秋華-茶屋の娘-

秋華-茶屋の娘-

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :4:2
総セリフ数 114
製作日 2009/1/13〜2008/1/13
概要説明  峠の茶屋で休んでいた奉行の竹中半兵衛たち。
目の前で旅の途中と思しき女性が誘拐されてしまい…吾六は助けに向かうが…
謎の女侍・秋華が現れて…
利用にあたって 利用規約
目安時間 8分程度   【〜10分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
吾六
(ごろく)
31 新米役人。正義漢が強く、何事にもよく首を突っ込む。でも腰抜け
竹中半兵衛
(たけなかはんべえ)
22 奉行。面倒なことはしないがいいとこ取りだけする
利三
(としぞう)
11 半兵衛の部下の役人奉行。主に情報などを集める役。
お凜
(おりん)
12 旅の娘。悪党に誘拐される。
秋華
(あきか・しゅうか)
19 普段はあきかとして茶屋の娘を振る舞っているが、しゅうかは黒服黒袴を着て刀を振るう。
悪党 19 誘拐犯。追いはぎなどの野盗の類い。






【茶屋】(椅子に腰掛けて竹中たちがお茶を飲んでいる)

001 竹中 「あぁーお茶がうまい!」
002 利三 「やっぱり、この茶屋のお茶は美味しいわなー」
003 秋華 「毎度ありがとうございますー。ゆっくりなさってくださいね♪」
004 竹中 「おうおう、お言葉に甘えて夕刻までいさせてもらおう」
005 秋華 「お奉行様、お仕事しっかりなさって下さいな」
006 竹中 「仕事はしておる。…娘。どうだ?今夜一杯」
007 秋華 「もう、おやめ下さいませお奉行様」(かるく怒るように)
008 吾六 「あの…半兵衛様?」
009 竹中 「つれぬのう。団子3つ」
010 秋華 「団子とお茶でお腹を満たして下さいまし」
011 吾六 「あの、半兵衛様」
012 利三 「竹中様、呼ばれてやすよ」
013 竹中 「何じゃ、うるさいな」
014 吾六 「お仕事って何をすればよいのでしょうか…」
015 竹中 「自分で考えろ、馬鹿もんが」
016 吾六 「いやぁ、何分初めてでございまして…」
017 竹中 「知らん。自分のケツは自分のケツで拭け」
018 吾六 「そのように申されましても…」
019 竹中 「ならやめい。ふぬけはいらぬ」
020 吾六 「そんな殺生でございます!」
021 利三 「あー、何かあったらわっちに言ってくだせぇ、吾六」
022 吾六 「ありがとうございます」
023 お凜 「ちょっ、やめて下さい…」
024 悪党 「いいじゃねぇか、姉ちゃん。そこで団子でも食おうや」
025 お凜 「急いでいるんです。通して下さい」
026 悪党 「こんなに狭い道中何急ぐ?」
027 お凜 「お願いします通して下さい」
028 悪党 「やなこった。あんたべっぴんさんだしな。いいもん持ってそうじゃないか」(ジロジロ見る)
029 お凜 「やめて下さい…」(怯える)
030 悪党 「…ぐふふ。来いわ。俺の嫁にしたる」
031 お凜 「嫌です!離して下さいっ。嫌っ誰かっ!」(腕つかまれる)
032 吾六 「半兵衛様、何か騒がしいですが…」
033 竹中 「うん?放っておけ。のろけなんか聞いてる暇はない」
034 吾六 「いや、あれはどーみても嫌がってますよ?」
035 竹中 「嫌よ嫌よも好きのうちというではないか」
036 利三 「吾六」
037 吾六 「奉行様でしょう?」
038 お凜 「きゃーーーー…」(林へと連れて行かれる)
039 吾六 「連れて行かれましたよ!?」
040 利三 「吾六。ああいうのには関わらない方がいいんやわ」
041 吾六 「いや、おかしいでしょ!?あの人何かされちゃうかもしれないですかっ」
042 利三 「わっちらの知るところでないんだわ」
043 竹中 「そーそー。何で危険をおこさんといけないのだ?」
044 吾六 「そんな…」
045 竹中 「あんたはまだ若いヒヨッコだから何も知らんのだろうが、余計なことはせんときなぁ」
046 利三 「長く生きるための秘訣やな、吾六」
047 竹中 「おーい、団子はまだかー?」
048 利三 「覚えておきな」
049 竹中 「おぉーい、団子はー?」
050 吾六 「……おかしいですよ」
051 竹中 「団子ー」
052 吾六 「役人は町民を守るのが仕事ですよっ」
053 竹中 「団子、団子、団子ー?」
054 吾六 「ぼ、僕は行ってきます!」
055 利三 「ほぅ…命知らずなやっちゃなー」
056 竹中 「だ・ん・ご!だ・ん・ご!…ふぅ。夕飯には戻ってくるんだぞ」
057 利三 「…生きて返ってこれるのかやなぁ」



【林の中】(お凜が縛られて地面に転がされてる)

058 悪党 「さーて、人目もないし…衣服も金品も剥いでしまうとするか」
059 お凜 「お願いします、勘弁して下さい…」(力なく)
060 悪党 「俺と会っちまったのが不運だったなぁ」
061 吾六 「や、やいやい!おとなしくお縄にかかれ!」
062 悪党 「何だお前は」
063 吾六 「ぶぶぶぶぶ、奉行所の役人だ!」(緊張でどもる)
064 悪党 「ほーぅ。俺は役人は嫌いだ」
065 吾六 「スミマセンデシタ」
066 お凜 「えぇっ!?何でそこで謝っちゃうの?」
067 悪党 「仲間も呼べねーだろーし、死体が1つ2つ転がっても関係ないだろ」
068 吾六 「てててってっって、抵抗するな!おとなしく…」
069 悪党 「おらおら、びびってんだろ」(抜刀し、吾六に近付く)
070 吾六 「ひゃー」(刀の柄を握ったまま尻餅つく)
071 お凜 「お役人さん!!」(息を呑む)
072 吾六 「かかかかか勘弁べんべんべん…」(がくがく)
073 悪党 「黙って見てればよかったのになぁ?キジも鳴かずはなんとかなのになぁ?」(刀振り上げる)
074 吾六 「ひゃーー!?」(涙目)
075 秋華 「キジも鳴かずば撃たれまい…」
076 悪党 「あ?」
077 秋華 「わしに見られたが運のつきだな、悪党」
078 悪党 「何だ、お前」
079 秋華 「悪党に名乗る名は持ち合わせてはおらぬ…が、他にも人がいるので名乗ろうか」
080 悪党 「名乗る前に地獄にいきなっ」
081 秋華 「美しく咲き誇る華の如く、毒を持ちし悪を散らし、成敗する。秋華(しゅうか)」(抜刀する)
082 悪党 「何、名のってんだ!っよ!」(秋華に刀を振り下ろす)
083 秋華 「ふっ」(身をかわし避ける)
084 悪党 「く…」
085 秋華 「はっ」(反撃する)
086 悪党 「てんめっ」(一撃をかわして再び斬りつける)
087 秋華 「一撃、一撃に力がこもりすぎだな」(よけて背中を斬りつける)
088 悪党 「ぐわぁっ」(よろける)
089 秋華 「成敗ッ」(背中に突き刺す)
090 悪党 「うぐっ」(崩れ倒れる)
091 吾六 「おぉぉ…」(感心)
092 秋華 「大丈夫か?娘」
093 お凜 「はい…」(夢見のような表情)
094 秋華 「…誠に大丈夫か?」
095 お凜 「…縄解かなくていいので私をさらって下さい」
096 秋華 「は?」
097 お凜 「夫婦になって下さい!」
098 秋華 「……」(じっと見てから後頭部殴って気絶させる)
099 吾六 「ちょ…何やってんですか!?」
100 秋華 「いや、何か、とち狂った話をしていたので…」
101 吾六 「彼女、惚れただけでしょっ」
102 秋華 「この悪党の仲間か。斬る…」
103 吾六 「ちょ…ま…おかしいっ。僕は役人だ!!」
104 竹中 「おとなしくお縄につけ、悪党めがっ」
105 吾六 「遅いですよ…」
106 秋華 「悪は某が成敗するっ」(走り去る)
107 竹中 「利三、手伝え」
108 利三 「ほいほい」
109 竹中 「おぉぉ、大判五両も持っておる。利三、二両な」
110 吾六 「ちょ、半兵衛様。それじゃ盗っ人と同じじゃ…」
111 竹中 「死んだ者の金は世の中に出回らないであろう金は再び天下に回さねばなるまい。…ほぃ」(巾着渡す)
112 吾六 「はぁ…、ありがとうございます……って、何で僕だけ五十銭なんですか!?」(巾着覗き文句言う)
113 竹中 「年功序列という言葉を知っているであろう?はっはっっはっはっー」
114 吾六 「なんという……秋華か…また会えるだろうか?」






作者のツブヤキ
 和風らしい和風書くのも久しぶりでした。
好きだなーこういうメンバー。秋華がうまく描けなかった気がします。
普段は茶屋の娘ですごく女らしいのにこの時だけは女侍?になるってやばい好きです。
最近某チャンネルで時代劇が始まりましたが、今後の展開が半端なく楽しみです。
これは見逃せないっ。

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