暴走戦隊ボーレンジャー!-ピンクおじさん-

暴走戦隊ボーレンジャー!-ピンクおじさん-

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :5:1
総セリフ数 166
製作日 2012/6/18〜2012/6/20
概要説明  ボーレンジャーピンクの名を語る怪人(?)が現れた。
ピンクにかける情熱とは…。魅力的なのは色なのか!
果たして全身ピンクマンにボーレンジャーは立ち向かえるのかっ
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
レッド 38 レンジャーのリーダー。情熱的で正義に強く憧れている・・・が、メンタルが弱く意外と打たれ弱い。主に仲間の言動でいつも撃沈している。
ブルー 28 レンジャーのサブリーダー。レッドの補助役。時たまスイッチが入ると激しく落ち込む。チームの中では常識人な方
イエロー 13 三度の飯より七度の飯。カレーを常時食べる大食い太っちょ。特盛注文するより並盛2杯頼んだ方がお得!が自論
ピンク 40 レンジャー唯一の華。チーム内の憧れの的。かわいい。子供が好き
ブラック 19 嫌みな嫌われ役。いつもどこかの陰に潜んでいる。けど、最近は前面に出てきてぼそりと呟いている
おじさん 28 ピンクの名を語るほど、ピンクが好き。桃色が好きの延長線上らしい。全身ピンクの格好で目立つ。






【ヒーローの秘密基地】(ブルーが駆け込んでくる)

001 ブルー 「大変だ!みんな。町でピンクの名を語る怪人が現れたそうだ!」
002 レッド 「何だって!?」
003 イエロー 「んまっ、んまっ・・・カレーうまぁ」
004 ピンク 「わ、私の!?」
005 ブラック 「…遠藤く…」
006 ピンク 「それは私の本名っ!ってか何でブラックさん知ってるんですかっ!?」
007 レッド 「ブルー、どういうことだ。ピンクの名を語る怪人って」
008 ブルー 「いや、詳しいことは分からないんだが、とにかく町での目撃情報が多数寄せられているっマスコミがかぶりつくのも時間の問題だって」
009 ピンク 「マスコミだなんて…私の偽者が一躍有名に?」
010 レッド 「そんなことになってはボーレンジャーの名が形無しじゃないか」
011 ブラック 「ピンクは抜けてもらって知名度アップのためにその偽者をスカウト?」
012 ピンク 「え?そんなのひどすぎますっ!」
013 イエロー 「そだそだ。ピンクの作る飯うまいだ」
014 ブルー 「怪人を我々の戦隊に加えるのはまずいだろうけど、確かに知名度の上昇は見込めそうだ」
015 レッド 「そうだな…ピンクには悪いけど」
016 ピンク 「ちょっと待って下さいっ!私の居場所はここです…そんな、ここにいられなくなるなんて…」(泣きそうになる)
017 ブルー 「ピンクにはホワイトとか、別色になってもらってやっていくとか」
018 レッド 「あー確かに。ピンクというよりは清楚系をウリにした純白。みたいな?」
019 ブラック 「下着は透けるから着用禁止か白のみ…」
020 ピンク 「そんなの嫌です!なんですか、その売れないAVみたいな…卑猥です!いやですよ、何で下着の色まで指定されなきゃいけないんですかッ」
021 イエロー 「飯作ってくれればなんでもいいだ」
022 レッド 「あぁ、それ採用!なぁ?ブルー。ピンクはホワイトになってもらって…」
023 ブルー 「確かに色の調和的にもホワイトは問題ないか」
024 ピンク 「何で私がピンクからホワイトになることで話進めているんですかッ!」
025 レッド 「ピンクの名を語るくらいなんだからとびっきり可愛い女の子とか、グラマーな怪人なんだろうな」
026 ブラック 「その逆も然り…」
027 イエロー 「もぐもぐ…」
028 ピンク 「私の名を語るなんて許せないです。そして、レッドさん。私、ホワイトになるくらいだったら辞めます」
029 レッド 「え?」
030 ピンク 「私、ピンクが大好きだからピンクをやってるんです。ホワイトとかにされるなら、いっそこの戦隊辞めます」
031 ブルー 「…ピンク」
032 レッド 「え、ちょっと…お願い辞めないで。今ピンクに辞められるとこの戦隊やってけないよぉ」
033 ピンク 「知りませんっ」
034 ブルー 「リーダーが売れないプロダクションの手放したくないアイドルを必死に止めるみたいな感じになってる」
035 ブラック 「カッコ悪い…」
036 レッド 「お願い、そんな意地悪言わないでぇ」
037 ピンク 「怪人でもなんでも代わりに入れればいいじゃないですか。私は用済みらしいですし?」
038 ブルー 「ピンクがすねた」
039 イエロー 「ピンク辞められると美味しい飯食べられない。困るだ」
040 レッド 「いや、そっちの偽者に色変更頼むから。ピンクはピンクのままでさ…だから辞めないでくれっ頼むッ!この通りだ」(土下座
041 ブルー 「リーダーが土下座した」
042 ブラック 「プライド捨てた」
043 イエロー 「ピンク、ご飯のために辞めないで欲しいだ」
044 ピンク 「…もう、いいですよ」(軽くため息つきながら
045 レッド 「ホントにすまん。ピンクがあまりにも可愛いから白も映えるんじゃないかと思って、つい言ったことなんだ…ホントにごめん」
046 ピンク 「もういいですって」
047 レッド 「お願い、辞めないで!この通り何でもするから!」(ピンクの足にすがりつく
048 ブルー 「ここまで来るとリーダーが情けなく見えてくる」
049 レッド 「ピンク、頼むから…」
050 ピンク 「辞めないからっ!辞めないから離してレッドさん!」
051 イエロー 「ふー美味かっただ」
052 レッド 「ホント?それホント」(顔上げる)
053 ブラック 「レッド…顔上げると…」
054 ピンク 「ホントだから。その代り、偽者ピンクを…」
055 レッド 「…ピンク…じゃない……」(上見て口ポカンと開ける
056 ピンク 「…え?どこ見て……レッド?」(ニコッ
057 レッド 「みんな・・・怪人はここ……ぐふっ」
058 イエロー 「コンビニでアイスでも買ってくるだ」



【町中】(中心街を歩いていると全身ピンクの人がスタスタ歩いている)

059 ブルー 「さぁ、どこだ偽の名を語る怪人めっ…」
060 ブラック 「多分あれだと思う…」
061 おじさん 「ピンク…ハァハァ…ピンク、いいよぉ」(ピンクタイツにピンクのピンクのイラストが描かれたプリントシャツで鼻息荒く歩き回る)
062 ブルー 「さぁ、どこだ我が戦隊のピンク偽の名を語る怪人は!」
063 イエロー 「たい焼きうまぁ・・・」
064 おじさん 「ピンクいいよぉ、ピンク。興奮するぅ」(ピンク色のハンカチで汗ふきながら
065 ブラック 「どう見ても怪人…」
066 ピンク 「みんな、私の偽者いた?」
067 ブルー 「いや…」(目を逸らしながら
068 ブラック 「いた…」
069 イエロー 「コンビニおにぎりウマァ…」
070 おじさん 「あ、戦隊もののピンクだ」
071 ピンク 「・・・あの、なんかピチピチのピンクタイツ穿いたおじさんがこっちに来るけど…」
072 レッド 「なんだ、この一昔前のヲタクのイメージみたいな野郎は!」
073 おじさん 「戦隊ものの一輪の花のピンクさんじゃないかぁ」
074 ブラック 「ピンクのタイツ、ピンクのプリントTシャツ…ピンクのヘアバンド…ピンクのハンカチにピンクのリュック…」
075 ブルー 「ここまでピンクに染められると言葉も出ない…」
076 おじさん 「ピンク…いいよ、ピンク」(興奮し始める
077 ピンク 「いやぁ…」
078 レッド 「お前が、ピンクの名を語る偽者かっ!」
079 おじさん 「ぬふふ、おじさんはピンクだよ。ピンク大好き。あ、戦隊のピンクちゃんも好き。ホワイトよりピンクだよね」
080 ピンク 「…この人が私と同じピンクを語ってるだなんて…」
081 ブラック 「ピンク色好き同士の仲間ができた、ピンク」
082 ピンク 「一緒にしないでっ!」
083 おじさん 「怒ったピンクちゃんも萌えっ!」
084 ブルー 「言っちゃったよ…、ついに言っちゃったよ。『萌え』とか…」
085 レッド 「オマエかっ!オタクの悪いイメージを定着させた奴は!」(殴る
086 おじさん 「あべしっ」
087 レッド 「お前みたいな奴がテレビに映ってウヒウヒ言ってるから『オタク』って悪いイメージが定着したんだぞ!」
088 ブルー 「どうした、リーダーッ」
089 おじさん 「ピンクちゃんラブ!命!萌えっ」
090 レッド 「これ以上汚らわしい単語を吐くなッ」(殴る
091 おじさん 「デュッハッ」
092 ブラック 「レッドがリンチしてる…」
093 ピンク 「レッドさん…?」
094 レッド 「この前、友人と久しぶりに会って戦隊ものの話をしたら、ドン引かれたんだぞ!どうせピンク萌えーとか言ってるんだろって馬鹿にされてよ」
095 イエロー 「うまうま…」
096 ブラック 「レッドなら言いかねない」
097 おじさん 「ぬふふ、生温い…。俺様のピンク愛は誰にも止められない!デュフフフ」
098 ピンク 「やだ…怖い…」
099 ブルー 「これは早めに倒さないとまずいことになりそうだ」
100 レッド 「ピンクピンクって、お前はストーカーか」
101 おじさん 「ピンクは俺様の嫁っ」
102 レッド 「…なっ、許嫁だとっ!?」
103 ピンク 「違いますッ」
104 おじさん 「むさい男たちに囲まれて可哀想なピンク。だが、それもいい!」
105 ブルー 「意味が…分からない。こいつ、もしかして今のレベルじゃ勝てないんじゃないか」
106 おじさん 「お前たちは一色の色を死ぬほど愛せるか?」
107 レッド 「フン、当然ッ!戦隊カラーこそ、自身の存在色。誇りに思って…」
108 おじさん 「そのダサい黄色のスカーフは?赤じゃないんだ?ぬふふ」
109 レッド 「なっ…ださっ・・・ぬぅ…」(スカーフに視線落とし、歯ぎしり
110 おじさん 「俺様はもちろんパンツもピンクのトランクスッ!」
111 ブルー 「まぁ、ド派手!」
112 イエロー 「桃が食べたくなってきただ…」
113 おじさん 「見れば、皆一色以上の色を混ぜている。情けないっ!一色をそんなに愛すこともできないのか」
114 ブルー 「なんか、変質者のおじさんに正論の説教を喰らっている…リーダーッ!正義の味方がそんなんでいいのかっ」
115 レッド 「…ピンク、あれだ。これお前の偽者らしいぞ。良かったな、似た者同士って言うか」
116 ピンク 「どう見ても似てません!どこからどう見たら私の偽者になるんですかッ」
117 ブラック 「ピンクが好きなところ…」
118 ピンク 「大体、私は『萌え』とか『デュフフフ』とか笑ったりしませんし、一目瞭然ですよ」
119 ブルー 「大変だ、今街頭アンケートしてきたら暴走戦隊ボーレンジャーのピンクがどっちか分からないって回答が72%もあった!」
120 レッド 「なん…だとっ」
121 ピンク 「何でッ!?…え、何でなのッ!?」
122 ブラック 「認知度が低い以上に暴走戦隊だから、方向性も暴走してると思われてるからだと思われ」
123 おじさん 「デュフフフ、俺様が暴走戦隊ボーレンジャーのピンクになる日も近い。ぬふっぬふっ」
124 レッド 「そうなったら全力で俺リーダー辞めるからな!」
125 ブルー 「いや、こっちもやめるよ」
126 ピンク 「このおじさん入ること前提ですかっ!阻止しましょうよ」
127 レッド 「そうだな。ピンクの座は渡さない…って、あれだな。仲間のために頑張るって展開もいいけど、やっぱ本人同士戦った方が展開的に良い気がする」
128 ピンク 「は?」
129 レッド 「ピンク、ほらキメ台詞。『私の座、渡さないんだからっ!欲しければ力づくでかかってきなさい』的な」
130 ピンク 「嫌ですよ。力づくでかかってこられたら私暴行されそうじゃないですか。公衆の面前で公開処刑?社会生きていけなくなります」
131 ブラック 「戦隊ものをやっている時点で既に公開処刑…」
132 おじさん 「でゅふふ、いいよ。ピンクちゃん可愛いよ」
133 ピンク 「とにかく、異常に怖いんですけど…」
134 おじさん 「怯えるピンクちゃんもイイネ!最高だね!」
135 レッド 「ただのピンクのファンの変態か」
136 ピンク 「こんなファンいりませんッ」
137 おじさん 「ぬふふ、照れなくていいよ。嬉しいでしょ?俺様みたいなファンいて」
138 ブルー 「タチが悪い…犯罪者予備軍めっ」
139 レッド 「とうっ」
140 おじさん 「あべしっ」
141 レッド 「これ以上、ピンクに近付くこと許さん!偽ピンクめっ」
142 おじさん 「愛もピンク色。君と歩む人生はバラ色!うふふふ」
143 ブルー 「ダメだこいつ…早く何とかしないと。脳内ピンクだ」
144 レッド 「お前がなりきっているピンクはな、ピンク好きだが、今日の下着の色はピンクじゃない!」
145 おじさん 「ぬ」
146 レッド 「俺がさっき確認済みだ!ピンクのくせにピンクじゃないんだぞ。色は…」
147 ピンク 「レッドさん…?」(笑顔で背中に注射器刺す)
148 レッド 「…あれ?な…んか力が…」(倒れる
149 ピンク 「何色が好きだなんて個人の自由だと思います。私、ピンクも好きですけど、ピンク以外にも自分色で染めてくれる方の方が好きなんで」(ニコッ
150 おじさん 「きゅんっ」
151 ブルー 「…すごく哲学回な気がする。何だこの展開は」
152 イエロー 「オラ腹減ってきただ」
153 おじさん 「ピンクたん、萌えー!!」
154 ピンク 「やっ、だから公衆の面前でピンクとか萌とか乱発しないで…」
155 おじさん 「ピンクおじさんはみんなに幸福を与える。町の一躍有名人に。あなたは戦隊に咲く可憐なピンクであって欲しい」
156 ピンク 「はぁ…」
157 おじさん 「ぬふふ。今日はピンクたんを拝めたから超ハッピーだ!」(スキップしながら去っていく
158 ブルー 「なんか、よく分からないけど…終わったのか?」
159 ピンク 「一番私がよく分からなかった!私の名を語られたり、悪質なファンに付きまとわれたりで」
160 ブラック 「人気者…」
161 ピンク 「不快な思いをしてまで私は人気を手に入れたくないです」
162 ブルー 「とにかく、あのおじさんは『ピンクおじさん』と名乗る感じでピンクには支障でない感じかな」
163 ピンク 「あそこまでピンクにこだわれるのも異常というか、あそこまで来ると変質者ね」
164 ブラック 「戦隊スーツで行動しているのも変質者と思われてるかもしれないけど」
165 ブルー 「とにかく、偽者の件は一件落着!よし、リーダー寝てるし、解散だな」
166 ピンク 「お疲れ様でしたー」






作者のツブヤキ
 これは酷い…。
ピンクおじさんがなんか気持ち悪いです。的な登場させようってのは考えていたのですが、途中から日にちが空いてしまってネタが忘れてしまって。
やりとりが徐々にグデグデグダグダに…。
昔、仙台にも全身ピンクマンがいたんですよ。なんだか、芸人になるとかで東京へ行くと新聞にも載った有名人です。
いや別に今回の台本とは関係ないんですけど。
台本本編だけじゃなく、ツブヤキもグデグデでした…orz

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