四季宿亭、海へ行こう

四季宿亭、海へ行こう

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :4
総セリフ数 125
製作日 2011/6/27〜2011/6/27
概要説明  四季宿亭に暑い夏がやってこようとしている。日差しが強い夏はあの世とこの世の間でも辛い
思いっきり海ではしゃぎたいっ!と言い始めたなつ。海へ行こうとの計画が立てられ始める。
一番楽しみにしていたのは…
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
四季 26 四季宿亭の仲居達を束ねる女将。裏の世界でも顔が利き、広い人脈を持っている。結構大きい胸をお持ち
はる 26 小稲荷神社の土地神。ちょっと胸が小さいことを密かに気にしている。夢は四季さん
なつ 43 サボり癖が激しくしょっちゅう四季に怒られる獣人。自慢の立派な胸を持っている。四季には負ける
あき 30 真面目で単純なため、からかわれやすく、刀をよく振り回す人間侍娘。晒で巻いているため小さく見られがちだが、外すとそれなりにある。






【四季宿亭】(新緑に包まれ、緑の葉が舞い上がる)

001 はる 「この世とあの世の狭間にある、お宿」
002 なつ 「三途の川を渡る前に寄っといで。黄泉の旅路はまだ長い」
003 はる 「あの世の者もこの世の者も寄っといで。いつでもお待ちしてます」
004 なつ 「神様も人間も幽霊も死神も誰でも大歓迎」
005 あき 「ここは四季を奏でるお宿、四季宿亭」



【四季宿亭玄関前】(掃き掃除をしていた三人)

006 なつ 「んーーなっつだぁー!」(んーっと、伸びながら)
007 はる 「今日も暑いですねー」
008 なつ 「海行こう海!」(思いついたように)
009 はる 「四季宿亭にも夏がやってきましたね」
010 なつ 「海、海」
011 あき 「いいから働け、なつっ」(竹箒をサカサカ動かしながら)
012 なつ 「あー、あきは見せられる体じゃないもんねー」(ニヤニヤ笑いながら横目で見る)
013 あき 「な…それはどういう意味で」
014 なつ 「はずかしいんだろー」(あきの背後から抱きつき頬を指でつつく)
015 あき 「な…別に恥ずかしくなんかないっ」(かぁっと頬を染めながら)
016 はる 「あきちゃんは真面目ですからねー」
017 なつ 「恥ずかしくないなら今ここで脱げよー」
018 あき 「何でそうなるっ」
019 なつ 「ほらー恥ずかしくないんだろー?」(着物をくいくい引っ張る)
020 あき 「な…馬鹿者ッ、こんなところお客様に見られたりしたら」(必死に押さえながら)
021 なつ 「へーき、へーき。お客様まだ来ない時間だから」
022 はる 「そう言っていると来たりして」
023 なつ 「ウチは水着なんて着なくてもイケるッ」
024 あき 「獣のそなたと某を一緒にするな!だぁー、そのモフモフした尻尾が暑苦しい!」(モフモフした尻尾を払いのける)
025 なつ 「ほれほれー」(ぽふぽふとあきの顔を尻尾で叩く)
026 はる 「なんだか、暑苦しいです」
027 四季 「コラ、余計な体力使わない。その体力で働け」(階段をのぼってくる)
028 なつ 「うぇ…四季ちゃんだ…」
029 四季 「掃除は終わったのか?終わったならさっさと次の仕事しろ」
030 はる 「はいっ」
031 あき 「はっ」
032 なつ 「はーい」



【客室】(備品準備や掃除など)

033 あき 「暑いのに抱きつくと余計暑くなる」
034 なつ 「なー、はるー。海行こうぜ海ー」
035 はる 「お休み頂けましたらね」
036 あき 「四季宿亭が大変な時に遊びに行くことを考えるなっ」
037 なつ 「ウチとはるが海行くからー、あきは頑張って」(手を振る)
038 あき 「解せぬっ!何故某がお留守番だと!」(はたきを叩きつけて)
039 なつ 「だって見せられない体なんだろ?」
040 あき 「別にそうとは言ってない!」(顔を赤くする)
041 はる 「私あきちゃんより胸ないですから…」(胸押さえながら)
042 なつ 「はるは今後の成長に期待だからな」(ポンとはるの頭に手を乗せながら)
043 はる 「はいっ」
044 あき 「某だって…」(胸元見ながら呟く)
045 なつ 「…ま、ガンバレ」(憐れむような目)
046 あき 「何だ、その憐れむような目は!大体そんな膨らみなんか邪魔だ!自慢するためのブツに過ぎん!」(力論)
047 四季 「…ほぅ、あたしの胸は自慢道具で、邪魔だと?」(襖が開き、キセルを大きく吹く)
048 あき 「ひ、し、四季殿!?」
049 なつ 「四季ちゃんはウチのよりデカいからなぁ」(自分の胸さわりながら笑う)
050 四季 「だーれが四季ちゃんだ。サボってないで仕事しろと言っただろ」
051 なつ 「あーい」
052 四季 「海行きたいのか?なつ」(キセル咥える)
053 なつ 「こうも暑いと、なー」
054 四季 「いいぞ?三途の川で泳いできても」(ぷぅーっと吹く)
055 なつ 「死ぬ死ぬっ!四季ちゃん、死ぬって。三途の川は沈んだら浮かないんだって」
056 四季 「沈まなきゃいいだろ」
057 なつ 「無理ェ…」
058 はる 「四季さん、現世では海開きの頃ですし、四季宿亭でも」
059 四季 「そうだな、今の時期は現世に繰り出す霊界のお客様ばかりだし、ふゆや妖怪の奴等に任せて交代で海に行くか?」
060 なつ 「おぉっ!?ホントか?やったぁ!四季ちゃん好きだわ」(拳振り上げガッツポーズ)
061 四季 「はいはい。オイル塗る前に毛という毛を剃ってやる」
062 なつ 「え…尻尾も?」(尻尾押さえる)
063 四季 「尻尾も」
064 なつ 「お股も…?」(股間部押さえる)
065 四季 「剃る。髪の毛だけは残してやるが、他は暑苦しいから刈る」
066 なつ 「きゃー」(部屋の隅でうずくまる)
067 あき 「某も手伝ってやるぞ、なつ」(にやりと笑いながら刀に触れる)
068 四季 「あき、お前は頭剃るか?大名みたく」(あきの肩にポンと手を乗せる)
069 あき 「え…」(凍りつく)
070 四季 「はるは…まぁいいか」(はるを眺めまわし、ため息つく)
071 はる 「あれ?ないんですか?」
072 四季 「これといってないんだよな…」(頭かきながら)
073 なつ 「つまんないやつだなー」
074 はる 「ごめんなさい」
075 四季 「なつはとりあえず丸刈りだから」(指差し宣告)
076 なつ 「断固拒否ッ」(キッパリ)
077 四季 「…で、どこの海行くつもりなんだ?」
078 なつ 「現世出身二人いるから現世の海水浴場でいいんじゃない?」
079 はる 「構いませんよ?」
080 四季 「それじゃ、お前たち明日までに準備しておけよ?」
081 なつ 「あれ?四季ちゃんも来るの?」
082 四季 「なんだ?行ったら悪いか?」
083 はる 「宿の方はどうするんですか?」
084 四季 「なに、半日いないなんていつものことだろ。いなくても平気だ」
085 あき 「四季殿がついて来られるのは意外であった…」
086 四季 「あたしだってたまには気晴らしぐらいしたいんだよ」(キセルふかしながら)
087 はる 「働き詰めですものね」
088 あき 「ならば気合いいれて探さねばなるまい」
089 四季 「まぁ日帰りで泊まるわけじゃないからあれこれ言わんが、期待している」(手振りながら出ていく)
090 なつ 「四季ちゃんがついて来るなんて聞いてないぞ?」
091 はる 「賑やかになりそうですね」
092 なつ 「羽伸ばせなさそうだー」
093 あき 「なつには元々羽などついておらぬから良いではないか」
094 なつ 「気分だよ、気分。四季ちゃんいると何か怒られそうで」
095 あき 「それはやましいことがあるからであろう」
096 なつ 「四季ちゃんすぐ怒るんだもーん」
097 はる 「それはなっちゃんが悪いからですよ」
098 なつ 「えー」(口尖らせながら)
099 あき 「そうだぞ。さっさと仕事を終わらせて計画を立てるぞ」
100 なつ 「ウチ現世分かんないもん。任せた」
101 はる 「なっちゃんは楽しみにしてて。ね、あきちゃん頑張って決めようねー」
102 あき 「あぁ、よろしく頼む」
103 なつ 「あー、どうせなら魚の生掴みの踊り食いをしてみたいな」
104 はる 「お魚さんがたくさんいるところですか」
105 あき 「…ふと思ったが、はる殿。土地神ならばその管轄の土地以外についてそれほど詳しくないのでは?」
106 はる 「お祭りの時に沿岸部の土地神たちが集まることがあって少しは知ってますが…あきちゃんの方が詳しいかもしれないです」
107 あき 「海もいいが沢もいいかもしれないな」
108 はる 「楽しみですね」
109 なつ 「よっしゃあ、さっさと終わらせて行くぞー」
110 はる 「なっちゃん、行くのは明日ですよ」
111 なつ 「いやーなんか計画できると待ち遠しくてねー」
112 あき 「むむ…責任重大だな…」(顎に手をやりながら考え込む)
113 はる 「あきちゃんはそこまで気負わないで一緒にやりましょうね」
114 あき 「あぁ…」
115 四季 「お前たち…終わったのか?」(再び顔だす)
116 なつ 「げ…また四季ちゃんだ」
117 四季 「あんまサボってると明日休みやらないからなっ」
118 あき 「ハッ」
119 はる 「私、松の間行ってきます!」(そそくさと出ていく)
120 なつ 「ウチは竹の準備して来るっ」(飛び出す)
121 四季 「まったく…あいつたちは……水着どれを着るかな」(着物引っ張って胸元見ながら頬を染める)
122 あき 「ぇ?」(ぽかんと四季を見る)
123 四季 「な…早く梅の間の備品チェックに行って来い!」(顔を真っ赤にし、怒鳴る)
124 あき 「は、ハッ!」(慌てて飛び出す)
125 四季 「……べ、別に浮かれてなんていないからな」(胸元を隠しながら背を向ける)






作者のツブヤキ
 最近、四季宿亭の台本ばっかり書いている気がする。
けど、よくよく考えてみると女性4人の台本って実際やるとしたらかなり使いにくいんじゃないかって。
実用性なさすぎだろッ
まぁ、そのなんだ…読み物としてでも楽しんでもらえれば…
読み物としたら台本だと読み辛いか…。
マンガにできるといいんだけどなぁ。四人の水着についてとかねッ!
続編近々書きますッ!マジで…

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