鬼畜マニュアル本

鬼畜マニュアル本

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :1:1不問:1
総セリフ数 68
製作日 2010/12/20〜2010/12/20
概要説明  とある節分の日。突然どこからか宅配便で鬼っ娘が送られてきた。
一緒にマニュアル本も入っていたが、もはやマニュアルではなかった…。
利用にあたって 利用規約
目安時間 7分程度   【〜10分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
三坂 浩太郎
(みさか こうたろう)
35 親元離れて一人暮らしを続ける学生。
鬼っ娘
(おにっこ)
15 宅配便で送り届けられた鬼の女の子。年頃の女の子で、悩ましい身体をしている。頭に角生えてる。
説明書 18 段ボールの中に入っていたマニュアル本。著者は意外とドSらしい…。






【三坂家】(宅配便がきて荷物を届けていき、箱を開けると)

001 浩太郎 「…なんか節分の日に鬼が届いた……なぅ」
002 浩太郎 「まずは落ち着くとするか…。落ち着くためにはまずお茶を用意して…茶菓子を出して…あ、茶菓子買ってくるか…」
003 鬼っ娘 「んー…」(寝ぼけた声)
004 浩太郎 「待て待て待て!死体じゃなかったぞ…お母さぁぁんっ!鬼が届いたよォォオオオ!」(ドタドタ走ってく)
005 鬼っ娘 「うっさい…」(イラッとしたように)
006 浩太郎 「…あ、俺今一人暮らしか…お母さんいねぇ…」
007 鬼っ娘 「…ん」(起き上り、箱から身を乗り出して瞬きする)
008 浩太郎 「どういう状況なんだ…一体。これは最新型ロボットだというのか?それとも未来から来た…」
009 鬼っ娘 「邪魔…」(浩太郎を壁に押し付け、スタスタと台所に向かう)
010 浩太郎 「うごっ!?…イタタタタ…なんだってんだ」
011 説明書 「鬼の育て方」
012 浩太郎 「…鬼の育て方?」
013 説明書 「はじめに。鬼は昔から人々に災いをもたらすものとして人々から忌み嫌われてきました」
014 浩太郎 「ふんふん…」
015 説明書 「あなたは桃太郎の鬼たちを可哀想と思ったことがありますか?財産を奪われ、家を焼かれ…」
016 浩太郎 「あれ…桃太郎ってそんな話だったっけ…」
017 説明書 「節分の日に至ってはいるだけで豆を投げつけられます。理不尽だと思いませんか!鬼がなんです、鬼が何をしたんです」
018 浩太郎 「段々熱くなってるな…筆者」
019 説明書 「鬼は怖くありません。上手く手なずけられたらペットにしましょう。」
020 浩太郎 「なんだこれ…いや、マジで」
021 説明書 「まず、広い部屋を用意して下さい。狭いとキレます。ガチで。あなたの心より広いからと安心してはいけません。」
022 浩太郎 「説明書っぽいけど…文面が説明書っぽくない…」
023 説明書 「…それにしても汚い部屋ですね。あなたの親の顔を見てみたい。さて、準備はできましたか。次のステップに進みましょう」
024 浩太郎 「いや、この説明書の筆者は俺の何知ってるんだ…というかケンカ売ってるだろ…」
025 説明書 「鬼はよく人を食うとか言いますが、98%本気です。言われたら諦めましょう」
026 浩太郎 「本気なのかよっ!」
027 鬼っ娘 「お腹空いたな…人でも食らうか…」
028 浩太郎 「何か言ってるー!!」
029 説明書 「よく手を食べられますが、噛まれなくなったら次のステップに進みましょう。次ページ」
030 浩太郎 「噛まれなくなったらって…その前の対処方はないのかっ」
031 説明書 「腕の一本二本を差し上げて下さい。尻尾を振って喜びます」
032 浩太郎 「尻尾って…どこにある…てか、鬼に尻尾なんてあるのか!?」
033 説明書 「言うことを聞かない時は豆をぶつけて下さい。嫌がります」
034 浩太郎 「そいや、いちお節分用に落花生買ってたっけ…」
035 鬼っ娘 「人…食う。ハラヘッタ…コロス」
036 浩太郎 「いや、ほんとなんか物騒な事言ってるんですけど…だりゃっ」(豆を投げつける)
037 鬼っ娘 「痛っ!…ブッコ…ブッコロ…腕引きちぎってヤル…」
038 浩太郎 「いやぁぁああ、嫌がってるってレベルじゃなくて…悪化させてるよ、間違いなく。殺されるって。殺されるよマジで」(まき続ける)
039 鬼っ娘 「痛ッ!痛い!」
040 説明書 「豆をぶつけられると本気で殺されることもあるので注意が必要です。」
041 浩太郎 「なら書くなよ!」
042 鬼っ娘 「痛っ…痛い…痛いよォ…。ぇく…ひどいよぉ…どうして虐めるの?」(座り込んで泣き始める)
043 浩太郎 「あ…いや…そりゃ…君が殺すとか…腕もぐとか…」
044 鬼っ娘 「そんなの嘘に決まってるじゃん…ひどい…ひどいよぉ…お豆なんかぶつけて…痛いよぉ」(ポロポロ泣き続ける)
045 浩太郎 「あ…えと…ごめん、その…もう、もう腕引きちぎったりもいだりするんなんて言わない?というかしない?本気で」
046 鬼っ娘 「しない…しないよぉ…」
047 浩太郎 「ちょっと大人げなかったかな…」
048 鬼っ娘 「そのぶら下がってんもんもぎ取ったろか?あぁ?」
049 浩太郎 「ひぃぃっ、腕もぎ取るより怖いこと言ってるよ…」
050 説明書 「鬼です。悪戯好きです。悪戯したら思いっきり叱って教育しましょう」
051 浩太郎 「なんか、子育ての本みたいだなぁ…教育なんてしていいのか」
052 説明書 「殺されます」
053 浩太郎 「殺されるのかいっ!」
054 説明書 「悪戯した時は、『めっ☆』って優しくしてあげましょう」
055 浩太郎 「ほ、ほーら。オイタしちゃ、めっ☆だぞ☆」(ウインクしながらかるく拳を鬼っ娘の頭に)
056 鬼っ娘 「…何、殺されたいの?」
057 浩太郎 「怒られたぁ!叱ったつもりが逆に怒られた」
058 説明書 「ここまで生きていられれば大したものです。褒めてつかわそう」
059 浩太郎 「説明書に褒められたけど、今無性に腹たった。今無性にこの著者を殴りてぇ…」
060 鬼っ娘 「ほら、人間。いいから早く飯よこせ」
061 浩太郎 「は?」
062 鬼っ娘 「飯だ飯」
063 浩太郎 「…え?」
064 鬼っ娘 「いいから食いもん寄越せって言ってんだ!テメェを食っちまうぞ!」
065 説明書 「機嫌を損ねると食われます」
066 浩太郎 「いや…これなんてクソゲー?」
067 説明書 「育て方を間違えるとペットにされます」
068 浩太郎 「なんで節分の時に鬼が中に入ってきて福が出て行くんだー!そして鬼畜マニュアル本めー」






作者のツブヤキ
 もうなにも考えつかない。いや、鬼っ娘は欲しい。
いっそどっかから鬼が送られてくればいんじゃね?
立派な鬼を育てましょう。上手く行けば素敵な恋愛に発展します。
ご自慢の角で突き合ってくれるかもしれませんよ。その前に食われるかもしれませんが。

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