| シナリオ詳細 | |
| 掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
| 作者 | 月宮東雲 |
| 登場キャラ数 | ♂:1♀:1不問:1 |
| 総セリフ数 | 118 |
| 製作日 | 2012/12/4〜2012/12/4 |
| 概要説明 | 合同説明会がちょこちょこ開催される中、各企業も個別説明会が開催され始める。 企業の本社で行われることもあれば、貸会議室などを使用して開催されることもある説明会に二人は参加することになって―― |
| 利用にあたって | 利用規約 |
| 目安時間 | |
| 登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
| 藤沢 勝 (ふじさわ かつ) |
51 | ♂ | 大学三年生の男子学生。就活に備えて色々と知識を詰め込んで構えているのだが… |
| 桜坂 咲 (さくらざか さき) |
55 | ♀ | 大学三年生の女子学生。1年の時勝と仲良くなってからいつも一緒にいる幼馴染的存在。楽観的思考の持ち主…というよりはアホの子? |
| 福原 | 12 | ? | 日野原株式会社の人事担当の先輩社員。 |
| 001 | 咲 | 「…はい、私…桜坂咲はただ今、INCテクニカルビルディングに来ております。これから開催される日野原株式会社の説明会に潜入してまいります」 |
| 002 | 勝 | 「咲、何してんだ?」 |
| 003 | 咲 | 「えー、会社説明会に参加し用としている学生さんに出会いました。すいません、日野原株式会社の会社説明会に参加される方ですか?」(エアーマイクを向ける) |
| 004 | 勝 | 「いや、何してんの?」 |
| 005 | 咲 | 「え、いやドキュメント風の就活レポートを」 |
| 006 | 勝 | 「あぁそう。けどお前…お前も会社説明会じゃないの?」 |
| 007 | 咲 | 「日野原株式会社!」 |
| 008 | 勝 | 「会場分かってる?」 |
| 009 | 咲 | 「INCテクニカルビルディング」 |
| 010 | 勝 | 「そこ、INCテクノロジービルディング」 |
| 011 | 咲 | 「え?は?ちょ…」 |
| 012 | 勝 | 「俺が言わなかったら咲、間違ってだろ?」 |
| 013 | 咲 | 「え?え?ここじゃないの?」 |
| 014 | 勝 | 「あっちの向かいの建物だぞ」 |
| 015 | 咲 | 「なにそれ、紛らわしい」 |
| 016 | 勝 | 「ちゃんと確認しないと大変な目に遭うぞ」 |
| 017 | 咲 | 「キーッ紛らわしい」 |
| 018 | 勝/td> | 「行かないのか?もうすぐ始まるぞ」 |
| 019 | 咲 | 「早く行っても何もできないし、緊張しちゃいそうだし、何もかも行動見られてそうで嫌だからなー」 |
| 020 | 勝 | 「あ、そう。んじゃな」 |
| 021 | 咲 | 「え、あ、いや行くっ!少し早くないかい?」 |
| 022 | 勝 | 「五分前の十分前行動は当たり前だろう?」 |
| 023 | 咲 | 「え…」(困惑した顔向ける) |
| 024 | 勝 | 「15分前行動は常識だろ」 |
| 025 | 咲 | 「え…15分前?」 |
| 026 | 勝 | 「待ち合わせとかしないのか」 |
| 027 | 咲 | 「ヒーローは遅れて登場するものじゃ…」 |
| 028 | 勝 | 「そういや、咲は修学旅行でバスに遅れてみんなを待たせるタイプだったな」 |
| 029 | 咲 | 「5分10分出発遅らせるのは当たり前だったぜ!いぇいっ」(ドヤ顔ピース |
| 030 | 勝 | 「いぇいっ…じゃないだろ。社会人になったら通用しないぞ」 |
| 031 | 咲 | 「あーん、勝のいけずー」(勝の脇腹つつく |
| 032 | 勝 | 「はいはい。会社説明会は15分前くらいには会場周辺にいるか、会場に行くようにしような」 |
| 033 | 咲 | 「あれっ!私『受付票』印刷してきたっけ」 |
| 034 | 勝 | 「企業によって会社説明会には『受付票』と呼ばれる自身のナンバーや説明会日程、会場の場所がかかれた地図を印刷して行かないと行けないところがあるからな」 |
| 035 | 咲 | 「あれ…あれ。あった…良かったぁ」 |
| 036 | 勝 | 「お騒がせマンだな」 |
| 037 | 咲 | 「お騒がせウーマンです」 |
| 038 | 勝 | 「はいはい。……エレベーター出たら話しかけんなよ」 |
| 039 | 咲 | 「え…何で?」(キョトンとして首かしげる) |
| 040 | 咲 | 「ペチャクチャ喋っていると印象悪いから」 |
| 041 | 咲 | 「そんな…勝が口利いてくれないだなんて…寂しい」 |
| 042 | 勝 | 「人生かかってること自覚しとけよ?まぁ最初は学生気分が抜けないんだろうけど」 |
| 043 | 咲 | 「む…」 |
| 044 | 勝 | 「こんにちは」 |
| 045 | 福原 | 「はい、こんにちはー。受付票はお持ちですか?」 |
| 046 | 勝 | 「はい。よろしくお願いします」 |
| 047 | 咲 | 「えーと…受付票は…と。あ、手に持ってたんだった」 |
| 048 | 福原 | 「はい、藤沢勝さんですね。それでは前の方から詰めて座って下さい」 |
| 049 | 勝 | 「ありがとうございます」 |
| 050 | 咲 | 「おはようございます。」 |
| 051 | 福原 | 「はい。『受付票』はお持ちですか?」 |
| 052 | 咲 | 「はい、よろしくお願いします。」 |
| 053 | 福原 | 「えーと…多分これ受付票じゃないですね」(苦笑しながらプリントを返却する) |
| 054 | 咲 | 「へ?あ、や、こっちです!こっち!」(慌てて鞄から受付票を取り出す) |
| 055 | 福原 | 「はい、桜坂咲さんですね。弊社の企業データを印刷されているなんて研究熱心ですね」 |
| 056 | 咲 | 「いえっ…スミマセン…」 |
| 057 | 福原 | 「前から詰めてお座り下さい」 |
| 058 | 咲 | 「はい…」(顔真っ赤にしながらそそくさと中へ入っていく) |
| 059 | 福原 | 「次の方。はい、こんにちはー」 |
| 060 | 咲 | 「…うー、恥ずかしい想いしたぁ…」 |
| 061 | 勝 | 「アホ…」 |
| 062 | 咲 | 「なっ、勝が話しかけんな言ったんじゃないかー」 |
| 063 | 勝 | 「はいはい、話しかけんなよ」 |
| 064 | 咲 | 「むー」 |
| 065 | 福原 | 「皆さん緊張しているかな」 |
| 066 | 勝 | 「ほら、始まったぞ」 |
| 067 | 咲 | 「あーえーと、筆記用具とメモ帳メモ帳…」 |
| 068 | 勝 | 「席に着いたら会社のパンフレットを眺めたり、筆記用具とメモ帳を用意して待ってた方が賢明だよな」 |
| 069 | 福原 | 「それでは定刻になりましたので日野原株式会社の会社説明会を開催致します。司会をさせて頂きます、人事課の福原と申します」 |
| 070 | 咲 | 「えと…福原…と」 |
| 071 | 福原 | 「まずは会社概要から説明して行きたいと思います。本日は先輩社員も来ておりますので、質疑応答もガンガンしちゃって下さい」 |
| 072 | 咲 | 「先輩社員に質問…質問…何しよう…」 |
| 073 | 福原 | 「それでは、お手元のパンフレットをお開き下さい」 |
| 074 | 咲 | 「ひぃ…疲れたぁ」 |
| 075 | 勝 | 「人事の人に見られてたぞ」 |
| 076 | 咲 | 「え…顔に何かついてた!?」 |
| 077 | 勝 | 「いや、説明会寝てただろ」 |
| 078 | 咲 | 「嘘、寝てないよ!」 |
| 079 | 勝 | 「カクカクしてたぞ」 |
| 080 | 咲 | 「えー、いや確かに眠気きたけど必死で戦ったもん」 |
| 081 | 勝 | 「その奮闘ぶり人事の人、苦笑しながら見てたぞ」 |
| 082 | 咲 | 「やだ…どうしよう…」 |
| 083 | 勝 | 「まぁそのことが選考に関わるか分からんけどな」 |
| 084 | 咲 | 「うぇーやらかしたー」 |
| 085 | 勝 | 「俺は志望度高いけど、どうせ咲は試し半分で受けてんだろ」 |
| 086 | 咲 | 「まぁねっ!受けた企業全部内定取っちゃる」 |
| 087 | 勝 | 「遊び半分で受かるもんじゃないぞ」 |
| 088 | 咲 | 「はーはっはっはっ、こんな企業余裕だねぇ」(ドヤ顔) |
| 089 | 勝 | 「あ…お疲れ様でした。ありがとうございました」(ニコニコしながら入口に立っている福原に気付く) |
| 090 | 福原 | 「ありがとうございました。今後よろしくお願いします」 |
| 091 | 咲 | 「ひぇっ」 |
| 092 | 福原 | 「お疲れ様です」(咲に笑顔を向ける) |
| 093 | 咲 | 「あ、は、はひっ!ありがとうございました!」(声裏返る) |
| 094 | 勝 | 「…会社周辺離れるまで気を抜いてはいけないよな。結構入口とかでタバコを吸ってたりするし」 |
| 095 | 咲 | 「あーあーあー…」(頭抱える) |
| 096 | 勝 | 「間違いなく聞かれてたし、顔も覚えられたな。あの素晴らしいドヤ顔」 |
| 097 | 咲 | 「ど、どうしよ…どうしよぅ勝ぅ」(勝の裾を掴みながら泣きつく) |
| 098 | 勝 | 「知るかっ、さっきの余裕はどこ消えた」 |
| 099 | 咲 | 「あーあーやらかしたよ、私」 |
| 100 | 勝 | 「面接で『御社から余裕で内定もらう自信があります』って明言してみればいいんじゃないか?」 |
| 101 | 咲 | 「に゛ゃぁー」(勝をポカポカ殴る) |
| 102 | 勝 | 「俺に八つ当たりするなっ。まだ落ちると決まったわけじゃないし」 |
| 103 | 咲 | 「ホント?」(パッと笑顔になる) |
| 104 | 勝 | 「会社の選考基準なんか知るかっ」 |
| 105 | 咲 | 「さっきの発言選考に不利にならない?」 |
| 106 | 勝 | 「俺に訊くな」 |
| 107 | 咲 | 「…元々は勝に誘導されたんだよ!」(ぷぃっとそっぽを向きながら) |
| 108 | 勝 | 「責任転嫁っワォ。これは先々が楽しみだな、咲」 |
| 109 | 咲 | 「何が」 |
| 110 | 勝 | 「どっちが先に内定取れるか。だな」 |
| 111 | 咲 | 「む。私が先に決まってるじゃん」 |
| 112 | 勝 | 「失言やテンパり、失敗の責任転嫁。これがいつまで通用するか…だ。」 |
| 113 | 咲 | 「今日はたまたま。たまたまだもん。もう失言しないもん」 |
| 114 | 勝 | 「ま、ボチボチ説明会も面接も始まってきましたから今後が楽しみですなぁ?」 |
| 115 | 咲 | 「イーーッだっ。泣きべそかいても知らないぞーだっ」 |
| 116 | 勝 | 「なんで俺が泣きべそかくのかが分からないが、まぁそっくりそのまま返す」 |
| 117 | 咲 | 「バーカッバーカッ!さっさと行っちまえ」(負け台詞を吐いてシュタターと走り去る) |
| 118 | 勝 | 「…子供か。あいつ今日の説明会何も聞いてなかったな。社会人としての心得とか重要なこと言ってたな。勉強になった」 |
| 作者のツブヤキ |
| 私が企業の個別説明会に行ったのは2月が初めてだった気がします。 会社説明会に行かないまま…というか、地方では開催されないことが多くてしょっぱなグループディスカッションとか 試験とかそういったことが多くて、体験する順番が違ったというね。 メーカーとか志望していたので、よくその企業の商品がもらえたりすることに感動してました(笑) 就活をすることでどこの企業がどんな商品を出しているかって詳しくなれたことや、商品にまつわる由来や、知られざる工夫などの秘話を聞けて勉強になりました。 有名大学との一緒に説明会に参加するのはかなり緊張しましたけどねwどんだけ場違いなんだ俺!って感じで。 まぁよく張り合ったよ…今ではいい思い出。 |
(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります) |