| シナリオ詳細 | |
| 掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
| 作者 | 月宮東雲 |
| 登場キャラ数 | ♂:1♀:1 |
| 総セリフ数 | 73 |
| 製作日 | 2011/10/28〜2011/10/28 |
| 概要説明 | 洋菓子店の店頭ではハロウィンの季節、飾り付けられキャンペーンが行われる。 花渡洋菓子店でもハロウィンの飾り付けをして、キャンペーンを行っていたのだが… 突然変な客がやってきて… |
| 利用にあたって | 利用規約 |
| 目安時間 | |
| 登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
| 男 | 37 | ♂ | ハロウィーンにつけこんでトレンチコートにマスク、グラサンで透明人間を演出したつもりのオッサン。ほんの冗談のつもりだった |
| 花渡 京香 (はなわたり きょうか) |
36 | ♀ | 花渡洋菓子店の看板娘。笑顔がとびきり可愛いが、対応がたまにどSなことがあったり、素がSだったりする |
| 001 | 男 | 「トリックオアトリート!店にあるケーキ全部寄越しな」(凄んで見せる) |
| 002 | 京香 | 「…あ、もしもし警察でしょうか?」(受話器を取り、男を直視しながら) |
| 003 | 男 | 「え、あ?嘘、ちょっと待って、何で警察に通報しちゃうの?え?」(焦る) |
| 004 | 京香 | 「あの、花渡洋菓子店なんですが、店内に不審な男がやってきて店内の物を全て寄越せと脅迫を…」 |
| 005 | 男 | 「ちょ…嘘うそ…ジョーク、ジョーク」 |
| 006 | 京香 | 「……」(受話器を置き、男を直視) |
| 007 | 男 | 「トリックオアトリートメント!なんつって」(おどけてみせる) |
| 008 | 京香 | 「あ、市役所でしょうか?なんでもすぐやる課の担当をお願いします」(受話器を取り、男を直視しながら) |
| 009 | 男 | 「あれー?何してるのかな…?」 |
| 010 | 京香 | 「あ、店内に変な動物が潜り込んで来たみたいなんで処分お願いします」 |
| 011 | 男 | 「変な動物?どこ?どこどこ?」 |
| 012 | 京香 | 「あ、はい。猟友会の方々を呼んで頂いた方が…えぇ、えぇ。ある意味危険なので。はい。射殺した方が近隣のために…」 |
| 013 | 男 | 「あのー、オネエサン…?」 |
| 014 | 京香 | 「すぐに射殺しに来てくれるそうです。良かったですね」(受話器を置いて微笑む) |
| 015 | 男 | 「え、いや…え?」 |
| 016 | 京香 | 「あれ、ハロウィンの決まり文句って何だったかな…」 |
| 017 | 男 | 「『お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ』」 |
| 018 | 京香 | 「…あ、警察ですか。今性的暴行を受けそうなんですが…」(受話器を取りながら数歩下がる) |
| 019 | 男 | 「ちょっと、ねぇやめてよ!すぐ通報するの」 |
| 020 | 京香 | 「このロリコン共めッ」(叱責) |
| 021 | 男 | 「いや、ロリコンだけどさ…」(バツ悪そうに) |
| 022 | 京香 | 「……」(軽蔑したように) |
| 023 | 男 | 「いや、やめて。そんな目で見ないでよ、ねぇ…」(顔を隠すように背けながら数歩下がる) |
| 024 | 京香 | 「お母さーん、変なオジサン来たー」 |
| 025 | 男 | 「いや、お母さんも呼ばないでよ、ほんとにお巡りさんに連れていかれちゃうから」 |
| 026 | 京香 | 「確かに当店ではハロウィンキャンペーンやってますけど…」 |
| 027 | 男 | 「でしょ!?そうでしょ?ねぇ?」(店頭のポスター二度見) |
| 028 | 京香 | 「世の中には超えてはいけない境界があってですね、『度』とか『壁』と言うんですが」 |
| 029 | 男 | 「オジサン越えてないよね?まだ大丈夫だよね?」 |
| 030 | 京香 | 「……じっ」(黙って男見る) |
| 031 | 男 | 「いや、何か言ってよ!不安になっちゃうでしょ?」 |
| 032 | 京香 | 「銀行に入って、『金出せオラー』って言ってエイプリルフールでしたーで通用しますか?」 |
| 033 | 男 | 「いやぁ、それは無理でしょ」(HAHAHA☆と笑いながら) |
| 034 | 京香 | 「ハロウィンって決まり文句言っていいのは子供だけなんですよ。いい歳こいた加齢臭臭いオッサンは犯罪です」 |
| 035 | 男 | 「…ごめんなさい」 |
| 036 | 京香 | 「悪戯も度が過ぎれば犯罪ですからね」 |
| 037 | 男 | 「すみません…」(うなだれる) |
| 038 | 京香 | 「ごめんなさい、すみませんで済めば警察はいりませんよね?」 |
| 039 | 男 | 「…えぇ、まぁ」 |
| 040 | 京香 | 「大人は謝っても済まないことありますからね」 |
| 041 | 男 | 「いや、ほんとごめんなさい」(カウンターに頭をつける) |
| 042 | 京香 | 「一度刑務所に入って反省するといいと思いますよ」 |
| 043 | 男 | 「いや、謝ってるじゃない。もぅ」(半泣き半ギレ) |
| 044 | 京香 | 「警察が間もなく到着すると思いますので」 |
| 045 | 男 | 「やーめーてーよ、もう。オジサンが悪かったって。ハロウィンに浮かれたオジサンが悪かった!」 |
| 046 | 京香 | 「あ、サイレンの音が聞こえてきた」 |
| 047 | 男 | 「ほんの出来心だったんだよぉ」 |
| 048 | 京香 | 「犯罪者はみんなそんなことを言います」 |
| 049 | 男 | 「危害加えてないでしょ、ね?トリックオアトリート!って叫んだだけでしょ?」 |
| 050 | 京香 | 「性的イタズラされそうな気がしました」(身体をさっと隠すように) |
| 051 | 男 | 「されそうな気なだけでしょ?されてないでしょ?ねぇ」 |
| 052 | 京香 | 「瓜田李下(かでんりか)。『瓜田(かでん)に沓(くつ)を納(い)れず李下に冠を正さず』です。それと脳内で犯されました」 |
| 053 | 男 | 「あんたの脳内どうなってるの!?怖いよ!すぐ警察に通報するし」 |
| 054 | 京香 | 「警察に通報するの趣味なんで」(真顔で) |
| 055 | 男 | 「嫌な趣味だな、おい」 |
| 056 | 京香 | 「というわけで大人しくお財布を置いて行くといいです」 |
| 057 | 男 | 「オジサンお金ないと生きて行けない…」 |
| 058 | 京香 | 「警察に捕まりたくなければ財布出した方がいいですよ」(右手突き出す) |
| 059 | 男 | 「オジサン恐喝されてる?脅されてるよね?」(渋々財布出すとひったくられる) |
| 060 | 京香 | 「…ちっ、これっぽっちしかないの?」(覗き込み眉間にしわ寄せる) |
| 061 | 男 | 「ケーキ屋のお姉さん怖い…」 |
| 062 | 京香 | 「返す」(札と免許証を抜き取り放り返す) |
| 063 | 男 | 「あれ?免許証は?」 |
| 064 | 京香 | 「どうぞ、お帰りください」 |
| 065 | 男 | 「オジサン車で来たから免許証ないと帰れないよ?」 |
| 066 | 京香 | 「知りません」 |
| 067 | 男 | 「免許証…」 |
| 068 | 京香 | 「イタズラに遭ったんじゃないんですか?」 |
| 069 | 男 | 「いや…ぇ…?」 |
| 070 | 京香 | 「出て行かないと営業妨害で警察呼びますよ」 |
| 071 | 男 | 「免許証ないと無免許で警察に捕まっちゃ…」 |
| 072 | 京香 | 「あ…警察ですか?」(受話器を取り、男を見る) |
| 073 | 男 | 「もうやめて…」(崩れ落ちる) |
| 作者のツブヤキ |
| Trick or Treat!ケーキ屋さんとかに叫びながら入店する人いないかなー… ふと思ったことをツラツラと書いていたらそうなっちまった。 娘さんのほうが一枚上手だったってことなんですね。 警察に通報が趣味ってほんと悪趣味だよ!いや、そこまで通報してたらオオカミ少年よろしく相手にされなくなりそうですけどね。 ハロウィンの季節は洋菓子店とかの飾りがとってもお洒落になるんで好きです。 中には店頭で可愛いハロウィンのイラストが描かれてたりしますしね |
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