僕のお姉さん

僕のお姉さん

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :1:2
総セリフ数 100
製作日 2011/1/31〜2011/2/1
概要説明  洋菓子店ガトーシュクレでバイトする萌香と愛美。
そこに熱心に通い始めた少年がいた。彼の目的はどうやらおやつの確保だったわけではないようだ…
利用にあたって 利用規約
目安時間 6分程度   【〜10分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
あゆむ 28 ガトー シュクレに通い続ける少年。萌香に熱視線を送っているようだが…
萌香
(もえか)
40 ガトー シュクレのバイト店員。誰に対しても優しく、周りからも人気が高い
愛美
(まなみ)
32 ガトー シュクレのバイト店員。萌香の友達。萌香に便乗してバイトを始めた。






【ガトー シュクレ】(あゆむが選ぶ)

001 あゆむ 「これと…これと…これ下さい」(ガラス越しにケーキ指差す)
002 萌香 「イチゴのショートケーキとカフェモカ、モンブランの三点ですね。924円になります」
003 あゆむ 「はい、千円」
004 萌香 「千円からお預かりします。66円のお釣りになります」
005 あゆむ 「…?」
006 萌香 「保冷剤はおつけしましょうか?」
007 あゆむ 「え?あ…いや、大丈夫ですっ!」
008 萌香 「こちら商品になります。お気をつけてお持ち下さいね」
009 あゆむ 「あ…うん…」
010 萌香 「生ものなのでお早めにお召し上がりくださいね」
011 あゆむ 「は…はい」
012 萌香 「ありがとうございました」
013 あゆむ 「あ、ありがとうございましたっ」(急ぎ足で店を出て行く)
014 愛美 「萌香、今のお客さんのお釣り!」
015 萌香 「へ?渡したよ?」
016 愛美 「渡したよじゃなくて…千円もらったでしょ?」
017 萌香 「うん。千円戴いた」
018 愛美 「ケーキの合計金額は924円でしょ?」
019 萌香 「そうだね」
020 愛美 「そしたらお釣りは?」
021 萌香 「…76円?」
022 愛美 「そう、76円」
023 萌香 「大変ッ!66円しか渡してないっ!」(ハッと気づく)
024 愛美 「そう。10円足りなかったの」
025 萌香 「ちょっと、もっと早く言ってよ愛美!」
026 愛美 「言い出すタイミングなくてさー、てへっ☆」(舌出して失敗ポーズ)
027 萌香 「お客さーんっ、お釣りっ!お釣りー」(慌てて10円握り店を飛び出す)
028 愛美 「ガンバッテー」
029 萌香 「もういなかった…どうしよう…」
030 愛美 「また来た時に返せばいいよ」
031 萌香 「なんだか申し訳ないな…」
032 愛美 「算数をしっかりしよう!」



【数日後】(あゆむがやってくる)

033 萌香 「いらっしゃいま…あ、この前のお客さん!」
034 あゆむ 「え…あ…はい…」(目をパチパチ)
035 萌香 「この前、お釣り間違えちゃって…すみませんでした」(頭勢いよく下げる)
036 あゆむ 「あ…いや…別に…」
037 萌香 「あの、10円になります」
038 あゆむ 「あ、あぁ…うん。ありがとうございます…えと…ワイキキとチョコレートケーキとモンブランを下さい」
039 萌香 「あ、はい。1050円になります」
040 あゆむ 「はい」
041 萌香 「1050円丁度お預かりします」
042 あゆむ 「…ありがと」
043 萌香 「ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております」
044 愛美 「ね、来たでしょ?」
045 萌香 「渡せてよかったー」
046 愛美 「しかし、数日後に来るってそんなおやつ代わりに買ってるのかな」
047 萌香 「おやつにケーキっていいなぁ…」
048 愛美 「こりゃ、また来るね」
049 萌香 「まさかー」
050 愛美 「女の勘よ」
051 萌香 「私も女なんだけど…」
052 愛美 「まぁ、見てなさいって」
053 萌香 「いや、見てなさいってか…普通にバイトだけど…」



【数日後】(愛美一人の店番)

054 愛美 「いらっしゃいませー」
055 あゆむ 「あれ…いつものお姉さんじゃないや」
056 愛美 「いつものお姉さんじゃなくて悪かったわね」
057 あゆむ 「べ…別にいいけどよ…」
058 愛美 「ご注文は何でしょう?」
059 あゆむ 「…まぁいいや…モンブラン」
060 愛美 「350円になります」
061 あゆむ 「はい」
062 愛美 「はい、500円から…150円のお釣りになります」
063 あゆむ 「ん…」
064 愛美 「ねぇ、君。萌香のこと好きでしょ」
065 あゆむ 「な…なななな…何だよッ」
066 愛美 「私は分かっちゃうんだぞ。そうでしょ?」
067 あゆむ 「べ、べつにそんなんじゃ…そんなんじゃねぇよ」
068 愛美 「言ってくれれば協力するよ」
069 あゆむ 「違うやいっ!!」(駆け出していく)
070 愛美 「もう…素直じゃないなぁ…」



【数日後】(あゆむが店の前で入るか入らないか悩んでいる)

071 愛美 「あ…あの子また来てる」
072 萌香 「え?」
073 愛美 「ほら、最近よく来るモンブラン少年」
074 萌香 「あぁ、ほんとだ」
075 愛美 「萌香目的で通い続けてるみたいだよ」
076 萌香 「まさかー?」
077 愛美 「だってこの前、萌香いない時明らかに態度違ったよ」
078 萌香 「たまたまだってー」
079 愛美 「いーや、絶対そうだった」
080 萌香 「…あ、いらっしゃいませー」
081 あゆむ 「あの…」
082 萌香 「モンブランですか?」
083 あゆむ 「いや、違くて…あの…俺…俺、あゆむって言います!」
084 萌香 「は…はぁ…?」
085 あゆむ 「あの…あの…お姉さんッ!」
086 萌香 「え…私?」
087 あゆむ 「…えと…その…」(赤面しモジモジ)
088 愛美 「ほらキタ。…頑張れ少年」
089 あゆむ 「…お姉さん」
090 萌香 「どうしたのかな…?」(あゆむの目線に屈む)
091 あゆむ 「穿いてるパンツ下さいッ!!」(手出して頭下げる)
092 萌香 「…へ?」
093 愛美 「ぇ…?」
094 萌香 「あの…今なんて…」
095 あゆむ 「お姉さんの穿いてるパンツを下さいッ!」
096 萌香 「あの…商品じゃないので…」(笑顔をひきつらせる)
097 あゆむ 「……あ、えと…。ごめんなさーいっ!」(頭下げて出て行く)
098 萌香 「…なんかの罰ゲームだったのかな?」
099 愛美 「いや、案外本気だったのかもよー?」
100 萌香 「…なんだったんだろ…?」






作者のツブヤキ
 衝撃のラストッ!!…でもなかったですかね。
いや、この物語全部…人様の夢ん中で繰り広げられた出来事なんですよ。マジで。
愛美は萌香の母親代行で登場。通い続ける少年が告るのかと思いきや、マジで「パンツくれって」言いましたからね。
人様の夢の中でほんと何言い出すんだよって話。
びっくりしたよ、ほんと。と言うわけで夢をまんま書き起こしてみました。

使用報告・リクエスト・感想・コメント応援・随時、受付中! ⇒   掲示板  

(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります)









台本一覧へもどる

オリジナルボイドラ劇場へもどる

声物語劇団へもどる

ブログを見る

★☆先月の台本人気ランキング☆★