剣どう

剣どう

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 不問:3
総セリフ数 61
製作日 2011/8/23〜2011/8/23
概要説明  剣道場から練習する熱心な声が聞こえると思いきや…先輩の奇声だった。
先輩は何やらまた漫画の影響を受けたようで…熱心に練習しているが…。
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
板東
(ばんどう)
19 漫画やアニメによく影響される。中二病患者との噂も出ているが本人は否定している。
中西
(なかにし)
20 板東の後輩の剣道部員。特記することは特にない…。
田中
(たなか)
22 板東の後輩の剣道部員。中西と友人というぐらい。






【剣道場】(熱心に素振りする先輩の声を聞き、剣道場へ近寄る後輩たち)

001 板東 「キェッキェェェェェェェェッ!!」
002 中西 「お?道場からなんか聞こえるぞ」
003 板東 「キョエッ!キョーーー」
004 田中 「すごい奇声だな、大丈夫かな」
005 中西 「なんか板東先輩、頬に十字傷の漫画読んでやる気出たらしいよ」
006 田中 「へぇ…」
007 中西 「昨日までへろーんぼへーん…とかなってたのにね」
008 田中 「ボヘミアーンとか言いながら道場に寝っ転がってたっけ」
009 中西 「そうそう、冬場は床冷たいから何で柔道部のように畳じゃないんだって理不尽にブチギレてた」
010 田中 「このやる気がいつまで続くことか」
011 中西 「板東先輩のことだからなぁ三日とか?」
012 田中 「あるある」
013 板東 「キェェェェェェェェッ」
014 田中 「いや、取り憑かれた祈祷師じゃないんだから奇声あげてもねぇ」
015 中西 「威嚇の意味もあるんだろうけど…あげまくってると反則取られそうだよね」
016 田中 「ねー」
017 板東 「抜ッ刀ッ!!」(竹刀で抜刀の構えをする)
018 田中 「いや、剣道に抜刀ないから…」
019 中西 「あるの居合道とかだよね」
020 板東 「面ッ!面ェェェェェンッ!」
021 田中 「板東先輩にそのマンガ貸したの誰…?」
022 中西 「藤原先輩?」
023 田中 「あぁそう…」
024 板東 「緋天ッ…」
025 田中 「ぶっちゃけ、。極めても剣道には使えないよね」
026 中西 「極められるの?」
027 板東 「ふぅ…あともうちょっとで極められそうだな」
028 中西 「あんなこと言ってるよ?」
029 田中 「いや、先輩頭弱いから…頭弱いから勘違いしやすいから」
030 中西 「確かに極められたらかっこいいだろうけど…」
031 田中 「でも技名唱えたらイタイ子になるのは目に見えてるし」
032 板東 「弧月閃ッ!」
033 田中 「唱えたよ!唱えちゃったよ!あの人」
034 板東 「ふぃーっ、やっぱりあの流派は師匠がいないと完成しないなぁ」
035 中西 「あの先輩早く何とかしないと我が剣道部の評判下がらない?」
036 板東 「魔人剣ッ」(竹刀下から上へと斬り上げる)
037 田中 「ドンドン剣道じゃない方向に走ってるよ?」
038 中西 「大丈夫、あの人は最初っから剣道なんてしていなかった。最初っから」
039 田中 「…そっか」
040 板東 「ホワッ!せやっ!そぉぉいっ!」(竹刀振り回し始める)
041 田中 「どう見ても竹刀振り回してるだけだもんなぁ…」
042 板東 「ホアチャァッ!ヘァッ!」(竹刀振り回す)
043 田中 「板東先輩を誰か止めないと竹刀すっぽ抜けて飛んで来るぞ」
044 中西 「もう近付けない。無理だっ!」(数歩下がる)
045 板東 「アタッ!アタァッ!フゥゥゥゥッ」(竹刀片手で振り回す)
046 中西 「もはや演舞」
047 板東 「ホワァッ!あっ…」(竹刀がすっぽ抜ける)
048 中西 「だばぁっ!?」(顔の脇をかすって壁に突き刺さる竹刀)
049 田中 「やっぱ竹刀飛んで来た…」
050 板東 「あっごっめーんっ」
051 中西 「ごっめーんって…顔の脇かすった…漏らしそう…だった」(ずるずると座り込む)
052 田中 「よしよし…」(中西の頭撫でる)
053 板東 「手元狂っちゃった…てへ」(こつんと軽く自分の頭を叩き舌を出す)
054 中西 「手元狂ったじゃないでしょーがっ!!下手すりゃ失明ですよ、失明!…狂ったって狙ってたんですか!」
055 板東 「いやぁ、君の脇に蚊がいたからさ…」(目を逸らしながら)
056 中西 「どんな苦しい言い訳ですかっ!もう板東先輩危ないから竹刀没収ッ」(竹刀奪い取る)
057 田中 「竹刀振れないのにもはや剣道部にいる意味が…」
058 板東 「エェェェッ、竹刀取られちゃったらあの岩とか粉砕するキワミ…アーッとかやらなきゃいけないじゃん」
059 中西 「勝手にやってて下さい」
060 板東 「よーし、極めてやるぞー」
061 田中 「…剣道部から追い出していいと思う」






作者のツブヤキ
 書いてたら男子なのか女子なのか分からなくなったので、どちらでも可で。
性別不問を三人って台本もまた珍しいと思うので、組み合わせに困った際、計三人の時にご利用ください。
剣道は友人がやってたり、兄上がやってたりしか見たことないな…一度兄上が資格試験受けに行ったときに見に行ったっけ。
自分は交通事故の後遺症で竹刀は振れない体なんですけどね…剣道にはちょこっと憧れるかな。
綺麗に技を決める様子がいいよね!

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