人の怒らせ方-待ち合わせ編-

人の怒らせ方-待ち合わせ編-

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :3:1
総セリフ数 110
製作日 2011/8/10〜2011/8/10
概要説明  TV番組(?)的なノリで人の怒らせ方講座。待ち合わせ編
これをやれば、寛大な友達もイチコロさー☆
是非お試しあれっ(いかなることがありましても責任は一切負いかねます)
利用にあたって 利用規約
目安時間 6分半程度   【〜10分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
和島 英明
(わじま ひであき)
37 番組司会の一人。ついつい便乗して調子に乗ってしまうことがある。本人は自覚していないが人を怒らせることに関しての才能あり
如月 沙織
(きさらぎ さおり)
32 番組司会の一人。美人ニュースキャスター。笑顔が素敵で滅多に怒ることのないいいお姉さん。
池田 18 怒らせ方においての加害者。最近友人間での付き合いが悪いともっぱらの評判。
村井 23 怒らせ方においての被害者、経験談を番組に投稿した。






【スタジオ】(司会として立つ二人)

001 和島 「こんばんは」
002 如月 「こんばんは」
003 和島 「司会の和島です。本日もなかなか怒りにくい温厚な人も怒らせちゃうテクニックをお伝えして参ります」
004 如月 「今回は人の怒らせ方講座-待ち合わせ編-をお送りしていきます」
005 和島 「デートの約束、友人との待ち合わせ、仕事の打ち合わせ…世の中は時間や様々なしがらみに支配されています」
006 如月 「早めに行き過ぎてもダメ、遅刻は絶対ダメ。待ち合わせで人を待たせて怒られた経験はありませんか」
007 和島 「今回はどんなに優しい人でも怒らせてしまうケースを見てみましょう」
008 如月 「こちらのVTRをどうぞ」



【再現VTR】(休憩時間中話す二人)

009 池田 「あーカラオケ行きたいなー」
010 村井 「あれぇ?カラオケ行っちゃう?ねぇ行っちゃう?」
011 池田 「マジで?絶叫しちゃう?絶叫しちゃう?シャウトッ!?」
012 村井 「何今から?」
013 池田 「いやいやいや、今週の日曜なんかどう?」
014 村井 「いいねぇ、何して日曜な。曲縛りありで。」
015 池田 「縛っちゃう?縛っちゃう?いいねぇい」
016 和島 「何か楽しそうですね」(VTRのスクリーン見ながら)
017 如月 「友人とカラオケ行く予定ができてはしゃいでいるようですね」
018 和島 「あ、なんか私先の展開読めましたよ」
019 池田 「その日、午前中展示会あっからさぁ…」
020 村井 「あー大丈夫大丈夫。俺も色々用事あっから」
021 和島 「あれあれ?大丈夫なんですか?用事ある日に予定いれちゃって」
022 村井 「どんなもんか見たいからその展示会見に行くわ」
023 池田 「マジでぇ?サンキュウ!」
024 和島 「これは約束しておきながら行かなかったとか、忘れてたって話ですね?」
025 如月 「どうでしょう。そして日曜日です」
026 村井 「よっ」(池田の発表展示会場にやってくる)
027 池田 「お、マジで来てくれたの?」
028 村井 「これから仕事顔出しに行くからさ、終わったら連絡頂戴」
029 池田 「おぅ、了解了解」
030 村井 「んじゃまた昼な」
031 池田 「昼なー」
032 和島 「仕事があるのにわざわざ顔出したんですね。忙しそうですね」
033 如月 「友人のためなら…と時間を割いていたようですね。お昼前になり、村井さんの携帯にメールが届きます。」
034 池田 「今、おわた」
035 村井 「お、終わったか。あ、すみません。俺用事で…最後まで手伝えなくてスミマセン。ほんと」
036 如月 「仕事していた会場を後に展示会場に向かいます」
037 池田 「あ、なんか後輩が来たいと言ってるんだけど」
038 村井 「え…」
039 如月 「人を怒らせる方法その1。全然関係ない人を誘う」
040 和島 「池田さんの後輩ですか」
041 如月 「友人同士の中にその一人の関係者が入るとどちらかが気まずくなりますよね。話や気が合えば、どっちも仲良くってできるかもしれないですが」
042 村井 「今回は遠慮してもらうってことで」
043 池田 「そっかー了解」
044 村井 「あと5分くらいで着くから。どこら辺にいる」
045 池田 「西広場」
046 村井 「は?」
047 和島 「西広場というと、展示会場から5分ほど離れた場所ですね。まぁ、待ち合わせとしてはそっちの方がお店に近いのでしょう」
048 村井 「着いたけど…なんだこの人だかり…」(人の多さに圧倒される)
049 和島 「うわぁ、スゴい人ですね。お祭りですか?」
050 如月 「そうです。その日は音楽祭が開催されていて物凄い人だったようです」
051 和島 「こんなところで待ち合わせなんて難しそうですね。できるんですか?」
052 如月 「怒らせる方法、その2。人が多いところでの待ち合わせ」
053 和島 「人がいるとなかなか見つけられないですからね」
054 如月 「また人間は多くの人がいる所や人と接すると実感がなくても非常に強いストレスがかかります。」
055 和島 「なるほど、目に見えない攻撃ですね。」
056 村井 「着いたよ。どこら辺にいる?」
057 和島 「随分歩き回ってますね」
058 如月 「西広場とひとえに言っても地下鉄の出入口は八ヶ所、西広場そのものを指している場合は広場内も待っていそうな場所を捜さないといけないですからね」
059 池田 「一番町?」
060 村井 「は?目印何?」
061 如月 「人を怒らせる方法その3。曖昧な待ち合わせ場所の指定。」
062 和島 「これはヒドい…エリア名を言われても目印が分からなきゃ見つけられないですね」
063 村井 「あのさー…こっちは腹減ってるし、人かきわけて進むからそろそろイライラしてきたんだけど」
064 和島 「あぁ、イライラしてきましたね」
065 如月 「村井さんはちなみに待ち合わせ時間の一時まで昼食を池田さんと食べるために我慢してたそうです」
066 和島 「まぁそうでしょうね。展示会終わるまで飯なんて池田さんも食べられなさそうですものね」
067 村井 「昼飯食べようぜ?」
068 池田 「あ、俺食べたから」
069 村井 「!?」
070 和島 「これは怒りたくなる。怒りたくなりますね」
071 如月 「まぁ、これは村井さんの方にも非があると言えますので…怒らせることになるかは難しい所ですね」
072 村井 「すぐ食べ終わらせて行くからさ、次どこ待ち合わせにする?」
073 和島 「あ、ここで逆の立場になるんですね?」
074 池田 「先に入ってるから食べ終わったらゲーセンの4Fの414号室に」
075 村井 「あれ?いつもの店と違くね…?」
076 和島 「え…?」
077 如月 「人の怒らせ方その4。先約をすっぽかし他人と楽しむ」
078 和島 「いや、ちょっ…如月さん?それは既に待ち合わせじゃ…」
079 如月 「池田さんはその日結局村井さんとではなく、後輩とカラオケを楽しんだようです」
080 和島 「それはどういうことなのでしょうか」
081 村井 「池田ァッ!」(怒り爆発)
082 如月 「後日談ですが、後輩とたまたま街で会って浮かれて村井さんとの約束をうっかり忘れてしまったそうです」
083 和島 「えぇ…そんなことありえるんですか?」
084 池田 「村井、昨日はごめん…」
085 村井 「池田…あのさー」(呆れたように)
086 池田 「俺最低だよ!もういいよ!なんとでも言えよ!」(逆ギレ)
087 如月 「人の怒らせ方その5。待ち合わせ後、開き直って反省しない」
088 和島 「それは怒りますね」
089 如月 「村井さんは怒鳴り散らしたりはしませんでしたが、ハラワタが煮えくり返ったそうです」
090 和島 「なるほど…」
091 如月 「今回はやさしい事例を紹介致しました。如何だったでしょうか?」
092 和島 「如月さん」
093 如月 「はい」
094 和島 「今週の週末空いてる?」(ニヤニヤしながら訊く)
095 如月 「はい?」
096 和島 「よければ、夜飲みにでも」(拳でビール持つジェスチャー)
097 如月 「あの、和島アナウンサー、今本番中…」(困惑したように)
098 和島 「空いてる?」(顔を覗き込むように)
099 如月 「えぇ、まぁ…」
100 和島 「あぁ、俺週末予定あるんだわぁ。他の日ね」(おもむろにスケジュール帳取出し、バッサリ断る)
101 如月 「……」(ニッコリ笑顔で眉毛がピクピク微妙に動く)
102 和島 「…と、誘っておきながら自分で断る。これも怒らせ方の一つですよね?」(カメラに向かってニッコリ笑って如月を見る)
103 如月 「…和島アナウンサー」
104 和島 「はぁいっ」(笑顔で如月の方を向く)
105 如月 「ちょっと表出ろ…」(ニッコリ笑い、親指で脇を指差す)
106 和島 「え…如月さん目が笑って…」(ニコニコしながら冷や汗垂らす)
107 如月 「はい、そろそろお時間がやってきてしまいました。また次回をお楽しみに!」
108 和島 「あの如月さん…足、足踏んでますよ?あの如月さん?」(踏まれてる足と如月の顔を交互に見て焦る)
109 如月 「それでは今夜はこの辺で失礼いたします」(動じず、カメラに向かって軽く礼する)
110 和島 「あのヒール…ヒール刺さって…あの…あぁぁぁぁっ」(足元指差し悲鳴を上げる)






作者のツブヤキ
 web拍手にてリクエストがあったので創ってみました。この作品は9割の現実と1割の脚色でできています。
毎日のようにカラオケ行きたいカラオケ行きたい言うので日曜日を空けてカラオケに行こうと1週間前に約束し、当日の待ち合わせ2時間前に確認したのにw
その後、サークルの後輩と会ってテンション上がってすっかり約束忘れたとかってwww
流石にこれはキレそうになりましたwしかも後輩と行くならさっさと正直に言えばいいのに散々たらい回しにしてお前いらない子みたいなノリはw
実践されたらブチギレられますっ!いやぁもう経験談だよ(笑)
ぜひとも嫌な奴にやってみてくださいね!…どうなっても知りませんから

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