シーズンオール『1月』
シーズンオール『1月』

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :2
総セリフ数 121
製作日 2014/12/2〜2014/12/2
概要説明 新年初の舞台。季節ネタ専門のシーズンオール。
今年も新年早々ぶっ飛ばしたコントを見せてくれるのか。
1月お年玉ネタ
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
高山 修也
(たかやま しゅうや)
60 基本的にボケる。寝正月した。
谷上 素史
(たにがみ もとふみ)
62 ツッコミ担当。初売りでジーンズ福袋を5袋買い込みました。



【ステージ上】(8割の客席の埋まる会場)

001 高山 「どうもシーズンオールです」
002 谷上 「新年あけましておめでとうございます。今年もジーンズでの登場でございます」
003 高山 「今年も『あ、またズボン野郎か…』と、宜しくお願い致しますね」
004 谷上 「はい、宜しくお願い致します」
005 高山 「こういったキチッとした場でもラフな格好でね。他のコンビさんなんか晴れ着や袴姿で登場したりするんですけどね」
006 谷上 「もう我々はジーンズが正装なんで」
007 高山 「外国のホテルやカジノでもこの恰好で行きます」
008 谷上 「つまみだされるわっ」
009 高山 「いやぁ、今年初舞台なわけですが、初詣、書初め、姫はじめ…何でも今年初ものは初がつくわけですが」
010 谷上 「最後下(シモ)入った!」
011 高山 「下を入れるだけにね」
012 谷上 「やかましいわっ!いつから下ネタ芸人になったよ」
013 高山 「新年なだけにデビューを失敗するわけにいかないと張り切ってきたわけですけどね」
014 谷上 「張り切り過ぎて盛大に滑ってるわっ」
015 高山 「我々は季節をネタにするのであって下ネタ系専門は他のコンビさんにお任せして、いつも通りいきますか」
016 谷上 「はい、いつも通りね」
017 高山 「1月と言えば、楽しみなものがありますよね」
018 谷上 「ほぅ、楽しみ」
019 高山 「年賀状とお年玉とお雑煮やおせち」
020 谷上 「はいはい、1月限定ものですものね」
021 高山 「会場の皆さんは大丈夫ですか?喉に詰まらせると掃除機を口に突っ込まれますよ」
022 谷上 「餅を詰まらせてしまうことが多いですから気をつけないといけないですね」
023 高山 「ここの会場の9割の人は餅を詰まらせる恐れがありますからね、年齢的に」
024 谷上 「言い過ぎでしょっ。若い人でも餅喉に詰まらせるからね」
025 高山 「嬉しいお年玉なんですけど」
026 谷上 「はいはい、もらえると嬉しいですけど。あれ、年齢的にもう貰える歳じゃなくない?」
027 高山 「そう。もう会場の皆さんも年齢的に貰っている人はいないとは思いますが…貰っている人ー」
028 谷上 「あーいないですねー」
029 高山 「お年玉は貰えると嬉しいですけど、あげる側になるとツライですよね」
030 谷上 「確かに。痛い出費ですからね」
031 高山 「近所の子供まで集まってきて油断すると根こそぎケツの毛一本までむしりとられます」
032 谷上 「いや、それはないだろっ」
033 高山 「トリックオアトリート!金寄越せっ」
034 谷上 「ハロウィンかっ」
035 高山 「というわけで、近所の子供が取り立てに来た時の華麗な断り方を教えて欲しいから俺子供役でやって?」
036 谷上 「いや、どんな感じか想像つかないけど…まぁうん。じゃあ、お年玉あげる側役ね」



【家前設定】(ドアを隔てて2人向かい合う)

037 高山 「…ピンポーン」
038 谷上 「あ、はいはい」
039 高山 「ピ、ピンポンピンポンピンポン!ピーンポーン」
040 谷上 「はいはいはい、インターホン鳴らし過ぎだろ」
041 高山 「ダッ」(ステージ袖へ走る)
042 谷上 「いやいやいや、ピンポンダッシュかいっ」
043 高山 「開けたらいない」
044 谷上 「それただの嫌がらせだろ」
045 高山 「1月1日の午前2時」
046 谷上 「いやいやいや、それ絶対お年玉とかの子供じゃないッ」
047 高山 「ピンポン鳴らされるわけで」
048 谷上 「話し進まないからね。これじゃピンポンダッシュ犯の捕まえ方とか別のものになるから」
049 高山 「…もう一回ね」
050 谷上 「うん、もう一回」
051 高山 「はい、ピンポーン」
052 谷上 「はいはいはい、どちら様ですか」
053 高山 「佐山急便ですー」
054 谷上 「それも子供関係ないじゃん」
055 高山 「悪い子はいねーがー悪い子はいねーがー」
056 谷上 「どう考えても突然押し入ってくるそっちの方が悪い子な訳で」
057 高山 「…おじちゃん、ねぇおじちゃん」
058 谷上 「お兄さんだけどね」
059 高山 「おい、じじい」
060 谷上 「あ?」
061 高山 「お年玉ちょーだい」
062 谷上 「…ちょっと待って。これ親戚の子だったりする?」
063 高山 「いいから、お年玉。イエスオアイエスで」
064 谷上 「どっちもあげる一択しかないのかよっ」
065 高山 「『はい』か『はい』の二択しかないから選びやすいでしょ」
066 谷上 「それを人は一択と言うからね」
067 高山 「人生は無数の選択の連続である。キリッ」
068 谷上 「何で今いいこと言ったみたいな顔した?」
069 高山 「というわけで、お年玉プリーズ」
070 谷上 「え…やっぱりあげる流れなの」
071 高山 「くれないと部屋滅茶苦茶にするよ?」
072 谷上 「それ脅迫だからね」
073 高山 「ガタガタ抜かしとらんではよ出せやっムッコロされたいのか」
074 谷上 「どんな子供よっ」
祝儀袋に100円玉一枚入れて渡す
075 谷上 「はいはいはい、これで勘弁。これで早く帰って」
076 高山 「…100円とか舐めとんのか?あ?今時自販機のジュースも買えねーだろっ」
077 谷上 「文句付けられたよ…」
078 高山 「駄目。全然ダメ。これじゃ練習にならない。結局お年玉渡しちゃってるし」(さり気なく百円しまう)
079 谷上 「いや、ちゃっかり100円ポケットにしまうなよ。返せよ、その100円玉」
080 高山 「これお年玉だから」
081 谷上 「いや、今の流れの小道具なんだけど」
082 高山 「もらったものは返せないな。もうダメ。俺がお年玉あげる役やるからそっち子供役ね」
083 谷上 「あ、うん…やるんだ」



【家前設定】(ドアを隔てて2人向かい合う)

084 谷上 「ピンポーン」
085 高山 「……」
086 谷上 「ピンポーン」
087 高山 「……」
088 谷上 「ピンポーンピンポーン」
089 高山 「……修也は今居留守ですー」
090 谷上 「留守なら誰がいるって…居留守って自分で言ってどうするんだよっ」
091 高山 「ガチャ」(チラッ
092 谷上 「開けるんかいっ」
093 高山 「どちら様ですか」
094 谷上 「あの、お年玉…」
095 高山 「あ、ウチテレビ置いてないんで」
096 谷上 「集金じゃないからねっ!?」
097 高山 「洗剤三年分もらってもどうしようかなー契約はなー」
098 谷上 「新聞の勧誘でもないし」
099 高山 「あ、幽霊は信じてるけど神は信じていないんで。神は死んだッ」
100 谷上 「宗教勧誘でもないからね。それで断れるなら練習する必要ないじゃん」
101 高山 「何、断る役どころか子供役もできないの」
102 谷上 「いや、イマイチシチュエーションが分からないからねっ」
103 高山 「伝説の子役になれよッ!こども社長位の異名獲れよッ」
104 谷上 「いや、もう子役と名乗れる歳じゃないんだけど」
105 高山 「…もういい。金せびるところからでいいよ、はい」
106 谷上 「金せびるって中学高校生かっ」
107 高山 「タカシ、ご飯代は渡したでしょ。お小遣いは増やせないわよ」
108 谷上 「お年玉じゃないし…あのお年玉」
109 高山 「バカ言ってんじゃないの!母さんどれだけ内職してると思ってるの!あんたのために朝から晩までパートで働いてBパート1オクターブ低いだのずれてるだのとコンダクターから怒られながらコンクールに出てるのよ」
110 谷上 「パートってそっちの」
111 高山 「あんたもいい歳なんだからお年玉なんて言ってないでお母さんを楽させて頂戴」
112 谷上 「何この母子家庭でお年玉せびる息子みたいな」
113 高山 「…べ、別にあんたの為に用意したんじゃないんだからね。か、勘違いしないでよッ義理なんだから」
114 谷上 「バレンタインかっ…いいからお年玉をくれよ」
115 高山 「はぁ?何か言ったかのぅ」
116 谷上 「お年玉を寄越せって」
117 高山 「ははは、婆さんや飯はまだかいの」
118 谷上 「話通じないのかいっ」
119 高山 「じいさんならここにおる。まさにジーサンオール」
120 谷上 「いい加減にしろっ」
121 高山
谷上
「有難うございました」






作者のツブヤキ
 無理無理のジーサンオールネタですね。
正直このすんごい無理矢理感のジーサンオールネタはどうすればいいんだろうって悩みどころだったりします。
オチにもなっているのかが怪しいレベル。
歳を取るとついに自分もお年玉をもらう側からあげる側に。今年生まれた姪っ子にいくら上げる必要があるんだろうか。
お年玉をあげるのは小学生くらいからでいいと思うんだ。

使用報告・リクエスト・感想・コメント応援・随時、受付中! ⇒   掲示板  

(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります)









台本一覧へもどる

オリジナルボイドラ劇場へもどる

声物語劇団へもどる

ブログを見る

★☆先月の台本人気ランキング☆★