シナリオ詳細 | |
掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
作者 | 月宮東雲 |
登場キャラ数 | ♂:1不問:1 |
総セリフ数 | 74 |
製作日 | 2015/9/15〜2015/9/15 |
概要説明 | いつも魔王城に乗り込む勇者というシステムがいつしか崩壊していつまで経っても勇者が来ないので、 魔王が勇者のいる村に現れたら魔王よろしく勇者が自分の村で好き勝手村人たちを支配していた!? |
利用にあたって | 利用規約 |
目安時間 |
登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
勇者 | 37 | ♂ | 生まれ育った村から出るのが億劫になり、村の支配者となる。かつていないタイプの勇者 |
魔王 | 36 | ? | 勇者の動きが全然ないことに痺れを切らして村を焼き払わんと現れる。王道の魔王だが、とりあえず対話はしてみる。 |
001 | 勇者 | 「…よくきた魔王よ」 |
002 | 魔王 | 「…村焼き払っていいか、勇者よ」 |
003 | 勇者 | 「村長泣いちゃうからやめて差し上げろ」 |
004 | 魔王 | 「もう十分村長泣いているぞ、何故勇者、村長の上に座っているのだ」 |
005 | 勇者 | 「あ、それ訊いちゃう?聞いちゃう?」 |
006 | 魔王 | 「いや、別に聞かなくて良いが」 |
007 | 勇者 | 「あんまり村長が、魔王倒せだの、王様に会いに行け、王様ぶっ潰せだの、村を追い出そうとするから」 |
008 | 魔王 | 「話し出すのか…」 |
009 | 勇者 | 「あんまり勇者に刃向かうと娘、魔王にさらわれるよって言ったら何でもしますから、それだけはって」 |
010 | 魔王 | 「ん?今何でもするって」 |
011 | 勇者 | 「そう。何でもするって言ったから人間椅子になってもらった」 |
012 | 魔王 | 「いや、ゲスいな勇者よ」 |
013 | 勇者 | 「ハハハ、魔王に言われたくないよ」 |
014 | 魔王 | 「じゃあ、わしがそこの村長の娘を人間椅子にするからさらっていこう」 |
015 | 勇者 | 「あ、村長プルプル震え出した。それしたら村長泣いちゃうから。俺がしてきたこと無駄になっちゃうだろ」 |
016 | 魔王 | 「知ったことか。村を焼き払わない代わりに村娘を差し出せ」 |
017 | 勇者 | 「やめて差し上げろ、村長だけじゃなく俺も泣いちゃうから」 |
018 | 魔王 | 「知ったことか」 |
019 | 勇者 | 「もうすぐこの村のハーレム計画が完成して制圧完了するんだから」 |
020 | 魔王 | 「知るかッ」 |
021 | 勇者 | 「何、邪魔するの?」 |
022 | 魔王 | 「勇者よ、貴様が来ないから様子を見にくれば…」 |
023 | 勇者 | 「精霊の加護がある俺は無敵だよ」 |
024 | 魔王 | 「人選ミスだろ、精霊」 |
025 | 勇者 | 「何度でもよみがえるさ」 |
026 | 魔王 | 「嫌な勇者だな」 |
027 | 勇者 | 「だぞ、村長。何度暗殺を謀られたか」 |
028 | 魔王 | 「そりゃあ謀るだろうな」 |
029 | 勇者 | 「ようやく無駄だと諦めて最近人間椅子になるようになった」 |
030 | 魔王 | 「人間の尊厳奪ったな…」 |
031 | 勇者 | 「まぁ村の代表だし、村を守るためにって自ら進んでやってきたし」 |
032 | 魔王 | 「勇者より勇者っぽい…」 |
033 | 勇者 | 「あ、魔王。どうだ世界の半分やろうか」 |
034 | 魔王 | 「貴様の治める腐った世界は願い下げだ。滅ぼしてくれるわ」 |
035 | 勇者 | 「あ、そう。フーンいらないんだ。世界の半分いらないんだ、ヘー」 |
036 | 魔王 | 「今すぐにこの村から焼き払い世界に絶望を与えてやる」 |
037 | 勇者 | 「俺が希望だ!」 |
038 | 魔王 | 「…あぁ、そこの椅子がお前が言うなと見ているぞ」 |
039 | 勇者 | 「『本日のお前が言うな』はこちらです」 |
040 | 魔王 | 「…よし、勇者もろとも消し去ろう」 |
041 | 勇者 | 「いいの?後悔するよ、勇者だよ」 |
042 | 魔王 | 「毒は芽の内に摘んでおかねばな」 |
043 | 勇者 | 「もう花開いているよ?勇者花!満開」 |
044 | 魔王 | 「ならばその花を摘んで見せしめにし、世界に絶望を与えてやろう」 |
045 | 勇者 | 「今なら大人しく帰れば痛い目見ないで帰れるぞ。今の内だぞ」 |
046 | 魔王 | 「元々大人しく帰るつもりなどない。わざわざこのような辺境の地までおもむいて帰るわけなかろう」 |
047 | 勇者 | 「…村長、大変だ。村の威厳に関わる。今からすぐに歓迎の準備だ」 |
048 | 魔王 | 「歓迎…?」 |
049 | 勇者 | 「ようこそ勇者村へ!魔王様御一行…みたいな」 |
050 | 魔王 | 「歓迎したら駄目だろ…」 |
051 | 勇者 | 「裏の畑で採れた野菜に村一番の村娘…やっぱ村長の娘かな。…を抱き合わせてお買い得感だして」 |
052 | 魔王 | 「お買い得感って何だ…」(イラッ |
053 | 勇者 | 「キープしてたら嫁に行き遅れた娘」 |
054 | 魔王 | 「…村長の額、今までの人間で見たことがない位青筋出ているが?」 |
055 | 勇者 | 「俺勇者様よ?世界中の姫を集めてハーレム王国つくるから。田舎村の田舎娘はそりゃ最初の内の遊び相手」 |
056 | 魔王 | 「…腐っているな」 |
057 | 勇者 | 「HAHAHA、田舎村でくすぶっていたらちょっと腐っちゃったから、もうちょっとしたら風を当たりに旅に出ようと思って」 |
058 | 魔王 | 「……」 |
059 | 勇者 | 「あ、魔族でも可愛い娘とかいるんでしょ?差し出してくれたら、存在認めてあげてもいいよ。悪い話じゃないでしょ」 |
060 | 魔王 | 「他の人間にとってもこちらにとっても悪い話でしかない」 |
061 | 勇者 | 「人外とか燃えそう、うん。アツいね」 |
062 | 魔王 | 「燃えるのは貴様だ、勇者」 |
063 | 勇者 | 「あ、ちょっと村長、何急に立ち上がってるの?え、そのタイマツ何?」 |
064 | 魔王 | 「……勇者さえ消えれば別に村はどうでも良い」 |
065 | 勇者 | 「懲りずにまた俺を殺す気か?精霊の加護がある俺は死なないと言うことがまだ分からないのか」 |
066 | 魔王 | 「二度と生き返らないようそのハラワタ喰らいつくしてくれよう」 |
067 | 勇者 | 「え、ちょっと待って。魔王にハラワタ喰らい尽くされたらちゃんとハラワタ再生するのかな…アッツ!アッツい!何火点けてんの!?村長、放火!火つけてるの勇者だよ?家じゃないよ?」 |
068 | 魔王 | 「骨すら残らぬよう灰にしてくれよう」 |
069 | 勇者 | 「いや、ちょっと待ってそれで復活できないと洒落にならないんだけど」 |
070 | 魔王 | 「知ったことか」 |
071 | 勇者 | 「アッツ!アッツ!ちょっと本気で燃えてるよ、村長覚えてろよ、三代先まで呪ってやるからな、勇者の呪い。…あ、何かカッコいい『勇者の呪い』」 |
072 | 魔王 | 「…灼熱の業火で焼かれるが良い」 |
073 | 勇者 | 「ぬわーーーっ」 |
074 | 魔王 | 「……これでこの村にも世界にも平和が訪れるだろう」 |
作者のツブヤキ |
たまに勇者を殺そうとして魔王が直々勇者のいる村を襲いに来るというイベントが王道ネタであったりしますが、 村が襲われるのって大体はレベルがまだ全然低い時だったりしますよね。まぁ、これがきっかけでこの野郎魔王め、テメーは絶対赦さんッ!という きっかけづくりの一つなわけなんですけど。 勇者が特に冒険をすることなく、魔王のように自分の村を魔王城のように支配した世界があったらとふと思ったのが始まりです。 勇者が魔王っぽくて魔王が勇者っぽいというそんなことも、まぁあるんでしょうね。 恐怖政治というか恐怖支配している勇者は相当な悪です。 何度も殺しても生き返るって普通の村人にとっても厄介だし、その記憶が残られたら恐ろしいですよね…うわ、性格悪い勇者って厄介だー。 |
(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります) |