百合者と魔王

百合者と魔王

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :3
総セリフ数 81
製作日 2015/7/9〜2015/7/9
概要説明  ようやくたどり着いた魔王城の玉座で待ち構えていたのは…まぁ魔王なんだろうけど。
本当に魔王なのか、そうなのか、聞いていた魔王と違うんだが、本当に魔王なのか、そうなのか。
魔王が人間でいう女って…ちょっと不都合が……。いいえ、同性だからって容赦しません。
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
勇者 34 間違って男(魔王)を好きにならないよう、周りから百合に育てられた。受け
魔法使い 19 勇者に声を掛けられ、ぞっこんの百合っ子。声掛ける男たちには容赦なく炎を浴びせる。攻め
魔王 28 先代魔王の寝首をかいて倒し、魔王になった魔王。どちらもいける…のか?人間生物学で考えてはいけないらしい






【魔王城】(魔王の間で待ち受ける魔王、勇者たちが勢いよく入ってくる)

001 魔王 「よく来たゆ…」
002 勇者 「ちょっと待って…1つ聞きたいことがあるの」
003 魔王 「決め台詞を遮ってまで何の問いだ」
004 勇者 「…あなたが魔王?」
005 魔王 「いかに…」
006 勇者 「…と訊きたいところだけど1つと言った手前2つ訊くのは忍びないから」
007 魔王 「それが問いではなかったのか!あまりにも下らん問いだぞ」
008 魔法使い 「勇者様、私が質問すれば勇者様は質問1つのままでいけますわ」
009 勇者 「その手があったか」(ポンと手を叩く)
010 魔王 「その手はないっ!問いを許したのは勇者だけだ」
011 勇者 「しかし、その手はふさがれている
012 魔法使い 「世界の魔王がケチンボさんですね」
013 勇者 「案外、各地のボスみたく小物なのかもしれない」
014 魔王 「誰がケチンボだ、誰が小物だ。漆黒の雷を喰らわせるぞ」
015 勇者 「…目の前にいる魔物が魔王であるという仮定をして」
016 魔王 「仮定ではなく、私が魔王だ」
017 勇者 「ボクが訊きたいのはそんなことではないッ」
018 魔王 「ぬ…なん…だとッ」
019 勇者 「性別は…お、おん…おとな…」
020 魔法使い 「勇者様混じってますよ。男か女か。半分か」
021 勇者 「いや、半分って…いや、中性もありえるのか」
022 魔王 「何だその問いは…」
023 勇者 「大事なことなんだっ答えろっ」
024 魔王 「下らん。人間の生物学的に言うのであれば女だ」
025 魔法使い 「ちゃんと答えるんだ…」
026 勇者 「…女だと」
027 魔王 「それがどうした」
028 勇者 「最終形態で性別変わったりしないよね」
029 魔法使い 「触手は出るかも」
030 魔王 「だから何なんだ。貴様らに最終形態の力を振るわんでも…」
031 勇者 「…そりゃね、途中危なかった時もあったよ」
032 魔法使い 「異種族交流どころか同族交流もエトセトラトラ」
033 魔王 「…何の話だ」
034 勇者 「お爺ちゃんや王様からも魔王は極悪非道で野蛮な男だって聞かされ育ってきたのに」
035 魔法使い 「実物は町中にいたらちょっと目立っちゃうレベルかも」
036 魔王 「貴様らは何を言っているのだ」
037 勇者 「今までの苦労は何だったんだ…」
038 魔法使い 「ま、私は勇者様一筋ですけどね」
039 勇者 「先代魔王は男だったのか?」
040 魔王 「問いが1つではなくなっているがな。とんでもない好色魔王だったな」
041 勇者 「ハーレム王…」
042 魔王 「うつつなど抜かしているから寝首をかかれるのだ」
043 勇者 「先代魔王は情けない死に方をしたらしい…」
044 魔王 「やけに貴様は性別にこだわるな。下らん。人間は実に愚かだ」
045 勇者 「愚かだと思う。そこは否定しない。むしろ声を大にして言いたいね」
046 魔王 「認めるか、くくく。そうだ人間は愚かだ。愚かな種族を滅ぼして何が悪い」
047 勇者 「誰のせいでボクが百合に育てられたと思っているんだ!」
048 魔王 「は?」
049 魔法使い 「私は素敵だと思いますよ、勇者様」
050 勇者 「百合はお腹いっぱいなんだよっ!勇者×魔王とか、ド定番過ぎて満腹だよっ」
051 魔法使い 「今の時代、勇者×魔法使いよ。魔法使いは嫁」(胸を張る)
052 勇者 「いや、それもないんだけどさ」
053 魔王 「…まとめて消し去ってやろうか」
054 魔法使い 「私たちの愛の力は魔王であろうとも消させない」
055 勇者 「こっぱずかしいことを平気で言う…」
056 魔法使い 「勇者様だって正義は勝つとか、愛の勝利だとか白昼堂々言っているじゃないですか」
057 魔王 「よし、わかった。貴様らあの世で好きなだけイチャついていれば良い」
058 魔法使い 「勇者様、さっさと魔王を倒してお城で結婚式を挙げましょう」(キラッ☆
059 勇者 「育てられ方を間違えたお蔭で女の子しか好きになれなくなったんだぞ。どうしてくれるんだっ」
060 魔王 「場違いな怒りをぶつけられている気がするな」
061 魔法使い 「魔王が女なら話は早いでしょ?徹底的に凌辱し、その華を散らせるまで」(杖握り直してゲスい顔)
062 勇者 「…この子はさらっと恐ろしいことを」
063 魔王 「人間風情が笑わせてくれる。ならば生まれてきたことを後悔するまで死んだ方がマシな思いを味あわせてくれよう」
064 勇者 「…あおり、あおられえげつない戦闘に持ち込まれてる気がする」
065 魔王 「百合者とその仲間よ、我がもとに現れたことを後悔させてやる」
066 勇者 「…今勇者じゃなくて百合者って言わなかった?」
067 魔法使い 「のぞむところよ」
068 勇者 「望んじゃダメでしょ、辱しめられるよ」
069 魔法使い 「蹂躙(じゅうりん)するのはこちらですわ、勇者様。魔王の威厳とやらを散らして、全国民中のさらし者にしてあげますわ」
070 勇者 「そこまでするの?」
071 魔法使い 「あちらがその気ならこちらも全力で向かわないと、勇者様」
072 魔王 「貴様らを消し去り、再び世界に絶望を与えてやろう」
073 勇者 「魔王、覚悟ッ」
074 魔法使い 「いつも受けの勇者様の攻め姿がまたいい!」
075 魔王 「その余裕もいつまで持つかな」
076 勇者 「守るべきものがあるボクたちは強い」
077 魔王 「守るべきもの…笑わせてくれる」
078 魔法使い 「1つご親切に忠告をしてあげると、私は穴という穴を攻めるのが得意だから」
079 勇者 「どちらが悪かわからない黒さ…」
080 魔王 「フン、ごたくは聞き飽きた。消え去れ、百合者共」
081 勇者 「終わりだ、魔王ッ」






作者のツブヤキ
 あれ、勇者と百合者って何か似てない?って思って書き始めました。(いや全然似てないってレベルじゃないよね。うん。)
勇者・魔王シリーズは万能過ぎます。女の子しか出てこない台本ですけど…人気が出てくれると嬉しいです。
願わくはこのノリは作品として聴いてみたいものです。
その後、彼女らはどうなったのか。俺たたエンドです。色んな意味で。

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