西悠記なお題-旅路の行方は-

西悠記なお題-旅路の行方は-

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
原案・作者 春久様・月宮東雲
登場キャラ数 :1:3
総セリフ数 113
製作日 2015/3/26〜2015/3/26
概要説明  声物語劇団コラボ企画『西悠記なお題
天竺に向かう旅の途中、三桜法師らの一行はようやく町へ辿り着く。
久しぶりのまともな食事の予感に浮かれる娯空たちを三桜法師は一喝。
途中でぶ〜さんが消えたり、八海がいなくなったり…今日も天竺への旅路は遠い。
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
娯空
(ごくう)
47 「これでも昔ワルだったんだぜ」とたまにドヤ顔する猿っ娘。よく物を失くしたりうっかり忘れたりする慌てん坊。慌てん坊じゃなく暴れん坊と周りには言ってる
三桜法師
(さんおうほうし)
36 各地で仲間を手に入れながら天竺を目指す徳の高い僧。カリスマ力が高い。バックにお釈迦様の後光もお力もあるんだよ
八海
(はっかい)
23 パーティーの中では献身的で騙されがちだが大の幼い男の子好きで『ショタ喰い』の異名を持つ。村の少年という少年を拉致監禁した咎で三桜法師に捕らえられた
ぶ〜さん 7 パーティーの唯一の雄。咲き誇る華のようにと目指しているが、非常食要因と陰で言われているらしい。よく至る所で捕まって食材になりかけるペット。物凄くマイペース



【旅の途中の町】(露天商を目を輝かせながら歩き回る一行)

001 娯空 「お、八海。あれも美味そうだ」
002 八海 「ほんとだっ。いい匂いです」(クンクンしながら)
003 娯空 「あっちはどうだ、あっちほらあれっ」
004 八海 「どこどこどこっ」(キョロキョロ見回しながら目を輝かせる)
005 ぶ〜さん 「ドコドコドォーンぶぅ」(ドラムを叩くような効果音的な)
006 三桜 「娯空も八海も少しは落ち着きなさい」
007 娯空 「落ち着いていられるかっての。こちとら何日蛙とかイモリを食ってたと思うんだ」
008 八海 「そうですよ。野草には飽きました。三桜法師様」
009 三桜 「美容と健康には高たんぱくな蛙やヘルシーな野草が良いのですよ。ぶ〜さんは文句1つ言いませんでしたよ。少しは見習いなさい」
010 娯空 「『こんなに草食べてたら豚になっちゃうブフゥ』って漏らしてたけど、もう豚だろうっての。豚と一緒にしないで欲しいっての」
011 三桜 「ワガママ言っているとお釈迦様から雷が落ちますよ」
012 娯空 「ワガママって…久しぶりの町で浮かれて何が悪いっ…っててて、痛い痛い痛いっ締め付けヒドッ何ッ!?」
013 八海 「娯空さん、同情します」
014 娯空 「同情するなら同じ目に遭ってくれ、八海」
015 八海 「嫌ですよ」
016 三桜 「それは戒めの環。娯空、あなたが悔い改めるような行いをするとお釈迦様が罰としてキツくするのです」(緊箍児【きんこじ】を指差しながら)
017 娯空 「オラ今何したよ。頭の形が変形しちまいそうだよ、イギギギギ」
018 三桜 「実際にキツくなっているのではなく、電流が流れているようですね。脳が刺激されて賢くなるかもしれませんよ」
019 八海 「肩とか背中だと気持ち良さそう」
020 娯空 「他人事だと思って…」
021 三桜 「あ。あまり酷い行ないをすると強い電流が流れて脳を焼ききられるかもしれませんね」
022 娯空 「何その怖い脅し」
023 八海 「ご愁傷さま…デス」(合掌)
024 娯空 「いや、本気で八海ちゃんにつけたいんだけど。三桜法師用意してくれない?」(八海を白い目で見ながら)
025 三桜 「乱暴はいけませんよ」
026 娯空 「イタタタタタッ理不尽でしょっ」(頭を抱えて痛がる)
027 八海 「試練は多い方が萌えますっ。ガッツです」(拳を握りしめてガッツポーズ)
028 娯空 「もうやだこの八海…」
029 八海 「…美味しそうなもの沢山ありますけどやっぱり一番美味しそうなのは…走り回る幼い男の子ですかねェ…じゅるり」
030 娯空 「おい、ショタ喰い」
031 三桜 「八海、悪いクセですよ」
032 娯空 「悪いクセというか、それを咎で捕らえられたんでしょ」
033 三桜 「何事にも限度がありますからね。節度を守れば赦します」
034 八海 「私…可愛いものに目がありませんッ」
035 三桜 「可愛いものは正義です。えぇ」
036 娯空 「ハイハイ、また意気投合しちゃって…」
037 八海 「というわけで…お腹も空きましたし、お昼にしましょう」
038 三桜 「そうですね。腹ごしらえをしなければ旅は続けられないですね」
039 八海 「手頃な子供は…」
040 娯空 「おい、ショタ喰いッ」
041 八海 「はい?娯空さん?」
042 娯空 「ガキ喰っても腹は膨れないっての」
043 八海 「心は満たされますッ」(キラキラ目を輝かせながら)
044 娯空 「もうダメだろ、この八海…」
045 三桜 「…そうですね、豚まんや豚カツ…豚串…トンテキもいいですね。どうでしょうか、ぶ〜さん」
046 娯空 「ついにぶ〜さん食糧にするのか、三桜法師」
047 三桜 「共食いはいけませんよね、ぶ〜さん」
048 八海 「三桜法師様、ぶ〜さんついてきていないんですけど…」
049 娯空 「え、いつからだ」
050 三桜 「前の町を出てきてこの町まで豚の丸焼きなんて食べた記憶はありませんよ、二人とも盗み食いしましたか、娯空」
051 娯空 「アダダダダダダッ!濡れ衣でしょぉ」
052 八海 「…夕飯までに帰ってきませんよね?」
053 三桜 「夕飯に帰ってくるどころか、夕飯に出されるかもしれませんね。二人とも急ぎましょう」
054 娯空 「何でオラ頭締めつけられたの」



【肉卸の露天商から救出】(八海がぶ〜さんを抱えながら)

055 ぶ〜さん 「…ぶふぅ。死ぬかと思ったぶぅ」
056 娯空 「手間かけさせるなよ、ぶ〜さん」
057 三桜 「娯空、あなたはまた乱暴を働こうとしましたね」
058 娯空 「ぶ〜さんを助けるためには仕方なかったでしょ」
059 三桜 「少しは私を見習って平和的解決を模索しようとなさい」
060 娯空 「めんどくさぁ」
061 三桜 「何事もめんどくさがっては解決できませんよ、いいですか娯空」
062 八海 「三桜法師様の平和的解決…強力なお札チラつかせてましたけど…」
063 三桜 「暴力に訴えるだけが全てじゃないのですよ。痛い目見たくなければ〜なんてどこの悪党ですか。山賊じゃないのですよ」
064 娯空 「へいへいー」
065 三桜 「相手としっかり話して交渉する。突然襲い掛からない。平和的解決を訴える。これは大原則ですよ、これが守れなければ天竺なんて夢のまた夢ですよ」
066 娯空 「ぶ〜さんがはぐれないように首輪でも何かつけた方がいいんじゃない」
067 ぶ〜さん 「オイラ、ペットじゃないからそれにはおよばないぞよ」
068 娯空 「現に今、命の危機にさらされていたよね」
069 三桜 「そうですよ、くれぐれも町では気を付けて頂かないと。誰かの食糧になるのは許しませんよ。ぶ〜さんは私たちの大切なものなんですから」
070 ぶ〜さん 「法師様…」(感動)
071 娯空 「町に入る時はオラか、八海が抱えて入るようにしないとダメ」
072 三桜 「娯空はすぐものを失くしますから、八海。あなたが頭に乗せていなさい」
073 八海 「はいっ!ッて、頭の上ですか!?」
074 ぶ〜さん 「ぶふぅ」
075 娯空 「信用無いなー」
076 三桜 「この前、私の大切な袈裟を失くしかけたのはどこの誰でしたか」
077 娯空 「それはその、ぶ〜さんが間違って持って行っていたんだっけ?」
078 三桜 「違いますッ!あなたに預けておいて失くしたんでしょう!」
079 娯空 「あれ、そうだっけかなー」
080 八海 「…探すの私も手伝わされました」
081 娯空 「あ、八海。裏切るか。杏仁豆腐一個で手を打ったじゃない」
082 八海 「私は杏仁豆腐一個で買える程、安い女じゃないんです」
083 三桜 「しかも隠ぺいしようとした挙句に、人に責任を押し付けようとまでしましたね、娯空」
084 娯空 「誤解、誤解なんだってぇ。嫌だなぁ」
085 ぶ〜さん 「娯空、往生際が悪いぶー」
086 娯空 「あの件はあれで終わりって、許すって言ったじゃないかぁー」
087 三桜 「思い出したら腹が立ったので赦しません」
088 娯空 「そんなぁ…」
089 八海 「あ、美味しそうな少年発見」
090 娯空 「おい、こらショタ喰い」
091 八海 「ボク、名前なんて言うの?そう、あ、この豚はぶ〜さんって言うんだけど、お姉さんとあっちでお話しようか」
092 三桜 「聞いていますか、娯空」
093 娯空 「いや、八海がガキさらって」
094 三桜 「今私は袈裟を失くした時の反省が足りないと言っている言っているのです。八海は関係ありません」
095 娯空 「いやいやいや、え、八海ぶ〜さんと行っちゃったよ、ねぇ」
096 三桜 「反省が足りないようですね。少し反省なさい」(緊箍呪唱える)
097 娯空 「痛い痛い痛い、頭ねじ切れちゃう。ぎゅるぎゅるぎゅるんってねじ切れるぅ!」
098 三桜 「少し脳の細胞活性化させて反省なさい」
099 娯空 「死んじゃう、電流だろうがなんだろうが、こんなんじゃ脳細胞死んじゃう」
100 三桜 「…お腹が空きましたね。娯空、お腹空いてはお仕置きもできません。何か食べ物を買ってきて下さい」
101 娯空 「あぃぃ…」
102 三桜 「さてと…いい歳した子たちがはぐれるとは困ったものですね」
103 娯空 「いや、あのショタ喰いは自らガキかっさらって姿消したでしょ」
104 三桜 「いいからさっさと行くっ」
105 娯空 「いぃぃ」
106 三桜 「腹ごしらえしたらケツ叩きの刑ですからね」
107 娯空 「お仕置きメニューも決定、実行確実なの?」
108 三桜 「当然です。身体に罪という罪を覚えさせて悔い改めさせます」
109 娯空 「うぇぇぇ…」
110 三桜 「お腹が空き過ぎて私の機嫌が悪くならない内に戻ってきた方がいいですよ」
111 娯空 「鬼ィ」
112 三桜 「鬼ではなく、私の後ろにいるのはお釈迦様です」
113 ぶ〜さん 「天竺までの道のりは遠そうだ、ぶふぅ」






作者のツブヤキ
 声劇台本置き場のボイスドラマ化を熱烈に応援支援して下さっている企画者兼ボイスコの春久様から
リクエスト的な依頼を頂いたので、コラボ(?)ってみました。
西遊記は幼稚園の頃、絵本で読んだっきりで金の猿が暴れ回ってる滴な描写しか覚えてないです(笑)
それゆえ、どんな話だったかとか設定とかほとんど覚えていない状態でした。
とりあえず、法師が豚・河童・猿を連れて天竺へ行く話だったよなーって。雑把やなー。
調べるとドラマ・映画・舞台・漫画化と様々なことになっているんですね。そして、アレンジの多いこと多いこと。
何でこんなにこれをモデルにした話が多いんでしょうかねー。
なので、どっかで聴いた話とか思うこともあるかもしれませんが、あったら御愛嬌ということで!
一つ一つ似たような話かそうじゃないかなんて調べていられませぬぅ。
楽しんで頂けましたら幸いです。
コラボったサイト様 西悠記なお題

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