店長のおしごと
◇声物語劇団より最新情報
| シナリオ詳細 | |
| 掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
| 作者 | 月宮東雲 |
| 登場キャラ数 | ♂：1不問：1 |
| 総セリフ数 | 52 |
| 製作日 | 2014/5/28〜2014/5/28 |
| 概要説明 | 今日も仕事に忙殺される日々。仕事は片づけても片付けても片付かないし… バイトは仕事をするどころか仕事を増やしてくれるし…俺の仕事は謝罪するのが仕事じゃないッ！ |
| 利用にあたって | 利用規約 |
| 目安時間 | |
| 登場キャラ | ｾﾘﾌ数 | 性別 | 備考 |
| 店長 | 26 | ♂ | とあるチェーン店の店長。人員不足に年中頭を抱えている |
| 岸谷 （きしや） |
26 | ？ | 正義感より好奇心の方が強い学生アルバイト。 |
【店内】（レジ前とPCに向かって事務処理をしている店長）
| 001 | 岸谷 | 「店長、あの謎な激安カップ麺もうすぐ賞味期限ですよ」 |
| 002 | 店長 | 「あぁ…廃棄にしないよう値引いてくれ」 |
| 003 | 岸谷 | 「激安からさらに安くなったら誰も買いませんよ」 |
| 004 | 店長 | 「岸谷さんが買うでしょ」 |
| 005 | 岸谷 | 「買いませんよ。幾らにするんです？」 |
| 006 | 店長 | 「…30円引き位？」 |
| 007 | 岸谷 | 「もう落ちてるお金で買えちゃうレベルじゃないですか」 |
| 008 | 店長 | 「50円玉なんて最近早々落ちてないよ」 |
| 009 | 岸谷 | 「そうですね。1円ならたまに落ちてるけど。」 |
| 010 | 店長 | 「…品だしは終わった？」 |
| 011 | 岸谷 | 「まだ納品きてませんよ」 |
| 012 | 店長 | 「今日遅いな…」 |
| 013 | 岸谷 | 「トラックの運ちゃんも命懸けで仕事してるんですから」 |
| 014 | 店長 | 「あぁうん…バイトの君が何を思って命懸けの話をしたのかよくわからないけど」 |
| 015 | 岸谷 | 「いらっしゃいませー」 |
| 016 | 店長 | 「はい、いらっしゃいませー」 |
| 017 | 岸谷 | 「…で、何の話してたんでしたっけ？」 |
| 018 | 店長 | 「話じゃなくて仕事してくれる？」 |
| 019 | 岸谷 | 「日々生きるのも我等人の子に課せられた仕事ではないでしょうか」 |
| 020 | 店長 | 「うん。仕事しないなら辞めてもらうよ？」 |
| 021 | 岸谷 | 「出ました。君の代わりなんて幾らでもいるんだよ発言。売り手市場の上から発言…でも本当に辞めたら困りますよね」 |
| 022 | 店長 | 「困る。非常に困る」 |
| 023 | 岸谷 | 「年中アルバイト募集してるのに学生どころか面接希望者すら来ない。」 |
| 024 | 店長 | 「何なの。最近の子は働く気すらないの？」 |
| 025 | 岸谷 | 「ブラックだ。この会社ブラックだってバレてるんですよ」 |
| 026 | 店長 | 「…世の中ブラック会社がすべて消え去ったらこの国が終わるね。ブラック会社があるから競争が生まれ、それなりの価格で商品を買えているんだよ」 |
| 027 | 岸谷 | 「店長、この会社がブラックって認めるんですか」 |
| 028 | 店長 | 「どこも同じだって言われたって働いても店長はサビ残になること自体がドス黒い世の中です。そんなことより仕事してくれる？」 |
| 029 | 岸谷 | 「店長」 |
| 030 | 店長 | 「何」 |
| 031 | 岸谷 | 「万引きです」（奥の客をじっと見つつ） |
| 032 | 店長 | 「ちょっとやめてよ」 |
| 033 | 岸谷 | 「捕まえます？」 |
| 034 | 店長 | 「現行犯じゃなきゃ私人逮捕できないのよ。勝手なことしないでよ」 |
| 035 | 岸谷 | 「え、何黙って商品盗られるのを指くわえて見てろと」 |
| 036 | 店長 | 「最近冤罪多くて示談金とかぶんどられるんだからね…勘弁してよもう」 |
| 037 | 岸谷 | 「捕まえるのが店長の仕事じゃないって言うなら私が捕まえますよ」 |
| 038 | 店長 | 「今の話聞いてた？余計なことしないでよ、岸谷さん…仕事増やさないで」 |
| 039 | 岸谷 | 「私は行くッ正義の為に！」（レジから飛び出す） |
| 040 | 店長 | 「ちょ、岸谷さんほんとに行ったの!?ねぇ、やめてよっ!?えぇ…あ、いらっしゃいませー」（客が来たので接客） |
【客激怒】（冤罪でひたすら謝罪する店長）
| 041 | 店長 | 「…誠に申し訳ございませんでした。アルバイトが勘違いをしまして…」 |
| 042 | 岸谷 | 「すみませんでした」 |
| 043 | 店長 | 「いや、もうここは穏便に…はい。はい。…こちらお詫びの品なんですが…はぁ。いえ、お客様を犯罪者だなんてそんな…」 |
| 044 | 岸谷 | 「…手の動きがね…。こぅっ、こぅっ！何か右手は添えるだけ的な…」 |
| 045 | 店長 | 「本当に申し訳ございませんでしたー。…で、岸谷さんは何で仕事増やしたの」 |
| 046 | 岸谷 | 「正義感に燃えたというか。犯罪NO！万引きダメ！みたいな。…まぁそれに謝るのが店長の仕事かなって」 |
| 047 | 店長 | 「謝罪前提かいっ」 |
| 048 | 岸谷 | 「店長って大変ですね」 |
| 049 | 店長 | 「使えないバイトが来て仕事を増やされるとなッ」 |
| 050 | 岸谷 | 「あ、時間なんで帰りますね。サビ残ガンバです」 |
| 051 | 店長 | 「今の報告書も本社に送らないといけなくなったじゃないか…今日日付変わる前に帰れるかな…」 |
| 052 | 岸谷 | 「お疲れ様でしたー♪」 |
| 作者のツブヤキ |
| 店長の仕事は謝罪するのだけが仕事じゃないと思うんですよ。ってのが始まり。 いや、そりゃ部下や従業員の失敗のフォローをするのは当たり前というか、そこも仕事なんだろうけど…。 ほんと店長って名前だけで大変だろうよねってお話です。 コンビニのような小さなお店であったとしても、一国一城というか、経験しないと分からんとは思うだろうけど、 人の上に立つのも店を回していくのもほんと大変なんだよなって…。店長の休みの無さは異常。 これが責任者って奴かー。 |
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