| シナリオ詳細 | |
| 掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
| 作者 | 月宮東雲 |
| 登場キャラ数 | 不問:2 |
| 総セリフ数 | 106 |
| 製作日 | 2015/9/25〜2015/9/25 |
| 概要説明 | 魔王が世界を征服し、勇者が魔王を倒しにやってくる…―― そのお話は別のお話で、よそはよそ、うちはうち。 魔王城には勇者が寝転がりゲームをやり、魔王は勇者の持ってきたマンガを読み、平和を享受していた… |
| 利用にあたって | 利用規約 |
| 目安時間 | |
| 登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
| 勇者 | 53 | ? | かつてよし、世界を救おうとノリで村を飛び出し、魔王城に乗り込んだ勇者。愛称はユウちゃん |
| 魔王 | 53 | ? | 別に特に侵攻侵略するつもりもなく、別荘程度に魔王城を建てた魔王。勇者と打ち解けよく遊び相手に。愛称はマオちゃん |
| 001 | 勇者 | 「マオちゃんは世界征服とか興味ないの?」 |
| 002 | 魔王 | 「どうしたの突然ユウちゃん」 |
| 003 | 勇者 | 「いや、魔王って一般的に世界征服とか侵略しまくりみたいじゃん」 |
| 004 | 魔王 | 「ヨソはヨソ、ウチはウチ」 |
| 005 | 勇者 | 「うわぁオカンみたいなこと言ってる」 |
| 006 | 魔王 | 「世界征服とかしたら倒されちゃうじゃない」 |
| 007 | 勇者 | 「誰に?」 |
| 008 | 魔王 | 「王様が送り込んでくる兵隊とか雇われ戦士とか」 |
| 009 | 勇者 | 「マオちゃんはそんなのにやられたりしないでしょ」 |
| 010 | 魔王 | 「まぁそりゃやられたりはしないと思うけど、ユウちゃんみたいのがいるかもしれないじゃん?」 |
| 011 | 勇者 | 「ノリと勢いで魔王城に乗り込んでくる奴?」 |
| 012 | 魔王 | 「そうそう。ノリと勢いで乗り込んでくる奴」 |
| 013 | 勇者 | 「来たらきたで、もてなして帰せばいいんじゃない?」 |
| 014 | 魔王 | 「もてなせないよ」 |
| 015 | 勇者 | 「とりあえず酒と女と適当に果物の盛り合わせ的なもの盛っておけばなんとかなるんじゃない?」 |
| 016 | 魔王 | 「女だったら」 |
| 017 | 勇者 | 「酒とイケメンと適当に果物じゃない?」 |
| 018 | 魔王 | 「果物も長くは保たないよ」 |
| 019 | 勇者 | 「ローリングストック法というのがあって…」 |
| 020 | 魔王 | 「その都度準備してたら大変じゃん」 |
| 021 | 勇者 | 「日頃から備えは大事よ」 |
| 022 | 魔王 | 「ろう城用の食料の備蓄でいっぱいいっぱいなの」 |
| 023 | 勇者 | 「一応あるんだ」 |
| 024 | 魔王 | 「一番は使用人分準備するのが大変なんだから」 |
| 025 | 勇者 | 「あれ、結構いるの?使用人」 |
| 026 | 魔王 | 「いるいる。オブジェ役のガーゴイルとか、厨房とか掃除係の使用人はかなりいるよ」 |
| 027 | 勇者 | 「へー意外ー静かだから誰もいないのかと思った」 |
| 028 | 魔王 | 「雰囲気作りも大事だから普段は人払いしている」 |
| 029 | 勇者 | 「あーガヤガヤしてても何かコレジャナイ感あるもんね」 |
| 030 | 魔王 | 「警備システム作動するともう大変。仕事終わると食堂で食事して帰るから厨房が大騒ぎ」 |
| 031 | 勇者 | 「警備システムってあのアンデット系の?」 |
| 032 | 魔王 | 「そう。目の前でウロウロされるのも嫌だから門前に配置したら結構いい感じになった」 |
| 033 | 勇者 | 「まぁ…っぽいもんな」 |
| 034 | 魔王 | 「彼ら『昔魔王に殺された英雄の〜』とか言ってるけど自称だからね」 |
| 035 | 勇者 | 「あ、自称なんだ。言ってるの聞いたことなかったけど」 |
| 036 | 魔王 | 「だって昔彼ら斬りかかってきた時から既に骨だったもん」 |
| 037 | 勇者 | 「斬りかかられたの?」 |
| 038 | 魔王 | 「粉砕した」 |
| 039 | 勇者 | 「粉砕したの」 |
| 040 | 魔王 | 「顔面パンチして踏み砕いた」 |
| 041 | 勇者 | 「おぉ…悪役っぽい」 |
| 042 | 魔王 | 「悪はどっちよ」 |
| 043 | 勇者 | 「魔王」 |
| 044 | 魔王 | 「だって斬りかかってきたの向こうだよ?」 |
| 045 | 勇者 | 「まぁ理由はどうであれ、踏み砕くのはやり過ぎなんじゃない?」 |
| 046 | 魔王 | 「えー」 |
| 047 | 勇者 | 「だって酒場で殴りかかられたからってクロスカウンターかましてテーブルに叩きつけて椅子で殴った後、頭踏みつける?」 |
| 048 | 魔王 | 「酒場行かないからその例えはちょっと分からない」 |
| 049 | 勇者 | 「…うん、するな。そう言えばした」 |
| 050 | 魔王 | 「ユウちゃんしたの?」 |
| 051 | 勇者 | 「若かったなー。旅立ってすぐの町の酒場で田舎者だの、軟弱者だの、勇者ってのをバカにされたからフルボッコにしたんだった」 |
| 052 | 魔王 | 「死人出たんじゃない?ユウちゃん殺しちゃった?」 |
| 053 | 勇者 | 「血まみれでビクンビクン痙攣してたのには焦ってたけど、こっちのレベルがまだ低かったから大丈夫だったポイ。今やったら瞬殺かもしれないね」 |
| 054 | 魔王 | 「あーそれある。調子乗ってるなーって魔族をたまに顔面つかんで投げると百メートル位飛んでく」 |
| 055 | 勇者 | 「あ、それ面白そう今度見せてよ」 |
| 056 | 魔王 | 「えーユウちゃんでやってあげようか?」 |
| 057 | 勇者 | 「そしたら見れないじゃん」 |
| 058 | 魔王 | 「実体験みたいな」 |
| 059 | 勇者 | 「見るから面白いんじゃん」 |
| 060 | 魔王 | 「ちなみに参考にしたのマンイーターね。ツタで投げるのうまいから」 |
| 061 | 勇者 | 「あーいたいた足ガッて捕まれてブオンッビターンみたいな」 |
| 062 | 魔王 | 「一時期魔王ランドみたいなの建設しかけた時にアトラクションにいれたら大ブーイング喰らった」 |
| 063 | 勇者 | 「魔王ランド!?」 |
| 064 | 魔王 | 「一度はいいとこ、おいでよ魔界、魔王ランドー…みたいな?」 |
| 065 | 勇者 | 「何ソレ楽しそう」 |
| 066 | 魔王 | 「誰をターゲットにしてるか分からん。却下ってなった」 |
| 067 | 勇者 | 「いいじゃんね、マオちゃんがしたいって言うんだから」 |
| 068 | 魔王 | 「別にしなくてもいいかなって思った」 |
| 069 | 勇者 | 「あ、別にどうでもよかった」 |
| 070 | 魔王 | 「何か急にふと我に返ったみたいな」 |
| 071 | 勇者 | 「遊び心と童心はいつまでも忘れない方がいいって爺ちゃんが言ってた」 |
| 072 | 魔王 | 「そっかーお爺ちゃんが言ってたんだ」 |
| 073 | 勇者 | 「だからお姉さんとお医者さんでもないのにお医者さんごっこしたりするんだって」 |
| 074 | 魔王 | 「そのお爺ちゃん黒こげにした方がいいんじゃない?」 |
| 075 | 勇者 | 「やっぱり?」 |
| 076 | 魔王 | 「それよりユウちゃん、帰んなくていいの?」 |
| 077 | 勇者 | 「今日泊めてよ、マオちゃん」 |
| 078 | 魔王 | 「別にウチはいいけどお母さん心配してるんじゃないの?」 |
| 079 | 勇者 | 「ケンカ中」 |
| 080 | 魔王 | 「何で」 |
| 081 | 勇者 | 「カッコつけて何が自分探しの旅よってバカにされたから」 |
| 082 | 魔王 | 「あー…あるある」 |
| 083 | 勇者 | 「マオちゃんは魔王って肩書あるかもしれないけど、勇者は魔王と戦い終わったらそこで終わりだからさ」 |
| 084 | 魔王 | 「永久職業じゃないんだ」 |
| 085 | 勇者 | 「肩身せまいよ?」 |
| 086 | 魔王 | 「まぁユウちゃんはユウちゃんだから。勇者じゃなくなってもユウちゃんだよ」 |
| 087 | 勇者 | 「うん。でも勇者のユウだからユウちゃんじゃなくなりそう」 |
| 088 | 魔王 | 「二人の中ではいつまでもマオちゃんとユウちゃんだよ」 |
| 089 | 勇者 | 「だね。いつまでも一緒だよ」 |
| 090 | 魔王 | 「…イイハナシをしてたのに、ゲームの画面見ながら片手間みたいに言われてもなー」 |
| 091 | 勇者 | 「ここのダンジョンクリアできなくてさ」 |
| 092 | 魔王 | 「どこ?それ王座の後ろ」 |
| 093 | 勇者 | 「お、サンキュー」 |
| 094 | 魔王 | 「もう、そこクリアしたらご飯にするからね」 |
| 095 | 勇者 | 「後でタッグと対戦ね」 |
| 096 | 魔王 | 「ハイハイ」 |
| 097 | 勇者 | 「あ、マオちゃんは強いからハンデありね」 |
| 098 | 魔王 | 「ユウちゃん相手なら手加減しませんー」 |
| 099 | 勇者 | 「えー」 |
| 100 | 魔王 | 「レベルを上げて出直してくるんだな」 |
| 101 | 勇者 | 「マオちゃんのイジワル」 |
| 102 | 魔王 | 「魔王だからね」 |
| 103 | 勇者 | 「何度でも倒してくれる。勇者だからな」 |
| 104 | 魔王 | 「受けて立つよ、ユウちゃん」 |
| 105 | 勇者 | 「勝負だ」 |
| 106 | 魔王 | 「ご飯食べたらね」 |
| 作者のツブヤキ |
| 平和な勇者と魔王の共存する世界というテーマの物語は少しずつ増えてきているように思えます。 王道のテーマで理想と言えば理想なので、そんなIfを考える人は多いのだと思います。 ところで、マンガはまだ許されるとして、ゲームって時代・文化レベルどうなっているんだ一体。 一般的に想像される中世西洋ではなく、近未来の世界なのかもしれませんね。(丸投げ マオちゃんとユウちゃんって完全にフレンドリー過ぎっしょ… |
(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります) |