落ちつK

落ちつK

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :2:1
総セリフ数 98
製作日 2013/10/2〜2013/10/27
概要説明  プールでクラスメイトの相原君が溺れている!?
体育教師を呼んだのはいいが、全然頼りにならないし…しまいには溺れて話にならない。
というか、とりあえず落ち着け…
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
仁田 漁
(にった りょう)
31 体育教師。猟師の町育ちだが、実は泳げない。名物体育教師。
秋原
(あきはら)
33 極々普通の一般男子生徒。いざという時には頼れるキャラ
丹野
(たんの)
34 普通の女子生徒…らしい。いざという時には…頼れるってレベルを超える。






【プール】(プールの授業で多くの生徒がはしゃぎ、泳いでいる中、女生徒が駆けつけてくる)

001 丹野 「先生、大変です。相原君が溺れてます」
002 仁田 「丹野ォ、プールサイドで走るな!こけると痛いんだぞ!」
003 丹野 「先生、相原君が溺れてます」
004 仁田 「そうか。相原が溺れているか」
005 秋原 「いいんですか?先生」
006 仁田 「何ィッ!?相原が溺れてるだとッ!どうゆうことだ!」(勢いよく立ちあがる)
007 秋原 「いや、まんまの通りだと…」
008 仁田 「あの相原が!成績優秀、スポーツからきしダメ!ガリ勉で学級委員の相原がかっ!」
009 丹野 「早くいかないと死んじゃうと思います」
010 仁田 「どこだ!案内しろ!待ってろ、相原!今先生が、先生が助けてやるぞ!!」
011 秋原 「先生に任せて大丈夫なのかよ…」
012 丹野 「あそこのプールの真ん中です」
013 仁田 「ぬぉっ!?これまたど真ん中で派手に溺れてるな…」
014 秋原 「相原、頑張れ!今先生呼んだからな」
015 仁田 「相原ァッ!今助けるからなァ!…華麗に飛び込んで助けたいのも山々だが、先生はまだ死にたくない」
016 丹野 「は?」
017 仁田 「準備運動はしっかりしてから飛び込まないとな!足がつる!」
018 秋原 「おいおいおいおい、相原死ぬぞ!」
019 仁田 「救助者はろくな準備もせず救助しに行こうとするから二次災害に巻き込まれ、命を落とすケースが多いのだ」
020 丹野 「本当にこの先生に相原任せて大丈夫?」
021 仁田 「相原ァ、もう少し、もう少しだけ頑張れ!今先生が助けに行くからな!」
022 秋原 「相原やるな…溺れてから5分もがいてなんとか浮いてるぞ…」
023 仁田 「よしっ、準備体操、完っ了ッ!」
024 丹野 「先生、早く相原君助けないと限界です」
025 仁田 「分かってる。相原ァ今助けるぞ!」
026 秋原 「いいからさっさと助けて下さいよ」(仁田を押す)
027 仁田 「のわぁああああああああああっ」(プールに落ちる)
028 丹野 「秋原君!?」
029 秋原 「やべ…つい突き落としちゃった」
030 仁田 「秋原ァ!あぶねェだろ!プールに突き落とすなって授業前に説明しただろ!」
031 秋原 「スミマセン、押すなよ…押すなよ?に見えたもんで」
032 丹野 「そんなことより、相原君が沈みかけています」
033 仁田 「相原ァ!死ぬなっ!今助けるからな!」
034 秋原 「丹野…そろそろ展開読めてきた」
035 丹野 「え?」
036 秋原 「あの先公フラグがガンガン立ちまくってる…」
037 仁田 「体育教師の名に懸けて、俺が!俺が助けてやるからなぁ!」
038 丹野 「…まぁ、そんな予感はする」
039 秋原 「あの先生はそういった点では期待を裏切らないけど…そうなるとある意味ピンチなわけで」
040 仁田 「今!今助けてやるか…ら…?」(ハッとする)
041 秋原 「俺は相原助けるから、丹野は先生をよろしく」
042 丹野 「普通逆でしょ!女子にあの先生任せるとかどうかしてるでしょ!?」
043 秋原 「優先順位って奴だ。相原の頑張りはもう持ちそうにないからな」
044 仁田 「ぬぉっ!?足が…足がつ…つ…ひぎぃっ!?」
045 丹野 「やっぱり」
046 秋原 「今にも頭破裂しそうな声出しているけど大丈夫かあの先公」
047 丹野 「グロいアニメの観過ぎ。本当になったらトラウマものだからね?」
048 秋原 「…思った通りの期待を裏切らないお約束な展開なわけで。俺は相原助けに行く!」
049 丹野 「あ、ちょっと待ってよ!私やだよ?先生助けるの」
050 仁田 「うぉぉおおおおおっ相原ァ!先生、足つった!足つったけど、必ず助けてやるからなぁ!」
051 秋原 「やべぇ…思った以上にうぜぇ…」
052 仁田 「先生は…先生の目が黒い内は、生徒一人死なせんからなァッ」
053 丹野 「…溺れて気絶するまで待とう…」
054 仁田 「先生はぁ!先生は、こんなところで死ねん!溺れている場合じゃないんだァ!相原ァ!死ぬな!死ぬなァ!」
055 秋原 「先生、波立てるのやめてくれません?」
056 仁田 「まだ死なん!そして生徒も助けるぅ!」
057 秋原 「相原大丈夫か。今プールサイドまで運んでやるからな」
058 仁田 「こんなところで死ぬ男じゃないんだ!俺も、相原も。こんなところで死ぬ運命じゃないぃいいいい」
059 丹野 「秋原君、ビート板持ってきたよ」
060 秋原 「おーけー。少し水面に沈めて、先公に狙い定めて」
061 仁田 「神よ!なんという無慈悲な!俺は、俺はこんなところで溺死してしまうのか!」
062 丹野 「こう…?」(ビート板沈めて狙い定める)
063 秋原 「丹野Go!」
064 丹野 「え?」(つい放してしまい、ビート板発射)
065 仁田 「相原ァっつぉ!?」(ビート板顔面直撃、気絶)
066 秋原 「命中」
067 丹野 「あーあー、ちょっと先生気絶しちゃったよ?」
068 秋原 「やったのは丹野だ。行って来い」
069 丹野 「ちょっ、何で私なの!秋原君行きなよ」
070 秋原 「俺は相原介抱に忙しいの」
071 丹野 「私が代わるから、秋原君行ってきてよ」
072 秋原 「もう一回行って体力的に帰ってこれる自信ないわ…溺れたら助けに来てくれる?」
073 丹野 「無理」
074 秋原 「じゃぁよろしく」
075 丹野 「もう、秋原君ッ最低!」
076 秋原 「いや、俺怒られる意味が分からん」
077 丹野 「え、この浮かんでる先生背負うの?」
078 秋原 「ファイト、丹野」
079 丹野 「胸とか鷲掴みにされたら最悪じゃない」
080 秋原 「そん時はバックドロップかましてやれ」
081 丹野 「キズモノにされちゃうの!?」
082 秋原 「その程度じゃ傷にならんから大丈夫だ」
083 丹野 「トラウマもんですけど」
084 仁田 「…がばごぼぐはぁっ!」(目を覚まし水噴きだす)
085 丹野 「ちょっ汚ッ!」(ドン引き)
086 仁田 「天使か!目の前に丹野に似た天使がいる!ここは天国か!」
087 秋原 「先公の奴、相当混乱してるけど…ガンバ」
088 丹野 「後で沈めるからな、秋原君…」
089 秋原 「怖…」
090 仁田 「お迎えか?先生のお迎えか?先生死んでしまったのか?相原は、相原は無事だったのか!?」
091 丹野 「先生の頭が全然無事じゃないです」
092 仁田 「生徒を助けるために死んだのならば、本望だ!さぁ俺を天国なり天国なり、極楽なり、ハーレムなり連れていけ!」
093 秋原 「あのままだったら生徒も救えず、犬死にだった気もするが」
094 丹野 「…とりあえず、落ちつけ」(ニッコリ笑って仁田を後ろから抱える)
095 仁田 「おぉ、天使に抱かれて俺は昇天…」
096 丹野 「そのままオチもつけ!!!」(バックドロップをキメる)
097 秋原 「…丹野ヤベェ」
098 丹野 「これで、気持ちも結末もオチついたっしょ」






作者のツブヤキ
 とりあえずワーワー騒ぐ体育教師を黙らせるという作品でした。
まぁ待て、落ち着け。まだ慌てるような時間じゃないってね。
結局オチが落ちてしまいましたけど。
少しは落ち着きましたか?ええ、オチつきました。
なんだかプールって時期ではないんですけどね。水着が懐かしい青春時代の今日この頃です。
誰ですか、ネットの画像で我慢しろって言った人は…。
たまには青春時代の1ページが恋しくなる日もあるんです。

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