| シナリオ詳細 | |
| 掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
| 作者 | 月宮東雲 |
| 登場キャラ数 | ♀:6 |
| 総セリフ数 | 187 |
| 製作日 | 2013/12/28〜2014/4/30 |
| 概要説明 | ある日いつも通り学校に着いたら、いつもと皆のキャラが違っていて―― 逆にいつもと違うと心配されて保健室へ連れて行かれる。 初めて会う保健の先生で… |
| 利用にあたって | 利用規約 |
| 目安時間 | |
| 登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
| 中岡 朝香 (なかおか あさか) |
63 | ♀ | 集まりの中心的女子。女子力を上げようと努力するが、女子力が何かわかってない。 |
| 杵川 萌実 (きぬかわ もえみ) |
25 | ♀ | おっとり系女子。家に帰ってPCを開き、某掲示板を閲覧するのが日課。 |
| 橘モアネーゼ幸子 (たちばな もねーぜ さちこ) |
21 | ♀ | 橘ブランドの令嬢。超お金持ちの一人娘。ブランド物はとりあえず集めてみるが最終的には橘ブランドに落ち着く。母親が外国の有名女優 |
| 佐々木 美夏 (ささき みか) |
25 | ♀ | サバイバルゲーム好きのモデルガン収集家。火がつくと熱い。 |
| 久地岡 亜里抄 (くじおか ありさ) |
21 | ♀ | 保健委員。別の世界に誘う力を持っているらしい… |
| 日向 那津子 (ひゅうが なつこ) |
31 | ♀ | 保健室の主。養護教諭。亜里抄を『アリス』と呼び、行方を追っている模様 |
| 001 | 那津子 | 「彼女こそ私のアリスなのだろうか…―――」 |
| 002 | 美夏 | 「あ、おはようあっさ」 |
| 003 | 朝香 | 「おはよー」 |
| 004 | 萌実 | 「今日は一段と決まってますね」 |
| 005 | 朝香 | 「わかるっ?ちょーっとお洒落してきちゃった」 |
| 006 | 萌実 | 「あっさはお洒落さんですね」 |
| 007 | 那津子 | 「…きっかけはほんの些細なこと」 |
| 008 | 朝香 | 「あれ…あっ、お財布自分の部屋の机の上の左から3番目の下から2番目の右下の鞄の横にあるコートのポケットにあると見せかけて、左から4番目の上から1番目の戸棚の横にある帽子の中においてきちゃった」 |
| 009 | 萌実 | 「あっさはうっかりさんですね」 |
| 010 | 美夏 | 「うっかり侍だな」 |
| 011 | 朝香 | 「もえたんには負けるよ−」 |
| 012 | 萌実 | 「え?」 |
| 013 | 朝香 | 「天然属性はもえたんの専売特許でしょ」 |
| 014 | 幸子 | 「どうしてですの?」 |
| 015 | 朝香 | 「え?あれ…だって…」 |
| 016 | 全員 | みっくすべりぃ朗読劇『 並行空間旅行 』 |
| 017 | 朝香 | 「あーお財布忘れてきたからみぃ様かもえたんお金貸して欲しいんだけど…」 |
| 018 | 幸子 | 「はい」 |
| 019 | 朝香 | 「え…」 |
| 020 | 幸子 | 「何ですの?夏目じゃ足りませんの?贅沢に新渡戸とでも言いますの?」 |
| 021 | 朝香 | 「いや、肉1ポンド要求されるのかなって」 |
| 022 | 美夏 | 「血の一滴も流さず削ぐのだ」 |
| 023 | 萌実 | 「どこの商人の話」 |
| 024 | 幸子 | 「あっさの目には私はどう映ってるのかしら」 |
| 025 | 朝香 | 「守銭奴」 |
| 026 | 幸子 | 「ひどいですわ」 |
| 027 | 美夏 | 「あっさどうしたの?」 |
| 028 | 萌実 | 「何か変…」 |
| 029 | 朝香 | 「変なのは皆の方じゃない!?もえたんは天然じゃないし、さっちーは守銭奴じゃないし、みぃ様は……別に変じゃないか」 |
| 030 | 萌実 | 「あっさ保健室で見てもらった方がいいです」 |
| 031 | 朝香 | 「そんな大袈裟な」 |
| 032 | 美夏 | 「保健委員の亜里抄に連れて行ってもらいなよ」 |
| 033 | 朝香 | 「え?亜里抄って誰…」 |
| 034 | 亜里抄 | 「あの…夢丘さん、保健の先生に診てもらいましょう」 |
| 035 | 朝香 | 「え…いや、ちょっとおかしいのは私じゃなくて…」 |
| 036 | 亜里抄 | 「朝香さん…世の中に私たちと同じ時間を過ごす平行世界が存在するとしたら…あなたは信じる?」 |
| 037 | 朝香 | 「え…突然何…」 |
| 038 | 亜里抄 | 「同じように学園が存在して友人たちがいて、平和な日常が続いているとしたのなら…」 |
| 039 | 朝香 | 「えと…アリスさんだっけ?話が見えてこないんだけど…」 |
| 040 | 亜里抄 | 「…私は 。こちらの世界ではあまりお話したことがなかったですね」 |
| 041 | 朝香 | 「こちらの世界…もえたんが聞いたら」 |
| 042 | 萌実 | 「中二病乙。」 |
| 043 | 朝香 | 「って言いそうなセリフ…」 |
| 044 | 亜里抄 | 「日常が壊れるのはほんの些細なきっかけ。平凡な日常を失いたくないのであれば…に関わらないことね」 |
| 045 | 朝香 | 「…アリサさん?何に関わらないこと…?肝心なところが聴こえなかったんだけど…」 |
| 046 | 亜里抄 | 「あのぉ先生、病人を連れてきました」 |
| 047 | 朝香 | 「失礼します」 |
| 048 | 那津子 | 「あら。初めての顔ね」 |
| 049 | 朝香 | 「確かに保健室なんて初めて来ました」 |
| 050 | 那津子 | 「保健室なんて来ない方がいいところよ。健康な子は縁のない場所なんだから」 |
| 051 | 朝香 | 「はぁ、まぁ…」 |
| 052 | 那津子 | 「で、今日はどうしたの?」 |
| 053 | 萌実 | 「あっさの」 |
| 054 | 美夏 | 「様子が」 |
| 055 | 亜里抄 | 「頭が」 |
| 056 | 幸子 | 「おかしいのですわ」 |
| 057 | 那津子 | 「頭がおかしいのは先生どうしようもないかな」 |
| 058 | 朝香 | 「ちょっ誰、今頭おかしい言ったの。というか、どうして皆まで保健室に来てるの」 |
| 059 | 萌実 | 「興味本意で」 |
| 060 | 幸子 | 「保健室の先生を眺めに」 |
| 061 | 美夏 | 「保健室の匂いに惹かれて」 |
| 062 | 朝香 | 「匂いって…誰も私を心配してくれないの!?」 |
| 063 | 那津子 | 「確かにこの消毒薬の甘い臭い好きな子いるわよね」 |
| 064 | 亜里抄 | 「保健室独特な雰囲気というか、学園で異質な空間ではありますよね」 |
| 065 | 那津子 | 「とりあえず熱でも計りましょうか」 |
| 066 | 朝香 | 「あ、はい」 |
| 067 | 那津子 | 「…あなたたちはもう戻っていいわよ」 |
| 068 | 幸子 | 「それじゃあ帰りますわよ」 |
| 069 | 萌実 | 「そうだね」 |
| 070 | 朝香 | 「ほんと何しに来たんだ…」 |
| 071 | 那津子 | 「…熱はないようね。どこが具合悪いのかしら」 |
| 072 | 朝香 | 「あ、別に具合は悪くないの」 |
| 073 | 那津子 | 「具合悪くないのに保健室に来たの?」 |
| 074 | 朝香 | 「皆の様子が変で、おかしいって言ったら私がおかしいって疑われて保健室に…」 |
| 075 | 那津子 | 「…そう。」 |
| 076 | 朝香 | 「だって、すごく金持ちなのにスゴくケチな絶対貸さないようなさっちーがお昼代を貸してくれたり、いつもとんでもないボケをするようなもえたんが知らないって…そんなの絶対おかしいよ」 |
| 077 | 那津子 | 「とりあえずベッドに横になりましょうか」 |
| 078 | 朝香 | 「はい…」 |
| 079 | 那津子 | 「そういう世界もあるのかもしれないわよ。あなたは偶然もう1つの世界に迷いこみ、不思議体験をしている」 |
| 080 | 朝香 | 「…先生もそういうこと言うんですか?」 |
| 081 | 那津子 | 「先生も?」 |
| 082 | 朝香 | 「アリサさんも似たようなこと言ってて…」 |
| 083 | 那津子 | 「アリサ…」 |
| 084 | 朝香 | 「平和な日常を壊したくなければどうの〜って」 |
| 085 | 那津子 | 「…そう。あなたは何で保健室に連れてこられたか分かるかしら」 |
| 086 | 朝香 | 「皆が具合悪いと勘違いして…」 |
| 087 | 那津子 | 「いいえ。別の世界を知りすぎている記憶を抹消するためよ」 |
| 088 | 朝香 | 「先生もよく言っている意味がわかりません」 |
| 089 | 那津子 | 「そうね。ただ…保健室の先生は教えるのが仕事ではなく、生徒さんを治すことが仕事だから。意味が分かるように言い換えまで丁寧にはできないわ」 |
| 090 | 朝香 | 「…あの、私帰ります。保健室で寝ていても…」 |
| 091 | 那津子 | 「もう起きれないと思うわよ」 |
| 092 | 朝香 | 「あ…れ…体に力が…」 |
| 093 | 那津子 | 「保健室に漂う甘い香り…これはただの消毒液のにおいだと思った?」 |
| 094 | 朝香 | 「まさか…赤いキノコや切り株おばけが得意とする甘い息だと言うのか!?」 |
| 095 | 那津子 | 「さぁゆっくりお休みなさい…―――」 |
| 096 | 萌実 | 「あっさ…あっさ!」 |
| 097 | 幸子 | 「もう何寝ていますの!?」 |
| 098 | 亜里抄 | 「具合悪いんですか…?」 |
| 099 | 朝香 | 「え…」 |
| 100 | 美夏 | 「全く作戦会議の最中に寝るとは、死にたいのか」 |
| 101 | 朝香 | 「作戦会議?」 |
| 102 | 幸子 | 「もう。何を寝惚けておりますの?隣のクラスと全面戦争になったではありませんの」 |
| 103 | 朝香 | 「全面戦争って話が見えてこないけど…」 |
| 104 | 萌実 | 「クラスの岡田が隣のクラスのロッカーに閉じ込められて、翌日消えた件が1週間後に発覚して、犯人が隣のクラスの連中だと分かったことから」 |
| 105 | 美夏 | 「よろしいならば戦争だ…」 |
| 106 | 幸子 | 「となったでありませんの。大丈夫ですの?」 |
| 107 | 萌実 | 「岡田は犠牲になったのだ…」 |
| 108 | 幸子 | 「合掌」 |
| 109 | 美夏 | 「隣の連中は血の雨を見ないと気がすまないらしいな」 |
| 110 | 亜里抄 | 「あの…事を荒立てない方が良いのではないでしょうか…」 |
| 111 | 朝香 | 「何かこの世界もいつもと違う…」 |
| 112 | 美夏 | 「アリサ、戦場で生ぬるい事を言っていると死亡フラグが真っ先に立つぞ」 |
| 113 | 朝香 | 「さっきまともだったみぃ様が妙に熱血…」 |
| 114 | 萌実 | 「フラグは叩き折るべし。」 |
| 115 | 亜里抄 | 「でも…」 |
| 116 | 幸子 | 「痛っやりましたわねー」 |
| 117 | 美夏 | 「敵襲っ!全軍、迎撃態勢!」 |
| 118 | 幸子 | 「やられたらやり返す。…倍返しだっ!…ですわ」 |
| 119 | 美夏 | 「駆逐してやる…一人残らずッ」 |
| 120 | 朝香 | 「何でそんなに殺気立っているの…」 |
| 121 | 亜里抄 | 「争いは…避けられないのですね」 |
| 122 | 萌実 | 「あっさ危ないっ」 |
| 123 | 朝香 | 「え…」 |
| 124 | 美夏 | 「衛生兵ッ!」 |
| 125 | 幸子 | 「この中にお医者様の方は…お医者様はいらっしゃいませんの?」 |
| 126 | 萌実 | 「学生に医者はいないでしょ…」 |
| 127 | 亜里抄 | 「私、朝香さんを救護室に連れて行きます」 |
| 128 | 美夏 | 「助かる。あっさを宜しく頼む」 |
| 129 | 萌実 | 「索敵機能してないって左舷後方に伝達ー信号弾をー」 |
| 130 | 亜里抄 | 「その日、人類は思い出した。ヤツらに支配されていた恐怖を…鳥籠の中に囚われていた屈辱を……」 |
| 131 | 朝香 | 「…うぅ」 |
| 132 | 那津子 | 「起きなさい…起きなさい」 |
| 133 | 朝香 | 「頭が痛い…」 |
| 134 | 那津子 | 「今日は王様に会う日でしょ」 |
| 135 | 朝香 | 「何でっ!?」(飛び起きる) |
| 136 | 那津子 | 「もう仲間もお待ちかねよ」 |
| 137 | 美夏 | 「全く遅寝坊は困りものだなぁ」 |
| 138 | 幸子 | 「全く。早く起きませんと私の魔法で黒焦げに致しますわよ」 |
| 139 | 萌実 | 「じゃあ斧で…」 |
| 140 | 美夏 | 「それは洒落にならない」 |
| 141 | 那津子 | 「さ、連れていって頂戴」 |
| 142 | 朝香 | 「これ魔王倒しに行くパターンでしょ。無理無理!」 |
| 143 | 美夏 | 「倒すのは魔王じゃなくて王様だけどね」 |
| 144 | 朝香 | 「何でっ!?」 |
| 145 | 亜里抄 | 「全裸だから…です」 |
| 146 | 朝香 | 「裸の王様かっ」 |
| 147 | 幸子 | 「さぁつべこべ言ってますと私の電撃をお見舞いしますわよっ」 |
| 148 | 美夏 | 「しるこ、あっさに直撃したぞ」 |
| 149 | 朝香 | 「何だか今回そんな役回りぃ…」 |
| 150 | 萌実 | 「急いで回復しないと…えーと、えーとっザラキッ」 |
| 151 | 幸子 | 「ボス戦でザラキを唱える緑は要らない子ですわ」 |
| 152 | 美夏 | 「それさえなけれ重宝するんだけどなー」 |
| 153 | 亜里抄 | 「あのそれよりあっさが…」 |
| 154 | 萌実 | 「あ、…あっさ…あっさ!」 |
| 155 | 朝香 | 「うーん…」 |
| 156 | 亜里抄 | 「あの、大丈夫ですか?」 |
| 157 | 朝香 | 「あーアリサさん。平気…保健室は行かなくて大丈夫だから…」 |
| 158 | 亜里抄 | 「そう…ですか。じゃあ、私はこれで…」 |
| 159 | 朝香 | 「保健室に行くとろくなことがないから…」 |
| 160 | 亜里抄 | 「…あれ…今の方、何で私の名前を知ってたのかな…?」 |
| 161 | 那津子 | 「ちょっと聞いていいかしら」 |
| 162 | 朝香 | 「先生!?」 |
| 163 | 那津子 | 「何をそんなに驚いているのかしら…。大人しそうな女の子…アリスという名の子を見なかったかしら」 |
| 164 | 朝香 | 「アリス?アリサさんなら見ましたけど…」 |
| 165 | 那津子 | 「そう。ありがとう。あれが本当に私のアリスなのだろうか…」 |
| 166 | 朝香 | 「やっぱりここも自分の世界じゃないのかな」 |
| 167 | 美夏 | 「あっさ、探したよ」 |
| 168 | 萌実 | 「どこ行ってたのさ」 |
| 169 | 朝香 | 「あは、ちょっとうたた寝を…」 |
| 170 | 美夏 | 「早く教室に戻らないと次の授業始まるよ」 |
| 171 | 朝香 | 「あ…」 |
| 172 | 幸子 | 「どうしましたの?」 |
| 173 | 朝香 | 「財布忘れちゃった。お昼代誰か貸してくれたりしないかな…」 |
| 174 | 幸子 | 「私は嫌ですわ」 |
| 175 | 萌実 | 「全く、うっかりさんなあっさには…あ」 |
| 176 | 美夏 | 「もえたんどうしたの?」 |
| 177 | 萌実 | 「わたしもリビングに忘れてきた」 |
| 178 | 美夏 | 「もえたんの天然ぷりもどうなの。ボケばかりいても突っ込みが追い付かないんだからなー。あたしが二人とも貸してあげる」 |
| 179 | 朝香 | 「…いつもの皆だ!おかえりっ」 |
| 180 | 幸子 | 「何を言ってますの、あっさ」 |
| 181 | 萌実 | 「いつもじゃない皆とでも会ってきた?」 |
| 182 | 美夏 | 「具合悪いなら保健室行こうか?」 |
| 183 | 朝香 | 「保健室はもう行かないっ」 |
| 184 | 那津子 | 「そう。世の中にはこの世界と同じように同じ人々が暮らす時間軸の平行世界があるのかもしれない」 |
| 185 | 亜里抄 | 「そこに行ってしまうのはほんの些細なきっかけ」 |
| 186 | 那津子 | 「そう…普段行かないところに行ってしまったらなのかもしれない」 |
| 187 | 亜里抄 | 「私はアリサ。別の世界に誘う不思議な国のアリス。次に誘うのはあなたの番かもしれない―――」 |
| 作者のツブヤキ |
| 今回もまた、からふるべりぃ にじゅうにかいめの朗読劇の脚本を担当させて頂きました。 例の如く、主要人物はいつも通りの名前にしております。 保健の先生と大人しめの子でという注文から制作した、からべり朗読劇の中では少し異色のパラレルワールド作品です。 配役女性6ってなかなかやる人いない作品ですよねきっと。 |
(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります) |