湯けむり温泉旅路-山景の宿-

湯けむり温泉旅路-山景の宿-

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :3
総セリフ数 91
製作日 2013/2/3〜2013/2/20
概要説明  もうすぐ卒業するということもあり、卒業旅行に行こうと計画。
ただ、と腕をすることが難しく、近場でいい旅館と検索した結果、千が見つけた場所に。
さてさてどんなところなのやら…
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
桑原 萌
(くわはら もえ)
32 クワトロさん。二人の後輩、先輩たちのこだわりに憧れて自分も探そうと躍起になっている。
友越 千
(ともこし せん)
32 体力系。旅館を選ぶときは料理を重視する。ザっぱな性格で細かいことは気にしないが、飯にはこだわる。
光峯 圭
(みつみね けい)
27 真面目系。旅館を選ぶときは温泉を重視する。風呂の数は多い方が喜ぶ。一部から風呂・温泉奉行として恐れられている。






【夜】(内風呂に入った後、露天へ。すっかり暗くなっている景色)

001 「はぁー、ここが政宗公の愛した温泉かー」
002 「伊達家御用達の宿は違うけどね」
003 「ってか、露天狭っ!三人で入ったらレズるね」
004 「いや、レズらないですけどっ」
005 「別にいいんやでー?その豊満なお尻をモミモミさせてくれても」
006 「やめて下さいっオヤジですかっ…しかも豊満なお尻って、ちょっと揉まないでくださいっ」
007 「風呂場で遊ばない」
008 「はい、仕切られたー」
009 「というか、寒っ!寒いですッ!」
010 「なんやー、桑っち。情けないなぁ。日頃鍛えとらんから寒いんやで。ウチみたいに筋肉あれば…」
011 「贅肉の塊は寒くないな」(ポンと肩叩く)
012 「な、贅肉やないっ!って、ぬぉっ寒ッ!凍えてまうわ」
013 「よし、千。そこで仁王立ちして100数えてろ」
014 「全裸ですることちゃうわっ!」
015 「この寝湯っていいですね、先輩」
016 「腹と胸が出て寒いわっ」
017 「それは太っている…」
018 「うるへー」
019 「って、露天風呂って電気無いんですかっ。脱衣所の明かり消えたら真っ暗じゃないですか」
020 「そうだな…」
021 「って、光峯先輩消しに行こうとしないでください!」
022 「うん?気のせいだ」
023 「やめて下さいよ、ただでさえ何かいそうなんですから」
024 「あ」
025 「どうした、千」
026 「今そこに人影が…」
027 「ちょっ、やめてくださいよっ」
028 「そこにぼんやりと…あっちにオレンジ色の光が…」
029 「光峯先輩まで!?」
030 「夜の山々は不気味だからな」
031 「山々に囲まれていると、日が出ている内はいいですけど、日が沈んだ後は不気味ですよね」
032 「今から十数年前…航空機が山に墜落してな……乗客の遺体が木々にぶら下がってこっちをずぅーっと見ておってな…」
033 「いやぁああああああああああああああああっ」
034 「こら、風呂場で走ると…」
035 「うぇっ」(浴槽から出たところでグラつく)
036 「おっと、大丈夫け?萌」(萌を抱き抱える)
037 「う…なんだかグルグル回ります…」(顔をしかめ、額に手を当てる)
038 「急な温度差に気持ち悪くなったか」
039 「うー…」
040 「外は吹雪くほど寒いからな。無理もない」
041 「先輩…服着させてもらえません?」
042 「せやね。ウチも体冷えてきたしな」
043 「…体が冷える温泉は偽物らしいけど。ここのは本物なのかしら…」
044 「しっかし、露天と内風呂離れてるのは頂けないなー」
045 「先輩が安いのでってケチるからですよー」
046 「食事で世界一を目指す料理らしいから選んだんや。大体、今日はこのプランしか空いてへんかったやもん。しゃーないやん」
047 「そうだぞ、萌。高いプランでも貸切露天風呂が部屋にあるかないかで、共通風呂はここだから変わらないぞ」
048 「…他の旅館でも露天風呂が離れてるところがありましたけど、ちょっとこれは頂けないですよね」
049 「そうだな…少々、風呂自体が小さいのもちょっと気になる」
050 「でもでも、シャンプーが20種類あるのは感動しました!私どれ使おうか悩んじゃいましたもの!」
051 「シャンプーなんて、いっぱいあっても使うのは一つや。無駄やん」
052 「色々試せることが有難いんですよ。試行できるのがいいんじゃないですか。よかったら次買う時の参考になりますし」
053 「そんなことやるんだったら内風呂との通路造れやな」
054 「規模が違うから」



【食事会場】(露天風呂からそのまま会場へ足を運ぶ三人)

055 「さって、おっ食事おっ食事、おっ食事タイム♪」
056 「ご機嫌ですね、先輩」
057 「料理自慢の宿やで?相当なもんが出るんやろう」
058 「相当ネットでハードル上げる宣伝でも書いていたのだろう…豹変しないことを祈るばかりだ」
059 「え…」
060 「そいや、チェックインした時、クーポン券ついとったな。日本酒とか飲み比べられるやつ」
061 「そうでしたね。あ、この日本酒三種の飲み比べとかどうです?」
062 「いいねぇ、いいねぇ。飲み比べとか乙やでー?じゃ、これで」
063 「結構、料理も造りがいいですね」
064 「確かに。結構お腹いっぱいになる…というかこのタイミングでうどんが来るか…」
065 「A5クラスの肉も、もち豚も、鴨肉も食せてアワビもキャビアもって流石ワンランク上だけあるなー」
066 「先輩…もぅお腹いっぱいですぅ…」
067 「ウチもばっちこーいっともろ手を挙げて言えるほど空きはないけどな…出た物は全部食す。それがウチのポリシーや!」
068 「…部屋にトイレも洗面台もないのだから加減しろよ」
069 「いざとなったら窓からするから平気や」
070 「やめろ」
071 「先輩たち…想像させないでください…結構危ないです…うぷ」
072 「…完食ッごっつぁんです」
073 「肉肉肉肉なので、お腹にはたまりますね…かなり堪えます…」
074 「まぁ料理は合格ラインやけど…なーんかちょっと物足りない感じやったかもな」
075 「まだ食べ足りないんですか!?」
076 「千は鉄の胃袋だからな」
077 「人を化物みたく言うなし。いやいや、なーんかインパクトって言うかな、一工夫欲しかった感じではあるわなー」
078 「確かにな。質はいいんだが、少々細々し過ぎていたのかもな」
079 「私はもうお腹いっぱいですぅ…」
080 「前回の旅館が少し印象に強いのかもしれないな、いわなの丸焼きが出てきたりしたわけだし」
081 「せやなー。うん、惜しいって感じやなー」
082 「というか、内風呂熱すぎますよ絶対。今思い出しましたけど」
083 「確かにな。42℃は超えていただろうな」
084 「江戸っ子じゃないんですから、もう少しぬるくてもいいと思います」
085 「さて、そんな熱い風呂に飛び込んできますか」
086 「ここに江戸っ子もどきがいたぞ。…千、お腹を休めてから入りに行くぞ」
087 「あいあい」
088 「先輩方いってらっしゃいませぇ…って、先輩その袋なんですか」
089 「さっき御夜食もらったで。クロワッサン」
090 「前回のところは焼きおにぎりだったが、クロワッサンとは変わってるな」
091 「もう食べられませんーーー」






作者のツブヤキ
 宿泊しに行ってからかれこれ三週間近く経ってしまいました。
相変わらず宿を調べるのが下手で、先人の知恵袋の回答などを参考にした結果出てきた場所へ行って参りました。仙台牛の里。
車で1時間程度。あら、近い。前日、前々日が大雪だったので物凄い所を想像したのですが、幸い雪は溶けてほとんどなくなっていたので楽でした。
部屋がちょうどタイミングが悪く、バスなしトイレなしのところで8畳の部屋だったのですが、やはり両親にはトイレなしとかが堪えたようで…。
部屋の評価は良くなかったですな。私自身は、やはり温泉の方がダメでした。熱すぎたり、露天と離れていたり…。
料理もおいしかったことは美味しかったのですが、もうちょっとだけ何か変わった感じが欲しかったかなといったのが感想です。
ただ、十四代とかワインがいろんな種類揃えていると言ったちょっと変わった旅館でしたよ。
名前は挙げませんが、探して泊まってみては如何でしょうか。素敵なワンコがお見送りしてくれますよ。
自身は両親が体調悪くなったりといった散々な旅行になりましたけど…orz

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