シナリオ詳細 | |
掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
作者 | 月宮東雲 |
登場キャラ数 | ♀:3 |
総セリフ数 | 114 |
製作日 | 2014/6/2〜2014/10/5 |
概要説明 | 避暑を求めて仲良し女三人組の温泉旅行がまたまた始まる。 山奥のロープウェーのある宿へ。今は旅館ひとつひとつに個性を推し出していく。 先輩後輩の送る温泉レポート記 |
利用にあたって | 利用規約 |
目安時間 |
登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
桑原 萌 (くわはら もえ) |
39 | ♀ | クワトロさん。二人の後輩、先輩たちのこだわりに憧れて自分も探そうと躍起になっている。まだ就活中… |
友越 千 (ともこし せん) |
43 | ♀ | 体力系。旅館を選ぶときは料理を重視する。ザっぱな性格で細かいことは気にしないが、飯にはこだわる。宅配業に就職した模様 |
光峯 圭 (みつみね けい) |
32 | ♀ | 真面目系。旅館を選ぶときは温泉を重視する。風呂の数は多い方が喜ぶ。一部から風呂・温泉奉行として恐れられている。事務職に就職した模様 |
001 | 千 | 「ひゃー遅くなった遅くなった」 |
002 | 萌 | 「先輩がいつまでも向かおうとしなかったからですよ」 |
003 | 千 | 「仕方ないやんけー。驚異的な可愛さの破壊力を持ってすれば時間なんて光陰なんチャラって奴や」 |
004 | 圭 | 「光陰矢の如しよ」 |
005 | 千 | 「そうそう。矢の如し」 |
006 | 萌 | 「全く…到着してからすぐご飯でお風呂に入る時間もないじゃないですか」 |
007 | 圭 | 「18時過ぎに到着してすぐお風呂というのも何度かあったとは思うけど…」 |
008 | 萌 | 「ゆっくりできないので、今回はお食事優先にします」 |
009 | 圭 | 「…もう若くない証拠かしらね」 |
010 | 萌 | 「やめて下さいよ峯岸先輩。まだ私たち若いんですからっ」 |
011 | 千 | 「若い若い言っていると気付けばおばあちゃんやでー」 |
012 | 萌 | 「もう…歳の話なんかしてると老けますよっ」 |
013 | 圭 | 「それより、ここは山の上に建っているから涼しいわね」 |
014 | 千 | 「せやなー。800mの山頂やっけか?周りを見回しても、木、木、木!川のせせらぎも聴こえて街中の暑さとは雲泥のまさに避暑地って感じやもんな」 |
015 | 萌 | 「ロープウェイとか出ていたから観光地とかの大きいものだと思いましたけど、旅館専用なんですね」 |
016 | 圭 | 「これが付加価値でしょうね」 |
017 | 千 | 「今は付加価値がないとなかなかやってけへんやろからなー。にしても付加価値にしては相当高くつく付加価値やな」 |
018 | 萌 | 「でも駐車場からロープウェイで上がるって面白いですよね。凄くロマンチックでした」 |
019 | 千 | 「初めてやったしな。あれだけでもこの宿にしてよかったわ」 |
020 | 圭 | 「ただエレベーターは狭かったわね。」 |
021 | 萌 | 「確かに。荷物と3人乗ったらパンパンでしかも階についてから止まっている時間長くて私閉じ込められたのかって思いました」 |
022 | 千 | 「まぁ昔ながらの古いエレベーターってのも味があっていいやんけ」 |
023 | 萌 | 「閉じ込められたら嫌ですよ」 |
024 | 千 | 「…で。出てきたの昆布茶って。まるで茶漬け食べてるみたいや…ウチはもうええや」 |
025 | 圭 | 「健康にいいとは言うけどね」 |
026 | 千 | 「ジジババくさいし、逆に塩分とりすぎで健康に悪そうやけどね」 |
027 | 萌 | 「温泉饅頭食べたいですけど、あともう少しで夕飯かと思うと食べれませんね」 |
028 | 圭 | 「いつも食事前に入浴してから行くものだからで不思議な感じね」 |
029 | 千 | 「ウチは今からでも…」 |
030 | 萌 | 「もう10分しかありませんよ」 |
031 | 千 | 「じゃあしゃーない。ボチボチ行きますか」 |
032 | 千 | 「お腹は満たされたけど、はち切れるって程やなかったなあ」 |
033 | 萌 | 「先輩的にイマイチでした?」 |
034 | 千 | 「アワビのグラタンは良かったけどな」 |
035 | 萌 | 「それなりに変わった料理で美味しかったですけど」 |
036 | 千 | 「やっぱりデーンとないと満たされへんというかね」 |
037 | 圭 | 「フルコースや淑女にはなれないわね」 |
038 | 千 | 「けっウチはどうせ、おしとやかな淑女じゃありませんよー」 |
039 | 萌 | 「お酒も色々ありましたねー前の宿でもそうでしたけど、今は宿もお酒に力を入れてますよね」 |
040 | 圭 | 「ルフィーノは確かに知ってると思って嬉しくなったものね」 |
041 | 萌 | 「じゃあそろそろメインのお風呂と行きましょう!」 |
042 | 千 | 「せやな。とりあえず二階の貸切り風呂から行くとしますか」 |
043 | 圭 | 「…3つのうち、1つは使用中ね」 |
044 | 千 | 「王道でまずは奥から」 |
045 | 萌 | 「私もですけどもすっかり貸切り露天風呂以来、先輩たちハマりましたね」 |
046 | 千 | 「別に貸し切らんでもええけど、色々付加価値ついた風呂入れんのが嬉しいから…」(戸を開けて風呂を見る) |
047 | 圭 | 「…銭湯か」(壁面タイルの絵を見て呟く) |
048 | 萌 | 「何だか凄いお風呂ですね」 |
049 | 千 | 「随分とまた派手やな。壁に絵が描いとうなんて。しかも電気も薄暗いし」 |
050 | 圭 | 「窓がないのは想定外だったわ」 |
051 | 萌 | 「完全な室内風呂なんですね」 |
052 | 圭 | 「3人で入るのに丁度いいくらいね」 |
053 | 萌 | 「露天風呂がないと物足りないです」 |
054 | 千 | 「貸切り露天風呂は有料やったもんなー確か」 |
055 | 萌 | 「実物見てないですけど、同じ貸切りでも雲泥の差ですね。さっさと体洗って次行きましょう」 |
056 | 千 | 「イッチバン…」 |
057 | 圭 | 「いい加減学習しなさい」 |
058 | 千 | 「うぇっ」(浴槽に入ろうとしたところ圭に肩を掴まれる) |
059 | 萌 | 「社会人になっても先輩は相変わらずですね」 |
060 | 千 | 「風呂は一番に入るのが醍醐味なのに…」 |
061 | 圭 | 「お先に」 |
062 | 千 | 「くぅー」 |
063 | 圭 | 「あなたがさっさと体洗って入れば文句は言わないのに」 |
064 | 千 | 「もうここで体洗ったから次の所からは一番で入ったるわ」 |
065 | 圭 | 「はいはい」 |
066 | 萌 | 「でも、家のお風呂と違って体が全身伸ばせるのが温泉のいいところですよね」 |
067 | 千 | 「せやな。自宅の風呂も寝湯でいいから全身伸ばせるようにならんかや」 |
068 | 圭 | 「マイホームを持って特注することね」 |
069 | 千 | 「はぁー温泉通いが現実的かー」 |
070 | 萌 | 「でもこれだったら月1でも通いたいですよね。心と身体のために」 |
071 | 圭 | 「そうね。体の冷えとか凝りとかを緩和するには温泉通いが一番かもしれないわね」 |
072 | 千 | 「さぁって、ほな、次のお隣の湯に入りに行きますか」 |
073 | 萌 | 「そうですね。大浴場も行かないとですしね」 |
074 | 圭 | 「…ちゃんと服着て行くのよ?」 |
075 | 千 | 「エー?隣まで2、3歩やったやん」 |
076 | 圭 | 「露出癖はますます悪化したようね。公共の通路なんだから裸はダメに決まってるでしょ」 |
077 | 千 | 「タオル巻いて先に二人に様子見てもらって行く」 |
078 | 圭 | 「その無精は止めなさい。ダメ人間になるわよ」 |
079 | 千 | 「へーい…」 |
080 | 萌 | 「なんだかんだ言って面倒見のいい旦那さん見つけそうですけどね先輩は」 |
081 | 圭 | 「甘やかしたらろくな人間にならないのに」 |
082 | 千 | 「そういう圭も、神経質で旦那さんは苦労しそうやけどな」 |
083 | 萌 | 「どっちもどっちですよ」 |
084 | 千 | 「で。萌はでき婚と」 |
085 | 萌 | 「なんでですかーっ」 |
086 | 圭 | 「雰囲気に流されやすそうだからね」 |
087 | 千 | 「せやな。まぁ、男には気ぃつけや」 |
088 | 萌 | 「私軽くないんですからね。…あ、さっき使用中だった隣が空いてますよ」 |
089 | 千 | 「どれどれ…」 |
090 | 圭 | 「…先程と違って壁に絵がないけど、狭いわね」 |
091 | 萌 | 「…これは私入らなくていいかもしれないです」 |
092 | 千 | 「気を取り直して隣やな!…突げ…き……」 |
093 | 萌 | 「凄い…完全一人用風呂ですね」 |
094 | 圭 | 「自宅のと大きさ変わらないかもしれない…」 |
095 | 千 | 「…あれやろ。カップルで入って体の密着を楽しむみたいな」 |
096 | 萌 | 「…私ここもパスです」 |
097 | 圭 | 「大浴場に期待しましょうか」 |
098 | 千 | 「あ゛ぁーー」 |
099 | 萌 | 「先輩、お風呂入らないんですか?」 |
100 | 圭 | 「放っておきなさい」 |
101 | 萌 | 「一番風呂ーとか言っていたのに」 |
102 | 千 | 「もうちっと刺激が強いといいんやけどなぁ…」 |
103 | 萌 | 「マッサージ機に首ったけってお婆ちゃんですか」 |
104 | 圭 | 「お金を入れないで使えるマッサージ機は珍しいかもね」 |
105 | 萌 | 「じゃあ私は一番風呂頂いちゃいますからね」 |
106 | 千 | 「うぇー今行くきぃ、一番はアカン」 |
107 | 萌 | 「もう面倒臭い先輩です」 |
108 | 圭 | 「…大浴場は一般の大ホテル並のサイズね」 |
109 | 萌 | 「洗い場が多いですね。こんなに使う人がいるんですかね」 |
110 | 圭 | 「日帰り温泉客で混むのかもしれないわ。客室も含めて集客数は結構ありそうだったしね」 |
111 | 千 | 「今の時間のガランドゥを見ているとそうは思えへんけどなー」 |
112 | 萌 | 「やっぱり貸切っぽく入れる方がゆっくり楽しめますから私は好きですよ」 |
113 | 圭 | 「そうね。賑やかなのより、のんびりゆったり入れるのはいいこと」 |
114 | 千 | 「ほな、じっくりゆっくり温泉を楽しむこととしますか」 |
作者のツブヤキ |
制作が『湯けむり温泉旅路-国一硫黄泉の宿-』と前後してしまいましたが、伊香保の山奥に行ってきました。 山奥にあり、気温も6度以上低かったので凄く快適に過ごせました。 周囲のホテルの姿も見えずにまさに自然の中に建っています!みたいな…。 ただ風呂が…なんじゃこりゃぁって驚きがありました。有料の貸切露天風呂じゃなきゃ満足できないのだろうか。 料理も工夫の仕方がちょーっと残念な方向だった気がしないでもないですが、暑い夏には避暑地として良いです! |
(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります) |