勇者と魔王の日常

勇者と魔王の日常

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 不問:2
総セリフ数 106
製作日 2015/9/25〜2015/9/25
概要説明  魔王が世界を征服し、勇者が魔王を倒しにやってくる…――
そのお話は別のお話で、よそはよそ、うちはうち。
魔王城には勇者が寝転がりゲームをやり、魔王は勇者の持ってきたマンガを読み、平和を享受していた…
利用にあたって 利用規約
目安時間    
登場キャラ セリフ数 性別 備考
勇者 53 かつてよし、世界を救おうとノリで村を飛び出し、魔王城に乗り込んだ勇者。愛称はユウちゃん
魔王 53 別に特に侵攻侵略するつもりもなく、別荘程度に魔王城を建てた魔王。勇者と打ち解けよく遊び相手に。愛称はマオちゃん



【魔王城】(大広間の絨毯に寝転がりゲームをする勇者の脇で勇者の持ってきたマンガを読む魔王)

001 勇者 「マオちゃんは世界征服とか興味ないの?」
002 魔王 「どうしたの突然ユウちゃん」
003 勇者 「いや、魔王って一般的に世界征服とか侵略しまくりみたいじゃん」
004 魔王 「ヨソはヨソ、ウチはウチ」
005 勇者 「うわぁオカンみたいなこと言ってる」
006 魔王 「世界征服とかしたら倒されちゃうじゃない」
007 勇者 「誰に?」
008 魔王 「王様が送り込んでくる兵隊とか雇われ戦士とか」
009 勇者 「マオちゃんはそんなのにやられたりしないでしょ」
010 魔王 「まぁそりゃやられたりはしないと思うけど、ユウちゃんみたいのがいるかもしれないじゃん?」
011 勇者 「ノリと勢いで魔王城に乗り込んでくる奴?」
012 魔王 「そうそう。ノリと勢いで乗り込んでくる奴」
013 勇者 「来たらきたで、もてなして帰せばいいんじゃない?」
014 魔王 「もてなせないよ」
015 勇者 「とりあえず酒と女と適当に果物の盛り合わせ的なもの盛っておけばなんとかなるんじゃない?」
016 魔王 「女だったら」
017 勇者 「酒とイケメンと適当に果物じゃない?」
018 魔王 「果物も長くは保たないよ」
019 勇者 「ローリングストック法というのがあって…」
020 魔王 「その都度準備してたら大変じゃん」
021 勇者 「日頃から備えは大事よ」
022 魔王 「ろう城用の食料の備蓄でいっぱいいっぱいなの」
023 勇者 「一応あるんだ」
024 魔王 「一番は使用人分準備するのが大変なんだから」
025 勇者 「あれ、結構いるの?使用人」
026 魔王 「いるいる。オブジェ役のガーゴイルとか、厨房とか掃除係の使用人はかなりいるよ」
027 勇者 「へー意外ー静かだから誰もいないのかと思った」
028 魔王 「雰囲気作りも大事だから普段は人払いしている」
029 勇者 「あーガヤガヤしてても何かコレジャナイ感あるもんね」
030 魔王 「警備システム作動するともう大変。仕事終わると食堂で食事して帰るから厨房が大騒ぎ」
031 勇者 「警備システムってあのアンデット系の?」
032 魔王 「そう。目の前でウロウロされるのも嫌だから門前に配置したら結構いい感じになった」
033 勇者 「まぁ…っぽいもんな」
034 魔王 「彼ら『昔魔王に殺された英雄の〜』とか言ってるけど自称だからね」
035 勇者 「あ、自称なんだ。言ってるの聞いたことなかったけど」
036 魔王 「だって昔彼ら斬りかかってきた時から既に骨だったもん」
037 勇者 「斬りかかられたの?」
038 魔王 「粉砕した」
039 勇者 「粉砕したの」
040 魔王 「顔面パンチして踏み砕いた」
041 勇者 「おぉ…悪役っぽい」
042 魔王 「悪はどっちよ」
043 勇者 「魔王」
044 魔王 「だって斬りかかってきたの向こうだよ?」
045 勇者 「まぁ理由はどうであれ、踏み砕くのはやり過ぎなんじゃない?」
046 魔王 「えー」
047 勇者 「だって酒場で殴りかかられたからってクロスカウンターかましてテーブルに叩きつけて椅子で殴った後、頭踏みつける?」
048 魔王 「酒場行かないからその例えはちょっと分からない」
049 勇者 「…うん、するな。そう言えばした」
050 魔王 「ユウちゃんしたの?」
051 勇者 「若かったなー。旅立ってすぐの町の酒場で田舎者だの、軟弱者だの、勇者ってのをバカにされたからフルボッコにしたんだった」
052 魔王 「死人出たんじゃない?ユウちゃん殺しちゃった?」
053 勇者 「血まみれでビクンビクン痙攣してたのには焦ってたけど、こっちのレベルがまだ低かったから大丈夫だったポイ。今やったら瞬殺かもしれないね」
054 魔王 「あーそれある。調子乗ってるなーって魔族をたまに顔面つかんで投げると百メートル位飛んでく」
055 勇者 「あ、それ面白そう今度見せてよ」
056 魔王 「えーユウちゃんでやってあげようか?」
057 勇者 「そしたら見れないじゃん」
058 魔王 「実体験みたいな」
059 勇者 「見るから面白いんじゃん」
060 魔王 「ちなみに参考にしたのマンイーターね。ツタで投げるのうまいから」
061 勇者 「あーいたいた足ガッて捕まれてブオンッビターンみたいな」
062 魔王 「一時期魔王ランドみたいなの建設しかけた時にアトラクションにいれたら大ブーイング喰らった」
063 勇者 「魔王ランド!?」
064 魔王 「一度はいいとこ、おいでよ魔界、魔王ランドー…みたいな?」
065 勇者 「何ソレ楽しそう」
066 魔王 「誰をターゲットにしてるか分からん。却下ってなった」
067 勇者 「いいじゃんね、マオちゃんがしたいって言うんだから」
068 魔王 「別にしなくてもいいかなって思った」
069 勇者 「あ、別にどうでもよかった」
070 魔王 「何か急にふと我に返ったみたいな」
071 勇者 「遊び心と童心はいつまでも忘れない方がいいって爺ちゃんが言ってた」
072 魔王 「そっかーお爺ちゃんが言ってたんだ」
073 勇者 「だからお姉さんとお医者さんでもないのにお医者さんごっこしたりするんだって」
074 魔王 「そのお爺ちゃん黒こげにした方がいいんじゃない?」
075 勇者 「やっぱり?」
076 魔王 「それよりユウちゃん、帰んなくていいの?」
077 勇者 「今日泊めてよ、マオちゃん」
078 魔王 「別にウチはいいけどお母さん心配してるんじゃないの?」
079 勇者 「ケンカ中」
080 魔王 「何で」
081 勇者 「カッコつけて何が自分探しの旅よってバカにされたから」
082 魔王 「あー…あるある」
083 勇者 「マオちゃんは魔王って肩書あるかもしれないけど、勇者は魔王と戦い終わったらそこで終わりだからさ」
084 魔王 「永久職業じゃないんだ」
085 勇者 「肩身せまいよ?」
086 魔王 「まぁユウちゃんはユウちゃんだから。勇者じゃなくなってもユウちゃんだよ」
087 勇者 「うん。でも勇者のユウだからユウちゃんじゃなくなりそう」
088 魔王 「二人の中ではいつまでもマオちゃんとユウちゃんだよ」
089 勇者 「だね。いつまでも一緒だよ」
090 魔王 「…イイハナシをしてたのに、ゲームの画面見ながら片手間みたいに言われてもなー」
091 勇者 「ここのダンジョンクリアできなくてさ」
092 魔王 「どこ?それ王座の後ろ」
093 勇者 「お、サンキュー」
094 魔王 「もう、そこクリアしたらご飯にするからね」
095 勇者 「後でタッグと対戦ね」
096 魔王 「ハイハイ」
097 勇者 「あ、マオちゃんは強いからハンデありね」
098 魔王 「ユウちゃん相手なら手加減しませんー」
099 勇者 「えー」
100 魔王 「レベルを上げて出直してくるんだな」
101 勇者 「マオちゃんのイジワル」
102 魔王 「魔王だからね」
103 勇者 「何度でも倒してくれる。勇者だからな」
104 魔王 「受けて立つよ、ユウちゃん」
105 勇者 「勝負だ」
106 魔王 「ご飯食べたらね」










作者のツブヤキ
 平和な勇者と魔王の共存する世界というテーマの物語は少しずつ増えてきているように思えます。
王道のテーマで理想と言えば理想なので、そんなIfを考える人は多いのだと思います。
ところで、マンガはまだ許されるとして、ゲームって時代・文化レベルどうなっているんだ一体。
一般的に想像される中世西洋ではなく、近未来の世界なのかもしれませんね。(丸投げ
マオちゃんとユウちゃんって完全にフレンドリー過ぎっしょ…

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