教授の痴漢研究結果

教授の痴漢研究結果

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :1不問:1
総セリフ数 90
製作日 2012/9/6〜2012/9/6
概要説明  素晴らしい研究をしている教授がいるということで、雑誌の記事に掲載するべく取材に来た記者。
実際に話を聞いてみるとどうにも研究結果がまともではない。
まぁ馬鹿と天才は紙一重と言うしな…。だが、次なる研究はあまりにも大きな壁があり過ぎた―――
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
教授 45 大学で研究をしている教授。むっつりスケベかと訊かれると胸を張ってオープンスケベと答えるが、基本むっつり。
記者 45 偉大な研究をしたという噂を聞きつけ、取材をしているとある雑誌記者






【研究室】(応接セットに腰かけながら取材を受ける教授)

001 教授 「あのねぇ、君は分かっていない。分かっていないよ、君ぃ」
002 記者 「いや、頭おかしいでしょ。絶対」
003 教授 「理解できない君がおかしい」
004 記者 「いや、研究している内容がおかしい」
005 教授 「君は私の努力を知らないからそんなことを言えるのだ」
006 記者 「痴漢者心理の研究とか言いつつ痴漢の正当化しようとすること自体間違ってる」
007 教授 「私の血と汗と涙の結晶を馬鹿にするのかっ」
008 記者 「血と汗と涙の結晶って…」
009 教授 「パンチラが不可能になる段数は13段!ただし、例外はあり。病院や一軒家の階段の一部は一段一段高さが高くなっているため、もっと段数が低くてもOK!」
010 記者 「何言ってるんですか」
011 教授 「階段におけるパンチラの可能範囲に対する考察だ」
012 記者 「何か研究者らしいタイトルですが、テーマは最低だ…」
013 教授 「この結論を導き出すのにどれ程苦労したか分からんからそのようなことを言えるのだ」
014 記者 「苦労って…」
015 教授 「研究対象になる被験者を集めるにかけずり回り、犯罪者扱いされて」
016 記者 「そりゃそうでしょ。覗きは犯罪だし」
017 教授 「痴漢扱いされては職務質問を受け、挙句の果てには女装癖のある男の娘で実証実験をやらねばならない屈辱」
018 記者 「協力者いるんだ…」
019 教授 「露出狂や痴女じゃ話にならんっ」
020 記者 「…あぁ、そう」
021 教授 「見せたがるのではなく、自然と見えるのがいい。そうでなくては価値など切れぬハサミほど価値がないわっ」
022 記者 「それゴミでしかないじゃん…」
023 教授 「血が滲むような過酷な実証実験から得られた説があるからこそ今がある」
024 記者 「力説されてもねぇ」
025 教授 「絶対領域というのをご存じかな?」
026 記者 「スカートの際、パンツが見えそうで見えない範囲のことですか?」
027 教授 「あれを唱えたのが私だ」
028 記者 「えー?」
029 教授 「私はありとあらゆることを研究し、世に伝えてきた。しかし、結果だけが先行してしまい、名が広まることはない」
030 記者 「絶対領域は画期的な発見でしたけど、痴漢とかについて実証実験を行うのは犯罪じゃないかと」
031 教授 「けしからんっ。中には私の研究室の学生を犯罪者扱いされるが、何を根拠に言うんだか」
032 記者 「どんな学生がいるんですか?」
033 教授 「あらゆる角度から被写体の写真撮影を得意とする者、追跡を得意とする者…」
034 記者 「犯罪者じゃないですかっ」
035 教授 「失礼なっ!我が研究室を犯罪者集団、犯罪者予備軍みたいな言い方する輩もいるが、全くの言いがかりだ」
036 記者 「盗撮もストーカーも犯罪と呼ばずになんと呼ぶ」
037 教授 「趣味」
038 記者 「悪趣味というか、趣味で解決する言動じゃないですよ」
039 教授 「写真家や帰宅する際に寄り道する者たちを君は犯罪者だと。君は、そういうのかね」
040 記者 「いや、どう聞いてもそんな域遥かに超えた集団っぽそうじゃないですか」
041 教授 「実に有意義な研究を…犯罪扱いとは。崇高なる者はやはりなかなか認められぬようだな」
042 記者 「崇高って…」
043 教授 「何やら最近では谷間を隠すブラが出たそうだな」
044 記者 「あぁ、そう言えば。確かに」
045 教授 「あれはワシの研究室から出た奴が理論を転用したものだよ」
046 記者 「教授の?」
047 教授 「胸の谷間こそ漢のロマン!まぁ、なければないでいいんだがな」
048 記者 「どっちよ…」
049 教授 「胸の大きさに対して谷間は僅かに比例してできるため、それに心理学的に人々の視線は好奇意欲の対象物へと変化をだね…」
050 記者 「あーハイハイ。理論は分かりましたから」
051 教授 「簡単に分かられてたまるか!」
052 記者 「あーハイそうですよね」
053 教授 「この理論を確立するのにどれ程大変だったか。今の悪い癖で、なんとなくとか。理由はないけど…とか。理由はあるんだ!なんとなくじゃない!動物学的にとか!本能的にとか!」
054 記者 「あー…」
055 教授 「で、奴はワシの研究内容を利用してとんでもないものを作りおった」
056 記者 「本来の有効利用の結果だと思いますけど」
057 教授 「バーのマミちゃんにどれ程の研究費用費やして研究したか…谷間に50万だぞ!」
058 記者 「え…」
059 教授 「まだ挟めるとか言って50万挟んだんだぞ!確かに巨乳だったが…費やし過ぎた。後悔している」
060 記者 「教授…」
061 教授 「しかし、オッパイぷるーんぷるんっ!ちきしょーめっ」
062 記者 「怒りは何となく分かるけど…自業自得のような」
063 教授 「若造をおっぱいパブに連れて行ったらこの様だ。何が気にしてる女性だ。恩を仇で返しおって」
064 記者 「怒るとこが違う…」
065 教授 「隠すようになったら稀少価値がつくから尚興奮しますって馬鹿か。俺はずっとおっぱいパブに通い続けろとでも言うのか!」
066 記者 「あー話が脱線してきましたが、今回は何を学会で発表する気なんですか?」
067 教授 「痴漢心理学。痴漢対象者と痴漢経験者の心理の変化を実証を行う」
068 記者 「え…」
069 教授 「ゼミ生は役に立たん。一人は痴女に成り下がり、もう一人は訴訟準備を進めてるし。」
070 記者 「裁判沙汰…」
071 教授 「さらに男子学生の一人は掘られた」
072 記者 「掘られたの!?」
073 教授 「ツナギ着た男に駅トイレで掘られたと言っていた」
074 記者 「怖っ」
075 教授 「だが、これは極めて重要な内容なので『痴漢で恋愛感情は芽生えるのか。』今回はそれを研究テーマに発表しようと思っている」
076 記者 「ちょっと、ちょっと!それ捕まりますよ。本気で」
077 教授 「研究だ。犯罪ではない」
078 記者 「犯罪者は皆口そろえて言うんですよ」
079 教授 「犯罪者が皆なわけがないだろう。そんなに研究者がいるわけがない。」
080 記者 「皆は言い過ぎかもしれないですけど…」
081 教授 「第一人者はワシだ。どうせ夏休みの宿題的なことを言っているのだろう」
082 記者 「どんな夏休みの宿題だよ」
083 教授 「ちなみに近藤君は朝顔の観察ではなく、浅香さんの下着観察レポートを必死に写してた」
084 記者 「提出したの!?」
085 教授 「写したのがバレてスカートめくりの成功率の研究をしていたな」
086 記者 「小学生の時から凄い環境ですね」
087 教授 「だから研究は悪くない。これが立証されれば世界中でモテずに泣く男たちは救われる」
088 記者 「刑務所でむせび泣く人が増えると思います」
089 教授 「まぁ、次の学会まで期待して待っていなさい」
090 記者 「教授が捕まるのを待っていた方が早そうです」






作者のツブヤキ
 真顔でくだらない研究している人たちって嫌いじゃないですよ。
いや、くだらないとか言っちゃいけませんよね。
一時期、「絶対領域」といった言葉、部分が流行りそういったジャンルが誕生しました。
あれを一番最初に提唱したのは誰であったのか。一度流行りはじめると、始めってわけがわからなくなりますよね。
階段13段目からスカートの中身が見えるという話はとある記事より引用させて頂きました。
実際に私が実験したわけではないので通報しないでください。いや、マジデ…。
あ、研究の協力者もとい被験者を募集しますよ。野郎やニューハーフ以外で…いや、報酬とか言わずに…。

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