| シナリオ詳細 | |||||||||||
| 掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 | ||||||||||
| 作者 | 月宮東雲 | ||||||||||
| 登場キャラ数 | ♀:4| 総セリフ数 |
107 | 製作日 |
2009/2/13〜2009/2/14 | 概要説明 |
魔法学校高等部の卒業まであと一週間。 | 今まで迷惑かけてきた担任のラシェル先生に感謝の意を込めてお礼をしたい。 成績の悪い3人組。ない知恵を絞って色々と考える。 彼女に送った最高の魔法とは…… 利用にあたって |
利用規約 | 目安時間 |
7分程度 【〜10分】 |
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| 登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
| マーラ | 35 | ♀ | 口の悪い仕切り屋な女の子。召喚術が苦手。3人のリーダー格 |
| リューナ | 30 | ♀ | いちお、まともな女の子。付き合う友達を間違えたせいか少々残念な方に引っ張られている。 |
| エルス | 22 | ♀ | 3人の中では1番背が低い女の子。「ですの」が口癖。おいしいところを盗るのが得意。 |
| ラシェル | 20 | ♀ | 魔法学を教える担任教師。呪いで語尾に「かしら」がつくようになっているが誰も気付いていない |
| 001 | マーラ | 「……リュっち、リュっち」(小声で呼ぶ) |
| 002 | エルス | 「やめた方がいいですの、マーラ」(小声でヤバイよと言うように) |
| 003 | マーラ | 「リュっち、リュっち!」(ヒソヒソ声を徐々に大きくした感じ) |
| 004 | リューナ | 「へ?」 |
| 005 | マーラ | 「『へ?』じゃないわよ、このおたんこナスビ」(ヒソヒソ声で怒る) |
| 006 | リューナ | 「どうしたの?」(小声で返事し、マーラに耳近づける) |
| 007 | マーラ | 「この学校ももう卒業で、先生とお別れになっちゃうんだから、何かしない?って話。聞いてた?」(ヒソヒソ) |
| 008 | リューナ | 「あ、聞いてた聞いてた。うんうん」 |
| 009 | マーラ | 「じゃ、どんな案出てたか言ってみ?」<(ヒソヒソ) |
| 010 | リューナ | 「え?あ、えーと…花束あげるとか?」(ヒソヒソ) |
| 011 | エルス | 「そんな案、出てないですの」(ヒソヒソ) |
| 012 | マーラ | 「ほんとに聞いてた?正直に言った方がいいよー?」(ヒソヒソ) |
| 013 | リューナ | 「ケーキをプレゼントとか…」(ヒソヒソ) |
| 014 | エルス | 「やっぱり話聞いてないですの」(ヒソヒソ) |
| 015 | リューナ | 「え?」 |
| 016 | マーラ | 「まだ提案してないもん」(ヒソヒソ) |
| 017 | ラシェル | 「ほーぉ、話を聞いていないのはどちらかしら?」(杖をピシピシと鞭のように片手に叩きつけながら) |
| 018 | リューナ | 「あ…」 |
| 019 | ラシェル | 「授業中に秘密のお話かしら?」 |
| 020 | エルス | 「別に怪しい話じゃないですの」 |
| 021 | マーラ | 「あはは…休み時間に話しますね…あはは」(苦笑しながら) |
| 022 | ラシェル | 「当然です。あなたたちはただでさえ、魔法学の成績が悪いというのに、このように話を聞かねばならないのは、当たり前じゃないかしら」 |
| 023 | リューナ | 「すみません」 |
| 024 | ラシェル | 「もうすぐ卒業です。あなたたちにはその自覚が足りていないのじゃないかしら?先生心配です」 |
| 025 | マーラ | 「もう一流魔法使いですからー、はっはっはー」(鼻高々に) |
| 026 | ラシェル | 「召喚魔法が使えないのに一流も何もありませんかしら。使えるようになってからそのようなことを言いなさいかしら」 |
| 027 | リューナ | 「マンドラゴラとセージを交ぜると…」 |
| 028 | エルス | 「体力と状態回復のランス回復液ができるですの!」 |
| 029 | ラシェル | 「それは魔法薬学かしら。あなたたちの問題は魔法学であって、魔法薬学ではないかしら」 |
| 030 | マーラ | 「ま、ちょろいちょろい!」 |
| 031 | ラシェル | 「とにかく、卒業式まであと1週間かしら。明後日は卒業試験。これが合格できないとあなたたちは卒業させられないかしら」 |
| 032 | エルス | 「あんまりですの!」 |
| 033 | ラシェル | 「当然かしら。あなたたちはこの学校で何を学んだのかしら。立派な魔法使いを世には送り込めないかしら」 |
| 034 | マーラ | 「ま、楽勝楽勝。満点合格してみせますよ!」 |
| 035 | ラシェル | 「…まぁ、頑張ればいいかしら。真面目にやるかしら」 |
| 036 | リューナ | 「卒業試験だって…」 |
| 037 | エルス | 「心配ですの!」 |
| 038 | マーラ | 「…あぁ、もう、うっさいな!大体リュっちが何回呼んでもすぐ反応しないから先生来たんだよ、このニンジン顔」 |
| 039 | リューナ | 「授業中に話せば当たり前でしょう」 |
| 040 | マーラ | 「授業中に寝るってどーゆー神経してんの、大根肌!」 |
| 041 | リューナ | 「別に寝てない!」 |
| 042 | エルス | 「二人ともストップですの!今は、先生に何をあげるか話し合うですの!」 |
| 043 | マーラ | 「ま、そうね。さっさと決めちゃいましょう」 |
| 044 | リューナ | 「高いものは買えないよ」 |
| 045 | エルス | 「高いからいいとは限らないですの!」 |
| 046 | マーラ | 「先生の欲しそうなものでしょ?」 |
| 047 | リューナ | 「新しいメガネとか…」 |
| 048 | マーラ | 「視力とか分からないから無理でしょ」 |
| 049 | リューナ | 「んー、じゃあ、どうしようかな…」 |
| 050 | エルス | 「そういえば先生って『かしら』って口癖でしたの?すんっごく、違和感感じたですの!」 |
| 051 | リューナ | 「あんまり注意して聞いたことないかも…」 |
| 052 | マーラ | 「もういい!魔法でお花をプレゼントで決定!」 |
| 053 | リューナ | 「いいと思うよ」 |
| 054 | マーラ | 「地味ってのが気に入らないけど」 |
| 055 | エルス | 「意外と地味なものが気に入られたりするですの!」 |
| 056 | リューナ | 「もちろん買って、はいっなんかじゃないよね?」 |
| 057 | マーラ | 「あ、当ッたり前でしょっ!?ば、ばっかじゃないの!?」(焦ったように) |
| 058 | リューナ | 「魔法?」 |
| 059 | マーラ | 「成長を早める魔法か、花を咲かせる魔法ね」 |
| 060 | エルス | 「誰が唱えるですの?」 |
| 061 | マーラ | 「誰って、当然できる人に決まってんでしょうが、カボチャ頭」 |
| 062 | リューナ | 「…できる人挙手」 |
| 063 | マーラ | 「………あれれれ?」(まずいなおかしいなというように) |
| 064 | エルス | 「いないですの!」 |
| 065 | リューナ | 「魔法学のできない落ちこぼれが何言ってんだろう…」 |
| 066 | マーラ | 「なー!!一週間で特訓よ!」 |
| 067 | エルス | 「やっぱりそういうオチですの」 |
| 068 | マーラ | 「だーかーらー」 |
| 069 | エルス | 「ちちんぷいぷい、朕は国家なり。ですの」 |
| 070 | リューナ | 「なら、マーラやってみてよ」 |
| 071 | マーラ | 「ふん、こんなの余裕よ。ほっ」(火の玉飛び出す) |
| 072 | エルス | 「ほぇ?」 |
| 073 | マーラ | 「ふんっ」(水が噴き出す) |
| 074 | リューナ | 「どうするの?あと少ししか日にちないんだよ?」 |
| 075 | マーラ | 「わ、わかってるわよ!スカポンタン」 |
| 076 | エルス | 「頑張るですの!」 |
| 077 | マーラ | 「特訓、あるのみ!」 |
| 078 | マーラ | 「いよいよ卒業か…」 |
| 079 | リューナ | 「お別れってのもなんだか寂しいね」 |
| 080 | エルス | 「ウチらはずっと一緒ですの!」 |
| 081 | マーラ | 「6年間、長かったようで短かったかもね」 |
| 082 | リューナ | 「修行の成果今こそ見せなきゃね」 |
| 083 | ラシェル | 「さ、みなさん!今日は卒業式かしら。おごそかな式典なので気持ちをきりりと引き締め、臨んで下さいかしら」 |
| 084 | ラシェル | 「何ですか?呼び出して……あ、あなたたちは…」 |
| 085 | リューナ | 「先生、卒業でお別れになっちゃうので」 |
| 086 | マーラ | 「感謝の意を示して…」 |
| 087 | エルス | 「私たちからのプレゼントですの!」 |
| 088 | ラシェル | 「え?」 |
| 089 | マーラ | 「来れ、妖精よ!」 |
| 090 | リューナ | 「ラシェル先生のために花を咲かせて!」 |
| 091 | エルス | 「どうぞ、私たちの気持ちを受け取って…ですの!」 |
| 092 | ラシェル | 「…完璧かしら」 |
| 093 | マーラ | 「やたっ、成功した!」 |
| 094 | ラシェル | 「見事な召喚術、花の種を作り出す魔法に、包装。三人ともうまく役割分担ができているかしら!」 |
| 095 | リューナ | 「ここまでするのに結構頑張ったんですよ」 |
| 096 | ラシェル | 「それにこの花…呪いを解くことができる薬草の一種かしら。私ずっと探していたかしら!」(嬉しがる) |
| 097 | エルス | 「呪いですの?」 |
| 098 | ラシェル | 「かしらって語尾がつく、ちょっとした呪いにかかっていて、それを治す薬を探していたかしら。あなたたち、本当にありがとうかしら」 |
| 099 | リューナ | 「いやいや、今まで面倒見てくれたお礼の恩返しですよ」 |
| 100 | ラシェル | 「魔法もすばらしく、これなら社会に出ても安心かしら」 |
| 101 | エルス | 「先生から褒められたですの。大成功ですの!」 |
| 102 | ラシェル | 「……でも」 |
| 103 | マーラ | 「でも?」 |
| 104 | ラシェル | 「あなたたち卒業試験日欠席してるから卒業できなかったりかしら」 |
| 105 | リューナ マーラ エルス |
「ええーそんなっ」 |
| 106 | ラシェル | 「お約束って感じかしら」 |
| 107 | マーラ | 「そりゃないよ、先生……」 |
| 作者のツブヤキ |
| 非常にうざったいキャラが出てきました。明らかに語尾があっていない。これは、演じる面ではかなり苦労しそうだと思います。 今回は『卒業』をテーマにして書いて見ました。 卒業と言えば、恩師たちとの別れの時かなってイメージが強く、また恩返しをしたいとも感じることがあります。 今まで恩返しをできなかった恩師たちに捧げます。 |
(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります) |