| シナリオ詳細 | |
| 掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
| 作者 | 月宮東雲 |
| 登場キャラ数 | 不問:1 |
| 総セリフ数 | 35 |
| 製作日 | 2016/12/21〜2016/12/21 |
| 概要説明 | 楽しく、幸せだった日々が突如終わりを告げ、絶望の淵へ。 目を背けたい現実に、おはようと呼び掛けてくる者がいた―― それは、『神』でもない、『自分自身』なんだと……―― |
| 利用にあたって | 利用規約 |
| 目安時間 | |
| 登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
| X | ? | 自分に語り掛けてくる、『自分』。正体X。強い光の中、形を持たない存在。 |
| 001 | X | 「やぁ、お目覚めかい?」 |
| 002 | X | 「…いや、『目が覚めたかい?』の方が正しいかな」 |
| 003 | X | 「どうだい、現実にかえってきた気分は。ほっとしたかい?浮足立った、地に足のつかない世界より、よっぽどリアルな世界だけど」 |
| 004 | X | 「長い長い夢だったか、それとも儚い夢だったか」 |
| 005 | X | 「まぁまぁ、楽しんでいられたんじゃないかい」 |
| 006 | X | 「浮かない顔だね?そんなにこっちの世界が気に入らないのかい?」 |
| 007 | X | 「そっか、こっちの世界が気に入っていれば、あっちの世界なんかには、魅かれないものね。なるほどなるほど」 |
| 008 | X | 「それはそれは……でもね、向こうの世界は終わりを迎えたんだよ。終わった世界」 |
| 009 | X | 「終わった世界には、いつまでもいられはしない。消滅してしまうからね」 |
| 010 | X | 「そのまま消滅してしまいたい?…そうだね、そのまま世界にいたまま消滅できたら、それは素晴らしいだろうね」 |
| 011 | X | 「その気持ちは分かるよ。幸せの最絶頂の中、死ねるのも、それはまた最高の幸せなのかもしれない」 |
| 012 | X | 「まぁ、そんな世界は、微々たる確率の世界のお話なんだけどね。現に君はもう幸せを失っているのだから」 |
| 013 | X | 「幸せというのは、幸せの最中には手放せないものだからね。よく勉強になったでしょ」 |
| 014 | X | 「一つ一つそうやって学んでいくことが大切だと思うよ」 |
| 015 | X | 「確かに世の中は知らない方が幸せなことも多くあるし、知らないべきことも沢山ある」 |
| 016 | X | 「…まぁ、君は知っちゃった。仕方がないね。しょうがない」 |
| 017 | X | 「あの世界は『知ること』自体がタブー。それを破ってしまったら、壊れてしまう世界」 |
| 018 | X | 「世界はものすごーく絶妙なバランスで、できているからね」 |
| 019 | X | 「そうだね。君の心も、すごく絶妙なバランスだと思うよ」 |
| 020 | X | 「君のような人は、この世界は生きにくいかもしれないね」 |
| 021 | X | 「だって、『何で生きているんだろう』って考えちゃうでしょ」 |
| 022 | X | 「答えはないんだもの。正解か不正解かって決める人は……まぁ、どこかにいるのかもしれないけどね」 |
| 023 | X | 「少なくとも自分自身じゃないし、ボクでもない」 |
| 024 | X | 「認める人はいないし、認めてくれる人もいないと、それはそれは不安になるだろうね」 |
| 025 | X | 「認められないと生きていちゃダメか。そんなことはないんだけどね」 |
| 026 | X | 「悩ましいね。悩ましい。この世界が生きにくーい世界だということは、ボクがよーく知ってるよ」 |
| 027 | X | 「なんていったって『君自身』なんだから」 |
| 028 | X | 「さてさて、あちらの世界は凄く楽しかった。じゃあ、違う世界もあるんじゃない?」 |
| 029 | X | 「君のような人は、この世界はすごく生きにくい。この世界を終わらせるのは…まぁ君なんだよね」 |
| 030 | X | 「……疲れたのなら、休めばいいのかもしれないね。一かゼロ。黒か白。」 |
| 031 | X | 「1.5も2も、灰色も赤も青も緑も。選択肢は二つじゃなくていいのかもしれないよ」 |
| 032 | X | 「ボクは神でもなんでもないし、優しい言葉もあまりかけてあげられない。じゃあ死んだら?って何度も言うような『君自身』だけど」 |
| 033 | X | 「君が生きているなら、ボクもまたここに生きている。性懲りもなくね」 |
| 034 | X | 「……さて、もう寝ようか。また、起きたら君には『おはよう』と言ってあげるよ」 |
| 035 | X | 「おはよう…新しい世界へ」 |
| 作者のツブヤキ |
| 死にたくなった君へ。 僕は語り掛ける。その声は聞こえないふりをしているけど、確かに耳に届いている。 心から苦しいって叫んでいる。でも、助けてくれる人はいない。 幸せは強い毒のようなもの。 強ければ強いだけ、失った時の反動、副作用は大きい。 また死に損ないましたか?何度でもおはようと語りかけてくるのは、もう『あの人』ではなく、形のない自分自身。 |
(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります) |