シナリオ詳細 | |
掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
作者 | 月宮東雲 |
登場キャラ数 | ♂:7不問:1 |
総セリフ数 | 168 |
製作日 | 2011/7/2〜2011/7/4 |
概要説明 | お金をおろしに銀行に入ったらオレオレ詐欺にあったお爺ちゃんと銀行強盗参上。 気が付いたら瀬渡も馬場も人質になっていて… 銀行強盗は弟想いで、実は熱を出した弟のために薬を買うためにお金が必要で… |
利用にあたって | 利用規約 |
目安時間 |
登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
馬場 長介 (ばば ちょうすけ) |
47 | ♂ | ベテラン年輩刑事。数々の難事件を解決してきた。最近はベテランというキレがなくなってきたとか… |
瀬渡 極 (せと きわみ) |
39 | ♂ | 新米刑事。おっちょこちょいで、落ち着きがない。馬場の相棒となる。色々な事件が起きるとついつい嬉しくなってしまう |
銀行強盗 | 24 | ♂ | 病気の弟の風邪薬を買いに行くのに金が必要として乗り込んだ。 |
英吉 (ひでよし) |
7 | ♂ | 銀行強盗の弟。風邪で熱をだし、寝込んでいたが、テレビを見て駆け付けた |
警備員 | 13 | ♂ | 真面目で天然なところがあり、どこか瀬渡と同じ香りがする。 |
爺さん | 9 | ♂ | オレオレ詐欺の偽孫に騙され、支払いに来たお爺ちゃん。最近の若者について嘆いてる |
リポーター | 16 | ? | テレビリポーター。最近ニュースの顔となり茶の間を賑わせている…と思ったのは勘違い。 |
銀行員 | 13 | ♂ | 普段は真面目な銀行員だが、パニクッて頭の回転の速さがとんでもないことになったため、自分をバイトと称して大絶叫した。 |
001 | 瀬渡 | 「馬場さんっ大変ですっ」 |
002 | 馬場 | 「んあ?どうした?」 |
003 | 瀬渡 | 「財布が空っぽに…」(財布を開きながら) |
004 | 馬場 | 「んじゃあ、今日の昼飯瀬渡はお預けだ」 |
005 | 瀬渡 | 「馬場さん奢ってくれるとかってないんすか?」 |
006 | 馬場 | 「自分の分くらい自分で払え。親しき間柄でも金のやり取りで殺人が起きるんだぞ」 |
007 | 瀬渡 | 「え…馬場さんがこの前借りた120円で返す気ないとか言われて刺されたらどうしよう」 |
008 | 馬場 | 「おまっ…ありゃ奢りだって言ってたじゃねぇか」 |
009 | 瀬渡 | 「ヒドい…馬場さんったらそうやって借金を踏み倒そうと…」 |
010 | 馬場 | 「いいから早く金おろして来い」 |
011 | 瀬渡 | 「ちぇっ…」(口尖らせて銀行へ) |
012 | 馬場 | 「…って、おまっ…何で銀行行くんだよ」(慌てて後追う) |
013 | 瀬渡 | 「うへぇ…混んでますよ、馬場さん」 |
014 | 馬場 | 「金ならコンビニでも下ろせただろうが」 |
015 | 瀬渡 | 「あ、それもそうでしたね」(ポンと手を叩く) |
016 | 馬場 | 「分かったならさっさと…」 |
017 | 瀬渡 | 「でももう受付カード取っちゃいましたから」 |
018 | 馬場 | 「おまえなぁ…勤務中だって事忘れてるんじゃないか?」 |
019 | 瀬渡 | 「いやだなぁ、覚えてますよ。17時までは仕事ですものね」 |
020 | 馬場 | 「なにさも当然そうに定時に帰ろうとしてるんだ」 |
021 | 爺さん | 「孫から電話かかってきたんじゃ!」(唾飛ばしながら) |
022 | 警備員 | 「お爺さん、それ振込め詐欺の可能性ありますよ」 |
023 | 爺さん | 「なんじゃ!人様の息子を詐欺グループの犯人に仕立てあげるとは何様じゃいっ」(すごい剣幕で) |
024 | 警備員 | 「いえ、あくまでも可能性を…」 |
025 | 瀬渡 | 「そういえば最近オレオレ詐欺事件多発してますよね」 |
026 | 馬場 | 「そうだな。信じて疑わない高齢者が狙われ易いからな」 |
027 | 爺さん | 「えぇいっ話にならんっ!人様の孫を結婚詐欺扱いしおって!警察だ!119番に電話してやるわっ」(警備員を突き飛ばしながら) |
028 | 瀬渡 | 「穏やかじゃないですね」 |
029 | 馬場 | 「話がすり替わってる気がするがな」 |
030 | 瀬渡 | 「行きます?馬場さん」 |
031 | 馬場 | 「頑固爺さんは嫌いだ…」 |
032 | 爺さん | 「ったく、サギだのトンビだの、ワシだの好き勝手言いおって!」 |
033 | 瀬渡 | 「だからあのもう一度電話して確認を取った方がですね…」 |
034 | 銀行員 | 「342番でお待ちのお客様。342番の番号札でお待ちのお客様」 |
035 | 瀬渡 | 「お、次かな。馬場さん見てください。343…みよさん」 |
036 | 馬場 | 「誰だ?」 |
037 | 瀬渡 | 「いや、なんとなく。みよさんって数字で名前できるんですよ?」 |
038 | 馬場 | 「だからなんだ…」(眉寄せる) |
039 | 強盗 | 「動くなっ!全員手を挙げろっ」(銃を片手に怒鳴る) |
040 | 馬場 | 「うん?なんだ?」 |
041 | 銀行員 | 「ご、強盗だぁっ!」(勢いよく椅子から立ちあがる) |
042 | 瀬渡 | 「今日って訓練の届け出、出てましたっけ?」 |
043 | 銀行員 | 「ぎ、銀行強盗だぁっ!」 |
044 | 強盗 | 「黙れっ!今すぐシャッターを下ろせっ!妙な真似したら命はないと思え!」 |
045 | 銀行員 | 「ひぃっ」 |
046 | 馬場 | 「馬鹿野郎、ありゃ本物だ」 |
047 | 瀬渡 | 「ホントですか?やたっ銀行強盗に会っちゃった」(嬉しそうに) |
048 | 馬場 | 「緊張感持て瀬渡!」 |
049 | 瀬渡 | 「スミマセン…つい嬉しくなっちゃって…」 |
050 | 銀行員 | 「僕、アルバイトォォォォッ!」(カウンターを乗り越えて飛び降り、入口へと走る) |
051 | 馬場 | 「銀行員が逃げ出したぞ…」 |
052 | 瀬渡 | 「あ、シャッターに挟まれちゃいますよ!」 |
053 | 銀行員 | 「アルバイトォォォッ!!」(叫びながらスライディングをし、シャッターすれすれで外へ) |
054 | 馬場 | 「…人間の執念って凄いな…」 |
055 | 爺さん | 「老人をいたわれ、バカちんがぁっ」(杖を振り上げ、怒る) |
056 | 瀬渡 | 「あぁ、お爺さんそんなこと言ったら…」 |
057 | 強盗 | 「…すんません」(頭下げる) |
058 | 爺さん | 「これだから最近の若もんは…ったく」 |
059 | 強盗 | 「妙な行動をするなよっ!警察なんか呼んでみろっ!オレ逮捕だバーローめっ」 |
060 | 馬場 | 「そりゃそうだろうな…」 |
061 | 警備員 | 「動くなっ!警察だっ!」(強盗の背後に) |
062 | 馬場 | 「ん?俺たちの他にもいたか」 |
063 | 警備員 | 「じゅ、銃を捨てろっ!今すぐそ、そこから下りてだな…」(警棒突きつけながら) |
064 | 瀬渡 | 「あれ?あれってさっきお爺さんと話していた警備員さんじゃないですか?」 |
065 | 強盗 | 「お前、死にたいのか?警棒相手でやろうってか?」(銃向ける) |
066 | 警備員 | 「すみません。ただのしがない警備員です。はい…警察とか嘘吐きました…はい」(頭下げる) |
067 | 強盗 | 「警備員かよ、驚かせやがって」 |
068 | 警備員 | 「はい、すみません。もうしないんで許して下さい…」(ペコペコ頭下げる) |
069 | 強盗 | 「ったく、次出てきたら容赦しねぇからな」 |
070 | 警備員 | 「はい…向こうで黙ってます。大人しく三角座りしてます…」(壁際へ移動開始) |
071 | 馬場 | 「一気に弱々しくなったな」 |
072 | 爺さん | 「ふん、これだから近頃の若もんは…」 |
073 | 強盗 | 「全員財布を出せ!おっと、少しでも妙な動きしてみろ!分かってるな?」 |
074 | 瀬渡 | 「あれ?財布から盗るんですかね?」 |
075 | 馬場 | 「銀行に来て学生のカツアゲなことだけして帰る馬鹿がいるか」 |
076 | 強盗 | 「思ったより少ないな…仕方ない…財布よりもっと多く手に入れられんかなぁ」 |
077 | 瀬渡 | 「銀行に来て銀行から金盗らないで帰ろうとしている!」 |
078 | 強盗 | 「あ?銀行の融資が一分一秒でも早く受けられないと会社が潰れる?よし帰れ」 |
079 | 瀬渡 | 「人質を解放し始めましたよ」 |
080 | 馬場 | 「人質は多いと足を引っ張るからな、定石だ」 |
081 | 強盗 | 「子供が家でお腹を空かせてる?帰れ。見たいドラマが始まる?録画して戻って来い。何?テレビに映るのにカツラをつけたいから床屋へ行く?行けっ。確かに薄らハゲは恥ずかしいもんな」 |
082 | 警備員 | 「ちょっと待てバーコードハゲッ!なに変な理由で抜け駆けしようとしているんだ」(走り去ろうとするオジサンの肩掴む) |
083 | 馬場 | 「またあの警備員か…」 |
084 | 警備員 | 「そんなんでここから出られるなら俺も出たいよっ」 |
085 | 強盗 | 「お前はダメだ。」(警備員をジロりと睨む) |
086 | 警備員 | 「あ、はい…すみません。調子に乗り過ぎました…はい」(小さくなって謝る) |
087 | 強盗 | 「さて、お前一発芸やれ」(馬場を指差す) |
088 | 馬場 | 「あ?」 |
089 | 強盗 | 「あ?じゃねーよ。おっさんだおっさん」 |
090 | 瀬渡 | 「馬場さん、頑張って下さい…」 |
091 | 馬場 | 「おい…何で俺なんだ…」 |
092 | 強盗 | 「歳的に宴会芸の一つや二つ知ってるんだろ」 |
093 | 瀬渡 | 「馬場さん、ほら、腹踊りとか…」 |
094 | 馬場 | 「誰がやるかっ」 |
095 | 爺さん | 「はん、近頃の若もんは宴会芸の一つもできんのかっ」 |
096 | 馬場 | 「なら爺さんがやれよ…」 |
097 | 警備員 | 「あ、警察の方いますかっ警察の方ッ」 |
098 | 馬場 | 「まーたでしゃばりやがったな。お医者様いませんかじよあるまいし、誰が名乗るか。なぁ?瀬渡」 |
099 | 瀬渡 | 「はいっ!はーいっ!」(手を大きく振る) |
100 | 馬場 | 「は?」 |
101 | 瀬渡 | 「何か事件ですかっ」 |
102 | 警備員 | 「大変です、銀行強盗が。すぐに応援と現状況をなんとかして下さいっ」 |
103 | 馬場 | 「馬鹿野郎ッ何名乗ってんだ!」 |
104 | 強盗 | 「何?サツが紛れ込んでいたのかっ」(瀬渡たちの方を向く) |
105 | 瀬渡 | 「あ…スイマセン。つい、反応しちゃって…」 |
106 | 強盗 | 「どいつだ?サツは?」 |
107 | 瀬渡 | 「あっ、この馬場さんって人です」(馬場を指差す) |
108 | 馬場 | 「何故俺を巻き込む。俺に何か恨みでもあるのか?瀬渡ッ」(瀬渡の首を絞め揺らす) |
109 | 瀬渡 | 「ぐ、ぐるじいです…馬場さん…ズミマセンー…」 |
110 | 馬場 | 「あの警備員もお前も犯人とグルな気がしてきたっ!」 |
111 | 強盗 | 「他にはいないだろうな…?やっぱりお前は腹踊りしてろ」 |
112 | リポーター | 「こちら銀行強盗が立てこもっている第三帝国銀行です。今、銀行の前に来ているのですが、シャッターが閉められていて中の様子が見ることができません」 |
113 | 銀行員 | 「僕、アルバイトォォォッ」(銀行から出てくる) |
114 | リポーター | 「あ、銀行員の方でしょうか?第三帝国銀行の制服を着られております。中から出てこれたのでしょうか?」(マイク向ける) |
115 | 銀行員 | 「僕、アルバイトォォォッ!」 |
116 | リポーター | 「アルバイトの方ですか?」 |
117 | 銀行員 | 「あ、はい。銀行員じゃないです。だから責任取れとか逃げたからって非難するとかやめて下さい」 |
118 | リポーター | 「あの、名札の方が…」(胸元の名札指差す) |
119 | 銀行員 | 「あ…モザイクとかカットお願いします」(顔隠し始める) |
120 | リポーター | 「あのこれ生中継で…」(苦笑) |
121 | 銀行員 | 「え?じゃあ、映っちゃってる?」 |
122 | リポーター | 「えぇ…」 |
123 | 銀行員 | 「バッチリ?」(顔真っ青になりながらカメラ指差す) |
124 | リポーター | 「えぇ、バッチリ…」 |
125 | 銀行員 | 「ぼ、僕アルバイトォォォッ!」(叫びながら全力疾走) |
126 | リポーター | 「あ、あの銀行員の方なんですよねぇー?…あ、行っちゃった」 |
127 | 英吉 | 「すみません…ごほごほっ」 |
128 | リポーター | 「あ、ごめんなさい。今入った情報によりますと犯人は単独犯でまだ要求は出されていないようです」 |
129 | 英吉 | 「あの…中に入りたいんですけど…」 |
130 | リポーター | 「あ、中の様子がこちらから分かるようです。…人が、上半身裸の男性が踊っています。犯人でしょうか…」 |
131 | 英吉 | 「中に兄さんがいると思うので…」 |
132 | 瀬渡 | 「馬場さん、マスコミが押しかけてますよ…」 |
133 | 馬場 | 「もう勘弁してくれ…」(額を押さえながら) |
134 | 瀬渡 | 「トップダンサーになるチャンスですよ」 |
135 | 馬場 | 「なるかっ」 |
136 | 強盗 | 「くそぉっ、金が…金が必要なんだ!」 |
137 | 馬場 | 「おい、何で金が必要なんだ?」 |
138 | 強盗 | 「病気で寝ている弟の薬を買う金が必要なんだ!」 |
139 | 馬場 | 「薬ってヤクか?」 |
140 | 強盗 | 「ちげぇっ!熱を下げる薬だ!」 |
141 | 瀬渡 | 「病気の弟のために…なんて弟想いなんだ…イイハナシダナー」 |
142 | 警備員 | 「イイハナシですねー」 |
143 | 英吉 | 「兄さんっ」(入ってくる) |
144 | 強盗 | 「英吉!お前、熱下がってないだろっ何で来たんだっ」 |
145 | 英吉 | 「兄さんっ!財布はタンスの上と言っただろう」 |
146 | 強盗 | 「スマン、見つからなかったんだ」 |
147 | 英吉 | 「風邪薬のためにやめてくれよ…ごほごほっ」 |
148 | 強盗 | 「英吉、無理すんなっ」 |
149 | 馬場 | 「風邪薬…」 |
150 | 瀬渡 | 「財布が見つからず銀行強盗…イイハナシダッタノニナー」 |
151 | 馬場 | 「一件落着だな。散々な目に遭ったがな…」 |
152 | 英吉 | 「皆さん、兄さんがご迷惑をおかけしました…」 |
153 | 馬場 | 「瀬渡、救急車呼んでおけ」 |
154 | 瀬渡 | 「はいっ」 |
155 | リポーター | 「あ、今人質が解放されたようです。腹踊りの方ですね」(馬場にマイク向ける) |
156 | 馬場 | 「なんだ、それは」(怪訝な顔で見る) |
157 | リポーター | 「あの、銀行の中で腹踊りしていましたよね。キレがあったと評判ですが、ダンサーか何かですか?」 |
158 | 馬場 | 「ノーコメントだ…」(苦虫を噛み潰したような顔) |
159 | 瀬渡 | 「警察だ。通してもらおう!」(警察手帳を突き出しながら) |
160 | リポーター | 「あ、警察の方もいらっしゃったんですね!今回解決したのは警察の方がいたからでしょうか?」 |
161 | 瀬渡 | 「馬場さん、答えていいですか?」(ウキウキしながら) |
162 | 馬場 | 「黙ってろ…」 |
163 | リポーター | 「あれ?もしかして刑事さんなんですか?腹踊りされていたのは刑事さんだったんですか?」 |
164 | 馬場 | 「ノーコメントだっ」 |
165 | リポーター | 「腹踊りで市民を救ったんですね。腹踊りで市民を救う英雄が登場です!銀行強盗から救ったのはベテランの…」 |
166 | 馬場 | 「行くぞ、瀬渡」 |
167 | 瀬渡 | 「は、はいっ」 |
168 | 爺さん | 「近頃の刑事もまだまだ捨てたもんじゃないなっ」 |
作者のツブヤキ |
またもやリクエストを頂きましたので、『刑事×2物語』を創ってみました。 さてさて質問でありましたが、どうやらこのタイトルの読み方が…ってことでしたので記載させて頂きます。 自分は『けいじけいじ ものがたり』と呼んでおりましたが・・・『デカ』と呼ばれる方もいるんですね。まぁ、参考程度でお好きに呼ばれればいいかなってw そして注文にあった、一般の方々に聞かせて引かれないもの…になってるでしょうか(苦笑) 馬場の腹踊りでアウトな気がしますが、そこだけちょっと工夫してアドリブ・アレンジをされるといいと思います。 それでは存分に楽しまれてくださいねッ! |
(※どの作品からのコメントなのか、URLのfree/○○○.htmlの『数字3桁のみ』の後、続けてコメントを記載して頂けると助かります) |