シナリオ詳細 | |
掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
作者 | 月宮東雲 |
登場キャラ数 | ♂:3♀:1不問:1 |
総セリフ数 | 123 |
製作日 | 2014/2/2〜2014/2/2 |
概要説明 | ある旅の途中、勇者がついに足を止め仲間に突っ込んだ。 「お前たち胡散臭すぎなんだよっ!」 それもそうだった自称魔王まで含む自称ばかりの集団だったから…――― |
利用にあたって | 利用規約 |
目安時間 | 8分半程度 【〜10分】 |
登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
勇者 | 46 | ♂ | 王様公認の勇者。お城で仕組まれたであろう伝説の剣を抜いちゃった…人。本当の勇者かどうかは怪しいと自身が思っている |
町人 | 28 | ♂ | いつの間にか仲間になっていた。パーティーの中では聞き役。メンバーの中ではそこそこまとも |
魔法使い | 14 | ♀ | 魔法練習中の魔法使い。魔法はまだ使えないので魔法使いとは言えない…。大きなクマのぬいぐるみを背負っていて、可愛いもの好き |
魔王 | 17 | ♀ | No2に魔王城を乗っ取られ、力も一部封印され、追い出された。早い話、勇者に助けを求めた |
詐欺師 | 17 | ? | 勇者の名を語ることで美味しい思いをしようと考えている。魔王を倒す勇気も力も何にもない |
001 | 勇者 | 「あの…一ついいかな」 |
002 | 町人 | 「どうされました?」 |
003 | 勇者 | 「俺の周りに集まるの自称ばっかりなの、やめてくれないかな」 |
004 | 町人 | 「自称って…みなさん自称なんですか?」 |
005 | 詐欺師 | 「ボクが勇者だ」 |
006 | 勇者 | 「そこ、自称勇者だし」 |
007 | 町人 | 「あ、勇者なんだ。君は?」 |
008 | 魔法使い | 「あの…魔法使いです」 |
009 | 勇者 | 「自称魔法使い」 |
010 | 魔法使い | 「あの…ご迷惑でしょうか」 |
011 | 勇者 | 「迷惑も迷惑!何で自称魔法使いで魔法一個も使えないの!」 |
012 | 魔法使い | 「あの、が、頑張りますッ!」 |
013 | 勇者 | 「いや、頑張りますじゃなくてさ」 |
014 | 魔法使い | 「頑張れば使えるようになるんです、きっと!」 |
015 | 勇者 | 「魔王倒す時に使えないと困るの!今使えなくていつ使うの」 |
016 | 詐欺師 | 「今でしょっ」 |
017 | 魔王 | 「まぁ、今ではないだろうな」 |
018 | 勇者 | 「それどころか何?自称魔王って何なの。倒されたいの」 |
019 | 町人 | 「通りで見た目が立派なわけだ」 |
020 | 魔王 | 「世界の半分をくれてやろうか」 |
021 | 勇者 | 「乗っ取られて城追い出された魔王が何言ってんの!?偉そうに言ってるなよ」 |
022 | 魔王 | 「余の力が戻れば、お前なぞ一捻り…」 |
023 | 勇者 | 「だったら旅辞めます」 |
024 | 魔王 | 「それは無責任じゃないかな」(ちょっと慌てる) |
025 | 町人 | 「まぁ世界の半分は手中に治めてから言った方がいいよね」 |
026 | 勇者 | 「何なの、魔大臣だっけ?王様はよく裏切られる立場にいるけど、大臣に裏切られて乗っ取られるって。それでも魔王の威厳あるんですか」 |
027 | 町人 | 「もうやめてあげなよー。あんまりいうと魔王泣いちゃうから」 |
028 | 勇者 | 「どんだけメンタル弱いの。もう魔王辞めた方がいいよ」 |
029 | 魔王 | 「元魔王…」 |
030 | 勇者 | 「そこだけ真面目に答えなくていいよ」 |
031 | 町人 | 「まぁまぁ…あ、ごめん」(魔法使いの背負ってるぬいぐるみにぶつかる) |
032 | 魔法使い | 「だ、大丈夫です」 |
033 | 勇者 | 「大体、魔法使いのそのクマのぬいぐるみは何。戦闘中超邪魔だよね!」 |
034 | 魔法使い | 「可愛いクマさん捕まえて酷いです!」 |
035 | 詐欺師 | 「正義が世界を救う!」 |
036 | 勇者 | 「可愛いが正義だけど!正義だけど、違うよね。クマのぬいぐるみじゃ世界救えないよ」 |
037 | 魔法使い | 「今に可愛い魔法を習得して、世界を救います!」 |
038 | 勇者 | 「可愛い魔法で倒される魔王って情けないな」 |
039 | 魔王 | 「倒すべき相手は余ではなく、魔大臣だ」 |
040 | 町人 | 「魔王がパーティーにいるって…」 |
041 | 詐欺師 | 「ボクが勇者だ!」 |
042 | 町人 | 「じゃあそこに魔王いるみたいだから倒しておくれよ」 |
043 | 詐欺師 | 「まだ真の力を使う時ではない…」 |
044 | 魔王 | 「ほぅ…面白い。余も本気ではないが…この本気ではない同士でどれ程のものか」 |
045 | 詐欺師 | 「ふ…面白い。だが、今はまだその時ではない」 |
046 | 勇者 | 「もういいよ、お前が世界を救って死んでくれ」 |
047 | 魔王 | 「何、死にたいの?」 |
048 | 勇者 | 「大体世界を救った勇者は消える運命だからね。俺の代わりに死んでくれ」 |
049 | 詐欺師 | 「い・や・だ」 |
050 | 勇者 | 「なら、黙っててくれ。あんたは詐欺師か」 |
051 | 詐欺師 | 「自称詐欺師ですから」 |
052 | 勇者 | 「あんたが自称詐欺って言ったら詐欺以外何もんでもないから」 |
053 | 町人 | 「まぁ自称勇者って言ってる時点で詐欺師だけどね」 |
054 | 魔王 | 「騒ぎ立てている貴様は何なのだ?」 |
055 | 勇者 | 「俺は公認の勇者だからね。王様に認められちゃった勇者だから」 |
056 | 詐欺師 | 「あ、そうなの?」 |
057 | 勇者 | 「勇者にしか抜けないとかって伝説の剣抜けちゃった人だから…でもあれ絶対仕組まれてた」 |
058 | 魔法使い | 「どうしてそう思うんですか?」 |
059 | 勇者 | 「抜いた時にカチッて何かハマってたのが外れた音したもん」 |
060 | 魔王 | 「まぁ誰でも良かったんだろうな」 |
061 | 詐欺師 | 「詐欺じゃん!」 |
062 | 勇者 | 「ハメられたよ、奥で兵士なんかスイッチ踏んでたもの。見えたよ!」 |
063 | 魔法使い | 「どんな仕組みだったんでしょうか…気になります。」 |
064 | 町人 | 「私は抜けなかったけどな」 |
065 | 勇者 | 「人柱が必要だったんだろ、一般の人じゃ抜けませんよ的な」 |
066 | 町人 | 「あぁなるほど…」 |
067 | 勇者 | 「こんなに自称ばっかり集まられると物凄く胡散臭い集団になるからね」 |
068 | 町人 | 「確かに…。自称勇者に、自称魔法使い、自称魔王に、自称詐欺師」 |
069 | 勇者 | 「ちょっと待て。俺は勇者だ」 |
070 | 詐欺師 | 「ボクが勇者だッ!」 |
071 | 勇者 | 「ちょっと黙っててくれないかな、詐欺師」 |
072 | 町人 | 「確かに胡散臭すぎますね」 |
073 | 勇者 | 「でしょ。何でこんなに胡散臭い連中ばっかり集まるんだろうって」 |
074 | 詐欺師 | 「類は友を呼ぶ!」 |
075 | 勇者 | 「呼んでるのお前だけだからな」 |
076 | 魔王 | 「今は余の力は失われているが、元は魔界を治める…」 |
077 | 町人 | 「まぁ…人は自称の域を出ませんよね…。」 |
078 | 勇者 | 「ところで今思ったんだけど、途中から旅に加わったあなたって何者?」 |
079 | 町人 | 「あれ…自己紹介してませんでしたっけ」 |
080 | 魔王 | 「していたとしても、人間なぞには興味はないからな」 |
081 | 魔法使い | 「私すごく気になります。魔法とかババーンって使えたりするんじゃないですか」 |
082 | 町人 | 「いえいえ…私魔法使いじゃないですから」 |
083 | 詐欺師 | 「そんなナリして超達人とか?」 |
084 | 町人 | 「いえいえ…極々普通の人ですよ。至って取り得もない」 |
085 | 勇者 | 「え…」 |
086 | 町人 | 「ただの町の人ですよ」 |
087 | 勇者 | 「町を出た時点で町の人というステータスはなくなるかと…」 |
088 | 町人 | 「えぇ。さすらいの旅人です」 |
089 | 魔法使い | 「魔王を倒しに行くさすらいの旅人さんってカッコイイですね!」 |
090 | 勇者 | 「魔王を倒しに行くパーティーが言う言葉でもない気もするけど」 |
091 | 魔王 | 「魔王はここにいる」 |
092 | 町人 | 「元魔王ですけどね」 |
093 | 詐欺師 | 「もう倒せばいいじゃない」 |
094 | 勇者 | 「もうあれか。自称魔王がいるなら、魔王倒して世界救ったことにするか」 |
095 | 魔法使い | 「というわけで、倒されてください。元魔王さん」 |
096 | 町人 | 「おっと急展開ですね」 |
097 | 魔王 | 「フフフハハハ!余を倒そうなんて片腹痛いわっ!」 |
098 | 勇者 | 「手加減はしないっ」 |
099 | 魔王 | 「…本当に腹が痛いからやめてくれないか?奴にやられた傷が疼いていて…いや、本当」 |
100 | 町人 | 「あー手負いなんですね」 |
101 | 魔王 | 「弱った魔王を倒して、貴様は満足か?」 |
102 | 勇者 | 「大満足です」 |
103 | 魔王 | 「何…」 |
104 | 勇者 | 「手負いでも弱ってても魔王は魔王、王様に倒せ言われてるのは魔王だし?魔王倒せば冒険を終えることができるから」 |
105 | 魔王 | 「く…外道め…」 |
106 | 勇者 | 「勇者ではあるが、俺は外道ではないっ」 |
107 | 詐欺師 | 「ボクが勇者だッ」 |
108 | 勇者 | 「ことある度に勇者っていうのやめてくれないかな、詐欺師」 |
109 | 詐欺師 | 「あることないこと吹聴するのが詐欺師の役目ですから」 |
110 | 勇者 | 「嫌な役目だな…」 |
111 | 魔法使い | 「でも…私…もうちょっと勇者様と旅を続けたいです」 |
112 | 町人 | 「素敵な言葉ですね、勇者さん」 |
113 | 勇者 | 「まぁ…なんだ、勇者様って呼ばれるのも悪くないか…」 |
114 | 町人 | 「旅を続けます?」 |
115 | 勇者 | 「もう少しだけ旅を続けるかな」 |
116 | 魔王 | 「余の力、奴を倒すまで貸してやる」 |
117 | 詐欺師 | 「勇者の名を語って美味しい思いをしよう」 |
118 | 勇者 | 「お前は勇者の影武者として死んでくれ、頼むから」 |
119 | 魔法使い | 「立派な魔法使いになって、勇者様と世界を救います!」 |
120 | 町人 | 「…じゃあ、私は次の町の人になるためにお供しましょう」 |
121 | 勇者 | 「…で、結局この集団って何なの?」 |
122 | 町人 | 「そりゃ勇者様一行でしょう自称」 |
123 | 勇者 | 「一人でも自称がいると全部胡散臭くなるから、自称使うのやめてくれ」 |
作者のツブヤキ |
相当久しぶりの更新でした。申し訳ないです。 ファンタジー系で剣と魔法…ブツブツと考えていたら入浴中にハッと思いついたのがこの作品でした。 温泉に入ると必ず一作品以上思いつくことや、入浴中が一番閃いていることを考えると、 血行を良くすることで思いつくのではないだろうかと推測しました。 自称「ボクが勇者だっ!」って集中線が入りながら言っている詐欺師がツボです。 |
(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります) |