| シナリオ詳細 | |
| 掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
| 作者 | 月宮東雲 |
| 登場キャラ数 | ♂:1♀:2不問:1 |
| 総セリフ数 | 108 |
| 製作日 | 2012/10/29〜2012/10/29 |
| 概要説明 | 死者として生き返り、帰宅した広茂。自身が死んだという事実を受け入れられずにいた。 しかし、朝起きても目の前に死神キルはいなくなりはしなかった。それどころか、学校にまでついてきて… 約束をすっぽかしてしまった秋菜に理由を誤魔化し、関係は崩れていく… |
| 利用にあたって | 利用規約 |
| 目安時間 | |
| 登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
| 菊池 広茂 (きくち ひろしげ) |
52 | ♂ | 妹想いの高校二年生。彼女ができて浮かれているが、良きお兄ちゃんとして友華も可愛がっている |
| 菊池 友華 (きくち ともか) |
8 | ♀ | 広茂の妹の中学三年生。両親を突然失い、まだ心の整理はできていないが、兄を支えないとと強く気丈に振る舞っている |
| 立花 秋菜 (たちばな あきな) |
24 | ♀ | 広茂の彼女の高校二年生。初めて成功した告白で、広茂と付き合っていることを誇りに思っている。 |
| 死神キル | 23 | ? | 死神界よりやってきた死神。広茂の母より生命保険の行使をしに現れる。人の形をしているが、人間のような顔を持っているかは不明 |
| 001 | 友華 | 「おはよ、お兄ちゃん」 |
| 002 | 広茂 | 「あぁ、おはよう」 |
| 003 | 友華 | 「なに目の下クマ作って。朝帰りなんかするから」 |
| 004 | 広茂 | 「あぁ…」 |
| 005 | 友華 | 「彼女さんとニャンニャン熱い夜を過ごしてきたんでしょ、楽しんできたんならもっと…プハァッっと爽やかな笑顔くらいしてよ」 |
| 006 | 広茂 | 「あぁ…」 |
| 007 | 友華 | 「昨日テンパった彼女さんから何回も電話あったんだからね、まったく」 |
| 008 | 広茂 | 「あぁ…」 |
| 009 | 友華 | 「あーヤダヤダがめつい女はビッチだと思われるじゃん」 |
| 010 | 広茂 | 「あぁ…」 |
| 011 | 友華 | 「ちょっと聞いてるの?バカお兄ちゃん」 |
| 012 | 広茂 | 「あぁ…」 |
| 013 | 友華 | 「もう知らないっ」(怒って去る) |
| 014 | 広茂 | 「…あのさ、何でいるんだ?」 |
| 015 | キル | 「我のことか?」 |
| 016 | 広茂 | 「他に誰がいるんだっ」 |
| 017 | キル | 「今の者」 |
| 018 | 広茂 | 「あれは俺の妹だ」 |
| 019 | キル | 「そうか」 |
| 020 | 広茂 | 「そうか…じゃなくて。何でいるんだよ、朝っぱらから起きたら死神いるって目覚めどんだけ悪いと思ってるんだ」 |
| 021 | キル | 「我はお前の担当だと言っただろ」 |
| 022 | 広茂 | 「死につきまとわられてるみたいでやなんだよ、死神がマークしてるって」 |
| 023 | キル | 「死を司る者だからな」 |
| 024 | 広茂 | 「狩りの獲物みたいじゃないか、まるで」 |
| 025 | キル | 「間違ってはいない。魂は狩り取るものだからな」 |
| 026 | 広茂 | 「前漫画で見たことがあるぞ、死神界があまりにも暇だから死神達がゲームがてらに人間を狩るって」 |
| 027 | キル | 「低俗な発想だな」 |
| 028 | 広茂 | 「でも実際そんな感じじゃないのか?ノルマあって…僕と契約して冥界にいってよみたいな」 |
| 029 | キル | 「人には死期が決まっていて、それを目処に我々は人間界へ行く」 |
| 030 | 広茂 | 「じゃあ、俺は死ぬ運命だったのか?」 |
| 031 | キル | 「たまに狂うこともある。お前の場合はたまたま契約行使の件で探していたからな。運が良かった」 |
| 032 | 広茂 | 「昨日も契約行使…って言ってたよな。何なんだ?それに母さんがどうのとかも」 |
| 033 | キル | 「死神生命保険。人間達はこう呼ぶ。対象である人間の死までの期間を可能な限り延ばす。その代償は自身の命」 |
| 034 | 広茂 | 「…イマイチわからない」 |
| 035 | キル | 「小学生でも理解できたぞ」 |
| 036 | 広茂 | 「その例、俺傷つくから言わないでくれない…?」 |
| 037 | キル | 「お前の母親が死ぬ直前に最期の命をお前に託し、お前が死んだ際、生き返れるようにした…でわかったか?」 |
| 038 | 広茂 | 「母さんが?」 |
| 039 | キル | 「そうだ」 |
| 040 | 広茂 | 「死神生命保険は誰でもできるのか?」 |
| 041 | キル | 「完全に魂が肉体から離れる前であればな」 |
| 042 | 友華 | 「…お兄ちゃんも早く出ないと遅刻するんじゃないの?行ってきまーす」(玄関の方から) |
| 043 | 広茂 | 「…そっか。俺も朝食食って学校行かなきゃな」 |
| 044 | キル | 「人間とは難儀な生き物だ」 |
| 045 | 広茂 | 「なんか朝全然食えなかった…調子悪いのかな」 |
| 046 | キル | 「内蔵器官がほぼ停止しているのだ。当たり前だろう」 |
| 047 | 広茂 | 「胃とか腸が動いてないってこと?働けよ…仕事しろ」 |
| 048 | キル | 「言わば仮死状態のようなもの。頭と体はかろうじて動かせるレベル程度の力だ」 |
| 049 | 広茂 | 「今後は食事しなくてもいいってことか?」 |
| 050 | キル | 「まぁ、食べれなくなってくるだろう」 |
| 051 | 広茂 | 「…何か楽しみ奪われた感じだな」 |
| 052 | キル | 「お前が死んだのが悪い」 |
| 053 | 広茂 | 「それ言われると身も蓋もない」 |
| 054 | 秋菜 | 「…ヒロ」(背後からゆっくりと近付く) |
| 055 | 広茂 | 「ぁ…」 |
| 056 | 秋菜 | 「あーのーさー、ヒロ君」 |
| 057 | 広茂 | 「秋菜…」 |
| 058 | 秋菜 | 「昨日どこにいたのかなぁ?」 |
| 059 | 広茂 | 「あ、その、ちょっと…」 |
| 060 | 秋菜 | 「ずっとずっとずぅっ〜〜と、待ってたんだけどなぁ」 |
| 061 | 広茂 | 「ごめん、ほんと」 |
| 062 | 秋菜 | 「メールも電話も出ないし」 |
| 063 | 広茂 | 「携帯壊れてさ…」 |
| 064 | 秋菜 | 「すごい古臭い言い訳」 |
| 065 | 広茂 | 「いや、ほんとに。逆パカされてさ」 |
| 066 | 秋菜 | 「誰に?」 |
| 067 | 広茂 | 「…あ、えと、通りがかりの人に」 |
| 068 | 秋菜 | 「へぇ?ヒロ君の携帯を通行人が突然逆パカした?」 |
| 069 | 広茂 | 「そうなんだよ。不意をつかれてさ」 |
| 070 | 秋菜 | 「ヒロ君さ、言い訳するにもそんなにバレバレの嘘ついて騙せると思ってるんだ?」 |
| 071 | 広茂 | 「いや、ホントのことでさ…」 |
| 072 | 秋菜 | 「ふざけるのもちょっといい加減にして欲しいかな…」 |
| 073 | 広茂 | 「いや、嘘みたいなホントの話」 |
| 074 | 秋菜 | 「もうちょっとマシな嘘ついた方がいいよ。ちょっと通り魔に刺されて冥界行ってましたとかくらいはさ」 |
| 075 | 広茂 | 「いやいや、そっちの方が超うさん臭いだろ」 |
| 076 | キル | 「まぁ核心はついているな」 |
| 077 | 秋菜 | 「なんだかすごく裏切られた気分」 |
| 078 | 広茂 | 「本当に昨日はごめんっ」 |
| 079 | 秋菜 | 「理由話してくれないし。あたしに何か隠し事してるし」 |
| 080 | 広茂 | 「昨日は寝てて起きれなかったんだよ。起きたら夜中でさ」 |
| 081 | 秋菜 | 「ヒロ君、何で嘘つくの?」 |
| 082 | 広茂 | 「いや、嘘じゃなくてさ…」 |
| 083 | 秋菜 | 「ますますヒロ君のこと信じられなくなっていくじゃん…」 |
| 084 | 広茂 | 「秋菜、嘘じゃなくてさ…」 |
| 085 | 秋菜 | 「昨日さ、電話したんだ」 |
| 086 | 広茂 | 「携帯の電源切れてたから…」 |
| 087 | 秋菜 | 「携帯じゃなく、自宅!」 |
| 088 | 広茂 | 「あ、おぅ…」 |
| 089 | 秋菜 | 「したら妹さんが出てさ、ヒロ君は外出中だって。家にいなかったじゃん。なんでさ、何で嘘つくかな…」 |
| 090 | 広茂 | 「家じゃなくて外で寝ちゃって…公園で、あの坂に公園あるじゃん?あそこで…」 |
| 091 | 秋菜 | 「ベンチもないのに?」 |
| 092 | 広茂 | 「え…」 |
| 093 | キル | 「茂みに突っ伏して寝ていたがな」 |
| 094 | 秋菜 | 「あのさ、あたしに気まずいことがあるから嘘に嘘塗り固めていくんでしょ。もう信用できないよ、そんなに嘘つかれると」 |
| 095 | 広茂 | 「いや…」 |
| 096 | 秋菜 | 「なんかがっかりだな。あたしに隠し事して嘘までつくヒロ君に。ツラいよ」 |
| 097 | 広茂 | 「ごめん…」 |
| 098 | 秋菜 | 「あのさ、少し距離置こう?今回の件はちょっと怒り治まらなさそうだからさ」 |
| 099 | 広茂 | 「いや、そんなこと言わずに…」 |
| 100 | 秋菜 | 「あたしだけじゃなく、ヒロ君も少し頭冷やした方がいいよ。反省という意味でね」 |
| 101 | 広茂 | 「…ごめん」 |
| 102 | 秋菜 | 「次、移動の授業だから。じゃ」 |
| 103 | キル | 「…人間は難しいな」 |
| 104 | 広茂 | 「全部昨日のせいだ…」 |
| 105 | キル | 「怒る相手は自分と通り魔だ。我がお前を殺したわけではない。」 |
| 106 | 広茂 | 「と言っても納得できねぇよ」 |
| 107 | キル | 「勝手にしろ」 |
| 108 | 広茂 | 「…くそっふざけんなよ…」(机を拳で叩く) |
| 作者のツブヤキ |
| まぁ約束をすっぽかしてその言い訳が、携帯が壊れていたとか。公園で寝ていたと言ってもそれ凄く言い訳がましいですよね。 まぁ…通り魔に刺されて実は俺は死んでるんだぜ?の方がもっと嘘っぽくて言ったら即関係終わってしまうような感じがしますからね。 こういったことが起こる自体がまずないと思われますが、どういった斬り返しがベストなんでしょうかね…謝る必要があるのは間違いないでしょうけど。 でも、突然生を奪われる理不尽さには納得できないわな。 |
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