シナリオ詳細 | |
掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
作者 | 月宮東雲 |
登場キャラ数 | ♂:3♀:2 |
総セリフ数 | 95 |
製作日 | 2011/10/1〜2011/10/1 |
概要説明 | 小国の新しい領主に着任した青年。慣わしに沿い着任パーティーを開き、領主邸に王都に住む貴族たちを招待したものの、 若さと小国であることで貴族たちからは散々馬鹿にされる。 従者であるメイドのレラが貴族たちの相手をし、ワルツを踊る貴族たちをロンドへと誘った―― |
利用にあたって | 利用規約 |
目安時間 |
登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
領主 | 15 | ♂ | 小国の領主に着任したばかりの若者。若いながらも力量は確かなもの |
ラーゼフォン伯爵 | 18 | ♂ | 王都に住む貴族。伯爵。自分以外の人間を基本的に見下している |
メソフィソス卿 | 27 | ♂ | 王都に住む貴族。自分より身分の低い者を馬鹿にするのが三度の飯より好き |
シーフォ夫人 | 8 | ♀ | 音楽に口うるさい貴族。実際のところは音の違いが分からないものの、贔屓している楽団以外は馬鹿にする |
レラ | 27 | ♀ | 領主に仕える銀髪灼眼のメイド。領主に忠誠を誓い、侮辱されるようであらば誰であろうと赦さない。 |
001 | ラーゼフォン | 「本日はお招き頂き、ありがとう…フフフ」 |
002 | 領主 | 「わざわざ遠方よりのお越し頂き、痛み入ります」(深々と頭下げる) |
003 | メソフィソス | 「全くだねぇ、チミィ。こんなド田舎の汚らしい屋敷に招待だなんて正気じゃないねぇ」(嫌味たっぷり) |
004 | ラーゼフォン | 「フフフ、褒めるのはよしたまえメソフィソス卿」 |
005 | メソフィソス | 「これはこれはラーゼフォン伯爵。」(恭しく礼) |
006 | ラーゼフォン | 「折角来たのだよ、存分にもてなしてもらおう、フフフ」 |
007 | メソフィソス | 「小国のもてなしなどたかが知れておるわ」 |
008 | ラーゼフォン | 「せいぜい犬の餌が出てこぬことを願うばかりだな」 |
009 | メソフィソス | 「ハハハ、全くですなぁ」(ニヤニヤ笑いながら見下したように領主を見る) |
010 | 領主 | 「料理は自慢の者に作らせておりますので、お楽しみ頂ければ…」 |
011 | シーフォ | 「楽団は超一流のではないザマスか!」 |
012 | ラーゼフォン | 「おやおや、これはこれはシーフォ夫人」 |
013 | シーフォ | 「音楽については口うるさいザマス」(扇で忙しなく仰ぎながら) |
014 | メソフィソス | 「普段からうるさいのに何を言うか」 |
015 | ラーゼフォン | 「ハハハ、これは傑作だ」 |
016 | シーフォ | 「むっ、芸術を分からぬあなたたちに言われたくないザマス」 |
017 | 領主 | 「楽団は我が屋敷お抱えのルーフェン小楽団で演奏させて頂きたいと思ってます」 |
018 | シーフォ | 「ルーフェン?聞いたこともないザマスね。バヌス交響楽団くらいじゃないと不快、耳障りな音しか出さないザマス」 |
019 | メソフィソス | 「そんなのを呼んだらこの屋敷が潰れてしまうなぁ」 |
020 | ラーゼフォン | 「名もない楽団が似つかわしいじゃないか」 |
021 | メソフィソス | 「ハハハ、違いない」 |
022 | レラ | 「領主様、準備が整いました」(ワゴンを引きながら現れる) |
023 | 領主 | 「レラ、ありがとう。紹介が遅れましたメイドのレラです」 |
024 | レラ | 「…何かございましたらお声掛けください」(一礼) |
025 | メソフィソス | 「フン…」(見下しながら鼻を鳴らす) |
026 | レラ | 「こちらになります。」 |
027 | 領主 | 「皆様、王都よりはるばるお越しお集まり頂きましてありがとうございます」 |
028 | ラーゼフォン | 「なに、代わり映えのない仮面舞踏会にも飽き飽きしてたところだわ」 |
029 | 領主 | 「大したおもてなしはできないとは思いますが、本日は心行くまでお楽しみ下さいませ」 |
030 | ラーゼフォン | 「おい、メイド酒だ」 |
031 | レラ | 「ブドウ酒でよろしかったでしょうか」 |
032 | ラーゼフォン | 「あぁ、赤の方でな」 |
033 | メソフィソス | 「チミィ、ワシにも同じのを」(顎で指図) |
034 | ラーゼフォン | 「ほぅ、この香り…中々な物だな」(葡萄酒の香りを嗅ぎながら) |
035 | メソフィソス | 「勿体ないですなぁ、こんな価値も分からんであろうところに置かれてるなぞ。実に勿体ない!」 |
036 | シーフォ | 「まぁ、大したことのない楽団ザマス」 |
037 | 領主 | 「…少し席を外しますが、何かあればレラにお申付け下さい」 |
038 | ラーゼフォン | 「まぁブドウ酒でも飲みながらワルツでも見させてもらうとするよ」 |
039 | 領主 | 「それでは…失礼します。レラ、あとは任せた」(一礼して大広間を出ていく) |
040 | レラ | 「はい…領主様」 |
041 | メソフィソス | 「おい、ちょっとこっちに来い」 |
042 | レラ | 「…何でございましょうか」 |
043 | メソフィソス | 「ちょっと落とし物をしてなぁ、拾ってくれるか?」(髭を弄りながら偉そうにふんぞり返る) |
044 | レラ | 「何を落とされたのでしょうか…?」(屈み、テーブルの下を覗き込む) |
045 | メソフィソス | 「パン屑だよ」(レラの頭を踏みつける) |
046 | レラ | 「…くっ」(四つん這いになる) |
047 | メソフィソス | 「犬は犬らしく地べたを舐めてればいいのだよ、チミィ」 |
048 | ラーゼフォン | 「中々な顔立ちをしている。こんなところにいないで私のところにこないか?可愛がってやるぞ」(グラスを揺らしながら) |
049 | メソフィソス | 「どうだ?ワシのところなら犬として犬小屋も用意してやるぞ、ムフフ」(グリグリと頭を踏みつける) |
050 | ラーゼフォン | 「メソフィソス卿、メイドを舞台で踊らせようではないか」(耳打ちする) |
051 | メソフィソス | 「犬が服着て人間様と踊るのは解せんですな」(卑しい笑みを浮かべ) |
052 | シーフォ | 「随分と図々しいザマス」 |
053 | ラーゼフォン | 「さっさと脱いでそこで踊れ」(グッと頭を掴み、顔を上げさせる) |
054 | レラ | 「…れた」 |
055 | メソフィソス | 「ん?」 |
056 | レラ | 「汚れた手で触れないで下さい」(小さくつぶやく) |
057 | メソフィソス | 「なんだと!?召使風情が舐めた口をっ!」(横面をひっぱたく) |
058 | レラ | 「私は身も心もあの人のモノ。血の滴一滴すら渡しやしない」(キッと貴族たちを睨みつける) |
059 | ラーゼフォン | 「ふざけたことをっ」 |
060 | レラ | 「薄汚い貴族たちに裂く時間などない…です」(立ち上がり、服の埃を軽く払う) |
061 | メソフィソス | 「や、八裂きだっ八裂きぞっ!召使風情が身の程もわきまえず」(フォークでレラを指しながら喚く) |
062 | ラーゼフォン | 「領主の若僧モロとも無礼をはたらいた罪で…し、死刑だっ」(顔を赤くして怒る) |
063 | レラ | 「罪…ならば、貴方方は生きていることその物が罪…」(半開きの目で睨む) |
064 | メソフィソス | 「な、なんだとっ!?」 |
065 | ラーゼフォン | 「うぐぅっ…」(胸に突き立てられたフォークを押さえながら椅子から転がり落ちる) |
066 | メソフィソス | 「ラーゼフォン伯爵!?な…」 |
067 | レラ | 「もてなしがお気に召さなかったようで…誠に残念です」(ゆっくり頭を振る) |
068 | メソフィソス | 「あぁ…あ…」(腰を浮かしながら声を漏らす) |
069 | レラ | 「皆様は舞踏がお好きと伺っておりましたが…あまり踊られないんですね」(フォークを手に取る) |
070 | メソフィソス | 「ひ、ひぃっ!」(椅子を倒す) |
071 | シーフォ | 「な、何ザマス!?」 |
072 | レラ | 「どうぞ、私からのリクエスト…終焉の輪舞を踊り下さい」(指を鳴らすと楽団の演奏する曲が変わる) |
073 | シーフォ | 「あ、アタシは関係ないザマスッ!ザマッ…ザマァッ」(慌てて逃げ出そうとして背後から刺される) |
074 | レラ | 「不協和音はお耳汚しです」 |
075 | メソフィソス | 「ひ、ひぃっ!人殺しッ人殺しィッ!」(顔を引き攣らせながら叫ぶ) |
076 | レラ | 「私が犬…ならば、貴方方は卑しい豚。家畜を殺して何が悪いのですか?」 |
077 | メソフィソス | 「か、かちぃ…ぶぶぶ…」(真っ青な顔から真っ赤にし、指差し震える) |
078 | レラ | 「私への侮辱は甘んじて受けますが、領主様の悪口は許しません」 |
079 | メソフィソス | 「…わ、悪かった!ワシが悪かった…謝る!謝るからぁ!金か!金ならいくらでも払う!だから殺さないでぇ…」(ハッとし、パンッと手を合わし、土下座した後、媚びる) |
080 | レラ | 「私はそういった薄汚いところが嫌いだと」(メソフィソスを見下ろしながら) |
081 | メソフィソス | 「あひぃっ…たす…助けてっ…助けてぇ…」(泣き叫びながら地面を這う) |
082 | レラ | 「時間を無駄にしました…」(小さくため息をつき、フォークを振り下ろす) |
083 | 領主 | 「レラ、静かになったが皆様お帰りになったのか?」 |
084 | レラ | 「はい。皆様お一人残らず、お還りになられました」 |
085 | 領主 | 「書簡が届いていたのを忘れていてね…、急ぎだと困るとお相手もせず…」 |
086 | レラ | 「及ばずながら私めが踊りのお相手をさせて頂きました」(頭を下げながら) |
087 | 領主 | 「貴族たち相手にか」(少し驚いたように) |
088 | レラ | 「皆様、美しい輪舞(ロンド)を舞い踊られておりました」 |
089 | 領主 | 「ほぅ、ならば今度お相手してもらおうか、レラ」 |
090 | レラ | 「えぇ…ワルツのお相手をお願いします。領主様」(スカートの両端を掴み、お辞儀) |
091 | 領主 | 「…レラ、手が真っ赤だが怪我したのか?」 |
092 | レラ | 「ブドウ酒を割ってしまって汚してしまいました。すぐに片付けます」(苦笑しながら) |
093 | 領主 | 「あぁ…そうか。じゃあ、頼んだぞ」 |
094 | レラ | 「えぇ…片付けて参ります」(一礼して大広間へと入る) |
095 | 領主 | 「貴族の輪舞…か」(つぶやく) |
作者のツブヤキ |
薄汚い貴族。今回のキーワードですなっ(そこっ!? 作者の私でも解釈に苦しむは領主様のどこまで今回の事件を把握しているのかってところですね。 1.完全にすべてを悟っていた。またはそうなるよう指示していた 2.レラの手を見て悟ってしまった 3.貴族たちは何事もなく本当に帰ってしまったと思った 基本的にメイドというのがあまり好きじゃない私。あの兵器と呼ばれる服が好きではないのか、それともメイドという存在がダメなのか。 誰かメイドについて熱く語れる方募集中。掲示板や拍手、メールにてお受け致します |
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