| シナリオ詳細 | |
| 掲載元 | オリジナルボイドラ劇場 |
| 作者 | 月宮東雲 |
| 登場キャラ数 | ♂:5♀:3不問:3 |
| 総セリフ数 | 133 |
| 製作日 | 2010/4/1〜2010/4/2 |
| 概要説明 | 機械廃棄場にて旧型マシンの暴走の通報を受け、アーク一人が向かい、任務遂行する。 本部に帰還する途中に通ったショッピングモールでとある親子の会話を聞き、過去の記憶を反芻する。 4年前の事故は事件だった…。 |
| 利用にあたって | 利用規約 |
| 登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
| ソレント・ローバー | 10 | ♂ | アークの上官。首都政府軍のエリートだったが、アークを気にかけて一緒に異動。昇進を蹴ってまでアークに尽くした。 |
| マラウト・ウエハース | 6 | ♂ | アークの忠実なる部下でアークを慕っている。仕事をきちんとこなし、頼れるが何故か行動に幼さが残る |
| アーク・ファーネスト | 41 | ♀ | 元首都政府軍の軍人だったが、クエイルシティーに異動し、軍隊長。 4年前首都で事件に巻き込まれてからクエイルシティーに引っ越してきた。 |
| クリュア・ファーネスト | 19 | ♀ | 姉想いのアークの妹。キールと恋人同士で、姉を誘ってよく三人で買い物に出かけていた。4年前の事件に巻き込まれた。 |
| キール・ガイレント | 10 | ♂ | クリュアの恋人。正義感が強く、困っている人がいたら助けてしまう。民間兵の組織運営・チーム活動をしていた。 |
| 少年 | 2 | ♂ | 頭にゴーグルをつけ、薄汚れたポケットのたくさんあるジャケットを着た風変わりな少年。 |
| 母親 | 9 | ♀ | ロボペットの電池を買いに来た客。4年前子供を連れて首都に買い物に来ていた母親。 |
| 子供 | 6 | ? | ロボペットに愛称をつけて可愛がっていたが、新しいものに対する好奇心が勝る。 |
| 店員 | 5 | ? | ロボペット販売店の店員。新しいロボペットに買い替えるよう勧める。 |
| 店主 | 4 | ? | 買い物に来たクリュアたちに古い物の良さを説教した。今では忘れ去られた考えを説いていた… |
| ナチェス・サーベルス | 14 | ♂ | 首都政府軍最高責任者である司令長。冷酷残忍で、任務についての犠牲は出ても仕方ないという考えで、助かる命を助けようとしない。 |
| 軍兵A | 15 | ♂ | 首都政府軍の兵士。治安維持・警備など担当。事件発生現場周辺を封鎖し、立ち入り禁止にした。 |
| 001 | ソレント | 「こちらソレント。状況の報告」(無線より) |
| 002 | アーク | 「こちらファーネスト。現場に到着…」(面倒そうに無線に答える) |
| 003 | ソレント | 「そんなことは分かっている。どういう状況だ」 |
| 004 | アーク | 「旧型マシンの暴走、自己修理機能を持っている」 |
| 005 | ソレント | 「直に援軍が到着する。それまでもつか?やはり一人では厳しかったんじゃないのか?」 |
| 006 | アーク | 「援軍など無駄だ」 |
| 007 | ソレント | 「ほぉ、ちっとは骨のある奴らか。マラウトを向かわせたのだが…」 |
| 008 | アーク | 「杞憂だったな。ふんっ、3、2、1…終了…。これより帰還する」(銃で破壊していき、残機カウント) |
| 009 | ソレント | 「ふぅ…りょーかいっ…」(【鼻から息出すように】呆れたように溜息つきながら) |
| 010 | マラウト | 「アークさんっ!助太刀に来ましたっ」(エアーバイクをアークの側に横付けする) |
| 011 | アーク | 「もう終わってる」(銃をしまいながらマラウトの脇をスタスタと通り過ぎる) |
| 012 | マラウト | 「あれ…一人でやっちゃったんですか?」(動かなくなったジャンクを見て、アークと見比べる) |
| 013 | アーク | 「他に誰がいる」(振り返らず行く) |
| 014 | マラウト | 「ちょっと待って下さいよー、アークさんっ。…これから帰還ですか?」(バイク降り、アークを追う) |
| 015 | アーク | 「…そうだ」 |
| 016 | マラウト | 「前々から思っていたんですが、何でエアーバイク乗らないんですか?」 |
| 017 | アーク | 「歩く方がいい」 |
| 018 | マラウト | 「バイクの方が速いですし、ないと不便ですよ?」 |
| 019 | アーク | 「先帰れっ」(ウザったそうにマラウトを振り払う) |
| 020 | マラウト | 「あ、ちょっと……はぁ」(停めてきたバイクを見て溜息つく) |
| 021 | 子供 | 「ママ―、早く早く―。みーくんの電池ー」(片腕で大事そうに抱えながらもう片手で母親の裾を引っ張る) |
| 022 | 母親 | 「はいはい。すみません、ロボペット用の電池を下さい。電池切れちゃって…」 |
| 023 | 店員 | 「これはまた古い玩具を…これなら今新しいのが出ていて」 |
| 024 | 母親 | 「えぇ、でも新しいのって高いじゃない?」 |
| 025 | 店員 | 「いえいえー、今特別価格でお安くなっているんですよー」 |
| 026 | 子供 | 「ねー、まだー?」 |
| 027 | アーク | 「古い玩具…か」(子供の玩具を見て懐かしそうに目を細める) |
| 028 | 店主 | 「物を大切にする子だけに彼らから声が聴こえる」(アークの回想) |
| 029 | クリュア | 「声が聴こえるの?」 |
| 030 | 店主 | 「そうだ。古いものを大切に扱いなさい。際限なくあるかのように見えて限りあるもの」 |
| 031 | クリュア | 「おじさん、何か難しいよー」(眉寄せて文句言う) |
| 034 | 店主 | 「壊れて動かなくなるまで使ってあげること。それが彼らの幸せだ…」 |
| 035 | クリュア | 「うん」 |
| 036 | 店主 | 「その玩具…大事にしなさいな」 |
| 037 | クリュア | 「うんっ」 |
| 038 | 店員 | 「これなら、新型でこんなのとかありますよ」(店頭に並ぶ商品の1つを取って見せる) |
| 039 | 子供 | 「おぉー」(目を丸くする) |
| 040 | 母親 | 「あら、素敵なデザイン」 |
| 041 | 店員 | 「新しい商品を開発していますから、今こそ買い換えのチャンスですよ」 |
| 042 | 母親 | 「そうねー…マーちゃん、どうする?これならママ買ってもいいわよ」 |
| 043 | 子供 | 「ほんとっ!?じゃあじゃあっ」(浮かれはしゃぐ) |
| 044 | 店員 | 「こんなのは如何ですか?」 |
| 045 | 子供 | 「もうこんなのいらなーいっ」(大事に抱えていたロボペット投げ捨てる) |
| 046 | 少年 | 「おっと…勿体ないなー」(捨てられたロボペットに駆け寄る) |
| 037 | 子供 | 「ママーありがとー」(新しいロボペットを抱えて店出てくる) |
| 038 | 少年 | 「……可哀想に」(呟き、ロボペット持ち去る) |
| 039 | ナチェス | 「旧型から新型に。旧型は壊れやすく、暴走の危険があります。より安全な新しい物に買い替えよう。古い物は悪だ。政府広報課」(街頭TVよりCM) |
| 040 | アーク | 「古い物…か」(思いを馳せるように呟く) |
| 041 | アーク | 旧型の機械が暴走し人々に危害を加える。そうした事件が近頃、頻発している。それが国の…政府が喚起している新型買い換え政策。 |
| 042 | アーク | 4年前に起きた首都での事故。地下デパートで稼働していた旧型の暴走… |
| 043 | キール | 「ちぃっ、何だって言うんだ…」 |
| 044 | クリュア | 「危機一髪って感じだねっ…」 |
| 045 | アーク | 「ったく、非番だというのに事故が起きられても困るぞ」 |
| 046 | クリュア | 「お姉ちゃんはもっと働けって神様が言ってるんだよ」 |
| 047 | アーク | 「よしてくれ…これ以上働いたら死んでしまいそうだ」(苦笑) |
| 048 | キール | 「そうだぜ。姉(あね)さんだけ働かせとくわけにはいかないさ」 |
| 049 | アーク | 「民間組織のことか」 |
| 050 | キール | 「まぁな、軍だけじゃ頼りねぇからよ」 |
| 051 | クリュア | 「キールったら頼れる男〜」 |
| 052 | キール | 「よせやいっ」(恥ずかしがる) |
| 053 | アーク | 「しかし、あんまり首を突っ込みすぎるなよ?深入りするといつしかその首抜けなくなるぞ」(自分の首を人差し指で突きながら警告) |
| 054 | キール | 「姉さんと違ってクビは飛ばないから平気さぁ」(手打ちでクビ叩いてニヤリと笑う) |
| 055 | 母親 | 「まーちゃんっ!!まーちゃんっどこなのっ?」(必死で人混み探す) |
| 056 | キール | 「ちっ、はぐれたのかあの親子…」 |
| 057 | アーク | 「デパート周辺は見ての通り、軍が閉鎖したぞ」 |
| 058 | 母親 | 「お願いですっ!あの子がまだ中に…」 |
| 059 | 軍兵A | 「この周辺は封鎖した。立ち入り禁止だ」 |
| 060 | 母親 | 「助けて下さいっあの子を…」 |
| 061 | 軍兵A | 「危ないから早々と立ち去れっ」(女性突き飛ばす) |
| 062 | 母親 | 「あなた軍人さんなんでしょう…助けて下さいよ…」 |
| 063 | 軍兵A | 「現場周辺の閉鎖しか任務を受けていない。救助活動は後回しだ」 |
| 064 | 母親 | 「誰か…誰か助けて…」 |
| 065 | アーク | 「まだいくらか取り残されているようだな」 |
| 066 | クリュア | 「なんとかしてあげたいね…」 |
| 067 | キール | 「ったく、これだから軍隊は…。俺らの出番だなっ」 |
| 068 | クリュア | 「出番って…キール?」 |
| 069 | キール | 「ゼノン、ドーク!行くぞっ」(仲間に声かけ、デパートの入口へ向かう) |
| 070 | クリュア | 「あ…キールッ!!」 |
| 071 | キール | 「悪いっ、すぐ戻るっ」(半分振り向き、手を振りながら) |
| 072 | 軍兵A | 「お前ら、この周辺は軍が封…ぶぉっ」(鉄拳を顔面直撃) |
| 073 | キール | 「人命救助が最優先だろうが…バカヤローが」 |
| 074 | クリュア | 「もぅ…」(呆れ混じりのため息) |
| 075 | アーク | 「先が思いやられるな」(消えるキールの後ろ姿を見、クリュアに声掛ける) |
| 076 | クリュア | 「それがまた彼のいいとこなんだけどねっ」 |
| 077 | 軍兵A | 「ナチェス司令長ッ、お勤め御苦労さまですっ」(到着した車に敬礼) |
| 078 | ナチェス | 「…周辺を爆破しろ」 |
| 079 | 軍兵A | 「ハッ。…爆弾を用意ッ」 |
| 080 | アーク | 「ずいぶんと過激だな」 |
| 081 | クリュア | 「爆破って…そんなことしたら中の人たちが…」 |
| 082 | アーク | 「どうやら軍は中の人々を見捨てるようだな…」 |
| 083 | クリュア | 「いけないっ、そんなことしたらキールたちもっ。私…連れ戻してくるっ」 |
| 084 | アーク | 「なっ、待て!クリュア、中は危険だっ」 |
| 085 | クリュア | 「大丈夫、すぐ戻ってくるからっ。少しだけ待っててお姉ちゃんっ」 |
| 086 | アーク | 「クリュアッ」 |
| 087 | 軍兵A | 「周辺に爆弾の設置、完了しましたっ!」 |
| 088 | ナチェス | 「内部は?」 |
| 089 | 軍兵A | 「は?」 |
| 090 | ナチェス | 「内部には仕掛けたか?」 |
| 091 | 軍兵A | 「いえ…まだ…」 |
| 092 | ナチェス | 「仕掛けろ」 |
| 093 | 軍兵A | 「ハッ」(敬礼して立ち去る) |
| 094 | アーク | 「ナチェス司令長」 |
| 095 | ナチェス | 「ん?」 |
| 096 | アーク | 「妹が中に入ったので少し待って頂きたいのだが…」 |
| 097 | ナチェス | 「この周辺は封鎖したはずだ。入る方が悪い」 |
| 098 | アーク | 「建物の中にはまだ人が…」 |
| 099 | ナチェス | 「待っていれば多くの市民が危険にさらされる」 |
| 100 | アーク | 「しかし……クリュア?」(携帯鳴り、クリュアからかかってくる) |
| 101 | クリュア | 「もしもしお姉ちゃん?」 |
| 102 | アーク | 「クリュア、もうすぐ爆破される。早く出てくるんだっ」 |
| 103 | クリュア | 「うん、わかってる。今避難しているから5分あればみんなと出られるよっ」 |
| 104 | アーク | 「そうか」 |
| 105 | クリュア | 「でね、おかしいのお姉ちゃん。キールも言ってるんだけど」 |
| 106 | アーク | 「おかしい…?」 |
| 107 | 軍兵A | 「ナチェス司令長、準備が整いましたっ」 |
| 108 | クリュア | 「この暴走、誰かが操作……」 |
| 109 | ナチェス | 「爆破するっ」 |
| 110 | アーク | 「なっ…待てっ、あと3分で妹がっ」 |
| 111 | ナチェス | 「黙れっ、爆破しろッ」 |
| 112 | 軍兵A | 「ハッ」 |
| 113 | アーク | 「待てッ!?」(慌ててとめようとする) |
| 114 | 軍兵A | 「爆破ッ」(ボタン押す。周辺炎上・崩壊) |
| 115 | アーク | 「な……」(目見開き呆然) |
| 116 | ナチェス | 「…む、貴様軍人か」(アークの胸つけている政府軍バッジを見て言う) |
| 117 | アーク | 「あ…ぁ…」 |
| 118 | ナチェス | 「軍人ならば封鎖された時点で妹をとめておかなかったのが悪い。認識の甘さだな」(崩壊を見て満足そうに立ち去る) |
| 119 | アーク | 「あ……クリュア……」 |
| 120 | ソレント | 「相変わらず爆破して周辺ごと破壊とは頂けないな、ナチェス」 |
| 121 | ナチェス | 「ふん…これは私のやり方だ」 |
| 122 | ソレント | 「犠牲を増やすだけでは支持は増えないぞ」 |
| 123 | ナチェス | 「…どうだかな」(ニヤリと笑い立ち去る) |
| 124 | アーク | 「クリュアァァァァァァッ」(炎上する建物へ突っ込もうとする) |
| 125 | 軍兵A | 「危険ですから下がってくださいっ」(アーク止めようと立ちふさがる) |
| 126 | アーク | 「どけっ!中にはまだ妹がッ、クリュアがッ!!」 |
| 127 | ソレント | 「アーク?」 |
| 128 | 軍兵A | 「この爆破、もう無理ですって…うがぁっ」(殴られる) |
| 129 | アーク | 「無理なものかっ、クリュアが…」 |
| 130 | ソレント | 「よせっ、アークッ、落ち着くんだっ」 |
| 131 | アーク | 「クリュアが…クリュアが……クリュアがぁっ」(パニくる) |
| 132 | ソレント | 「落ち着け、落ち着くんだ」 |
| 133 | アーク | 「クリュアッ、クリュアァァァァァッッッ」 |
| 作者のツブヤキ |
| 作品自体は前々からできていたものの、ずっとタイトルが決まらなくて放置してました。 「無線での会話」・「銃撃戦」の2つが重要なキーです。…というか、それを描きたかったがためにこのような 莫大な話となったという。 相変わらずぶっ飛んだ発想でしょ?w |
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