シナリオ詳細 | |
掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
作者 | 月宮東雲 |
登場キャラ数 | ♂:3♀:1 |
総セリフ数 | 103 |
製作日 | 2013/5/1〜2013/5/2 |
概要説明 | クールビズと騒がれ、ネクタイが売れない!今年もやってきたネクタイの売れない季節。 今時、頭にネクタイ巻いてくれるおっさんも減ったし、それどころかそれを継承する若者も飲みに来ないし! 売れるネクタイとは何ぞや。新商品商戦に熱が入る。とあるネクタイ企業のネクタイ企画会議 |
利用にあたって | 利用規約 |
目安時間 |
登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
部長 | 17 | ♂ | ネクタイ会社の企画部部長。基本、うさぎを膝にのせている。「まぁいいんじゃないかな」が口癖 |
栗田課長 (くりた) |
44 | ♂ | ネクタイ会社の企画部課長。会議では率先して仕切るが、個性派をまとめるのにかなり苦労している |
三宅 (みやけ) |
19 | ♂ | 若手社員。色々とマナーが欠如している上に、頭のネジも欠落しているっぽい。 |
長内 (おさない) |
23 | ♀ | いわゆるOL。営業部、企画部を繋ぐ架け橋の役割役でもあるが、基本お茶入れが仕事。何故か安いお茶もうまく出来るプロ。 |
001 | 栗田 | 「これから第一回、ネクタイ強化企画会議を始める」 |
002 | 三宅 | 「ワー」(拍手しながら) |
003 | 栗田 | 「ワーじゃないよ!どういう状況か分かってるのか!…えー、クールビズと騒がれて早数年。また我が社のネクタイが売れなくなってくる季節がやって参ります」 |
004 | 長内 | 「お茶です」 |
005 | 部長 | 「うむ」 |
006 | 栗田 | 「確かにネクタイは暑苦しい、堅苦しい、むさ苦しいの三拍子の揃った…」 |
007 | 長内 | 「粗茶です」 |
008 | 三宅 | 「どぉもー」 |
009 | 栗田 | 「…ちょっと待て、佐藤。お前、何で赤蝶ネクタイ付けてんだ。ネクタイはネクタイでもおかしいだろぉっ!?」 |
010 | 長内 | 「無茶です」 |
011 | 三宅 | 「黒縁メガネに赤蝶ネクタイって、何かの司会者みたいな感じっすね」 |
012 | 栗田 | 「ちょっとシャレオッティな感じが出ているけどダメだろうが。ですよねー部長」 |
013 | 部長 | 「まぁ、いいんじゃないかな」 |
014 | 栗田 | 「いいのか…」 |
015 | 長内 | 「…はい」 |
016 | 栗田 | 「うん?ノートパソコンなんて持ってきてなんだ?」 |
017 | 長内 | 「絵チャです?」(にっこり笑顔) |
018 | 栗田 | 「…ん?」(瞬きしながら長内を見る) |
019 | 長内 | 「絵チャです」 |
020 | 栗田 | 「いや、お茶…もらえるかな。出す順番おかしいけどさ。普通、部長、課長、平って行くよね。何で僕最後なの?」 |
021 | 長内 | 「オオトリ」 |
022 | 栗田 | 「確かに舞台とかではトリとか締めに持ってくるけど、違うよね。オオトリとか関係ないよね?順番」 |
023 | 長内 | 「オオトリ様!」 |
024 | 栗田 | 「デカいヒヨコはどうでもいいんだよ!で、今回みんなに企画書を作ってきたもらったわけなんだが」 |
025 | 部長 | 「まぁいいんじゃない?」 |
026 | 栗田 | 「あ、部長見られました?」 |
027 | 部長 | 「いや、見てないよ」 |
028 | 栗田 | 「目通してないんかいっ」 |
029 | 三宅 | 「もうばっちりっすよ。寝ないで仕上げてきたんすから、もうバッチグーグーですよ」 |
030 | 長内 | 「やったね、グゥー!」(親指立ててウインク) |
031 | 栗田 | 「寝ない自慢いいから」 |
032 | 部長 | 「だぁめだよぉ、寝ないと。三宅君」 |
033 | 三宅 | 「すみません」 |
034 | 部長 | 「寝ない子は育たないよ」 |
035 | 三宅 | 「すんません」 |
036 | 栗田 | 「そっち!?」 |
037 | 三宅 | 「でも、自信あんすよ。俺。今回の企画ばっちり」 |
038 | 栗田 | 「何、そんなに自信あんの」 |
039 | 三宅 | 「クールビズだからこそ、お洒落なネクタイをつけたくなる!っていう」 |
040 | 栗田 | 「って、今さらだけど三宅、何で頭にネクタイ巻いてんだ!宴会場にいる酔っ払いか」 |
041 | 長内 | 「あら、部長。今日ネクタイされていないんですね」 |
042 | 部長 | 「今日からクールビズを実践しようかと思ってな」 |
043 | 栗田 | 「我が社が、ネクタイ販売会社ってことお忘れですか!?」 |
044 | 部長 | 「まぁ、いいんじゃないかな」 |
045 | 栗田 | 「よくないですよぉ…、佐藤も会議に参加しろ」 |
046 | 長内 | 「私も同意します。…だそうです」 |
047 | 栗田 | 「パソコンで会話するなよ…、お前はアニメのキャラクターかっ」 |
048 | 三宅 | 「で、課長。もう試作品もできたんでつけてみて下さいよ」 |
049 | 栗田 | 「企画書のか?早いな…ってなんだよ、これぇっ!なんだよ、これっ」 |
050 | 三宅 | 「まぁまぁ、つけて下さいよ」 |
051 | 栗田 | 「何で、縞パン柄なんだよ。どう見てもこれ縞パンだろ」 |
052 | 長内 | 「頭にかぶります?」 |
053 | 栗田 | 「頭に巻くだろうが。ネクタイはかぶるもんじゃないだろう。どう見ても狙ったな」 |
054 | 三宅 | 「今のトレンディはオッサレーでしょ?」 |
055 | 栗田 | 「縞パンのどこがお洒落なんだよ。どうしてそんなのをつけなきゃいけないんだよ、恥ずかしいだろ」 |
056 | 三宅 | 「恥ずかしがってては個性は手に入らないっすよ」 |
057 | 栗田 | 「そんなことで個性を主張したくないね。変態じゃないか」 |
058 | 部長 | 「まぁ、いいんじゃないかな」 |
059 | 栗田 | 「何がいいんですか、部長!…お茶美味いな。高級茶葉使ったのか?」 |
060 | 長内 | 「隣の百均で買ってきた安い茶葉ですよ」 |
061 | 栗田 | 「百均かいっ!なんでこんなに美味いんだ、何かコツとかあるのか」 |
062 | 長内 | 「雑巾の搾った汁を入れたからですかねー?」 |
063 | 栗田 | 「マジデッ!?」 |
064 | 部長 | 「長内君、ダメじゃないか。社外秘を喋っちゃ」 |
065 | 長内 | 「ごめんなさい、部長。ついうっかり」 |
066 | 栗田 | 「社外秘!?社外秘なの!?しかも社外秘だったら社員の僕は知っててもいい内容ですよね?いや、知りたくなかったけど…」 |
067 | 三宅 | 「そのネクタイ、佐藤もノリノリで企画進めたんすよ」 |
068 | 栗田 | 「佐藤もノリノリって…『それにしてもこの課長ノリノリである…』ってうっさいわ、お前。会議中チャットで会話を飛ばしてくんなっ」 |
069 | 長内 | 「意外と人気出ますよ、きっと」 |
070 | 栗田 | 「んな、アホなもの出せるかって。どう見てもネギ大好物の少女が穿いてそうな…って企画書のイラストなんだよ、目隠し線入ってるけど、どう見ても大人気の緑ツインテール娘じゃないかっ!アウトだよ、アウト!」 |
071 | 部長 | 「まぁ、いいんじゃないかな」 |
072 | 栗田 | 「何がいいんですか、訴えられますよ!」 |
073 | 三宅 | 「縞パンネクタイ…なんとなくほのかに甘い女の子の匂いが…ってキャッチフレーズで」 |
074 | 栗田 | 「株が紙切れになるねっ!企画部署どころか会社がこの世から消え去るね!こんなパンツ売り出したら」 |
075 | 長内 | 「ネクタイですよ、課長」 |
076 | 栗田 | 「こんなネクタイがどこにあるっ」 |
077 | 三宅 | 「ないから生み出すんすよ。周りと同じことしてても差つきませんよ」 |
078 | 栗田 | 「奇抜すぎるわ。大体なんだよ、この可愛らしいリボンは!」 |
079 | 三宅 | 「ネクタイピンでもいいんすけどね、チャームポイント」 |
080 | 部長 | 「まぁ、いいんじゃないかな」 |
081 | 栗田 | 「よかないでしょ、部長ォ!どう見てもパンティーですよ、パンティー。女性の下着をイメージしてるって叩かれますよ」 |
082 | 長内 | 「課長…セクハラェ…」 |
083 | 栗田 | 「こんな企画通せるか、考え直せっ」 |
084 | 三宅 | 「…のちに爆発的な人気により、生産が追い付かない程の大ヒット商品となることはまだ誰にも分からなかったのだ…」 |
085 | 栗田 | 「変なナレーション入れるな」 |
086 | 部長 | 「長内君、三宅君、佐藤君。飯でも食べに行こうか」 |
087 | 栗田 | 「またハブですか、部長。ちょっと待ってくださいよ、まだ会議…あ、あーーーーっ」 |
088 | 長内 | 「課長、タイが曲がっていますわよ」 |
089 | 栗田 | 「そのタイは佐藤に言え。僕のネクタイは違う型だ」 |
090 | 長内 | 「課長、ふぅ!オッシャレィ♪」 |
091 | 栗田 | 「誰がつけるか、パンティーネクタイ!」 |
092 | 三宅 | 「商品名、略してパンタイとかどうすっか」 |
093 | 部長 | 「まぁいいんじゃないかな」 |
094 | 長内 | 「某企業みたいな名前ね」 |
095 | 栗田 | 「パンティータイツの略と間違えられるわ」 |
096 | 長内 | 「間違えるのは課長だけですよ」 |
097 | 部長 | 「夜、打ち上げに行くか」 |
098 | 三宅 | 「いいすねぇ」 |
099 | 長内 | 「はいー。あ、お昼パスタの美味しい店知ってるんですよ。そこ行きません?」 |
100 | 部長 | 「まぁいいんじゃないかな」 |
101 | 栗田 | 「ちょっと、まだ会議…あ、僕もそこに…」 |
102 | 部長 | 「栗田君は、企画の詰をしておくんだぞ。またマモレナカッタ…では済まさんぞ」 |
103 | 栗田 | 「何で僕だけッ!?部長、部長オォォッ!!」 |
作者のツブヤキ |
早いもので、今日のニュースでクールビズが始まったことを知りました。ネクタイなんか基本つけないから関係ないんだけどね! ネクタイ首に巻いている人いたなー。ワイシャツの襟の部分じゃなくて。首に直巻き。あれって新しい流行だったのか!個性か! 最近、ショップに行ってネクタイとか選ぶ機会が増えたのですが、いや、色んなネクタイあるんですね。 絹のめっさつるつるしたのもあれば、一時期流行ったなんとかビーズって言う感じの中にザララララって入ってる感じのとか… モコモコモコっとしたタオルみたいなネクタイにはビックリしました。 でもなかなか気に入るネクタイってないですよね。 縞パンみたいなネクタイっていつか現れるかしら。パンタイ… |
(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります) |