| シナリオ詳細 | |
| 掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
| 作者 | 月宮東雲 |
| 登場キャラ数 | ♂:1♀:4不問:1 |
| 総セリフ数 | 134 |
| 製作日 | 2011/6/24〜2011/6/24 |
| 概要説明 | 梅雨の季節はアジサイがものの見事に咲きますが、カエルやカタツムリの季節。 おまけにナメクジまで…ぬめぬめヌルヌルの体液を撒き散らしてお掃除が大変。 あきが悪質な客、エロガマガエルに絡まれて… |
| 利用にあたって | 利用規約 |
| 目安時間 | 13分程度 【〜20分】 |
| 登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
| 四季 | 10 | ♀ | 四季宿亭の仲居達を束ねる女将。裏の世界でも顔が利き、広い人脈を持っている。四季さんを敵に回すと怖い…。 |
| はる | 35 | ♀ | 小稲荷神社で土地神をしていたが、小火で焼失し、神社新設するため出稼ぎに四季宿亭へ |
| なつ | 36 | ♀ | 面白いことを求めて仲居になった獣人。サボり癖が激しくしょっちゅう四季に怒られる。 |
| あき | 21 | ♀ | 修行の一環で仲居をする人間侍娘。真面目で単純なため、からかわれやすく、刀をよく振り回す。 |
| ガマ | 17 | ♂ | エロガマガエル。酒癖が悪く、すぐ女に手を出すオヤジ。ぬめった舌で舐められると背筋がゾクゾクくる…いろんな意味で |
| でんでん | 15 | ? | カタツムリのお客様で、四季宿亭の常連。頭の上から触覚が二本にゅっと伸びている。 |
| 001 | はる | 「ひゃああぁぁぁっ」 |
| 002 | なつ | 「どうした、はる!」(襖勢いよく開ける) |
| 003 | はる | 「塩ッ塩ッ!」(塩壺を抱え、塩をナメクジにばら撒く) |
| 004 | なつ | 「おい、それお客様だぞ」 |
| 005 | はる | 「はぁぁっスミマセン!スミマセン!」(目を見開き、必死に塩かけて小さくなったナメクジに謝る) |
| 006 | なつ | 「ナメクジ溶けちまった…」 |
| 007 | はる | 「ひぃ…スミマセン…」(涙目) |
| 008 | なつ | 「何やってんだよ、はる…」 |
| 009 | はる | 「ごめんなさい、なっちゃん…ヌメヌメしてて…」(涙を拭いながらなつに駆け寄る) |
| 010 | なつ | 「確かにな、この時期になると多いよな、体液まき散らすお客様」 |
| 011 | はる | 「はい…さっき滑って転んでしまいましたぁ…」(お尻をさすりながら) |
| 012 | なつ | 「少しは掃除するこっちの身にもなれっての!あっ、また廊下が粘液まみれになってやがる!」(廊下見て目をツリ上げる) |
| 013 | はる | 「はぅぅ…」 |
| 014 | なつ | 「うへぇっお掃除部隊雇わないと回らないぞこれ…」 |
| 015 | でんでん | 「あの…仲居さん」(廊下から) |
| 016 | なつ | 「はいはい?」 |
| 017 | でんでん | 「大露天風呂はこっちであってる?」 |
| 018 | なつ | 「はい、このまま真っ直ぐ進んで頂き、突き当たりを左に曲がられますと看板が出ておりますので」 |
| 019 | でんでん | 「ほいよ。あんがとさん」(かるく会釈して去る) |
| 020 | なつ | 「ごゆるりとお寛ぎ下さい」 |
| 021 | はる | 「…触覚生えてましたね」(後姿見ながら) |
| 022 | なつ | 「ありゃ、カタツムリのでんでんさんだ」 |
| 023 | はる | 「常連さんですか?」 |
| 024 | なつ | 「あぁお得意様だ。あの触覚を見る度に引っ張りたくなる」(両拳で握るジェスチャー) |
| 025 | はる | 「え?」 |
| 026 | なつ | 「だが、あの触覚粘液でメタメタしてる」 |
| 027 | はる | 「触ったことあるの!?」 |
| 028 | なつ | 「四季ちゃんの目の前でやってぶっ飛ばされた」 |
| 029 | はる | 「そりゃあ…」 |
| 030 | なつ | 「いや、なんかウズウズ来るんだよね。あぁもにょきって生えていると」(うずうず…) |
| 031 | はる | 「ダメだよ、なっちゃん。お客様なんだから」 |
| 032 | なつ | 「はるにも分かる時が来るっ。きっと来るっ」 |
| 033 | はる | 「来ないと思うけど…」(呆れたように) |
| 034 | あき | 「大浴場は階段を降りられて右手側となっております」 |
| 035 | ガマ | 「おぅおぅ」 |
| 036 | あき | 「タオルなどは浴場にもございますが、各部屋に備え付けられているものをお使い頂きますよう御協力お願い致します…」(立ち上がり、退室しようとする) |
| 037 | ガマ | 「でへへ、姉ちゃんイイ尻してるなぁ」(舌であきの尻を舐める) |
| 038 | あき | 「ひっ…」(驚く) |
| 039 | ガマ | 「でへへへ」(あきの傍による) |
| 040 | あき | 「う…酒臭…」(顔をしかめ、鼻を押さえる) |
| 041 | ガマ | 「どうだ?オッチャンといいことせんか?あー?」(顔近付ける) |
| 042 | あき | 「…飲酒状態での入浴は大変危険ですのでご遠慮頂きますよう御理解下さい…」 |
| 043 | ガマ | 「んじゃば、醒めるまでオッチャンと付き合ってもらうか。でへへへ」(舌を着物の中に這わせて舐め回す) |
| 044 | あき | 「ひぐ…やめっ…」(涙目になりながら離れようとする) |
| 045 | ガマ | 「でへへ、可愛いのぅ可愛いのぅ…」(下卑た笑いを浮かべながら) |
| 046 | あき | 「いい加減しないと…客であろうが…き、き…」(腰に差した刀に手をかける) |
| 047 | ガマ | 「あー?」 |
| 048 | はる | 「ダメです!あきちゃんっ」(飛び込んでくる) |
| 049 | あき | 「はる殿!?」 |
| 050 | ガマ | 「お前さんも混ざるか?でへへ」(よだれ垂らしながら) |
| 051 | あき | 「いやぁ…あきちゃんがヌメヌメしてる…」(唾液まみれのあきを見て一歩下がる) |
| 052 | あき | 「某も好きでなったわけじゃない!」 |
| 053 | ガマ | 「オッチャン、気持ち良くするの得意だぞぉ。ぐへへ」(舌なめずりしながら二人に近づく) |
| 054 | なつ | 「オッサン、調子に乗り過ぎだぞ」(障子開け、入ってくる) |
| 055 | ガマ | 「あー?俺は客だぞぉ、客に尽くすのがお前らの仕事だろぉ?」 |
| 056 | 四季 | 「確かに四季宿亭はお客様に満足して頂くために様々なサービスを行ってますが遊郭と勘違いしてもらっては困りますね、エロガエル」(キセルをふかしながら) |
| 057 | あき | 「四季殿!?」 |
| 058 | ガマ | 「客になんて口利くんだ!女将を呼べっ!責任者を出せっ」(顔を真っ赤にして徳利倒す) |
| 059 | 四季 | 「もう来ております。四季宿亭の女将の四季でございますが」 |
| 060 | ガマ | 「無礼な口を利いたのは貴様かっ!客に向かって…」 |
| 061 | 四季 | 「お客様、お酒が少し過ぎたのでは?」(徳利を持ち、揺らす) |
| 062 | ガマ | 「なんだとぉ?」 |
| 063 | 四季 | 「ここはお宿。女性を連れ込んで如何しようと私共は関与致しませんが、仲居や女中どもに手出しをするなら話は別です」(三人を見た後、ガマを睨む) |
| 064 | ガマ | 「むむむ」 |
| 065 | 四季 | 「ここは遊郭とは違いますっ!貴方は来るところ間違っておいででは?女遊びをしたければ余所へお行き下さい」(強い口調で) |
| 066 | ガマ | 「く…」(一歩下がる) |
| 067 | 四季 | 「お部屋の代金は全額お返しします。今すぐ荷物まとめてお引き取り下さい」 |
| 068 | ガマ | 「なんだとっ」 |
| 069 | 四季 | 「これ以上ここに滞在するようでしたらこの子に慰謝料を支払うか、斬られるか…、閻魔大王様をお呼びして法的手段も辞しませんが…」(強い態度で) |
| 070 | ガマ | 「けぇーっ、こんなヒドい宿屋二度と利用するかっ!」(カバン持って唾液撒き散らしながら勢いよく出ていく) |
| 071 | 四季 | 「えぇ、こちらも二度とご利用できないようさせて頂きます」(キセルをふかす) |
| 072 | なつ | 「…ふぅ、さすが四季ちゃん」(尻尾を垂らして警戒を解きながら) |
| 073 | はる | 「あきちゃん大丈夫?」 |
| 074 | あき | 「あ、あぁ…」(乱れたまま半ば放心状態) |
| 075 | 四季 | 「たまにあぁいった客がいるから気をつけないと。それにあきも酒出し過ぎだ。厨房から話聞かなきゃ来なかったぞ」 |
| 076 | あき | 「も、申し訳ない…」(うなだれる) |
| 077 | 四季 | 「とにかく…そんな格好じゃ仕事にならん。風呂入って着替えて来い」(顎で指示出し、踵を返し出ていく) |
| 078 | なつ | 「はる〜もう少しタイミングずらせば良かったのに…」 |
| 079 | はる | 「え…どうして?」 |
| 080 | なつ | 「あきが、あへぇらめぇって絶対見れない姿見られたのに」(体を抱くようにモジモジさせてニヤニヤ笑う) |
| 081 | あき | 「なつ、貴様…」 |
| 082 | なつ | 「あー、あたしももう少し遅けりゃ二人の乱れ姿を見れたのか」(考えるようなポーズ) |
| 083 | はる | 「もう、なっちゃん」(頬を膨らませる) |
| 084 | あき | 「斬るっ」(抜刀し、なつに襲い掛かる) |
| 085 | なつ | 「ばっちー、体液まみれで事後のあきが、来るぞー」(笑いながら部屋飛び出す) |
| 086 | あき | 「事後言うなっ!」(顔真っ赤にしながら) |
| 087 | はる | 「あきちゃん、お客様通るかもしれないから刀振り回しちゃダメですー」(あきを追いかけながら) |
| 088 | あき | 「えぇいっ、なつはその尻尾を切り落とさんと分からんかっ」 |
| 089 | でんでん | 「あのぅ、食事会場は…」(廊下ですれ違う) |
| 090 | なつ | 「階段を上がられて左側でございますっ」(頭下げてあきの太刀筋を避ける) |
| 091 | でんでん | 「どう…ひぃっ」(お礼を言う途中に触覚切られる) |
| 092 | あき | 「あ…」 |
| 093 | はる | 「あきちゃん!」 |
| 094 | なつ | 「触覚もげた…」(地面に転がった2本の触覚を見て呟く) |
| 095 | あき | 「あわわわわ…大変申し訳ありませんっ!」(目を見開き謝罪) |
| 096 | でんでん | 「あらら…触覚切り落とされちゃった」(呆然) |
| 097 | なつ | 「どーするのよ…」 |
| 098 | はる | 「わわ私からも大変申し訳ありませんでしたっ!!」(慌てて土下座する) |
| 099 | あき | 「この償いはせ、切腹で…切腹で償いまするぅ…」(顔を真っ青にし、あぐらをかき刀を抜く) |
| 100 | でんでん | 「いや、痛くはないから平気なんだけど…。切腹はいいから私に合う素敵な帽子を捜してもらえますか?」 |
| 101 | あき | 「はいぃっ!ただちに致しますっ!」(走り去る) |
| 102 | なつ | 「あーぁ、だから刀振り回すなって言ったのに」 |
| 103 | はる | 「本当に申し訳ありませんっ」(勢いよく頭下げる) |
| 104 | でんでん | 「いやいや、そういったドタバタも私は好きだからいいのよ。それが楽しみで来てるのもあるから」(苦笑しながら) |
| 105 | はる | 「そう言われましても…」 |
| 106 | でんでん | 「そこの子には触覚握られてるし、あなたは何をしてくれるのか楽しみにしているよ」 |
| 107 | なつ | 「何をやらかすか期待してるってよ、はる」(キシシと笑いながら) |
| 108 | はる | 「あの…傷口触っても…?」 |
| 109 | でんでん | 「あぁ、平気平気。その内生えてくるから」 |
| 110 | はる | 「少々失礼します…」(でんでんの触覚の傷口に触れる) |
| 111 | でんでん | 「んぅ?おぉ?」(淡い光が包みこみ、触覚が生えてくる) |
| 112 | なつ | 「触覚が…」 |
| 113 | はる | 「触覚の成長速度を少し早めました」(ニコッと笑顔) |
| 114 | でんでん | 「おぉ…すごいね。ありがとう」 |
| 115 | はる | 「いえいえ、せめてもの償いです」 |
| 116 | なつ | 「はる、スゲーな…」 |
| 117 | でんでん | 「他のお客さんにはしちゃ、怒られるだけじゃ済まないかもよ?気をつけなさいね」 |
| 118 | はる | 「はいっ肝に銘じます!」 |
| 119 | なつ | 「ご迷惑おかけしました」 |
| 120 | でんでん | 「まぁこんなハプニングがあるからここに来るのをやめられないのね」 |
| 121 | はる | 「本当に申し訳ありませんでしたっ」(頭下げる) |
| 122 | でんでん | 「食事を楽しませてもらうよ。じゃあね」(手を振りながら去る) |
| 123 | なつ | 「…ったく、あきの奴少しは落ち着けっての」 |
| 124 | はる | 「なっちゃんもです!」(頬膨らませながら) |
| 125 | なつ | 「えー?わっ、廊下ぬめってる!」(歩き始め、違和感を感じ、足元見て叫ぶ) |
| 126 | はる | 「お客様来る前に掃除しないと」 |
| 127 | なつ | 「あとであきにも何かさせないと収まらないな」 |
| 128 | はる | 「もう、なっちゃん!」 |
| 129 | なつ | 「あとでこの粘液頭からかけるか」(ニヤッと笑う) |
| 130 | はる | 「嫌過ぎます…」 |
| 131 | なつ | 「少し罰受けてもらわないとなぁ」 |
| 132 | はる | 「四季さんに怒られても知りませんよ…」 |
| 133 | なつ | 「あきをからかうのが楽しければオーケー。さ、さっさと終わらせようぜ」 |
| 134 | はる | 「はぁ…もぅ大変っ」(雑巾で床を拭きながら大きくため息をつく) |
| 作者のツブヤキ |
| 四季宿亭が大好きすぎて生きるのが辛い…。 さてさて季節ものに分類するか微妙なラインでしたが、カエルやカタツムリってことで6月というくくりにしました。 元々月毎の女中の容姿は――って話から6月はカタツムリの擬人化じゃないの?とメンバーに言われ… その時にはもう水無月は河童って決まっていたんだけど。カタツムリの触覚か!ってことで書きました。 あきがカエルの舌責めされているシーンの台本書いてる最中、歩道橋降りたところで突然鼻血が止まらなくなって… 血塗れになっていた月宮です。ビビりました。別にあきちゃんの妄想で鼻血出したとか、そんなんじゃないと思うのですが、ビビりました。 |
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