刑事×2物語-あんぱんと牛乳-

刑事×2物語-あんぱんと牛乳-

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :4:1不問:2
総セリフ数 205
製作日 2011/6/22〜2011/6/22
概要説明  今度は容疑者のアパートの張り込み!
初めての任務に舞い上がった瀬渡はコンビニで朝食を買ってきたのだが…
刑事×2物語 × 東龍飯店 初コラボ作品ッ!!
利用にあたって 利用規約
目安時間
登場キャラ セリフ数 性別 備考
馬場 長介
(ばば ちょうすけ)
69 ベテラン年輩刑事。数々の難事件を解決してきた。最近なんかやられ役…というかダメオヤジタグつけられ始めた
瀬渡 極
(せと きわみ)
66 新米刑事。おっちょこちょいで、落ち着きがない。馬場の相棒となる。そろそろ新米タグが外れそう…
古 美文
(くー めいうぇん)
28 東龍飯店の看板娘。実は素晴らしい脚を持っているとか…いや、脚線美とかそういった意味じゃ…ゲフンゲフン
中田 克伸
(なかた かつのぶ)
16 連続覗き魔の容疑者としてマークされていた。高校の時、自称陸上をやっていた
謎の外人 11 パスポートを持っているか怪しいガッツリ体系の片言外国人さん。中田とトモダチ。人類ミナ兄弟。
巡査 9 交番に勤務する巡査。片言の外人に『外がウルサイ』との苦情を受けて駆け付けた。
通行人 6 仕事帰りにただ歩いてた通行人。理不尽に痴漢に仕立て上げられる。シチュ的には男性の方があっているかもしれない



【電柱の陰から】(アパートを見張る馬場と買い出しから戻ってきた瀬渡)

001 瀬渡 「馬場さん、朝食買ってきましたよ」
002 馬場 「しぃ、静かにしろ瀬渡。中田にバレるだろ」
003 瀬渡 「スミマセン、こういうの初めてで…」
004 馬場 「馬鹿野郎、刑事の基本は張り込みだろうが」
005 瀬渡 「ですよねー、つい嬉しくなっちゃって。はい、乾パンと牛乳」(コンビニの袋から取り出す)
006 馬場 「馬鹿野郎、それは災害用だろ。何で乾パンなんだよ」
007 瀬渡 「張込み用って言ったらすぐ食べれるパンの方がカップ麺よりいいじゃないですか。それと不足しがちなカルシウム摂取に牛乳」
008 馬場 「そりゃ確かにそうだが、乾パンはないだろ…」
009 瀬渡 「意外とイケるんですよ?乾パン三枚で一日過ごした奴知ってますし」
010 馬場 「張込みの飯は牛乳と…」
011 瀬渡 「あんぱんウマァ…」(あんぱん頬張りながら)
012 馬場 「ん…あ?あ?何でおまっ、ちょ…あんぱん食ってんだ!」(二度見し、瀬渡のアンパン取り上げる)
013 瀬渡 「馬場さん、僕のあんぱんです。それ僕のあんぱん」(取り返そうと必死)
014 馬場 「何でお前だけあんぱん食ってんだよ」
015 瀬渡 「馬場さんには乾パン渡したじゃないですか」(乾パンの缶詰指差す)
016 馬場 「なんだ?上司いびりか?上司いびりなのか?」
017 瀬渡 「僕が何食ったって馬場さんには関係ないでしょう」
018 馬場 「何で俺よりいいもん食ってんだよ!それに張込みにはあんぱんと牛乳って大概決まってるんだよ」
019 瀬渡 「298円ですよ?馬場さんの。僕のは98円。乾パンって意外と高いんですよ?」
020 馬場 「だからなんで乾パンなんだよっ」
021 瀬渡 「あ!馬場さん、人出てきましたよ」(アパートの方、指差す)
022 馬場 「くそ…よし、行くぞっ」(駆け出す)
023 瀬渡 「中田克伸、警察だ。署まで来てもらおう」(走りながら警察手帳出す)
024 馬場 「馬鹿野郎、もっと距離詰めないと逃げられるだろうがっ」
025 外人 「What?タナカサァン?ワタシ、タナカじゃナァイ」(振り向き首をかしげる)
026 馬場 「田中じゃない、中田だ」
027 外人 「中新田サァン?アーハン?オ〜イェ!鈴木サァンはアッチ行ったヨ?」
028 馬場 「おい、瀬渡!どう見ても人違いだろ」
029 瀬渡 「イエス、高橋さんはどちらに?」
030 外人 「ミスター高橋?アー、ンー、ワタシワカリマセーン」
031 瀬渡 「オ〜イェ」(ハイタッチ)
032 外人 「オ〜イェ、ワタシのトモダチー」(握手して笑顔)
033 瀬渡 「トモダチー」
034 馬場 「何してるんだ、瀬渡」
035 外人 「オニイサン、刑事サンネ」
036 瀬渡 「そうそう。今張込み中で…」
037 馬場 「余計なこと言うな、瀬渡」
038 外人 「…中田サァンッ!ケーサツキテるヨォッ!サッサと逃げた方が身のタメヨー」(声張り上げる)
039 馬場 「な…」
040 中田 「ちっ!サツが来たのか!」(アパートの窓が開き、顔を出す)
041 外人 「デカヨォッ!でもアレハ俺の方ガデカいヨォッ!」
042 馬場 「中田ァッ!瀬渡、お前が余計なこと言うからだぞ」
043 瀬渡 「スミマセン…」
044 外人 「オゥ、トモダチワルくない」(首横に振る)
045 瀬渡 「あの放してもらえます?」(目線で手を見る)
046 外人 「アナタのナニ小サイネ」
047 中田 「ち…捕まってられるか!」(逃げ出す)
048 馬場 「おいコラ待て!中田ァッ。何してんだ瀬渡!早く追え!」
049 瀬渡 「この外人さん放してくれなくて…」
050 馬場 「おい、公務執行妨害で逮捕するぞ」
051 外人 「タカハシサァンはアッチ!ワタシはオカダ!」(指で方角指し、自分に手を当てる)
052 馬場 「知るかっ!」
053 瀬渡 「あ…とれた」
054 馬場 「早く追うぞ!」
055 外人 「ユウハンまでニハ帰っテオイデー」(呼びかける)
056 馬場 「変な奴に構ってんな馬鹿野郎が!」
057 瀬渡 「外人さんに絡まれたんですよ」
058 馬場 「嘘吐け!くそ、中田め、どこ行きやがった」(キョロキョロ見回す)
059 瀬渡 「高橋さんならあっちらしいですよ」(指差す)
060 馬場 「誰だよ高橋って!大体あのうさん臭い外人の言うこと信じるな阿呆が!」
061 瀬渡 「もう一度張込みをやりましょう!」(キリッ
062 馬場 「なに正論だみたいな顔してるんだ」
063 瀬渡 「ザ・犯人は現場にモドル☆」(顎に指当てポーズ決める)
064 馬場 「確かにそうかもしれないが…」
065 瀬渡 「大家さんに空き部屋借りてきます」
066 馬場 「長丁場になりそうだな…」



【張り込みのアパートの部屋】(大家に借りて二人して部屋で待機)

067 馬場 「ったく、瀬渡が余計なこと言わなきゃ中田を捕まえられたのに」
068 瀬渡 「いやぁ、あぶり出して捕まえようかなって…」
069 馬場 「お前にはまだ早いっ!ならしっかり捕まえろ」
070 瀬渡 「まぁまぁ、部屋借りましたし」
071 馬場 「…あのな、気になったんだがここホントに空き部屋なんだろうな」
072 瀬渡 「空き部屋らしいですよ?」
073 馬場 「随分と生活感溢れてるし、心なしか女性の匂いがするぞ」
074 瀬渡 「またまたぁ。いいんですか?奥さんに言っちゃいますよ」
075 馬場 「馬鹿野郎、まだ浮気もしていないだろうが」
076 瀬渡 「でも空き部屋なのに服とかありますね」
077 馬場 「チャイナドレスとか…コスプレ好きとか。どうみても女物だぞ」
078 瀬渡 「確かに大家さんは昼間は空き部屋って…」
079 馬場 「瀬渡、昼間空き部屋ってことは…夜は…」
080 クー 「ただいまネー」(玄関から)
081 瀬渡 「住人帰って来たぁっ」(咄嗟にベッドの下に潜り込む)
082 馬場 「どうすんだ、瀬渡」(ベッドの下に隠れながら)
083 クー 「あぁ、マスターったら鬼ネ…SMプレイは他でやるアル…」(ぽいぽい荷物とか靴下とか放り出しながら)
084 瀬渡 「SMプレイ…?」
085 馬場 「チャイナ服で女だと…?」(顔を見合わせる)
086 クー 「早くシャワー浴びてグータラするネー」(Tシャツ放る)
087 馬場 「風俗嬢か?」
088 瀬渡 「馬場さん、いつ出ます?」
089 馬場 「馬鹿野郎、俺に訊くな」
090 瀬渡 「馬場さん、ベテランでしょ?」
091 馬場 「住居不法侵入は早々ないわ」
092 瀬渡 「あー、なんか服脱ぎ始めたみたいですよ…?」
093 馬場 「どうすんだっ!」
094 クー 「なんか空気違うネ…」(動きを止め、スンスンと匂い嗅ぎ始める)
095 瀬渡 「バレましたよ…?」
096 クー 「オヤジ臭いにおいがするアル…店の変態酔っ払いオヤジみたいな…」(顔しかめる)
097 瀬渡 「馬場さん、言われてますよ」
098 馬場 「もう何も言わん…」(渋い顔して黙る)
099 クー 「まぁいいネ。さっさかシャワー入るアルっ!」(ズボンを脱ぎ捨てパンツに手をかける)
100 瀬渡 「動くなっ!」(ベッドの下から飛び出す)
101 クー 「!?」(目を丸くする)
102 瀬渡 「警察だ!両手を組んで前を見ろ」(拳銃を突きつける)
103 馬場 「おい、瀬渡…それじゃ強盗だ」(ベッドの下から)
104 瀬渡 「とりあえず、倫理規制的にその下着はつけていてもらわないと馬場さんのメンツが立ちません」
105 馬場 「何で俺なんだよ…」
106 クー 「強盗アルか?盗るもんなんて何もナイネ。脱ぎたてのパンティはあげないネ」(腕を頭の上で組みながら)
107 馬場 「警察だ…ちょっとわけあって…」(ベッドの下から這い出る)
108 クー 「嘘ネ、ケーサツは市民に拳銃突き付けたりしないネ」
109 馬場 「そうだ、瀬渡。銃を下ろせ」
110 瀬渡 「…中田克伸、任意同行してもらうっ」
111 クー 「へ?」
112 馬場 「誤魔化しやがったな…」
113 瀬渡 「張り込んだかいがあったな!」(にやりと笑う)
114 クー 「ウチは中田じゃないネ!クー!クーメイウェンッ!」(振り向き、怒鳴る)
115 瀬渡 「あ、なんだぁー人違いかぁ…お兄さん間違っちゃったぁ」(棒読み)
116 馬場 「白々しいぞ…」
117 クー 「ホンマに?ホンマにケーサツアルのか?」(目を輝かせる)
118 瀬渡 「もちろん本物さ」
119 クー 「だったら鉄砲バンバン撃ち放題、手錠かけ放題ネ?」
120 馬場 「いや、安っぽい刑事ドラマでもそれはないぞ…」
121 クー 「刑事ドラマいつも観てるネ!サイン、サイン欲しいアル」(瀬渡の手を両手で握りしめながら言い寄る)
122 馬場 「まぁ分かったがとりあえず服を着なさい。お嬢さん」
123 クー 「そっちのオッサンには用ないネ」
124 馬場 「な…」
125 瀬渡 「瀬渡…き…わ…み…っと。これでいいかい?」(手帳を破り、名前を走り書きする)
126 クー 「うん!ありがとネ。これで筆跡・指紋鑑定もできるネ。逃がさないアル」
127 瀬渡 「抜け目なっ!?」
128 馬場 「瀬渡よりしっかりしているぞ」
129 中田 「ただいまりんこぉっ!」(壁の向こう側から)
130 瀬渡 「あ…」
131 馬場 「中田だな。瀬渡、行けっ!俺はこの女が声出さないように…」(クーの背後にまわり、口を塞ごうとする)
132 クー 「ホワタァッ」(馬場の腕掴み、一本背負い)
133 馬場 「ぬをっ!?」(華麗に宙を舞い、落下)
134 クー 「オッサン人の胸触るには十年早いアルネ」(パンパンと手を払いながら)
135 瀬渡 「馬場さん!?」
136 馬場 「瀬渡ォッ!俺に構わず行けッ!今度は逃がすな」(痛みに顔しかめながら)
137 瀬渡 「はいぃっ」(駆け出す)
138 クー 「オッサン、お触りする前には札束差し出してからお触りしてよろしいですかお代官様ネッ」(馬場の顔蹴り飛ばす)
139 馬場 「うぐぼぉっ!?俺はお前が中田を逃がさないようにだな…」
140 クー 「ホワチャアッ!言い訳は聞きたくないネ」(顎を蹴り上げる)
141 馬場 「ぬぉぉぉぉぉっ」
142 中田 「へへ…隣りの奴、激しいSMプレイしてやがんな…」(壁に耳を押し当てながらニヤニヤ)
143 瀬渡 「動くなっ警察だっ!」(拳銃向けながら突入)
144 中田 「なにっ!?」
145 瀬渡 「あの…こちら中田さんのお宅でよかったでしょうか?」
146 中田 「あ…まぁそうですが…って俺は中原!中田じゃないっ」(慌てて誤魔化す)
147 瀬渡 「なら何故逃げようとするっ」
148 中田 「へっ、捕まりたくないからだぜ。おとっつぁん!」(瀬渡を突き飛ばし、逃走)
149 瀬渡 「おとっつぁんは馬場さんだ!」
150 中田 「そうかよっ!あばよ、無能な刑事さんっ」(階段駆け降りる)
151 瀬渡 「逃がすかっ!」
152 中田 「捕まるかよっ高校の時に陸上やってたんだからなっ」
153 瀬渡 「卑怯だぞっ!僕もやっていた!高校の体育で!」
154 中田 「体育の生易しい授業と比べもんになるか」
155 瀬渡 「あぁ…もうダメ…朝のあんぱんじゃ力でない…」(へたり込む)
156 馬場 「馬鹿野郎ッ乾パンだった俺はもっと出ないっ!早く捕まえろっ」(二階の窓から叫ぶ)
157 瀬渡 「馬場さん飛び下りて追いかけてください…」
158 馬場 「無茶言うなっ」
159 中田 「へへっだらしないなっ」
160 馬場 「中田ァッ」
161 中田 「捕まえられるもんなら捕まえてみろ」(余裕を見せる)
162 巡査 「あの、近所迷惑だと苦情きたんですが何されてるんですか?」(自転車引いて巡査登場)
163 馬場 「巡査、捕まえろっ」
164 巡査 「はい?」
165 中田 「捕まるかっ!」(逃げ出す)
166 馬場 「容疑者だっ!いいから捕まえろ」
167 巡査 「はいぃっ」
168 クー 「逃がさないネ」(二階の窓の縁に足かける)
169 馬場 「な…おまっ二階ッ…」
170 瀬渡 「…クーちゃん?」
171 中田 「陸上やってた俺にかなうわけが…」(振り向きかける)
172 クー 「ホワチャアッ!」(飛蹴りを喰らわす)
173 瀬渡 「な…」
174 中田 「へぶらっ!?な…なんだぁ?パンツ一丁の女…ギャァァ目が…目ガァッ」(道に転がり、目つぶしされる)
175 クー 「あたたたたたたっ」(連続攻撃)
176 中田 「あばっ!あぱぁっ!やっぱり砲丸投げじゃ足早くならねぇ…ぐふっ」(ボコられる)
177 巡査 「大丈夫ですかっ!?」(自転車こいでやってくる)
178 クー 「この人痴漢アル」(通行人指差す)
179 通行人 「な…あなたが裸で現れて…」(慌てる)
180 巡査 「ちょ…なんて格好で…」(クーの格好見る)
181 クー 「この人にパンツもぎ取られそうになったネ」(通行人指差す)
182 通行人 「その女の人が人を殴ってるから声かけただけで…」
183 巡査 「えと…とにかく交番で話聞くので…」(目を逸らしながら)
184 通行人 「ちょっとお巡りさんっ」
185 瀬渡 「クーちゃん!」(走って駆け寄る)
186 クー 「あ…刑事さん」
187 通行人 「だからですね、私は触ってませんって」
188 巡査 「だったらどうしてあの女の方が裸なんですか」
189 通行人 「知りませんよっ」
190 巡査 「とにかく交番で…」
191 通行人 「理不尽な…」
192 瀬渡 「中田を無事確保っ。お手柄だったね、クーちゃん」(中田に手錠かけクーの頭撫でる)
193 クー 「えへへ…役に立ったアルか?」
194 馬場 「瀬渡、中田は捕まえたか?」(顔じゅう痣だらけになりながら)
195 瀬渡 「うわっ馬場さんヒドい顔ですね…」
196 馬場 「お前の隣りにいる奴にボコられてな…」(顔しかめ、クー見る)
197 クー 「てへへ…」(照れる)
198 瀬渡 「馬場さん、捕まえましたよ」
199 馬場 「署に連行しろ」
200 巡査 「あの、失礼ですが暴行事件か何か…?」
201 馬場 「刑事だ」(眉を寄せて顔しかめながら)
202 瀬渡 「張込みも楽しいですね」(楽しそうに)
203 馬場 「俺は疲れた…」
204 瀬渡 「また乾パン買いますからね」
205 馬場 「今度はあんぱんにしろ」






作者のツブヤキ
 リクエスト第二弾ッ!刑事×2物語。web拍手にてリクエストが届き、読んだのでさっそく創ってみました。
なんと東龍飯店のクーちゃんとコラボッ!まさかまさかの展開でした。うさんくさい外人さんよりはかわいい女の子でと。
最初また3〜4人くらいの台本にする気満々でしたが、リクエスト内容見たら7〜8人用と書いてあったので。
これ書いてたらまたクーちゃんとコラボさせたくなった!瀬渡×クーってイイネ!
クーちゃん大胆かつかわいらしいから好きだッ!!逮捕ォッ

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