同類累々

同類累々

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :2:1
総セリフ数 107
製作日 2014/3/4〜2014/3/4
概要説明  随分と迫真の二次元っぽい喋りをするなお前は…。
違うと認めて欲しければ同類を連れてこい!…まぁ連れて来たら認定するんだけどな。いや、もっと上級者がいた…
あれ…類は友を呼ぶって…あんたも同類っすよね
利用にあたって 利用規約
目安時間 7分程度   【〜10分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
斉木
(さいき)
40 10kg痩せてベルトがゆるゆる男子。自覚ないが、叫び声が何故か迫真の演技。
足利
(あしかが)
35 斉木の友達。カッコいい台詞が好き。
毛利
(もうり)
32 何故だが喋り口調が古風。一人称が『某』だったり、『〜ぞ』『殿』をつける。酔っぱらうとめんどくさい






【居酒屋 飲み会の席】(斉木がベルトを弄りながら突然声を上げる)

001 斉木 「く…しまったぁ…」
002 足利 「どうした、斉木。やられたような声出して」
003 斉木 「いや、ベルトがゆるくて。ズボンもこんなにガボガボでさ」
004 足利 「どんだけ痩せたんだよ」
005 斉木 「10kg」
006 足利 「10kg!?ダイエットチラシに載れるじゃん」
007 斉木 「野郎が載ってもあまり客増えねぇよ」
008 足利 「あぁそうだな。それにしてもお前ほど日常生活にゲームチックな台詞使う男を俺はお前しか知らないぞ」
009 斉木 「何だよ、それ」
010 足利 「『く…しまったぁ…』ってどんだけ迫真だったんだよ」
011 斉木 「そんなにか。ゲーム台詞って、人を二次キャラみたいに言うなよ」
012 足利 「だって言い方。あんな言い方するやつお前しかいないぞ」
013 斉木 「いやいやいや、そんなことないだろ」
014 足利 「ベルトであんな風に言うのはいない」
015 斉木 「嘘だぁ」
016 足利 「じゃあ、同類を連れてこいよ。そしたら認めてやってもいいぞ」
017 斉木 「同類って…なんか漫画みたいな台詞言う奴だろ?」
018 足利 「そう。まぁそうそういない…」
019 毛利 「お、これはこれは足利殿と斉木殿」
020 足利
斉木
「いたーーーーっ」
021 毛利 「何ぞ。人の顔見て。」
022 斉木 「足利が俺がゲームキャラみたいな声を出して…とか言うから」
023 毛利 「ほぅほぅ、斉木殿がアニメ声とな」
024 斉木 「いや、少し違うけど。」
025 足利 「今時殿付けで呼ぶのは時代劇か二次元しかいないぞ」
026 毛利 「ハッハッハッ某は二次元ではござらんよ」
027 足利 「見りゃわかるよ」
028 斉木 「某!?」
029 足利 「斉木、仲間がいたぞ。お前は二次元にそこそこ近いことを認めてやろう」
030 斉木 「それ別に認められても嬉しくない」
031 毛利 「ハハハッ仲間とは良いものぞ」
032 足利 「喋り方まで古風な不思議ちゃんだ」
033 毛利 「別に某は不思議っ娘サリーちゃんでも魔女っ娘マリーちゃんでもないぞ、ん?」
034 斉木 「確かに西洋ではないけど武士系統だろ」
035 毛利 「ほぅよく存じてるな。某のご先祖は武士だからな」
036 斉木 「どう見てもキャラ作りだろ」
037 毛利 「個性は大切だからな。没個性ぞ」
038 斉木 「足利。よく考え直せ、どう見ても毛利と俺は違う。」
039 足利 「残念だが、酔っぱらい程酔っていないと言うものだ」
040 斉木 「どう否定しろと!?」
041 毛利 「うむうむ。確かに酔っぱらいはそう言うな」
042 斉木 「否定しようないじゃんか…」
043 足利 「まぁ諦めろと言うことだ」
044 斉木 「何か傷付くわー」
045 毛利 「まぁまぁ、あまり飲んでいないであろう、飲め飲め」
046 斉木 「…っち、すいませーん。店員さんブラッドメアリー」
047 毛利 「何じゃその血みどろメアリーという禍々しいのは」
048 斉木 「直訳で血のメアリーではあるけど血みどろじゃないからね」
049 足利 「またカクテルなんて洒落ちゃって〜」
050 斉木 「足利だってどうせカクテル系注文するんだろ」
051 足利 「…だと思うか?毛利は…」
052 毛利 「清酒ぞ」
053 斉木 「だろうねぃっ」
054 足利 「焼酎の可能性もあったけど、まぁ清酒だろうな」
055 毛利 「その場所その場所で違った物が呑めるのが醍醐味であろう」
056 足利 「まぁ、飲み放題で出てくるのは紙パックの大容量安酒だろうけど」
057 毛利 「何てことを…何てことを言うのだ足利殿は!」
058 足利 「ぇ…」
059 毛利 「乙女の純情を踏みにじってそんなに楽しいか」
060 足利 「乙女の純情…?」
061 毛利 「例え紙パックの大容量の安酒であろうと、お店によって出してるものが違うはずぞ。そこを楽しめない者に清酒はまだまだだな」
062 足利 「…はい」
063 斉木 「清酒について熱く語られた…」
064 毛利 「…で?そんな足利殿は何を注文されるのだ?」
065 足利 「スクリュゥードライバァッー!」
066 斉木 「何故技名みたく叫んだ?おい。何で技名みたく言ったの!?お前の方こそ二次元に近い男だよ!」
067 足利 「だってカッコいい名前じゃん…」
068 毛利 「このブルドックは可愛いな。ブルドック顔の店員でもいるのか?」
069 斉木 「カクテル名だからね」
070 毛利 「ソルティードックといい、犬好きだなバーテンダーは」
071 斉木 「誰かこの人にカクテルのいろは教えてあげて!」
072 足利 「色がきれい、ろくな味がしない、ハイビスカス」
073 毛利 「おぉそうなのかっ」
074 斉木 「確かにオシャレにカクテルにつけられるハイビスカスはろくな味しないかもしれないけど、あれ飾りで食い物じゃないからね」
075 足利 「…あ、俺レゲパンで」
076 斉木 「飲むの早いな、おい。俺のブラッドメアリーまだよ?」
077 毛利 「誰のパンチラぞ?」
078 斉木 「毛利が何か言っている」
079 毛利 「レゲパンとは誰のパンチラぞ?」
080 足利 「いや、関わっちゃいけない話題だろ」
081 毛利 「見せパンか?見せパンなのか?」
082 足利 「誰かレゲエパンチについて教えてやれ」
083 毛利 「大怪盗の原作者見たいな名前ぞ。逃がさんぞぉー、あばよ、とっつぁん」
084 足利 「パンチしか合ってないだろ」
085 毛利 「あぁ、店員さん熱燗。アツアツでな」
086 斉木 「ピッチ早いな、俺のブラッドメアリーまだ…」
087 足利 「早よ飲め、酔っぱらい」
088 斉木 「何で!?」
089 毛利 「誰がビッチだ…セクハラだぞ。酒の席でも浴びせていい言葉というものがあるんだぞ。いや、浴びせて良いのは酒だけだな」
090 斉木 「誰か毛利を黙らせてくれ」
091 足利 「酔っぱらい程、口開くと面倒臭いのはいないからな」
092 毛利 「熱燗は良いぞ。冷酒より酔いが回るのが早い。胃で体温のように温められるのと違い、入った段階で吸収されるからな。酔いなだけに良い善いとな」
093 斉木 「うぜぇ…」
094 足利 「絡んで可愛いのは二次元だけだぞ」
095 斉木 「そんなことはないけど、毛利はうぜぇ…」
096 毛利 「ハハハッ、良いではないか良いではないか。今宵は宴ぞ、飲めや歌えや騒げや」
097 斉木 「足利、俺はどう見ても同類だとは思えないんだが…」
098 毛利 「同族、同類、同輩」
099 斉木 「そこまで言うか」
100 毛利 「ニャハハハハ」
101 斉木 「毛利が壊れたぞ」
102 足利 「ニャハハハハとか三次で言う奴初めて見たぞ」
103 斉木 「俺も初めてだ」
104 毛利 「酒だ、酒が足りんぞ。酒もってコーい」
105 足利 「誰かこの二次元女を止めろ」
106 斉木 「俺絶対違うと思う…」
107 毛利 「ニャハハハハー」






作者のツブヤキ
 いつかこういった飲み会を舞台にしたお酒系の話を盛り込んでみたかったんですよね。
独り暮らしを始めた時期が夏だったというのもあってか、2週間もしない内に10kg痩せたというのは実話です。今ようやく半分は戻りましたが、ベルトは4つ穴詰めましたね。
ダイエットチラシに出られるじゃん!…それ誰得情報だよマジデ。
それにしてもホント、スクリュードライバーって技名みたいですよね。誰か飲み会の席で技名っぽく店員さんに注文してみてください。
あと、ニャハハハハーって言う女の子を見たことがないんですが、本当に三次元にいるのでしょうか?

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