味方だから!

味方だから!

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :4
総セリフ数 82
製作日 2011/8/27〜2011/8/27
概要説明  正義の味方には誰だって憧れたことは一度はないだろうか?
大人になった今でもその気持ちは忘れていない。悪がはびこる世の中、俺は正義のために…正義の味方でありたいと…。
久しぶりに会った友人たちとのミニ同窓会でふとそんな話をしてみたら……――
利用にあたって 利用規約
目安時間 6分程度   【〜10分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
岡山
(おかやま)
26 正義の味方。小さいころからヒーローに憧れ、大人になった今でも目指している。というかっこいい名目のフリーター
滝沢
(たきざわ)
22 強い者の味方。とっかえひっかえ昔からガキ大将の傍にいたり、旗色が悪くなると別の権力者や偉い人、力のある人の下に
高嶋
(たかしま)
18 女の味方。ロン毛のNo.1カリスマイケメン美容師。モテるため、彼の指名予約が多く女性に大人気。よく貢いでもらっている。
芝浦
(しばうら)
16 君の味方。優しく甘い言葉で誘惑してくる自称イケメン敏腕優秀弁護士。親身になってくれるので評判はいいが、お金はきっちり取る。あんた鬼か。






【岡山のアパート】(昔の思い出話などしながら狭い部屋に男四人が缶ビールなどを持って雑談)

001 岡山 正義の味方は小さい頃の憧れであり、ヒーローだった。大人になった今でもそれは変わっていなかった
002 滝沢 「なにお前まだ正義の味方になりたいとか言っちゃってるの?」
003 岡山 「俺はいつでも正義の味方だ!」
004 滝沢 「でひゃっ、でひゃひゃひゃっ!正義の味方!?」(腹を抱え、指差す)
005 高嶋 「キモーい、正義の味方になっていいのは小学生までだよねーアハハ」(指差しながら馬鹿にしたように)
006 芝浦 「現実的じゃないですね、岡山君」(くいっとメガネを上げ直す)
007 岡山 「なんだよ、芝浦。お前だって正義の味方に憬れていたことくらいあるだろ」
008 芝浦 「まずは職に就いてから言うんだね、岡山君。正義の味方なんて生半可な気持ちじゃできないよ」
009 岡山 「わ、わかってるよ!」
010 高嶋 「僕はかわいい女の子の味方ー」(前髪をかき上げ、ニコッと笑う)
011 岡山 「うるせーナルシスト」
012 滝沢 「でひゃひゃひゃっ、俺様ー強い者の味方ー」
013 芝浦 「岡山君、私は今、弁護士をしていてね。収入も安定している」(メガネを拭いてかけ直す)
014 高嶋 「ウソ、マジで芝りん弁護士?」
015 滝沢 「俺様、芝浦ちゃんの味方ー」
016 芝浦 「安心してくれ、私はいつでも君の味方だよ」(岡山の肩にそっと優しく手を乗せる)
017 岡山 「芝浦…」
018 芝浦 「困ったことがあったら何でも相談に乗るよ」
019 岡山 「ありがとう、芝浦。やっぱお前いいヤツだ」(ジーンとし、瞳を潤ませる)
020 芝浦 「あ、相談料は戴くが」(くいっとメガネ上げる)
021 岡山 「鬼ッ!」
022 芝浦 「貧乏人は散れッ」(メガネを押さえながらキメ台詞)
023 高嶋 「僕は女の子なら割引くけどねっ」
024 岡山 「うるせーロン毛」
025 滝沢 「俺様は金持ちの味方だから貧乏人には用はないな、ひゃっひゃっひゃっ」
026 芝浦 「でも、高嶋君は有名美容院の人気美容師さんをやっているんだってね」
027 高嶋 「あぁ、若い女の人でいつも賑わっているよ。僕も予約で三か月先まで予定ビッシリさぁ」
028 岡山 「へぇ…すごいんだ…」
029 高嶋 「ふふ…参ったね」
030 滝沢 「カワイイ女とか選び放題?」
031 高嶋 「担当する娘と一回はデートするね。バラの花束とか高級車とかプレゼントされちゃうから参っちゃうね」
032 岡山 「黙れ、女たらし」
033 高嶋 「断わって女の子を泣かせるわけにはいかないからね。泣いている女の子の涙を拭うのさ」
034 岡山 「もうお前帰れよ、マジで」
035 滝沢 「そう言って高嶋ちゃん、何人女泣かしたよ?」
036 高嶋 「まったく人聞き悪いなぁ、僕が涙拭った後、また涙流すだけで僕は悪くないさ。他の娘も拭いてあげないとね」
037 芝浦 「女性と揉めたら私に相談してくれ。私はいつでも君の味方だよ」(高嶋の肩に手を乗せる)
038 岡山 「おいコラ八方美人弁護士」
039 芝浦 「イケメン敏腕優秀弁護士だ」(ムッとしたように)
040 滝沢 「おぅおぅ言うねぇ。高嶋ちゃんについていたら女もらえちゃったり?ウハウハ?」
041 高嶋 「フフ、野郎はそばに置かない主義なんでね、滝さん」
042 滝沢 「つれねぇこと言うなよー。なーなー振ったヤツでもいいから俺様に回してくれよー」
043 高嶋 「野郎はイネ!下衆め…おっと、僕としたことが」(ニコニコしながらさらりと言い、ハッとしたように髪かき上げる)
044 岡山 「爽やかそうにさらりと言うし」
045 高嶋 「僕は女の子の味方だからね」
046 岡山 「で、滝沢はまだフラフラしてんの?」
047 滝沢 「ま、俺様強いもんの味方だからな。」
048 岡山 「この前はホストやってたんだっけ?」
049 滝沢 「あぁアレ?辞めた辞めた。今議員の秘書やってるわ」
050 岡山 「滝沢が議員の秘書!?」
051 滝沢 「ホストにフラーって来たのがいてよ、ちょっと酔わしたらドンペリじゃんじゃんよ。で、家まで送ったら大豪邸。名刺ちょろまかしたら議員だったわけよ」
052 高嶋 「あぁ、あの有名なやり手女性議員のこと」
053 滝沢 「そうそう、顔もスタイルも金も申し分なし。もう笑いが止まんないわ、でひゃひゃひゃっ」
054 芝浦 「けど、気をつけた方がいいね。会計帳簿と使用金額合ってないって動かれているみたいだし」
055 滝沢 「おぉ?ちと使い込み過ぎたか。そろそろ潮時かねー」
056 岡山 世の中、正義なんて通用しなくて悪がはびこるなんてそう思った
057 芝浦 「捕まったら弁護してあげるよ。私は君の味方だからね」(滝沢の肩に手を乗せる)
058 滝沢 「でひゃひゃひゃっ、俺様は捕まらんよ。ま、辞める前にドでかいのかますぜ」
059 岡山 正義を守るボランティアよりちゃんとした職業が欲しいです
060 滝沢 「もう酒ねー岡山ぁ」(空になった缶ビールを振りながら)
061 岡山 「おまえなぁ、何しにここ来た」(呆れたように)
062 芝浦 「君の相談に」
063 高嶋 「いびりに」
064 滝沢 「馬鹿にしに」
065 岡山 「お前ら帰れ」
066 滝沢 「正義の味方だろ?優しくしてくれよ」
067 芝浦 「義は私にある」(メガネを上げながら)
068 高嶋 「正義は勝つ」(前髪をなびかせる)
069 滝沢 「正義は俺様だぁ」(エバる)
070 岡山 「悪が偽の正義を騙るんじゃねぇっ」
071 芝浦 「岡山君、正義とは何か六法全書をひいてみるといい」
072 滝沢 「でひゃひゃひゃっ、正義の味方が正しいってわけじゃねぇぜ」
073 高嶋 「勝てば官軍、負ければなんとやら…ただし、イケメンは例外ッ」
074 岡山 「待て、落ち着け、お前ら俺の味方だよな?」(ふと財布を覗き込み、顔上げ三人を見回す)
075 芝浦 「君の味方だ」
076 高嶋 「女の子の味方」
077 滝沢 「強いもんの味方」
078 岡山 「フリーターにはちょっと酒代キツいんだけど…」
079 高嶋 「野郎は容赦しないよ。きっちり全額払ってもらうよ」
080 岡山 「何で!?」
081 滝沢 「でひゃひゃひゃっ、金ない奴には金の取り立てくらいしか用はないな」
082 岡山 …その後、三人からボコられたし、ボられた






作者のツブヤキ
 どうも自転車で交通事故を起こしました月宮です。おぉふっ…自転車同士の正面衝突で、人差し指と中指が潰されましたorz
相手に怪我はないようですが、頭も下げずに逃げられました…中学生男子ィ…。骨折はしてない!…と思うけど、触れると激痛w
いやぁ、不便だ不便。今も右は右手の薬指、小指でキーボード打ってます。

 小さいころ正義の味方に憧れたりしませんでした?大体目覚めるきっかけって、戦隊ものとか見たらだと思いますけど。え…悪の方を応援していた?イケナイ子ですね…。
大人になった今でも正義の味方だって言う人どれくらいいるんでしょうね。警察官?
皆さんはどうかここに描かれたいやぁな大人にはならないで、いつまでも正義の味方であってくれることを祈って…。

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