シナリオ詳細 | |
掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
作者 | 月宮東雲 |
登場キャラ数 | ♂:3♀:1 |
総セリフ数 | 56 |
製作日 | 2011/9/24〜2011/9/24 |
概要説明 | 女の子は絵が上手い!料理が上手!洗濯家事炊事何でもサクッてできちゃう♪ 出来ない子はダメな子ですか?地味子ですか? そんなできないとこやダメなところを探さないで、いいところを探しませんか? きっとあるはずです。あなたにもいいところ。 |
利用にあたって | 利用規約 |
目安時間 | 4分程度 【〜5分】 |
登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
藤岡 (ふじおか) |
19 | ♂ | 山本と一緒のクラスで前々からいじめられている(?)山本を気にかけていた |
安部 (あべ) |
6 | ♂ | 山本を馬鹿にするクラスメイト。 |
山本 (やまもと) |
25 | ♀ | 女の子だけど、何をやってもうまくできず、ダメな子地味子のレッテルを貼られている |
伊東 (いとう) |
6 | ♂ | 安部とつるんで山本を馬鹿にするクラスメイト |
001 | 安部 | 「おい、おい…山本、お前女子なのに料理もダメ、裁縫もダメ、おまけにセンスもない。ダメダメだな」 |
002 | 山本 | 「う…」 |
003 | 伊東 | 「お前ダメばっか、マジ使えねー」 |
004 | 山本 | 「ごめんなさい」 |
005 | 安部 | 「絵も上手く描けるわけじゃないし、何にもできないし」 |
006 | 伊東 | 「いいとこなんにもないじゃんかよ」 |
007 | 山本 | 「…ごめん」 |
008 | 安部 | 「もう行こうぜ、ダメ子が移っちまう」 |
009 | 伊東 | 「邪魔だから俺たちの邪魔すんなよ」 |
010 | 山本 | 「…はぁ、私ってダメな子…」 |
011 | 安部 | 「何も取り柄ない奴っているよなー」 |
012 | 伊東 | 「いるいる。ダメな奴は何やってもダメって言うしな」 |
013 | 山本 | 「帰ろ…」 |
014 | 伊東 | 「地味子とデキる子だよなー」 |
015 | 安部 | 「月とスッポン」 |
016 | 伊東 | 「スッポンポン」 |
017 | 安部 | 「ははは」 |
018 | 山本 | 「…あ、仔猫。今時段ボールで拾って下さいなんてあるんだ…」 |
019 | 山本 | 「お前もダメな子って捨てられたのかな…一緒だね」 |
020 | 藤岡 | 「山本さんかな」 |
021 | 山本 | 「みーみー、ホレホレー」(顎の下を撫であやす) |
022 | 藤岡 | 「山本さん…?」 |
023 | 山本 | 「わっ、藤岡…君?」 |
024 | 藤岡 | 「名前知ってたんだ」(驚いたように) |
025 | 山本 | 「いちお、クラスの人の顔と名前は全員覚えたから…」 |
026 | 藤岡 | 「スゴいな…僕なんか指で数えられるくらいしか覚えてないや」 |
027 | 山本 | 「が、頑張れば藤岡君も覚えられるよ。だって、目立たない私の名前覚えてくれたんだから」 |
028 | 藤岡 | 「いや、結構目立ってるから逆に覚えられたというか…」 |
029 | 山本 | 「私、目立ってる…?」 |
030 | 藤岡 | 「その…よく、クラスの奴にからかわれていてさ」 |
031 | 山本 | 「…あぁそっか。ダメな子だからね」 |
032 | 藤岡 | 「何がダメなんさ」 |
033 | 山本 | 「運動も勉強もイマイチいつも怒られてばっかりで…」 |
034 | 藤岡 | 「そんなん誰だっているさ、ほらあの…何やってもダメダメな、の●太君だって生きてるわけだし」 |
035 | 山本 | 「アニメとかマンガのキャラでフォローされても…それに男だし…」 |
036 | 藤岡 | 「いや、女子って頭いいのか悪いのか、できるできないってわかんないんだよね。接点ないってか…比べようがない」 |
037 | 山本 | 「だって、女の子なのに料理も細かいこともできない」 |
038 | 藤岡 | 「そりゃ料理嫌いな人もいるし、よくアニメでも破壊力ある料理を無意識に作る味音痴さんは女の子でもいるじゃん?」 |
039 | 山本 | 「だからアニメの世界と比べないでって。創られた世界なんだから」 |
040 | 藤岡 | 「絵どうなの?イラスト。最近描いてるんだけど」 |
041 | 山本 | 「描けたら苦労しないよ!私なんか幼稚園児が描くような絵しか描けないもんっ!私…私…女の子っぽく生まれなかったんだもの!…何の取り柄もない…ダメ子なの…」 |
042 | 藤岡 | 「山本さん。何か差別的な言い方になっちゃったかもしれないけど、周りを見てても何故か女子って料理やイラストが上手かったりする。初期能力値でね」 |
043 | 山本 | 「でも私は…」 |
044 | 藤岡 | 「まぁまぁ…。けどさ、逆に男子はスポーツができるもんだと思ってない?」 |
045 | 山本 | 「うん…まぁ、藤岡君もできそうだと思うし…」 |
046 | 藤岡 | 「そうでもないさ。全然できないよ」 |
047 | 山本 | 「そうなの?」 |
048 | 藤岡 | 「自分のあれできない、これできないって探したらキリがないと思うんだ。だって、世の中できないことの方が多いのだから」 |
049 | 山本 | 「それもそうだけど…」 |
050 | 藤岡 | 「だからさ、いいとこを探してみない?」 |
051 | 山本 | 「いいとこ?」 |
052 | 藤岡 | 「山本さんは捨てられた仔猫を拾おうとして声かける優しさがあるわけだし」 |
053 | 山本 | 「別にそんな…」 |
054 | 藤岡 | 「一緒にいいとこ探して行こっか」 |
055 | 山本 | 「藤岡君…」 |
056 | 藤岡 | 「いいところを見つけて行こう。あら探しよりよっぽどいいからねっ」 |
作者のツブヤキ |
みなさんは劣等感とかありませんか?あの人よりあれができない、これができない。 自分はあの人よりダメなんだ、いいところ何にもないとか思ったことはありませんか? 自分はたまに劣等感に苛まされることがありますね。いいとこなんもねーじゃん。 俺ってなんもできねージャンッ人より劣ってるし…とか。 でもそんな時は、何もねーよじゃなくて、ほんのちょっとのことでいいんです。できることを探してみませんか? 優しい声をかけてあげることができるとか、人のことをちょこっとでもきにかけることができるとか。自己満足でもいいんです。 そうすることによって幸せになれるかもしれませんよ。 |
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