シナリオ詳細 | |
掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
作者 | 月宮東雲 |
登場キャラ数 | ♂:2♀:2 |
総セリフ数 | 99 |
製作日 | 2011/9/4〜2011/9/4 |
概要説明 | 海水浴でエンジョイし、ホテルでのんびり過ごしてリッチな気分を味わっていたら…夜中、ベランダから海の方で幽霊を見てしまった。 友人たちに信じてもらうため、真相を解明するために地元の婆さんの忠告も聞かずに海へと繰り出したのだが… |
利用にあたって | 利用規約 |
目安時間 | 7分程度 【〜10分】 |
登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
八坂 (やさか) |
29 | ♂ | たまたまホテルのベランダから海の幽霊を見てしまった男。遊び仲間のリーダー的存在 |
川下 (かわした) |
29 | ♂ | 幽霊の存在を信じず、二言目にはプラズマだと言い張る。八坂の友人。 |
宮部 (みやべ) |
27 | ♀ | 八坂たちの遊び仲間の華。なんだかんだ言うが、自分でやらず人任せなところが多い。 |
婆 | 14 | ♀ | 地元に住み、海の幽霊の怖さを伝え、若者たちに警告をするが…大抵は聞き入れてもらえない |
001 | 八坂 | 「ホントなんだってばよー昨日見たんだよ!」 |
002 | 宮部 | 「…と言われてもねぇ」 |
003 | 八坂 | 「海面からニュッて腕が出てきておいでおいでって」 |
004 | 川下 | 「お前さ、昨日酔っ払ってだろ」 |
005 | 八坂 | 「酔ってねーって。オレンジジュースで酔うバカがどこにいるんだよ」 |
006 | 宮部 | 「ん」 |
007 | 八坂 | 「指差すな指ッ」 |
008 | 川下 | 「おいおいまさか私幽霊見ましたーなんて非科学的なこと言うんじゃないだろうな」 |
009 | 宮部 | 「あーあるある。海にまつわる怖い話。ダイバーが変死で見つかったり、海面を人が歩いていたりとか」 |
010 | 川下 | 「あのねー、チミィ。幽霊とかって非現実的。非科学的なのだよ。敢えて言うならプラズマー。海に含まれる塩化ナトリウムと…」 |
011 | 八坂 | 「けど、俺は確かに見たんだってばよ」 |
012 | 川下 | 「化学反応を起こして、プラズマァッ」 |
013 | 八坂 | 「火の玉じゃねぇよっ」 |
014 | 宮部 | 「いくら怖い話の持ち合わせなくなったからって即興で作らなくていいから…てか、まだ昼間だし」 |
015 | 八坂 | 「だーかーらー見間違いなんかじゃ…」 |
016 | 婆 | 「出るんじゃッ」 |
017 | 川下 | 「出たぁっ!!」 |
018 | 婆 | 「むっ…失礼な」 |
019 | 八坂 | 「突然出てきて失礼も何もねーよ、ババア」 |
020 | 婆 | 「ババア呼ばわりするとは失礼なっ」 |
021 | 川下 | 「そこは正論だな、ばーさん」 |
022 | 婆 | 「まだピチピチじゃのに」 |
023 | 八坂 | 「断固否定するぞ、ババア。きれいなオネーサンに見えたら、そいつの目は海水で腐っちまってる」 |
024 | 婆 | 「失敬なっ」 |
025 | 川下 | 「ちょ、入れ歯ムキだし過ぎッ」 |
026 | 宮部 | 「で、私たちに何かご用?おばあさん」 |
027 | 婆 | 「海に近寄ってはならんっならんぞぃっ」 |
028 | 八坂 | 「よくいるよな、そういう話が伝わってるところには地元の人が行っちゃダメだとか」 |
029 | 川下 | 「押し切って行くと死亡フラグの…」 |
030 | 宮部 | 「じゃ、見間違えってことで」 |
031 | 八坂 | 「絶対見たんだってばー」 |
032 | 宮部 | 「証明は?」 |
033 | 川下 | 「見たって証明は?」 |
034 | 八坂 | 「そりゃ…できないけどよ…」 |
035 | 宮部 | 「現行犯じゃないと逮捕できないように、証明できなきゃ信じようがないわね」 |
036 | 八坂 | 「だったら!…一緒に見に行こうぜ」 |
037 | 川下 | 「嫌だ」 |
038 | 八坂 | 「プラズマなんだろ?幽霊じゃないって証明してくれよ」 |
039 | 川下 | 「うぇ…」 |
040 | 婆 | 「どうなっても知らぬからなっ」 |
041 | 八坂 | 「うるせーババア」 |
042 | 宮部 | 「ご親切にどうも。でも一度言い出したら聞かないからおばあさん」 |
043 | 川下 | 「階段には気をつけな、ばーさん」 |
044 | 婆 | 「海神様の祟りがあらんことを…おぉ怖っ」 |
045 | 八坂 | 「あのさー、来てくれるのは嬉しいけど…何でアヒルボートとバナナボートなの」 |
046 | 宮部 | 「よくあるじゃん小型のボートが柄杓で沈められるって」 |
047 | 八坂 | 「アヒルボートも沈みますが…」 |
048 | 川下 | 「くっそぅ…イイナァバナナボートは沈まなくてー」 |
049 | 八坂 | 「なら交代するか」 |
050 | 川下 | 「アヒルボート漕ぐのって足疲れるんだぞ」 |
051 | 八坂 | 「よりによってこのチョイス…」 |
052 | 川下 | 「あの、宮部も漕いでくれない…?」 |
053 | 宮部 | 「男が漕ぐものでしょ」 |
054 | 八坂 | 「だったら何故俺がバナナボート…」 |
055 | 宮部 | 「どこら辺?見たの」 |
056 | 八坂 | 「多分この辺だった」 |
057 | 川下 | 「浜辺から見たんだろ?目いいな」 |
058 | 宮部 | 「何もありゃしない…」 |
059 | 八坂 | 「うわぁっ」(叫ぶ) |
060 | 川下 | 「どうした、八坂」 |
061 | 八坂 | 「出たッ出たぁっ!」 |
062 | 宮部 | 「どこ?」 |
063 | 八坂 | 「水面に顔と手がっ!助けてくれっ!!」(バナナボートにしがみつきながら) |
064 | 宮部 | 「川下、とりあえず浜辺の方に」 |
065 | 川下 | 「おぉ…」 |
066 | 八坂 | 「こっちに来るなっ!宮部、川下!」(足で必死に振り払うように) |
067 | 宮部 | 「振り切るわよ」 |
068 | 川下 | 「無茶だ!」 |
069 | 川下 | 「宮部ももっと漕げ」 |
070 | 宮部 | 「やってるわよ!」 |
071 | 八坂 | 「足を掴む…うわぁっ」 |
072 | 川下 | 「八坂!?」 |
073 | 八坂 | 「助け…引っ張られ…助け…」 |
074 | 川下 | 「落ち着いてバナナにしがみつけ!」 |
075 | 宮部 | 「慌てたら溺れるわよ!」 |
076 | 八坂 | 「連れ込ま…たす…川下!…宮部ェ…」(海面に引きずり込まれ必死に叫ぶ) |
077 | 川下 | 「俺の手につかま…ひぃっ」(八坂に手を差し出すが慌てて引っ込める) |
078 | 宮部 | 「川下?」 |
079 | 川下 | 「み、みや…宮部!は、早く…早くッ」(顔真っ青にしながら震える) |
080 | 宮部 | 「どうしたの?八坂助けないと…」 |
081 | 川下 | 「早く…早く…」(フルフル首振りながら) |
082 | 八坂 | 「たす…か…した…みやぁ……」(海へと消える) |
083 | 宮部 | 「八坂ッ」 |
084 | 川下 | 「俺たちも…沈められ…早く…早く」 |
085 | 宮部 | 「…う、うん」 |
086 | 宮部 | 「流石に陸まで来れば…」 |
087 | 川下 | 「あれは…プラズマなんかじゃ…気味の悪い化け物…」 |
088 | 宮部 | 「見たの…?」 |
089 | 婆 | 「だから言ったんじゃ!どうなっても知らんとな!」 |
090 | 宮部 | 「おばあさん…」 |
091 | 婆 | 「自業自得じゃわいっ」 |
092 | 川下 | 「八坂が溺れて…警察に…いや海保やレスキュー呼べば…」 |
093 | 婆 | 「無駄じゃ、死体はあがらん」 |
094 | 宮部 | 「そんな…」 |
095 | 婆 | 「次にあがるのは…そうじゃな…一か月後かの」 |
096 | 川下 | 「え…」 |
097 | 婆 | 「気を付けることじゃの。おまいさんらの見捨てたお友だちが誘って海に連れ込もうとしてくるからの」 |
098 | 宮部 | 「そんな…」 |
099 | 婆 | 「近頃の若もんはこういう言葉も知らんのかの、『君子危うきに近寄らず』…人の忠告は聞くもんじゃな」 |
作者のツブヤキ |
夏になると海や怖い話、イベントが盛りだくさんですよね! 今年は震災の影響や、辛くも放射能の影響などで海水浴が楽しめなかった方々も多かったのではないでしょうか。 また暑さが続き、水の事故が多く発生いたしました。海や川で遊ぶ際は、急に深くなるところや、何かに連れ込まれそうになる場所が数多くあります。 お気を付け下さい…。 仲間を求めて連れ込まれてしまうかもしれないですので…。 |
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