 |
| 登場キャラ数 | ♂:5♀:1不問:1 |
| 総セリフ数 | 132 |
| 製作日 | 2011/12/27〜2011/12/27 |
| 概要説明 | 勘違いから舞台に出られると勘違いしたスポンサー。 気が付いた時にはもう遅い。劇場支配人は劇が目茶滅茶にならないように必死で止めるが… |
| 利用にあたって | 利用規約 |
| 目安時間 | |
| 登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
| 支配人 | 33 | ♂ | 劇場支配人。観劇が趣味である以上に演技も上手いため、度々ヘルプやゲストで劇団に参加することがある。 |
| ラント | 32 | ♂ | 今回の劇のスポンサー。太っちょのオシャレ髭。勘違いから劇に出られるとワクワクうきうき。演劇好きだがド素人。 |
| シャンベル | 11 | ♀ | 前線基地にて軍の方針に抗議する若き女性隊長設定の俳優。 |
| 監督 | 15 | ♂ | 熱血で劇に命かけてます。愛してます。だが家に飾っているアニメのフィギュアはもっと愛してます。 |
| クイックガーラ | 5 | ♂ | かつてはシャンベルと国の平和を守ると約束し志した同志。サーフィー将軍の右腕の副官役の俳優 |
| 従業員 | 28 | ? | 劇場で働く従業員。支配人に別件で用事があったのだが厄介事に巻き込まれる。 |
| ローシャルサーフィーガナー | 6 | ♂ | 国王からの命を受け、戦意喪失の敵国兵を蹂躙するよう指示する将軍役の俳優 |
| 001 | ラント | 「む、そろそろ出番か」 |
| 002 | 支配人 | 「あ、いやまだですよ!まだ座ってて下さい」 |
| 003 | シャンベル | 「ローシャルサーフィーガナー!あなたは僕を騙したなっ」 |
| 004 | サーフィー | 「これは国王からの命令、兵を引かせる訳にはいかない」(前を見つめたまま) |
| 005 | ガーラ | 「サーフィー将軍、右翼左翼ともに良好」(報告に現れ、敬礼) |
| 006 | サーフィー | 「ガーラ副官、シャンベル殿をお連れしろ」 |
| 007 | シャンベル | 「クイックガーラッ裏切るかっ!」 |
| 008 | ガーラ | 「シャンベルさん、ここはお引取りを…」 |
| 009 | ラント | 「そろそろか…」(立ち上がる) |
| 010 | 支配人 | 「あーいやいや、まだまだまだ」 |
| 011 | ラント | 「むぅ、そうか…」(座り直す) |
| 012 | シャンベル | 「この裏切り者めっ!」 |
| 013 | サーフィー | 「行けっ」(横目でガーラを睨む) |
| 014 | ガーラ | 「私こそ、平和を願うのは同じこと」 |
| 015 | シャンベル | 「同志と思うた僕が愚かだった!貴様も王家の犬かっ」(吐き捨てるように) |
| 016 | サーフィー | 「そう牙を剥きなさんな、シャンベル殿、それでは荒野をさまよう野良犬のごとき…」(ゆっくりと振り返り、シャンベル見る) |
| 017 | ラント | 「出番だなっ!」(ガタッ) |
| 018 | 支配人 | 「ちょっ」 |
| 019 | 監督 | 「カァッートッ!カァーット!カットォー!」(メガホンで座席強打) |
| 020 | ラント | 「む」 |
| 021 | 監督 | 「ガーラ何やってんだよ!ボォッと突っ立ってんなよ!いつからあんた木の役になったんだ!あ?学芸会じゃねぇんだぞっ」 |
| 022 | ガーラ | 「はいっスミマセン!監督」 |
| 023 | 監督 | 「シャンベルももっと睨む!睨めっこしてんじゃないからなっ!笑わせてーのか!」 |
| 024 | シャンベル | 「すみませんっ」 |
| 025 | 監督 | 「もっと睨み利かせろよ!調子乗ってんじゃねーぞ、コラ…あ?…くらいよ」(グラサン下げてドスきかせながら睨む) |
| 026 | シャンベル | 「はいっ」 |
| 027 | 監督 | 「やってみろ」 |
| 028 | シャンベル | 「はいっ!」(監督睨み付ける) |
| 029 | 監督 | 「…何で俺見てやるんだよ、そんなに憎いかッ!デブ殺すぞとか、ロールハムが喋ってんじゃねーぞとか思ってんのかよっ!」(半泣き) |
| 030 | シャンベル | 「スミマセン」 |
| 031 | 監督 | 「役者の方向けよ、観客ってか俺がチビるだろっ!今夜寝れなくなったらどうすんだよ!明日休むぞ!シャンベルさんが怖いんで劇場これませんって」 |
| 032 | シャンベル | 「スミマセン、監督」 |
| 033 | 監督 | 「なんか、バッコーイ☆とかって顔してるけどお前には何にも言ってやらねーからな、将軍」 |
| 034 | サーフィー | 「はい」 |
| 035 | 監督 | 「ざまぁっ!シーン32の司令塔から始めんぞ!はい、アクションッ」 |
| 036 | ラント | 「シーン32…そろそろだな、ネクタイは大丈夫かな。ん、ンンー」(蝶ネクタイを弄りながら) |
| 037 | 支配人 | 「あーまだです、出番の結構前のところに戻ったんで」 |
| 038 | ラント | 「そうか…。長いもんだな」(髭をいじって、座り直す) |
| 039 | 支配人 | 「公演時間は短くても苦労と練習は長いんですよ」 |
| 040 | ラント | 「ンンー、チミは長いのかね?」 |
| 041 | 支配人 | 「まぁ、劇場の支配人ですから…」 |
| 042 | ラント | 「ホゥ、支配人とな」 |
| 043 | 支配人 | 「劇場の使用の数だけ演技を見てきました」 |
| 044 | ラント | 「ホゥホゥ、なにかね?そしたらこっちもイケるのかな?」(手でジェスチャー) |
| 045 | 支配人 | 「は?」 |
| 046 | ラント | 「これだよ、これ」(手でジェスチャー) |
| 047 | 支配人 | 「えーと…」 |
| 048 | ラント | 「演技だよ、演技」(少し呆れながらも期待した顔で) |
| 049 | 支配人 | 「あぁ!えぇ…ゲストとして度々出ることも…」 |
| 050 | ラント | 「ほぉ、ワシは初だ」 |
| 051 | 支配人 | 「はぁ…」 |
| 052 | 従業員 | 「支配人、ちょっと…」 |
| 053 | 支配人 | 「あ、ラントさんの休憩?」 |
| 054 | 従業員 | 「え?」 |
| 055 | 支配人 | 「ラントさん、休憩だそうですよ」 |
| 056 | ラント | 「そろそろ出番だろ」 |
| 057 | 支配人 | 「いえ、間もなく休憩入れるそうなので、一足先にどうぞと…」 |
| 058 | 従業員 | 「あの、支配人?」 |
| 059 | 支配人 | 「話し合わせろ…いいから」 |
| 060 | ラント | 「む…出番が気になるしなぁ」 |
| 061 | 支配人 | 「私から監督に言っておきますから」 |
| 062 | ラント | 「そうか?うーむ…ワシのために悪いなぁ」 |
| 063 | 従業員 | 「いえいえ…」(営業スマイル浮かべながら) |
| 064 | 支配人 | 「君、案内して」 |
| 065 | 従業員 | 「どちらに…」 |
| 066 | 支配人 | 「ロビ…楽屋107号室に」 |
| 067 | 従業員 | 「107号室に?」 |
| 068 | ラント | 「それでは出番が分からんじゃないか」 |
| 069 | 支配人 | 「近くになりましたら呼びに行きますから」 |
| 070 | 従業員 | 「控え室になってるんですよ…スタッフの」 |
| 071 | ラント | 「スタッフ?」 |
| 072 | 支配人 | 「いえ、役者さんたちの。ハハハ…」 |
| 073 | 従業員 | 「スミマセン…」 |
| 074 | ラント | 「そうなのか、では一服しに行くか。案内したまえチミィ」 |
| 075 | 支配人 | 「頼んだよ」 |
| 076 | 監督 | 「カットカットカットォー」 |
| 077 | 支配人 | 「もぉ、誰だよアイツに出番与えたの」 |
| 078 | 従業員 | 「支配人大丈夫ですか?」 |
| 079 | 支配人 | 「大丈夫じゃないよ、何?舞台をぶち壊しに来たの?」 |
| 080 | 従業員 | 「誰なんですか?」 |
| 081 | 支配人 | 「スポンサーだけど、何を勘違いしたのか舞台に出れると勘違いしてやがる…」 |
| 082 | 従業員 | 「出ないんですか?」 |
| 083 | 支配人 | 「あんな何もできなさそうな素人が出たら舞台の質が下がっちまう」 |
| 084 | 従業員 | 「なら断ればいいじゃないですか」 |
| 085 | 支配人 | 「出番はないですって?あんな出番を今か今かと待つ男を?」 |
| 086 | 従業員 | 「まぁ…そうですね」 |
| 087 | 支配人 | 「じゃ、よろしく」(肩をポンと叩く) |
| 088 | 従業員 | 「は?」 |
| 089 | 支配人 | 「さらりと断ってきて」 |
| 090 | 従業員 | 「ちょ、支配人」 |
| 091 | 従業員 | 「何でこっちが断らないといけないんだか…」 |
| 092 | ラント | 「そろそろか…いや、もう少しか…いやそろそろだな」(パイプ咥えながらウロウロ) |
| 093 | 従業員 | 「あの、失礼します」 |
| 094 | ラント | 「お、来たか。待ってたぞ、出番だな」(パッと顔を明るくする) |
| 095 | 従業員 | 「あ…いえ…」 |
| 096 | ラント | 「うぉぉ、緊張して来た」 |
| 097 | 従業員 | 「あの…」 |
| 098 | ラント | 「みんなを待たせては悪いからな、行こう」(ポンポンと従業員の肩を叩いて出ていく) |
| 099 | 従業員 | 「えと、あなたの出番は」 |
| 100 | ラント | 「分かってる分かってる」 |
| 101 | 従業員 | 『あなたの出番なんかないんだよっ!もっかい言ってやろうか?最初っからあんたの出番はねぇんだよっ勘違い野郎』(心の中で大絶叫) |
| 102 | ラント | 「ん…どうしたチミィ、顔色が悪いぞ」 |
| 103 | 従業員 | 「いえ…行きましょうか…ははは」 |
| 104 | ラント | 「おぉー…あーアーアー、ンンッ」(喉を押さえながら発声) |
| 105 | 従業員 | 『発声練習始めちゃったよ…この人』 |
| 106 | ラント | 「やるからにはババンと主役を奪わんとな」(ウインク☆) |
| 107 | 従業員 | 「主役奪わんで下さい…」 |
| 108 | サーフィー | 「右左翼ともに展開ッ、前進せよ!」 |
| 109 | シャンベル | 「やめろっ」 |
| 110 | ガーラ | 「お下がり下さい、シャンベルさんっ」 |
| 111 | シャンベル | 「黙れっ裏切り者!」 |
| 112 | ラント | 「出番だなっ」(舞台袖から登場) |
| 113 | 従業員 | 「ちょ…」 |
| 114 | ラント | 「やぁやぁ、諸君たちお揃いだねぇ」(優雅に歩きながら) |
| 115 | 監督 | 「…誰?」 |
| 116 | 支配人 | 「ちょ…ぇ…?な?」 |
| 117 | 従業員 | 「支配人、スミマセン…止められませんでした」(息切らしながら) |
| 118 | 支配人 | 「出番って言っちゃったの?」 |
| 119 | 従業員 | 「言ってないんですけど…勝手に」 |
| 120 | 監督 | 「ねぇ、あれ誰?」(ポカンとしながら舞台指差す) |
| 121 | 支配人 | 「あ、いや、スポンサーで…」 |
| 122 | 監督 | 「何あれ?え?」(ポカン) |
| 123 | ラント | 「先に進みたいならワシを倒して行け」(仁王立ち) |
| 124 | 監督 | 「早くつまみ出せよ」 |
| 125 | 支配人 | 「スミマセン…ホント…」(頭下げる) |
| 126 | 監督 | 「いいから、舞台メチャメチャになるから」 |
| 127 | 従業員 | 「ごめんなさい…」(頭下げる) |
| 128 | 支配人 | 「ラントさん、ほらラントさん、出番終わり」(手招きしながら声かける) |
| 129 | ラント | 「さぁ、来なさい」(胸板拳で叩きながら) |
| 130 | 支配人 | 「聞こえなかったのかなぁ、ラントさん出番終わり」(首かしげながら大きめな声で) |
| 131 | ラント | 「さぁ!」(両手広げる) |
| 132 | 支配人 | 「聞こえてるよね、あれ絶対聞こえてるよね?もう引きずり下ろしていいよ、ホント」(半泣き) |
| 作者のツブヤキ |
| 私の出番はまだ…え、ずっとこないですか?マジデスカ… 出番って待ち遠しいですよね。小学生の頃の学芸会の練習会では長い台詞の際は忘れないうちに忘れないうちにと早く言いたくてうずうずするんですよねw で、トチると言うね。 なので昔っからあんまし台詞ある役は苦手苦手で、やりたい人に任せていたなぁw 劇場で繰り広げられる劇って本当にいいですよね。狭い舞台いっぱいいっぱい使って繰り広げられるドラマが好きです。 いつしかこうして書いた作品が舞台で演じてられているのを観たいなぁ……。 |
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