四季宿亭、宵闇の爪-女中編-

四季宿亭、宵闇の爪-女中編-

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :2:4
総セリフ数 130
製作日 2011/7/11〜2011/7/11
概要説明  現世で大規模なテロを活動を起こし、社会問題になっているテロリスト集団が四季宿亭に…。
占領されそうな四季宿亭を侵略阻止するために立ち上がった女中達。
女中たちvsテロリスト集団の戦いの幕開け――
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
皐月
(さつき)
30 酒蔵の跡取りが嫌で逃げ出した魔人。普段は強そうで実はかなり弱い。明るい性格で女中内で評判はいい
長月
(ながつき)
14 黄泉の死者の墓守。一度死んでいるため、死なない。致命傷を受けても大抵再生する。目が取れたりするらしい。
弥生
(やよい)
22 化け猫の商人。旅の行商で四季宿亭を取引相手にしていたが、四季に惚れ、女中として働く。
如月
(きさらぎ)
25 酒豪の鬼の舞士。一流の舞士で各地を旅する旅団に属していたが、腰を落ち着けて舞を披露しようとし、女中と働く一方、宴会などで舞を披露する。
ヨッズ 26 宵闇の爪テロリストの一人、殺しを楽しみ、捕虜をいたぶったり拷問を得意とする。
ヤダ 11 宵闇の爪テロリストの一人、惨殺残虐が好みで彼が去った後は全てがハチの巣にされる。






【休憩室】(長月と皐月がのんびりと休憩しているところに銃を構えながら突入してくる男たち)

001 ヨッズ 「壁に手をつけっ!」(銃を向けドカドカ入ってくる)
002 皐月 「なんだよ、お前ら」
003 長月 「物騒な物向けてるわなァ」
004 ヨッズ 「手をつけと言ったのが…」
005 皐月 「とっつぜん入ってきてわけのかんねーこと言ってんなっつーの!」(男に殴りかかる)
006 長月 「皐月ィ後ろォっ!」
007 皐月 「あ?ガッ…」(振り向いた瞬間、銃身で殴打)
008 ヨッズ 「殴りかかってくるなんざ百年はえーよっ」(ニヤリと転がった皐月を見て言う)
009 長月 「アァー…ガウッ」(飛び掛かり、腕に噛みつく)
010 ヨッズ 「痛ッ…この野郎ッ」(突き飛ばし、銃長月に向け、乱射)
011 長月 「あぅ…あが…あが…」(何発も撃たれ、倒れる)
012 皐月 「長月ッ!」
013 ヨッズ 「痛ぇ…思わず撃っちまった。へへへ」
014 皐月 「あ…ぁ…長月…」(血塗れになった長月を見ながら目を見開く)
015 ヨッズ 「俺ぁ気が短いんだ。怒らせない方がいいぜぇ?」
016 皐月 「長…月…」(這いながら長月に駆け寄る)
017 ヨッズ 「大事な大事なお友達さん殺しちまって悪かったなぁ」
018 皐月 「くっそ…この野郎がぁっ」(怒りを込めて渾身のパンチ)
019 ヨッズ 「言ってるそばから殴りかかってくんなっての」(地面に叩きつけ、蹴る)
020 皐月 「がはっ!?」
021 ヨッズ 「オラァッ」(蹴る)
022 皐月 「ごふっ!」
023 ヨッズ 「へへ、お前は殺さずにいたぶってやるよ…」(残忍な笑みを浮かべる)
024 皐月 「ぐぁ…げほっごほっ」(体を折り、血を吐く)
025 ヨッズ 「へへへ…あちこちで女で遊んで来たが、壊れる時が一番楽しいんだよな」
026 皐月 「なんだよ…あたしはこの程度なのかよ…うぐっ」(つぶやく)
027 ヨッズ 「へへふふふっこの服邪魔だなぁっオラァッ」(皐月の着物剥ぎ取る)
028 皐月 「あぐ…」
029 ヨッズ 「へへへ、これで跡もバッチリ見えるなぁ。モミジッ!」(白い肌の背中に強く叩いて手形つける)
030 皐月 「アァッ!」(目を剥く)
031 ヨッズ 「靴の跡も残るかなぁ?」(背中を踏みつける)
032 皐月 「あがっ…」(肋骨の折れる音)
033 ヨッズ 「あらら、あばらいっちゃった?でもくっきり跡ついたよ?へへへ」
034 皐月 ――だめだ…もう意識が…
035 ヨッズ 「寝させねぇよ」(髪を引っ張り、起き上がらせる)
036 皐月 「うぐっ…」
037 ヨッズ 「寝ちゃったら面白くないだろ?」
038 皐月 「へ…外道がっ」(血反吐を吐き捨てながら睨み付ける)
039 ヨッズ 「んんーその口が言うのかなぁ」(右手で皐月の両頬を押し潰す)
040 皐月 「んぐっ」
041 ヨッズ 「この舌引き抜いてやろうか?んんー?」(左手を皐月の口に突っ込み舌を掴む)
042 皐月 「ガブッ」(思いっきり口を閉じ、指を噛み千切ろうとする)
043 ヨッズ 「アァーッ!噛みやがった!俺の指を噛みやがった!」
044 皐月/td> 「ざまー…がはぁっがぁっ!」(にぃと笑うが、蹴られる)
045 ヨッズ 「半殺しだ…半殺しにしてやるっ!…さっき噛まれた右腕も痺れてきやがったし」(目を血走らせながら)
046 皐月 「げほっげほっ…」(吐血)
047 皐月 ――はは、親父。あたしもうダメみたいだわ。酒蔵なんてクソ食らえだけど…ホントにできなくなるわ…悪い
048 ヨッズ 「あーイライラするぜ…っ!?な、なんだこの手!なんで俺の足掴んでるんだよ!離せっ離せっ!」(長月が両足首をガッツリつかむ)
049 皐月 「長…月…?」
050 長月 「死人に口無しィ…よく言ったものォ。こうして喋れるものォ」(ヨッズを見上げ、ニヤニヤと笑う)
051 ヨッズ 「ひぃ、化け物めっ」(乱射し、長月の右腕を吹っ飛ばす)
052 長月 「アァ…アァ…ァ……どこから食い破って欲しい?今吹き飛ばした右腕みたいにしてあげようかァ」
053 ヨッズ 「うわぁぁぁぁぁぁっ」
054 長月 「皐月ィの痛みはこんなんじゃなかったァ」
055 ヨッズ 「死ねっ、死ねっ化け物ォォォッ」(恐怖に駆り立てられながら銃乱射)
056 長月 「だから死んでるんだってェ。私は死にました。私は死にました。私は死にました。私は死にました。私は死にました。…あなたは死にました。」(ブツブツ言いながら迫り、噛みつく)
057 ヨッズ 「ぎゃあっ!いだいっいだいぃっ!」(のた打ち回る)
058 皐月 ――力が…力が込み上げてくる
059 ヨッズ 「クソォッなんなんだよぉっ!ひっ、な、な、何角なんか生やして…はひゃあぁぁぁぁっ」(皐月の姿を見て腰を抜かす)
060 皐月 「…はぁはぁ」
061 長月 「皐月ィ、大丈夫ゥ?」
062 皐月 「ゲホッゲホッ!…あんましだいじょぶく…ない」
063 長月 「オイラみたいに死んでみるゥ?」
064 皐月 「嫌だ…長月こそ…ごほっごほっ…平気か?」
065 長月 「頭吹っ飛ばされても死なないねェ。死んでるからァ」(頭指差しながらケタケタ笑う)
066 皐月 「ビビったんだぜ…?マジで死んだんじゃって…」
067 長月 「ありがとォ…泣いてくれて嬉しかったァ」(ニィッと笑う)
068 皐月 「仲間だものな…当たり前だろ…」(ニッと笑う)
069 長月 「皐月ィもかっこよかったァ。また変身してなァ」
070 皐月 「へへっ…ダサダサだっ…ゲフッゲフッ…」
071 長月 「小鳥さん呼んでくるゥ」
072 皐月 「…へへっ、情けねぇや…」(意識が途絶え、脱力)



【浴場】(如月がお酌セットを浮かべながら、弥生と一緒に入浴中)

073 如月 「はぁー…風呂での酒は最高だなぁ。やよっちも呑むか?」(徳利を揺らす)
074 弥生 「みぃはお酒呑むと酔っ払うからいいみゃ…」
075 如月 「お子ちゃまにはまだ分からんか、ハハハッ」
076 弥生 「みぃは大人にゃもんっ!」
077 如月 「あとで牛乳飲まないとな」(ポンポンと弥生の頭の上に手を乗せる)
078 弥生 「ミィーー、馬鹿にゃしてー」(尻尾を逆立て威嚇しながら)
079 如月 「風呂上がりの牛乳も最高なんだぞ?」
080 弥生 「きさらはカルアのコト言ってるんにゃろ?」
081 如月 「ははは、ミルク割りな」
082 弥生 「みぃはお酒にゃんて飲まなくてもいいにゃ」
083 如月 「もっと大人になったらきっと、やよっちにも分かるさ」
084 弥生 「そうかにゃぁ?」
085 ヤダ 「ヒャッハァー!皆殺しダァッー」(乱射しながら乱入)
086 如月 「…なんだぁ?」
087 弥生 「にゃにゴトにゃっ!」
088 ヤダ 「野郎はいねぇカァッ!殺したくて仕方ネェッ」(叫ぶ)
089 如月 「風呂場に裸以外で入っていいのは掃除の時だけだぞ」
090 ヤダ 「女二人か、まぁいいっ!半殺しダァッ!ヒャッハァー」
091 弥生 「れ、レレリーにょいる所に侵入する神経が信じられにゃいにゃっ」(顔を真っ赤にしながら言葉噛む)
092 如月 「言えてないぞ、やよっち。…おっと、あーあーあー勿体ないなぁ」(浮かべていたお酌セットの徳利が銃弾で粉砕する)
093 弥生 「きさら、大丈夫にゃ!?」(四つん這いになりながら浴場内を駆け回る)
094 ヤダ 「逃げろ逃げろォっ!」(楽しそうに)
095 如月 「人がゆっくりと楽しんでいたらドドスコ弾ぶち込みやがって…やよっち、あっち頼むわぁ」(ゆらりと浴槽から出て首を回す)
096 弥生 「にゃっ」
097 如月 「アイツらのケツの穴広げないと収まらないわ」
098 弥生 「あーぁ、きさらを怒らせちゃったにゃ…にゃっ!?」(足元に銃撃)
099 ヤダ 「ヒャッハァー!」(楽しそうに)
100 如月 「鬼は人を獲って食らうが、オマエらじゃ酒の肴にもならねぇ…」
101 弥生 「風呂場に来たことを後悔するにゃっ!キシャーっ」(爪を出し、顔面を引っ掻く)
102 ヤダ 「ぬぉっ!痛ェッ引っ掻きやがったな、この猫娘がッ!」
103 弥生 「窮鼠猫を噛むにゃっ!」(得意げ)
104 如月 「やよっち、逆、逆…」
105 弥生 「にゃっ!?猫だって爪自慢にゃ!」(慌てて誤魔化す)
106 如月 「玩具を人に向けてはいけませんって教わんなかったか?」
107 ヤダ 「な…他の奴は!」(周囲を見回し、焦る)
108 如月 「頭ゴチンコしたら割れちゃってねぇ…おネンネシチャッタ」(拳同士ぶつける仕草)
109 ヤダ 「割れるってなぁ…あり得ねぇだろっ」
110 如月 「鬼の怪力はあり得ないパワーでね。オレっちが教えてあげようか?」(ニッと笑う)
111 弥生 「フーッフシューッ次は喉に噛み付いてやるにゃッ!」(牙を剥きながら)
112 ヤダ 「ふ、ふふっヒャッハァー!!」(笑いながら銃乱射)
113 如月 「つっ…そうだなぁ、酒の徳利(とっくり)みたく粉砕してやっか?」(銃弾腕かする)
114 ヤダ 「あぁぁぁぁっ!」(頭を狙うが、照準定まらずぶれて如月の頬をかする)
115 如月 「だから、痛ェって言ってんだろ?俺っちこう見えても舞士でなぁ…顔大事なんだけど?」(切れた頬の血を拭い、男の顔面を鷲掴みし、力を込める)
116 ヤダ 「あぐ…頭…頭が割れ…あが…」(宙に浮きながら必死に頭の手を外そうと必死にあがく)
117 如月 「ったく、すべすべの肌が傷だらけじゃねーか」(放り捨て肩や腕など撫でる)
118 弥生 「きさら、大丈夫にゃ?」
119 如月 「あぁ、酒だ。酒が足んない」
120 弥生 「んにゃ、血の巡り良くしたら血噴き出すにゃ?」
121 如月 「酒呑めば治るっ」(親指立ててウインク)
122 弥生 「治らにゃいにゃ…」
123 如月 「ところで勢いでやっちまったけど…こいつら冥界府の差し金とかじゃないだろーな?訓練でしたとかってったらシャレならんぜ?」(死屍累々の屍を見下ろしながら)
124 弥生 「女将からにゃにも聞いてないにゃ」
125 如月 「そうだよな。総大将何にも言ってないもんな。ハハハッ」(少し考え、豪快に笑う)
126 弥生 「…ところでこの掃除って誰がするにゃ?」
127 如月 「えーと、次掃除担当の奴で…酒切れたからオレっちはパスで」
128 弥生 「にゃにぃっ!?ずるいにゃっ!みぃも耳と爪のお手入れがあるからパスにゃっ」
129 如月 「よーしっ二人でバックレるぞぉっ」
130 弥生 「にゃ〜んっ」






作者のツブヤキ
 四季宿亭のほんわかほのぼのを破壊する回だなーって思います。今さらながら何で書いたんだろうって思いましたが…。
これはこれで一応きっと四季宿亭のもう一つの顔なんだろうなって。女中たちが一番職業別に得意分野が違って個性がはっきり表れてます。
女中たちでほんと様々な娘たちがいるんだって分って頂けるかなって思います。
次回の女将編で完結させます…。

使用報告・リクエスト・感想・コメント応援・随時、受付中! ⇒   掲示板  

(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります)









台本一覧へもどる

オリジナルボイドラ劇場へもどる

声物語劇団へもどる

ブログを見る

★☆先月の台本人気ランキング☆★