シーズンオール『10月』

シーズンオール『10月』

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :2
総セリフ数 129
製作日 2015/10/28〜2015/10/28
概要説明  季節ネタ専門のシーズンオール。
10月は少しずつ浸透し、大きなイベントになりつつあるハロウィーン!トリック オア トリート
今月もネタをネタにしていくっ!
利用にあたって 利用規約
目安時間    
登場キャラ セリフ数 性別 備考
高山 修也
(たかやま しゅうや)
65 基本的にボケる。学生時代同級生を脅かそうと仮装したら本気で通報されて警察署のお世話になった
谷上 素史
(たにがみ もとふみ)
66 ツッコミ担当。子供にお菓子をねだられたので渡したら小銭を奪われた経験を持つ。



【ステージ上】(6割の客席の埋まる会場)

001 谷上 「はい、どーも」
002 高山 「今月末はジーンズが超似合う季節のジーンズオールです」
003 谷上 「シーズンオールだから。いつもジーンズだろうが」
004 高山 「今月末は特にね!」
005 谷上 「はいはい、今月末」
006 高山 「末は!」
007 谷上 「推すね、末を」
008 高山 「世紀末は!」
009 谷上 「世紀末はお前の頭だわ」
010 高山 「えー終末ですね。ありがと…」
011 谷上 「終わるなっ」
012 高山 「ありがとうございませんでした」
013 谷上 「はい、何だありがとうございませんでしたって」
014 高山 「ありがとうございましただと幕閉められるので」
015 谷上 「今の流れだったら閉められてもおかしくなかったわっ!終わってもいいと思われてたぞ」
016 高山 「残念でした、終わるのはあなた方の寿命だから」
017 谷上 「不謹慎だから。先に終わるのはウチらの芸人人生だからね」
018 高山 「こんなところで終われない…」
019 谷上 「終わらない。それがシーズンオール!」
020 高山 「10月になりましたね」
021 谷上 「はい、10月になりましたね。思いっきり余韻も何もなく、変えよったよ、こやつ」
022 高山 「10月と言えば、『チュォッリックチェリート』」
023 谷上 「ちょっと何言っているか分からないから」
024 高山 「よく、初心者が舞台に出ると観客はカボチャと思えと言われてるわけですけど」
025 谷上 「はいはい、芋とかかぼちゃとかね」
026 高山 「会場、芋くさい顔のジーサンしかいないからっ」
027 谷上 「お前の目にはジーサンオンリーか!というか、今おま…」
028 高山 「街は妖怪たちで溢れかえる今月末ですけどね」
029 谷上 「妖怪って…」
030 高山 「全部妖怪の仕業。妖怪のせい!ヨー…」
031 谷上 「はい、その流行りには乗らない、流行らせない」
032 高山 「10月末はなんだっけ、年越しじゃったかのぉと思ってるお爺さん方、何のイベントがあるか分からないでぼへーっとしてるお爺さん方、お茶すすってるお爺さん方」
033 谷上 「オールジーサンかっ」
034 高山 「ハロウィンですよ、ハロウィン!街や洋菓子店を見たら阿呆みたいに装飾して、阿呆みたいに盛り上がって、阿呆になっていますよね」
035 谷上 「阿呆はお前一人だろ」
036 高山 「だって、自国の行事じゃないのに大はしゃぎですよ?ピンポンダッシュしてイタズラざまぁって」
037 谷上 「普通の人はしないから。ピンポンダッシュってタチ悪いな」
038 高山 「え、じゃあ正しいハロウィンやってみるから教えて下さいよ」
039 谷上 「やってみるから教えろって何」
040 高山 「ハロウィンで訪問する役練習するから対応して」
041 谷上 「練習必要なのかよ」
042 高山 「行くよ」
043 谷上 「はいはい、ピンポンダッシュするなよ」
044 高山 「しないしない」
045 谷上 「はい」



【小劇】(ドアを見立てて谷上家へ来訪する高山)

046 高山 「ピンポーン」
047 谷上 「はいはい、どちら様ですか」
048 高山 「もーとふみくん遊びましょっ」
049 谷上 「何か違くない」
050 高山 「もーとふみくん、遊びましょっ!」
051 谷上 「はいはいはい、ガチャ」
052 高山 「ッワ」(両手で勢い付けながらアクション)
053 谷上 「ワァービックリシター」(棒読み)
054 高山 「野球しようぜ」
055 谷上 「ハロウィンどうした、今、夜だから」
056 高山 「お前補欠な」
057 谷上 「野球誘われて補欠か」
058 高山 「ちなみにベンチの補欠」
059 谷上 「どんだけ予備の予備よ」
060 高山 「よっしゃバッコーイ☆」
061 谷上 「ハロウィンしろハロウィン。野球じゃないから」
062 高山 「ちなみにアイスホッケーマスクに釘バットで」
063 谷上 「どんな野球だよ!通報されるわッ。まともなハロウィンしろ、ハロウィン」
064 高山 「あぁ、ハロウィンね」
065 谷上 「ハロウィンの練習したいって言うから付き合ってあげたの何」
066 高山 「ハロウィンね」
067 谷上 「そうハロウィン。何だと思ってやってたんだよ、お前」
068 高山 「ハロウィンやるからドアしめて」(谷上ぐいぐい押す)
069 谷上 「何だよ、もぉ…」
070 高山 「はいはい、バタムバタム」(ドアを閉める動作)
071 谷上 「めっちゃ押し込まれたよ」(高山を振り返り見ながら)
072 高山 「ピンポーン」
073 谷上 「はい、どちら様ですか?」
074 高山 「オラァ、谷上!いるのは分かってんだよ、出て…来いやァッ」(荒々しくドアを叩く、蹴る)
075 谷上 「いやいや、夜分遅くに近所迷惑だから」
076 高山 「知るかボケェ!!」
077 谷上 「絶対ハロウィンじゃないでしょ」
078 高山 「トリックオアトリートじゃいやッ。どちらか選ばせてやるわ。トリックアンドトリート!」
079 谷上 「選ばせる気ないし」
080 高山 「金を出せば命だけは助けてやらんこともない」
081 谷上 「ただの強盗かッ」
082 高山 「金か命か」
083 谷上 「選択が重いわ」
084 高山 「金より軽い命の話」
085 谷上 「ちゃんと仮装してハローウィン。ただの黒服とかスーツじゃ仮装じゃないから」
086 高山 「注文多いな…」
087 谷上 「はい、ちゃっちゃっとやる」(高山追い出してドア閉める)
088 高山 「…ピンポーン」
089 谷上 「はい、どちら様ですか?」
090 高山 「……」
091 谷上 「あのーどちら様ですか?」
092 高山 「……」
093 谷上 「誰だよ、こんな時間に…宅急便でもないだろうし…誰か来るなんて…ガチャ」(そっとドアノブに手をかける)
094 高山 「バローン」(荒々しく勢いよくドア開ける)
095 谷上 「ちょっ…バローンって」
096 高山 「あ゛ーー」(ゾンビのように襲い掛かる)
097 谷上 「待って、バローンって何、バローンって」(手で制す)
098 高山 「ボァーー」
099 谷上 「聞けよ」
100 高山 「ウブワァー」(白目剥きながら)
101 谷上 「怖いわっ」
102 高山 「アー」
103 谷上 「何、これは撃てばいいわけ?ヘッドショット?」
104 高山 「オァー」(ゾンビっぽいまま谷上抱きつく)
105 谷上 「抱きつくなッハローウィン越えてるわっ!トリックオアトリートすら言ってないやん。力入れたゾンビメイクで町歩いたら通報されるレベルだぞ」
106 高山 「この角度が大事。高さ固定で、あと御札を用意して完璧」(両腕をピンと前に伸ばす)
107 谷上 「それゾンビじゃない、キョンシー。もっとドラキュラとかミイラ男とか狼男とかド定番があるだろ」
108 高山 「魔女っ娘〜」
109 谷上
高山
「ユカリンリン☆」
110 谷上 「っぽいけど違う!というかお前がそれ仮装するな。仮装行進だけどコスプレ行進じゃないから」
111 高山 「町のイベントはコスプレOKって…」
112 谷上 「それは大人の事情とイベント性の問題。本来の目的からかけ離れてるから」
113 高山 「本来の目的でしょ?」
114 谷上 「知ってるのか?本来の目的」
115 高山 「エロイムエッサイム…悪魔の召喚儀式」
116 谷上 「違うわッ」
117 高山 「ご先祖が紛れて帰ってくる…から盆踊り」
118 谷上 「それお盆。正体がバレてはいけないってのはあるらしいけど」
119 高山 「じゃあ、皆バレないようお爺さんの格好していればいい」
120 谷上 「ジーサンオールのハロウィンかッ」
121 高山 「デッドオアアライブ!!」
122 谷上 「掛け声間違っているわッ」
123 高山 「飯くれなきゃ、家出するぞ婆さん」
124 谷上 「さっき食べたでしょ爺さん」
125 高山 「おぉぉーーん…まさにジーサンオーン」
126 谷上 「俺らはジーサンオールでもジーサンオーンでもなくシーズンオールだからッ」
127 高山 「トリックオアトリート!」
128 谷上 「ハッピーハロウィン」
129 谷上
高山
「ありがとうございました」






作者のツブヤキ
 これにてようやくシーズンオールシリーズは完結となります。
全体を通して現段階(2015年10月)まででは、評判はあまり良くなく、最新作系では群を抜くほどのワーストアクセス数っぷりです(笑)
通常のストーリー声劇台本と違って、お笑い・コント?はテンポが難しく即興でやるのには向いていないんでしょうね。
オチもきれいにおちない&ワンパターンという酷さもあったので、今後とも伸び悩む作品だと思われます。
闇に眠られよッ!
ハロウィンはいつの間にかイースター以上にお祭りイベントに受け入れられつつあるみたいですね。
仮装パレードとか、街の店々もすっかりそういった装飾とかで賑やかでいいですよね。
もうトリックオアトリートとかできる年齢ではないですが、こうした賑わいを遠目から見つめて行きたいと思います。
ハッピーハロウィン!

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