死神ホテル

死神ホテル

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :1:2
総セリフ数 76
製作日 2011/10/23〜2011/10/23
概要説明  トンネルを抜けた先の林に囲まれた小洒落たホテル。死神や地獄の黒猫が経営する死神ホテル『ソウルステイ』。
サービスおもてなしお手の物。お代はお帰りの際に魂を戴いていくよ♪
魂ごとゆっくり休んで行ってね。屍はあとで火葬してあげるからっ
利用にあたって 利用規約
目安時間 6分半程度   【〜10分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
旅人 27 林に迷い込んで難儀していた旅人。最初はちょっとホテルに抵抗感があったが、徐々に気持ちを昂ぶらせていく
ミト 27 死神界から来た死神。迷い込んだ旅人達をお客として部屋に案内し、最終的に冥界まで案内する
クロ 22 ホテルのフロントの受付嬢。地獄の黒猫の化身。ネコ耳、尻尾は本物です。冥界へ案内するリストを作成する重要な仕事をこなす






【死神ホテル】(旅人がキョロキョロしながら入ってくる)

001 クロ 「ようこそ、ホテル『ソウルステイ』へ」
002 旅人 「お、大人一人」
003 クロ 「かしこまりましたにゃ」
004 旅人 「た…にゃ?」
005 クロ 「こちらに住所とお名前をお願いしますにゃ」
006 旅人 「…あの」
007 クロ 「にゃんでしょう?」(首輪の鈴をちりんと鳴らして首を傾げる)
008 旅人 「ここってラブホとかいかがわしい所だったりします?」
009 クロ 「にゃっ!?ご冗談をお客様、ただの宿泊施設ですにゃ」(頬染め、手を振って否定)
010 旅人 「いや…ならいいんだけど。山奥でひっそりと建っていたし、お姉さんネコ耳つけてニャンニャン言ってるから」
011 クロ 「ネコ耳モードにゃん」(ネコポーズ)
012 旅人 「ネコ耳プレイかと思って」
013 クロ 「当施設ではプレイは致しておりませぬにゃ」
014 旅人 「お姉さんキレイだから…なんだかね」
015 クロ 「ありがとうございますにゃ」(深々とお辞儀)
016 旅人 「えと、宿泊費はいくらに…」
017 クロ 「後払い制ですから明日の朝に請求致しますにゃ」
018 旅人 「ボッタクられたりしないよな?」
019 クロ 「良心価格ですからご安心くださいにゃん」
020 旅人 「良心価格って…」
021 クロ 「係りの者がお部屋まで案内致しますにゃ」(ぽにゅぽにゅと肉球の手で叩いて人呼ぶ)
022 ミト 「お客様、こちらになります」(フードをすっぽりかぶり、ランタンを持ち現れる)
023 旅人 「あ、あぁ…」
024 ミト 「お部屋は四階の444号室になります」
025 旅人 「はぁ…、あの、従業員さんは魔法使いのコスプレですか?」
026 ミト 「いえ、しに…ッまぁそんなところです…」
027 旅人 「持ってるのはランタンですよね」
028 ミト 「えぇ、魂が迷わないように…」
029 旅人 「いやぁ、スゴい。凝ってる!なんかちょっぴり怪しいお店なのかなって思ったけど、この雰囲気いい!」
030 ミト 「ありがとうございます…」
031 旅人 「あのフロントの娘なんか猫耳にあの動く尻尾なんかスゴかった」
032 ミト 「はぁ、クロのことですか?」
033 旅人 「クロって言うの?」
034 ミト 「黒猫のクロです」
035 旅人 「設定スゴいなぁ…そうだよなー、最近はホテルも差別化しなきゃやってけないだろうし」
036 ミト 「こちらになります」
037 旅人 「どうも」
038 ミト 「お風呂は二階になっております。食事の会場は一階の大広間にて…」
039 旅人 「あのさ、宿泊費っていくらなの?泊まってから五万とか十万とか言われても払えないぞ」
040 ミト 「お気持ち…」
041 旅人 「は?」
042 ミト 「お気持ち程度になってます」
043 旅人 「宿代が?」
044 ミト 「我々は趣味で経営しております故、お客様に満足して頂けましたらそれで…あとは食事代などはお気持ち程度戴けましたら」
045 旅人 「ますます変わった所だな」
046 ミト 「お代はお帰りの際に頂戴しております」
047 旅人 「まぁ、あれだ。絶対ボッタクったりしないんだな?」
048 ミト 「お客様に決めて頂くようになりますので」
049 旅人 「分かった、じゃあ風呂でも入ってくるか」
050 ミト 「どうぞ、ごゆっくり…魂ともゆっくりされますように」(深々と頭下げながら後退)
051 旅人 「魂ともってなんだそりゃ」(笑いながら)
052 ミト 「担当はミトですので、何かありましたら遠慮なくお申付けください」
053 旅人 「ミトさんね」
054 ミト 「失礼します」
055 旅人 「ほんと変わってるな、不思議な気分だ。まぁザワザワっての?ワクワクなのか、何か感じるな、いや、いいな、あぁ」
056 クロ 「うまくいきそうかにゃ?」(大きなカートを転がしながらやってくる)
057 ミト 「満足されてるみたい。…それ441号室のカップル?」
058 クロ 「キポが二人とも昇天させてしまってにゃ」
059 ミト 「またリア充を爆発させたの?」
060 クロ 「リア充爆発しろっ!と叫びながら侵入したらしいにゃ」
061 ミト 「で、タイミングよく昇天させたと…」
062 クロ 「ナイスタイミングにゃ」(バチコーン☆とウインク)
063 ミト 「そこだけ空気読むんだ…」
064 クロ 「空気読むのはいいけど、盗聴するからモテにゃいのがわからにゃんかねーキポは」
065 ミト 「まぁ、私は淫魔じゃないし?腐っても死神だから魂を狩るだけ。だけどね」
066 クロ 「ミトはゾンビにゃのかにゃっ!?」(驚いたように)
067 ミト 「一生って意味。まぁ腐るとしたら人間界にわざわざ行かずともこのホテルで魂が手に入るから外の風に当たらなくて性根ごと腐るかも」
068 クロ 「それは嫌だにゃ…って元々にゃ!元々がにゃに言うにゃ」
069 ミト 「死神は時に冷酷残忍、魂を狩る時に微笑むくらい」(ニコッと微笑む)
070 クロ 「やっぱり、性根まで腐ってるにゃ」
071 ミト 「儚き最期ね…早く運ばないと腐るんじゃないの?」
072 クロ 「そうだにゃ、生かさず殺さず腐らせずにゃ」
073 ミト 「裸で最期は迎えたくないけどね…カッコ悪いし」
074 クロ 「呆気にゃいものにゃ、ま、魂がとどまる素敵なホテル。それがこの『ソウルステイ』にゃ」
075 ミト 「お代はお帰りの際に戴きますよ、あなたの魂をね」
076 クロ 「魂の狩り場『死神ホテル』へようこそにゃんっ♪」(カートを転がしながら去っていく)






作者のツブヤキ
 ついに台本が200作品いきました!3年間でようやく200作品で、年間来場者数は今年は20万を記録しそうです!
皆様にご愛用されて早、3年。誠にありがとうございます。魂を置き忘れるほど楽しまれてくださいね。
元々は声物語劇団メンバーでシナリオ書ける人たちが出し合って、集合の声劇台本置き場にしようって話だったのに気が付けば自分オンリー。
一時期、一日一作品、月30作品以上、書き上げた時もあったかや…。そんな懐かしい月日、歳月を過ごしてきたわけです。
さてさて、200作品を書き上げたということで、いよいよ一区切りつけようかと思いまして、更新ペースは遅くなるかと思われます。
完全に書くのを辞めようかとも思ったのですが、皆様のお声、訪問数が力になりペースが遅くなろうとも、次は300目指して頑張りたいと思います。
しばらくの間、『Love Liberty Life』の執筆に力入れたいなとか思ってます。
更新遅くなっても、ご愛用、ご訪問して頂けましたら…と切に願っております。皆様が楽しまれますことを心から応援しております。

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