さらわれ勇者と魔王

さらわれ勇者と魔王

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :1:1
総セリフ数 75
製作日 2011/10/16〜2011/10/16
概要説明  朝起きたら勇者は魔王城にいた。なにやら魔王がとんでもない天然らしく、姫様と間違えたとか言っていた。
城でもない民家、姫っぽい格好してないだろ、色々と超絶に突っ込みどころが満載な中、宿敵だから勝負しろとか言い出した。
レベル上げもしてない弱い者いじめして最低だなとか思っていたら鍛えるから師匠になるから弟子になれとか命令された…
利用にあたって 利用規約
目安時間 5分半程度   【〜10分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
魔王 37 姫を誘拐しようとして間違って民家から勇者を連れ去ってしまったお茶目さん。結構プライドと身長は高い。
勇者 38 明日旅立つ予定だった女勇者。寝る時は枕元にクマのぬいぐるみが欲しい人。Lv.1






【魔王城】(ベッドに座りながら気まずそうに傍に立っている魔王を見上げる勇者)

001 勇者 『勇者です。朝起きたら魔王城に連れ去られていました』
002 魔王 『魔王だ。朝起きて寝ぼけ眼で連れ去ったら姫じゃないのをさらってしまった。どうしよう…』
003 勇者 「あの…私はなんで誘拐されたんでしょうか?あ、強盗じゃないですよね?」
004 魔王 「魔王だ。…ぶっちゃけ、姫と間違えた」(真顔)
005 勇者 「それまたぶっちゃけましたね。私昨日、王様に魔王ぶっ潰せと命令された勇者なんですけど」
006 魔王 「勇者…フハハ姫と間違えて勇者をさらってしまうとはな」(自嘲気味)
007 勇者 「あ、実は魔王って性格天然ですよね」
008 魔王 「それはどうかな?そういう設定なだけかも知れんぞ」
009 勇者 「泣き虫だったりお人好しだと面白いとは思います」
010 魔王 「今度の勇者は女とはな」(馬鹿にしたように)
011 勇者 「あ、なめてると痛い目みますよ」
012 魔王 「面白いわ、どういう目にあうのだ」
013 勇者 「とりあえず、親指と小指の爪剥がします」(自分の親指と小指の爪を剥ぐ仕草をする)
014 魔王 「イタァッ!卑劣だぞ、勇者」(焦って指を隠し、数歩下がる)
015 勇者 「勇者とは勇ましき者。世界の脅威、魔王に立ち向かえば手段は問いません」
016 魔王 「嫌な勇者だな…」
017 勇者 「ところで、姫様さらって何をしようとしていたんですか?『ニャンニャンしようとしてた』はなしですよ」
018 魔王 「フン、下等な人間と一緒にするな。勇者を呼び出すための人質よ」
019 勇者 「ただの人質?」
020 魔王 「そうよ。勇者さえ呼び出せればよい」
021 勇者 「じゃあ、手間は省けたんですね」
022 魔王 「まぁそうなるな」
023 勇者 「姫は部屋に幽閉ですか」
024 魔王 「トランプぐらいなら付き合うつもりだったがな」
025 勇者 「食事は三食ですか?」
026 魔王 「三食、デザート付だ」
027 勇者 「…消灯は何時ですか?」
028 魔王 「十の刻…」
029 勇者 「早いですね、一の刻まで延ばしましょう」
030 魔王 「貴様は何様だ。我が城を手中に収めようとしよって」(激怒)
031 勇者 「勇者様です。お姫様と同じ扱いをして頂けると思いまして…」
032 魔王 「何を馬鹿なことを…」
033 勇者 「ちなみに姫様は我が儘ですよ。会ったことないけど」
034 魔王 「我が儘なら黙らせるまでだ」
035 勇者 「知ってますか?人間の赤子って泣いてるのを黙らせようと怒ると余計泣くんですよ」
036 魔王 「何が言いたい?」
037 勇者 「力ではいけないです、頭を使わないと」(自分の頭を指差す)
038 魔王 「フン、面白いことを言ってくれるわ。魔王の知恵が人間に劣るわけがあるまい」
039 勇者 「…やばい、負けそう」
040 魔王 「そうだな、宿敵が目の前にいることだ。折角の機会だ。勝負だ、勇者よ。剣を抜けっ」(身構える)
041 勇者 「ちょ…え…丸腰!?寝てる最中に誘拐されたから装備もないっ!」(キョロキョロ見回し頭抱える)
042 魔王 「フン、よかろう。この剣を使え」(持っていた剣を勇者に向かって放り投げる)
043 勇者 「重っ…しかも装飾禍々しい。呪われるっ呪われるっ」(剣を持ち上げようとして苦戦し、柄についた髑髏の装飾見て叫ぶ)
044 魔王 「なんだ?構えもままなっておらんではないか」
045 勇者 「剣持ったの初めて!振ったの初めて!えいっ!ほら、見た?今勇者デビュー!」(内股でプルプル震えながら剣を振るう)
046 魔王 「…話にならんな」(瞬時に勇者に詰め寄る)
047 勇者 「え…顔近…いたぁっ」(魔王のデコピンに吹っ飛び瀕死状態)
048 魔王 「デコピン一発で瀕死だと!?魔王討伐なぞ片腹いたいわぁっ」(呆れる)
049 勇者 「だって…レベル上げもさせてくれないじゃないですか」(おでこを撫でながら半泣き)
050 魔王 「これが勇者だと…なぶり殺すのもつまらん。面白くないワァッ!」(激怒)
051 勇者 「魔王がキレたぁ…」(カーテンの陰に隠れながら)
052 魔王 「うるさいっ!黙れっ!弱虫と雑魚は大嫌いだ!」
053 勇者 「そんなこと言われても…」(指咥えながら上目遣い)
054 魔王 「仮に、仮にまた城に帰した所でレベル上げて謎解きしてここまで来るのに何年かかる?何十年だ?」
055 勇者 「多分ここまでに距離的にかなり遠そうだから…十年?」(こめかみ指で押しながら計算する)
056 魔王 「ふざけるなっ」(激怒)
057 勇者 「ひぃっまた怒鳴る」(カーテンにくるまって隠れる)
058 魔王 「それまで俺様に何してろと言うんだ?人形遊びか?一人お人形遊びだと言うのか?人形師マスターしてしまうだろうがっ!」
059 勇者 「人形遊びなんだ…」
060 魔王 「腹話術を通り越して宙を舞わせるまでマスターしてしまうだろうがっ」
061 勇者 「歳月かかれば宙を舞わせるまでできるんだ…」
062 魔王 「我慢ならんっ!貴様は俺様が魔王倒せるようになるまでみっちり鍛えてやる」(マントを翻す)
063 勇者 「え…あなたが魔王じゃ…」
064 魔王 「うるさいっ黙れっ!今から師匠と呼べ!」(自分の胸を叩く)
065 勇者 「え…まお…」
066 魔王 「師匠だっ!まずはその軟弱な身体、腹が八つに割れるまで筋トレだ」(勇者を指差す)
067 勇者 「いやぁ…」(再びカーテンにくるまり隠れる)
068 魔王 「あー、容姿的な問題もあるな。俺様もマッチョな女勇者に負けたのはマッチョが足りなかったからと思われるのは嫌だからな」(こめかみをかきながら)
069 勇者 「想像したくない…」(ワッと顔を覆う)
070 魔王 「美容に関しては美容と健康にうるさい女魔導師たちに任せるが、剣術その他諸々は俺様がみっちり指導してやる」
071 勇者 「えぇぇ…」
072 魔王 「返事、挨拶はどうした?」(キッと睨み付ける)
073 勇者 「はい、師匠…」
074 魔王 「声が小さいっ」
075 勇者 「はいっ!師匠!」






作者のツブヤキ
 魔王とか勇者が出てくる作品って似たり寄ったりな話になるけど書き易いですね。
魔王強化期間が終わったものの、次々思いつくという。城と間違って民家に入るって…姫と間違えて勇者を拉致るって。
どんだけ勇者の家立派なのよ!…またはどんだけ魔王無知なのよ!
魔王に育てられた勇者って結局魔王の手先になっちゃうんですかね。いいコンビにはなりそう…

使用報告・リクエスト・感想・コメント応援・随時、受付中! ⇒   掲示板  

(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります)









台本一覧へもどる

オリジナルボイドラ劇場へもどる

声物語劇団へもどる

ブログを見る

★☆先月の台本人気ランキング☆★