暴走戦隊ボーレンジャー!-豚丼怪人ブゥー-

暴走戦隊ボーレンジャー!-豚丼怪人ブゥー-

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :6:1不問:1
総セリフ数 160
製作日 2012/6/14〜2012/6/16
概要説明  ヒーロー戦隊もの24時間耐久上映会にて疲労困憊しきったボーレンジャーたち。
朝食に立ち寄った大手豚丼チェーン店にて樽デブの怪人が店員と言い争っていた。
そこには子供がいて、ついに店員と怪人の間に割って入り、怪人にケンカを売った。そして…
ゴールド戦隊ゴールドマン。彼はそう名乗った―――
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
レッド 28 レンジャーのリーダー。情熱的で正義に強く憧れている・・・が、メンタルが弱く意外と打たれ弱い。主に仲間の言動でいつも撃沈している。
ブルー 19 レンジャーのサブリーダー。レッドの補助役。時たまスイッチが入ると激しく落ち込む。チームの中では常識人な方
イエロー 9 三度の飯より七度の飯。カレーを常時食べる大食い太っちょ。特盛注文するより並盛2杯頼んだ方がお得!が自論
ピンク 11 レンジャー唯一の華。チーム内の憧れの的。かわいい。子供が好き
ブラック 11 嫌みな嫌われ役。いつもどこかの陰に潜んでいる。けど、最近は前面に出てきてぼそりと呟いている
ブゥー 30 樽のように太っている怪人。量の多いテラ盛を要求し、出さないと暴れる
ゴールド 25 ゴールド戦隊・ゴールドマン。金のツタンカーメンマスクをかぶり、怪人を必殺技で倒す少年。ゴールデンボールが自慢
店員 27 大手豚丼チェーン店の大学生アルバイト。顏が少し老けているせいか、老け顔と周囲から弄られ、客からはオッサンと怒られる






【豚丼チェーン店店内】(カウンターの席にチョコンと座る少年。隣に樽のような怪人がやってくる)

001 ゴールド 「おっちゃん、豚丼」
002 店員 「はい、いらっしゃいませー。おじ…」(水を出しに来て、笑顔が引きつる)
003 ゴールド 「聴こえなかった?豚丼並盛」
004 店員 「あ、はい。豚丼の並盛ですね」
005 ゴールド 「つゆ、だくだくだくだくや!」
006 店員 「豚丼並盛のつゆだくだくだくだくですね?」
007 ゴールド 「同じ事何べんも言わせんな、おっちゃん」
008 店員 「申し訳ございません。ただ今。…いや、俺バイトでおっちゃんって歳じゃないんだけどな…」
009 ゴールド 「老け顔だからおっちゃんなんだよ」
010 店員 「……。はい、いらっしゃいませー!」(しまったという顔をした後、来店者に気付き声張り上げる)
011 ブゥー 「豚丼出せ。ぶぅー」(ドカッと座りながら)
012 店員 「豚丼の並盛でよろしかったでしょうか?」
013 ブゥー 「豚丼の並盛ィ?」
014 店員 「こちら、豚丼には並、大盛、特盛と三種類ございますが…」
015 ブゥー 「並盛、大盛、特盛ィ?」
016 レッド 「あーやっぱ完徹24時間ヒーローもんは辛いなー」
017 ブルー 「途中寝てたくせによく言うよ…」
018 レッド 「だから途中でライダーもの挟もうって提案したのにさ」
019 ブルー 「レッドが調子に乗って戦隊もの30本も借りるからだろ」
020 レッド 「いいじゃんか、勉強だよ、勉強。先人から学ぶことだってあるじゃんか」
021 ピンク 「ふぁー…レッドは何学んだの…ん…眠ぃ」(欠伸を必死でかみ殺す)
022 レッド 「え?いや、その…なんだ?レッドはやっぱ頼りになるやつだなぁHAHAHA☆」
023 ブラック 「仲間がいなければ何もできないザコだった…」
024 イエロー 「そんなことより腹減っただ…」
025 レッド 「もっとちゃんと研究して、対怪人の時にちゃんと活かさないとダメだぞお前たち」
026 ブルー 「勉強が一番必要そうなのはレッドだろうな…」
027 ピンク 「あぁ、お布団で寝たい…」
028 レッド 「飯食えば、目覚めるって。なぁ?イエロー」
029 イエロー 「腹減って意識が遠のきそうだ」
030 レッド 「ココの豚丼美味いんだからな」
031 ピンク 「うぅ…朝から豚丼…胃もたれするぅ…」
032 ブラック 「レッドの豚…」
033 ブルー 「なんもわざわざ豚丼にしなくても…」
034 レッド 「朝ごはんはしっかり取らないとな!元気の源だからな」
035 ブゥー 「豚丼テラ盛!」
036 店員 「恐れ入ります…当店ではお取り扱いしておりませんでして…」
037 ブゥー 「なんでぶー。メガ盛、ギガ盛があって、テラ盛がないでぶー」
038 店員 「あのぉ、当店ではメガ盛などもお取り扱いはございません」
039 ブゥー 「あぁ?品揃い悪いぶぅー」
040 店員 「本当に申し訳ございません…」
041 ブゥー 「なんだぶー、お前の頭に紅ショウガ盛ってやろうかブゥー」
042 店員 「いや、本当に申し訳ございません。あ、はーいっ!恐れ入ります、ご注文お決まりになりましたらお呼びください」(厨房から声かかる)
043 ブゥー 「豚丼テラ盛にしろぶぅー」
044 ブルー 「そういや、一時期メガなんとかってブームだったよな」
045 レッド 「あぁ。だが、あれだ。並盛二つ頼んだ方が特盛より断然お得なんだぞっ」(キリッ
046 イエロー 「2倍と言いつつ、2倍も入ってない気がするだ」
047 レッド 「イエローの胃袋が証明している」
048 ブルー 「あと、あれだ。牛丼とかの汁をつゆだくにするとか。メニュー表に乗ってないから裏ワザだよね」
049 レッド 「いやぁ、つゆだく?甘い甘い、時代はワンランク上の『つゆだくだく』!知ってた?三分の一くらい汁に浸かってて…」
050 店員 「お待たせしました。こちら、豚丼並盛…つゆだくだくだくです」
051 ブラック 「…上がいた」
052 レッド 「ふふーん、俺ほどの通はいない…」
053 イエロー 「おほ…美味そうだ」
054 ブルー 「おい、レッド…」
055 レッド 「なんだよ、ブルー。お前も『つゆだくだく』の魅力に取りつかれたか?」
056 ブルー 「あれ見ろよ…」(ゴールドの豚丼指差す)
057 店員 「ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」
058 ゴールド 「あいよっ」
059 店員 「ごゆっくりどうぞ」
060 レッド 「なんじゃ…ありゃ…」
061 ピンク 「お茶漬け…?」(眠そうな目をしながら)
062 レッド 「豚丼のレベルを超えているぞ…雑炊じゃねぇか・・・。あれが…あれが真の『通』なのか?」
063 ブラック 「もはや、あそこまでいくと怪人レベル」
064 ブゥー 「豚丼のテラ盛出すぶぅー!デデーンと盛ったてんこ盛りの奴を出せぶぅー」
065 店員 「あの…お客様…、当店ではお取り扱いしていなくてですね…」
066 ブゥー 「お前じゃ、話にならないっ!女性店員出せぶぅー」
067 店員 「女性店員…ですか?」
068 ブゥー 「髪の毛を昇天ペガサス盛にするぶぅー。そして豚丼を盛りつけ、女体盛にしてやるぶぅー」
069 店員 「あの…お客様?」
070 ブルー 「あそこのお客、なんか滅茶苦茶言ってるみたいだな」
071 ブゥー 「さぁ!豚丼テラ盛出すか、女性店員出すかっ!どっちも差し出せぶぅー」
072 レッド 「・・・あいつ、あの態度。まさか怪人かっ」
073 店員 「あの、困ります…」
074 ブゥー 「困ってんのはこっちだぶぅー」
075 ブルー 「レッド、そろそろ仲介に入った方がよくないか?」
076 レッド 「ふっふっふっ…ヒーローものぶっ続け24時間で鍛えたこの俺のヒーロー脳!ヒーロー技を披露してやるかっ!」
077 ブラック 「レッド・・・それはない」
078 レッド 「ヒーローなだけにッ!」(ドヤ顔
079 ピンク 「レッドぉ…うるさい」(机に突っ伏しながら
080 イエロー 「注文きてくらはい…」
081 店員 「あの…お客様。当店でこれ以上騒がれるようでしたら警察に通報させて頂きます」
082 ブゥー 「豚丼は出さない、美人は出さない!でも警察には突き出すぶぅー?うまくないっうまくないぶぅー」
083 店員 「いや、別に狙って言ったわけじゃなくてですね…」
084 ブラック 「レッドよりはうまい…」
085 ブゥー 「テラ盛にさせろぶぅー」
086 ゴールド 「・・・その辺にしておいたらどうや。樽デブ」
087 ブゥー 「ぶぅー!誰が樽デブぶふぅー!」
088 ゴールド 「あんさんや、あんさん。他に誰がおる?あそこの黄色スーツのおっさんか?」
089 イエロー 「飯くらはい」
090 ゴールド 「樽が手足生やして動いとると思っとったら、肉塊やん」
091 ブゥー 「おま…ひと様捕まえて、樽だのデブだの、肉塊だの…言いたい放題言い…ぶぅー!」(顔真っ赤にする
092 店員 「あの…え…」(おろおろ
093 ゴールド 「黙っていたら、ぎゃーてーぎゃーてー騒ぎ立てて。豚が共食いしに来たのか」
094 ブゥー 「なんなんぶぅーこのガキィッ」
095 ブルー 「大変だッレッド!子供があの樽にケンカ売っている!助けないとまずいぞ」
096 レッド 「・・・きっと通の豚丼の力でなんとかするだろうよ」(投げやり体育座り
097 ブルー 「嗚呼ッ!?さっきのダジャレを否定されて凹んでる!レッドが凹んでるぞ」
098 ブラック 「レッドは、牛丼の玉ねぎ並みのメンタル」
099 イエロー 「豚丼、並盛4つくらはい」
100 ピンク 「むにゃむにゃ…」
101 ゴールド 「ふん、ワイの牛丼はつゆだくだくだくじゃいや」
102 ブゥー 「そんな茶漬けかネコまんまか分からないゲテモン出せんのにテラ盛は何故出せないぶぅー!」
103 店員 「たしかに…それはやり過ぎですよね」
104 ゴールド 「おっと…、手が滑った」
105 ブゥー 「ブゥーーーッ!?アヂィッ」(豚丼汁を頭からかけられる
106 ブルー 「ちょっ・・・ヤバッ!レッドやばいっ!子供が豚丼ぶっかけた」
107 ブゥー 「ブゥーーーッ!!!ぶ、ぶ、ブチギレ…ブチ、ブチ…」(青筋浮き出る)
108 店員 「お、お客様!お怪我は…あーあーあー、今拭くものお持ちしますね!」(真っ青になりながら奥へ消える
109 ゴールド 「そろそろ姿見せぇ、怪人」
110 ブゥー 「こ、こ、ここまで怒らせた奴は…ぶぅーいないぶぅー」
111 ゴールド 「そうかそうか。ワイが一番乗りやな」
112 ブゥー 「怪人…ブゥー。全ての物をテラ盛にしてやるぶぅー」
113 ブルー 「やはり、怪人だったか。早くあの子供を助けないとっ」
114 レッド 「さて…ヒーローはピンチな時に参上するわけで…」
115 ピンク 「リーダーレッドって頼りなぃ…むにょむにょ」
116 ブラック 「ピンクが寝言で本音を言ってる・・・」
117 イエロー 「紅ショウガ…おかわりくだはい」(紅ショウガの空箱指差しながら
118 ブゥー 「貴様も丸めて肉団子にしてやるぶぅー」(拳振り上げる)
119 ブルー 「あぶなーいっ」(間に割って入る)
120 ゴールド 「あ…」
121 ブルー 「はでぶっ!?」(顔面パンチ喰らい店内飛んでいく)
122 レッド 「ブルー!」
123 ブゥー 「なんか巻き込んだけどテラ盛を理解できない奴はぶっ飛べぶぅー」
124 ゴールド 「はっ、そうやって自分の価値観を押し付ける。汚いねっ大人って。豚臭い」
125 ブルー 「いてて…うわっ!ユニフォーム豚丼の汁にまみれたっ!うわっ豚臭ッ!くそぉ・・・」
126 ゴールド 「そういう大人はなぁ・・・ゴールド戦隊、ゴールドマンが退治してくれる」
127 ブゥー 「ぶぅー。ゴールド戦隊、ゴールドマン?」
128 レッド 「ゴールドマン・・・?」
129 ゴールド 「変身ッ」(金の腕時計に向かって叫び、金のツタンカーメンマスクつける)
130 ブゥー 「何…」
131 ブラック 「どっちが怪人か分からない…」
132 イエロー 「紅ショウガ、おかわりくだはいっ」(空箱の上に空箱重ねる
133 ゴールド 「必殺ッ!ゴールデン・・・ボンバーッ!」(ラリアット
134 ブゥー 「ヘブゥッ?!」(椅子から転がり落ちる)
135 レッド 「ゴールデン…ボンバー…だとっ!?」
136 ゴールド 「見た目は子供だけどな。…ワイのゴールデンボールは大きいのや」
137 ブルー 「下ネタかよっ!」(盛大に突っ込み
138 レッド 「子供ならでは許される技…」
139 ゴールド 「顔出ししていないから、恥ずかしくない!」(パンツごとズボン下げ見せつける
140 ピンク 「うーん…騒がしい。みんな何かあったの?」(寝ぼけ眼
141 ブゥー 「・・・確かに大きいぶぅー」(敗北
142 レッド 「ピンクッ!ダメだ今、目を開いてはッ」
143 ピンク 「・・・くす、何であの子ズボン下げてるの?子供ね」
144 ブラック 「子供は何でも許される…」
145 レッド 「ピンクが…ゴールドマンのぞうさんを直視している…だとっ!?」
146 ゴールド 「テラ盛はどうしても見た目が悪くなる。食べたければ並盛を大目に頼むんだな。今回はワイのゴールデンボールに免じて赦してやる」
147 ブゥー 「ぶぅー」
148 店員 「あのお客様、拭くものをお持ち…何で露出!?」
149 レッド 「あのさ…ピンク。あんなゴールドのより俺のゴールデンボールの方が…」(モジモジしながら
150 ピンク 「は?」(頭がだんだん働いてきて、レッドの言葉にドン引き
151 店員 「もう、警察!警察呼びますからッ!店長ッ!警察!警察呼んでくださいッ!」
152 ゴールド 「おっちゃん、豚丼並の会計。これで」(紙切れ出す)
153 店員 「これはッ!?株主優待券…。株主なのかッ!」
154 ゴールド 「それダメならこっちで払おうか?ん?」
155 ブラック 「ゴールドクレジットカード…」
156 店員 「あ、いえ…大丈夫です」
157 ピンク 「レッドの変態ッ最低!」(平手でビンタ)
158 レッド 「おぶぅっ!?・・・あ、ピンク!ちょっと!」
159 ブルー 「・・・金持ちは違うなぁ」(指咥えながらゴールドクレジットカード見つめる
160 ゴールド 「ワイはいつでも金色に輝いているからな」






作者のツブヤキ
ゴールデン…ボンバァーッ!
レッドさんが技名に感銘を受けたそうです。で、蓋を開けたらゴールデンボール。下ネタかよっ!
おじさんのきんのたま並じゃないかッ。シルバーを出したので次はゴールドかと思ったら下ネタ責めですね。
いやいや、まだかわいい方ですって。(ぇ
久しぶりにリクエストに答えてボーレンジャー!を書かせて頂きました。他の作品のリクエストもはよっって感じですけどね。
大人数で盛り上がって楽しんでください。
私はつゆだく派です。

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