湯けむり温泉旅路-洞窟風呂の宿-

湯けむり温泉旅路-洞窟風呂の宿-

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :1:1
総セリフ数 110
製作日 2015/2/1〜2015/2/15
概要説明  自分たちも慰安旅行を兼ねて両親たちの女子会(?)旅行に同伴した圭と権。
まさかのいい歳した大人たちが雑魚寝ですか。
隣に若者同士が寝たけど何も起こらず。温泉ホテルレポート作品
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
河原屋 権
(かわらや ごん)
55 圭の従弟。昔は疎遠であまり付き合いはなかったが、最近会う機会が増え外食したりすることが増えた
光峯 圭
(みつみね けい)
54 真面目系。旅館を選ぶときは温泉を重視する。風呂の数は多い方が喜ぶ。一部から風呂・温泉奉行として恐れられている。事務職に就職した模様






【送迎バス内】(圭と権隣同士に座り)

001 「はースゲーな、昨日あんなに大雪降るとは思わなかったけど」
002 「山奥にしなくて正解ね」
003 「俺っちは別に山奥でも全然良かったけどね」
004 「大雪で死ぬわよ」
005 「ハハッ、雪道を運転したことのある俺っちに敵は…ないッ!」
006 「…それ南極でも同じこと言えるの?」
007 「何で南極!?いや、無理だけど。雪上車運転できる気がしないし」
008 「…ならよし」
009 「何がッ!?」
010 「…いい大人のだからバスの中ではしゃぐのはよしなさい」
011 「いやいやいや。別にはしゃいでないけどさ」
012 「遠足は着くまでが遠足よ」
013 「いや、旅館についても遠足は終わらないというか、遠足なのかこれ」
014 「遠足…」(キリッ
015 「でも圭ちゃんとお泊りなんて初めてだよなー」
016 「…お泊りって言い方やめてくれる?」
017 「いい大人が同じ部屋でお泊りとかアツいね」
018 「温泉で溺れてくれる?」
019 「いや、まぁ二人っきりじゃないわけだけどこの歳で一緒のお泊りとか正直吃驚」
020 「親が温泉旅行に行くというから便乗したらあなたもついてきたんでしょ」
021 「温泉って聞いたら行くっしゃないっしょ」
022 「お仕事で疲れている私とあなたは基本的に違うの」
023 「あなたと違うんですっ」
024 「部屋に入ったら半径20m以内に入らないでね」
025 「それ廊下決定じゃんッ!?」



【部屋】(ゾロゾロと部屋に入り、荷物を置き始める)

026 「いつも車で行っていたからマイクロバスで送迎してもらうなんてなかったかも」
027 「カップル多かったなー。俺たちもカップルに見られていたかな」
028 「……ェ」
029 「何で養豚場の豚を見るみたいな目で見るの、え?」
030 「あなたと私は従弟以上それ以下でもないの。…それ以下はあるかも」
031 「それ以下って何ッ!?」
032 「変な気起こすのはやめてよ」
033 「エロゲ的展開はない…と」
034 「お母さんたちは食後に入るみたいだから先に入ってくる」
035 「流石、温泉好き」
036 「そこの小部屋で着替えるから覗かないでよ」
037 「両親がいる中で堂々と覗きができたらそら凄い猛者だぞ」
038 「やりかねん」
039 「御冗談を。というか、俺を何だと思ってるの」
040 「…下等生物」
041 「ちょっと待って、今『下等生物』って聴こえたぞ」
042 「はいはい、襖開けない。開けようとしない。鶴になって飛び去るなんて生易しい結果じゃないからね。従弟だろうが何だろうが、容赦なく通報するからね」
043 「ナニソレ怖い…」
044 「…全く。温泉に釣られてホイホイついてきちゃったけど…権がいるだなんて…ね」
045 「釣られクマー」
046 「はい、あなたも行くなら早く着替える」
047 「早ッ!ケイちゃん早いなっ」
048 「伊達に温泉巡りしてないからよ」
049 「覗く暇もあったもんじゃない」
050 「覗いていたら、顔がギャグマンガばりにめり込むぐらい目潰ししてたから」
051 「それ明らかに失明するけど…」
052 「もう先行くわよ。夕食間に合わなくなるから」
053 「あ、ちょっケイちゃんっ」



【夕食会場部屋】(別客室 会場に)

054 「本館の風呂凄かった。泡風呂っしょ、サウナっしょ、普通の大浴場に露天風呂まであるし、満足」
055 「一度日帰りで来ているけど、別館も良かったわよ」
056 「夕食後の別館が楽しみだな」
057 「…本当は行ってからのお楽しみなのだけど」
058 「何、何か面白いのあるの!?」
059 「別館の浴槽謎に泡を出すところがあるわよ」
060 「泡風呂なら本館にあったから別に何も珍しくは…」
061 「違くて、定期的というか忘れた頃にボコンッって」
062 「え…ナニソレコ怖い…」
063 「誰もいないと思って入っていたら物音したと思ったら泡がボコボコって上がってきた」
064 「夜中入ったらホラーじゃん。だから23時までなのか」
065 「最初誰か潜っているのかと思ったわ」
066 「温泉で潜ってる奴見たことないぞ。泳いでいる奴はいるけど」
067 「言わない方がビビっただろうから言わない方が貴方の為かなとも思ったけど、ネタバレした方が楽しみ奪うだろうなと思って言った」
068 「ありが…ってネタバレして楽しみ奪うってヒドイな」
069 「あら、今のところはもろ手を挙げて悦ぶところよ」
070 「何かニュアンス違ったけど。喜ぶって…ワーイアリガトフ」
071 「まぁ別館の何よりも売りはそんなことより洞窟露天風呂よね」
072 「あーいいよな。あの洞穴っぽい感じが妙に落ち着くというかな」
073 「何か見えちゃいけないモノが溜まりそうなパワースポットだけどね」
074 「何でそういうこと言うの!?」
075 「あと、シャンプー類がオススメよ」
076 「あれ、柿シャンプーとかだっけか。馬油はもういいんだけど」
077 「オレンジ」
078 「うぉ、珍しいな。馬油でガッツリ洗ってしまったよ…うぁー」
079 「別館も楽しめ、本館のお風呂もバッチリ楽しめるというのが二つのホテルに泊まったみたいでいいわね」
080 「日帰りで一度来たことがあったからまた同じところかよと思ってたけど満足したな」
081 「まぁ…あとは夕食がどうだかだけどね。」
082 「もう一つの候補ではカニが出たんだっけか。山奥で海なしのカニはないっしょ」
083 「カニ食べたかったのよ、悪い?」
084 「カニがなくて残念だったな、ケイちゃん」
085 「私文句言わない子だから」
086 「へいへい。お、季節的に数の子とかあるぞ。小鍋は国産牛と国産豚のしゃぶだってよ」
087 「たまに…いや、いつも思うのだけれど刺身とかある時にご飯食べたいのだけれど、ご飯って最後に来るのよね」
088 「あー確かに。お新香と味噌汁が食べれるのはいいけど、あれか、しっかり米を味わえって計らいなのかもよ」
089 「結構お腹たまってきたところに揚げ物の唐揚げや焼物のほう葉焼とかは正直お腹にズシンと来るの」
090 「あーわかるわかる。ご飯味噌汁でK.O.って感じなのにしっかりデザートは食べれたりな」
091 「当然でしょ。デザートは別腹なのだから」
092 「出たよデザートは別腹宣言」
093 「科学的根拠もあるのよ」
094 「マジデッ」
095 「脳が美味しい食べ物だと認識するとオレキシンが分泌されて胃にスペースを作るらしいわ」
096 「ちょ、オレ鬼神www」
097 「…いるわよね。授業とかで習った用語を面白く連呼する血液脳関門の『BBB』とかグリコーゲンとか」
098 「いいな、その『BBB』って。何なの」
099 「私は大学で習ったから生物学か人体学何か専門で履修すれば習うんじゃないの」
100 「へぇー」
101 「ご馳走様。私は本館に入ってくるわ」
102 「食べたばっかりなのに!?食後30分は休まないと胃がどーたらこ―たらとかって」
103 「千くらいではないけどそんなんでダメになるよな軟弱な胃じゃないから大丈夫」
104 「ダメになるとかじゃなくて…身体に負担がどーたらこ―たらだった気がするが」
105 「…貴方があがって来た頃には私は布団で寝ているけど、夜這いかけてきたらどうなるか分かってるわよね」
106 「しませんしません。というか親たちの前でそういうこと言うのやめてもらえます」
107 「言質とったからな」
108 「いや、怖っ」
109 「…じゃ、おやすみ」
110 「…い、いてらー……」






作者のツブヤキ
 秋保温泉旅行に行ってきました。レポ台本が今更ながらの掲載という。仕事遅いなォィ…。
普段は車で行くのですが、送迎バスの方が実は断然お得なんですよね。ただ、どうにも待ち合わせ場所に行って乗合ってのが慣れなくて。
女性陣と違って、PCバッグにPCと着替えを詰め込んで実に手軽な旅行なんですよね。
どうでもいいですが、この歳になってまさかの従姉と一緒の部屋にお泊りになるとか驚きの体験でした。
これは枕投げとかの予感かと思ったが、風呂から戻ってきたら22時には寝ていたということで驚き隠せないまま隣で就寝しました。
特に間違いはなかった…ハズです。何ソレ…。
誰かが朝方冷えるとかいらん気遣いで暖房を付けたまま寝たのでビッショビショに汗かいて寝不足というオプション付き。
やっぱり温泉旅行は気慣れた人と行くのが一番ですね。えぇ。
誕生月と告げたらお箸をプレゼントして頂きました。とっても嬉しいサプライズのホテルですね。良かったです
ちなみに従姉はこの作品の圭っぽいノリではなく、権も私がモデルじゃないので悪しからず。

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