Eternal together 前編

Eternal together 前編

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :1:2
総セリフ数 115
製作日 2012/7/25〜2012/7/25
概要説明  いつもと変わらない日常。幼馴染のこゆりがいて、一緒に学校に行って。
遅刻しそうになって、先生に怒られそうになって。
そして何も変わらず一日がスタートしようしていた―――
利用にあたって 利用規約
目安時間 9分程度   【〜10分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
樫田誠
(かしだまこと)
12 3−Aの担任高校教師。独身で職員室の机には生徒のイタズラで彼女募集中のミニ看板が置かれてる。最近婚活中
館林実花
(たてばやしみか)
51 こゆりの幼馴染。真面目で曲がったことが嫌いで、コツコツと努力をしていく方。朝の占いランキングを見るのが日課
官条こゆり
(かんじょうこゆり)
52 お気楽で元気な実花の幼馴染。小さい時から実花を庇ったり、ナイト的な存在の一面も。結構いい加減な性格も






【朝・通学中】(実花が歩いてくるところに待っていたように合流してくるこゆり)

001 こゆり 「おはよ、実花」
002 実花 「あ、こゆり。おはよう!」
003 こゆり 「いやぁ、今日も暑いねー」
004 実花 「うんうん。今日なんか、最高気温32℃の予想だったよ、確か。今朝の天気予報でやってた」
005 こゆり 「うへぇ…30℃超すのかー堪えらんないよ…」
006 実花 「プールプール」
007 こゆり 「今日体育ないっしょ」
008 実花 「放課後にまた忍び込んじゃえ。ね?」
009 こゆり 「また忍び込んじゃう?でもあれ、誰かに見つかりそうで怖いんだよねー」
010 実花 「二人だけの秘密…。でしょ?」
011 こゆり 「まぁね。秘密ってのも悪くないよね」
012 実花 「そうそ。女は秘密を着飾って美しくなるってね」
013 こゆり 「なにそれ」(笑いだす)
014 実花 「なんか、ドラマでやってた」
015 こゆり 「あ、そうだ。今日の占いランキング見た?」
016 実花 「天気予報の後のを見たよ」
017 こゆり 「今日バタバタしてて見逃しちゃってさ」
018 実花 「占い信じてないんじゃないの?」
019 こゆり 「信じてないない。だって、血液型もそうだけど人間の一日を12の通りで分けられてもねぇ?でしょ?五万といるのに4つに分けられるかぁって」
020 実花 「血液型なんかこゆりぴったり当てはまってるよね」
021 こゆり 「4通りしかないってのがおかしいおかしい」
022 実花 「結構、あの占いランキング当たるからなー」
023 こゆり 「占いなんて、当たるようにできてるっていうかさ。当たり障りのないことを言って、あ!当たってる!?ってさせる商法よ」
024 実花 「それでお金が取られるわけじゃないから無害じゃない?」
025 こゆり 「内容によっては予想以上に神経使ったり、何よりも占いの見ている時間を奪られるからね。時は金なり!でしょ?」
026 実花 「そこまで言っておきながら占いの結果を聞きたいというの?」
027 こゆり 「もちろん。君が消費してしまった時間を情報共有することで有意義に有効活用しようって話」
028 実花 「うまいこと言って」
029 こゆり 「ささっ、どぞどぞ」
030 実花 「えーと…、あー今日は二人とも最悪だったんだ。12位」
031 こゆり 「まぁ、そりゃ12星座は1位があれば12位もあるだろうねー。12位があるからこそ、1位があるみたいな」
032 実花 「回避しにくいトラブルに巻き込まれそうです。だったかな。今日は大人しくしていましょうだったと思う」
033 こゆり 「無理無理(笑)私が大人しくしたら明日は大雨の天気予報になっちゃうから」
034 実花 「たまにはしおらしくすればいいのに」
035 こゆり 「よよよよ…みたいな?」
036 実花 「いや、よく分からないけど…ラッキーアイテムは植木鉢」
037 こゆり 「植木鉢って…植木鉢って。何、投げる?投げればいい?」
038 実花 「私は…確かー予想を越える展開が次々に起こり、混乱しそうになります。だったね、確か。ラッキーアイテムは鈴」
039 こゆり 「予想を越える展開って何かイイネ。予想をはるか右斜め上行くってことっしょ?」
040 実花 「別にそんなに刺激を求めてるわけじゃないから。安寧の日々を過ごせればいいの」
041 こゆり 「毎度毎度思うけど、ラッキーアイテムが意味不明。ラッキーアイテム身に着けてると何が起きるんだろうね」
042 実花 「ラッキーになるとか?」
043 こゆり 「なったためしがない。…ま、いいやアホらしアホらし。占いなんて当たらん当たらん。だろ?」
044 実花 「まぁ、嫌なことは当たって欲しくないからね」
045 こゆり 「参考程度にお聞きなさいって話。占いを神の啓示とか、人生のすべてだーなんて生きてちゃぁダメダメ。ほら、確かゲームでもあっただろ?」
046 実花 「なんだっけ」
047 こゆり 「俺は悪くないRPG」
048 実花 「そんなタイトルのゲームあったっけ」
049 こゆり 「いや、あまりにもそこインパクト強くてタイトル覚えてない」
050 実花 「あー!あの主人公に超イライラさせられるやつ?」
051 こゆり 「思わずコントローラーぶん投げたね。お前が悪いっ!ってね」
052 実花 「あれ占い何か関係あったっけ」
053 こゆり 「一日の生き方を占いに頼り切ってるって世界じゃなかったっけ。それは確かに先見えた方がいいだろうけど、依存し過ぎるとね。廃人になるからさ」
054 実花 「何事も程々にねって」
055 こゆり 「お酒とたばこと女遊びと金遣いは程々にしないと痛い目見るよ?ってな」
056 実花 「未成年でしょ」
057 こゆり 「気分気分。あ、女遊びで実花との関係含まれてるかもよー?それと金遣いも。最近買い食い多いからなー」
058 実花 「まっすぐ帰ればいいのに途中でコンビニなんか寄るからー」
059 こゆり 「小腹空くんだもの、文句は私の胃袋に言ってくれ」
060 実花 「おい、こゆりの胃袋。少しは我慢しろ」
061 こゆり 「ホントに言うんだ…」
062 実花 「言えって言ったじゃない」
063 こゆり 「まぁ、言ったけど…。だそうです、小腹ちゃん。買い食い禁止令です」
064 実花 「さ、遅刻しちゃう。少し急ごっか」
065 こゆり 「汗かくよ?だくだくかくよ?つゆだくだくだよ?」
066 実花 「遅刻するよりマシでしょ!ほら行くよ!」



【教室】(出席簿片手にチャイムが鳴るのと同時に入室する樫田・廊下全力疾走の二人)

067 樫田 「よーし、席につけー。朝のホームルームはじめっぞ」
068 実花 「チャイム鳴ってる鳴ってる!遅刻するする!」
069 こゆり 「暑っ…あっつぅ…」
070 樫田 「おし、起立ー」
071 実花 「なんとか間に合ったー…」
072 樫田 「注目ー」
073 こゆり 「ひぃ…汗だらっだらだー」
074 樫田 「礼。おはようございます。着席」
075 実花 「わわっ、着席着席」
076 樫田 「館林、官条遅刻かー?」
077 こゆり 「まだチャイムの余韻が残ってます。セーフ」
078 樫田 「アウトだバカもん」
079 実花 「すみません」
080 樫田 「まぁ、先生も鬼じゃないから今回はセーフにしておくか」
081 こゆり 「鬼教師ー」
082 樫田 「鬼じゃないから遅刻にしないって言ってるだろ」
083 実花 「ありがとうございます!」
084 樫田 「今日も暑いからな。水分補給を忘れずにしっかりとって、熱中症にならないように気を付けて過ごせな」
085 こゆり 「ひぃ…暑ぅ…。走るんじゃなかった…」(ワイシャツのボタンはずしながら)
086 実花 「走んなきゃ遅刻してたよ」
087 こゆり 「遅刻ついたって死にやしないって」
088 実花 「汚点じゃない。遅刻1ってつくの嫌なの」
089 こゆり 「大丈夫、5とかつくとどうでもよくなるから」(親指立ててスマイル)
090 実花 「こゆりと一緒にしない」
091 こゆり 「うぅ…暑い暑い。クーラー完備がいいね、まったく」(胸元広げて下敷きで風送り込んだり、スカートばっさばさする)
092 実花 「こゆり、はしたないよ。女の子なんだから…」
093 こゆり 「デザインと機能性であれば、機能性を重視するわけで。見た目と暑さどっちが耐えられないかと言ったら暑さだから仕方ない」
094 実花 「だって、パンツ見えてる…」
095 こゆり 「いいのいいの、見られても減るもんじゃないから」
096 実花 「もぅ…」
097 樫田 「官条、お前少しは恥じらえ」
098 こゆり 「あー先生が女子高生のパンツ覗いてる。セクハラですよ、セクハラ」
099 樫田 「ガニマタで、色気もなく、わっさわっさやってる女子高生のパンツ覗いて何が嬉しいんだ」
100 こゆり 「先生は上目遣いでチラッチラッとスカートめくった方が興奮するそうだ。走ってきたばっかりで息荒いからねー興奮するでしょ」
101 樫田 「馬鹿言ってないで授業の用意して置けよー、先生職員会議に行ってくるからな」
102 こゆり 「はーい」
103 実花 「もぅ、先生をからかわないの。襲ってきたらどうするの」
104 こゆり 「…それはヤバいだろ!?こんな大勢の生徒の目の前で白昼堂々生徒襲うってマスコミレベルじゃないぞ」
105 実花 「放課後空き教室に連れ込まれてとかありそうじゃない。最近多いんだよ、高校教師の性犯罪とか」
106 こゆり 「エロゲーのやり過ぎじゃないか?」
107 実花 「や、やってない!やってないよ!もぅ…」
108 こゆり 「あ、今日貸そうか?学園ものとか結構あるよ?それとも家でやってく?」
109 実花 「バカ…」
110 こゆり 「にしてもカッシー、ニヤケすらしなかったぞ」
111 実花 「それだけ、こゆりに魅力がなかったのかも」
112 こゆり 「あそこまでアウトオブ眼中だとちょっとからかいたくなるなー。今度目の前でブルマ見せつけようかしら」
113 実花 「もう、やめなよー樫田先生を犯罪者にしない」
114 こゆり 「脳内犯罪者にしてるのは実花だけどな。あーガチホモだったら反応しなさそうだな」
115 実花 「ちょっと朝から変な話やめてよー、もぉ…」






作者のツブヤキ
 女子高生の日常て「超マジでウザい」とか「超マジでムカツク」「ありえないんですけど」「キャーウケルー」とかだけじゃないと思うんです(当たり前だ
きゃっきゃっうふふっ♪みたいな日常があってもいいと思うんですよね。
前から二人仲良く日常を過ごす女子高生二人の物語って書いてみたいとは思っていたんです。
「チョベリバー」は死語ですよね、いや、頭にふと浮かんだだけですって。「チョベリばーちゃん」年齢バレるっ!?

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