シナリオ詳細 | |
掲載元 | 声物語劇団 公式サイト 声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場 |
作者 | 月宮東雲 |
登場キャラ数 | ♂:2♀:1不問:1 |
総セリフ数 | 88 |
製作日 | 2011/6/20〜2011/6/20 |
概要説明 | 学校で小説を書いていた入野を官能小説書いているぞとからかう松井。 官能小説という単語に釣られてほいほいと現れた大沢。 すると何故か入野に官能小説を書かせるために付き合うとか読者になるとか急展開。 |
利用にあたって | 利用規約 |
目安時間 |
登場キャラ | セリフ数 | 性別 | 備考 |
入野 (いりの) |
36 | ♂ | 創作が好きで学校でもよく小説の執筆をしている。趣味が読書 |
松井 (まつい) |
8 | ♂ | 入野をからかっては楽しんでいる。家にエロ本がたくさんあるとか… |
大沢 (おおさわ) |
38 | ♀ | 意外と脳内の中が桃色で、官能小説をよく読んでいる。下ネタがかなり好きで食いつく。 |
寺沢 (てらさわ) |
6 | ? | クラスメイト。通行人A的な扱い |
001 | 入野 | 「えーと…ここでデュラノスがシェリナを捕まえて…」 |
002 | 松井 | 「お?入野がまたエロ小説を書いてるぞ?」 |
003 | 寺沢 | 「えーマジで」 |
004 | 松井 | 「学校の教室で朝っぱらからエロ小説に没頭とはお盛んですなぁ」 |
005 | 入野 | 「別にエロくなんかないっ」 |
006 | 松井 | 「おぅおぅ、熱いキスをして絡み合うのがエロくないの?入野君」 |
007 | 寺沢 | 「脳内どうなってるんだよー」 |
008 | 松井 | 「デュラノスはシェリナを押し倒して、馬乗りになると無理矢理服を破いたー」 |
009 | 寺沢 | 「エロ〜い」 |
010 | 入野 | 「な…そんなこと書いて」 |
011 | 松井 | 「あぁ…激しいっ激しいわっ!…」 |
012 | 大沢 | 「…デュラノスは言った。あなたが本当に望んだことなのですか?」 |
013 | 松井 | 「な、なんだよ?」 |
014 | 大沢 | 「…全然エロくない。OH!イエスッ!の一言もないじゃん」 |
015 | 入野 | 「え…」 |
016 | 大沢 | 「民を救うためには私の命差出すことなど惜しくなんてありません…シェリナは一雫の涙を零すと部屋から姿を消した」 |
017 | 松井 | 「なんだよ、大野…」 |
018 | 大沢 | 「ベッドシーンすらないぞ。脳内変換されて再生されといたのはお前の頭の中だけか?」 |
019 | 寺沢 | 「あ、ほんとだ。書かれてない。松井そんなこと考えてたの?」 |
020 | 松井 | 「な…くそっ覚えてやがれっ」 |
021 | 大沢 | 「あーあー王道な負け台詞言って…。もっと面白いことは言えんのか」 |
022 | 入野 | 「あの…ありがとう」 |
023 | 大沢 | 「あん?」 |
024 | 入野 | 「なんか…その助かったって言うか…」 |
025 | 大沢 | 「私は入野が官能小説書いてるって言うから来たのだぞ?」 |
026 | 入野 | 「え…?」 |
027 | 大沢 | 「見てみたらなんだこれは。がっかりってレベルじゃないぞ?」 |
028 | 入野 | 「え、ほんとに官能小説だと思ってたの?」 |
029 | 大沢 | 「こんなに堂々とおおっぴろげに書いてよほどの猛者だと感心したのに損した」 |
030 | 入野 | 「いや損したって…」 |
031 | 大沢 | 「書かないの?官能シーン」 |
032 | 入野 | 「書かないけど…」 |
033 | 大沢 | 「つまんないなぁ。貸して」 |
034 | 入野 | 「あ…」 |
035 | 大沢 | 「これってどんな話なの?」 |
036 | 入野 | 「えと…王国を守ろうとするお姫様と騎士の物語で」 |
037 | 大沢 | 「ありがちだなぁ。…で、ここからベッドシーンならないの?」 |
038 | 入野 | 「ならないよっ!」 |
039 | 大沢 | 「イイ声で鳴きそうじゃん?お姫様」 |
040 | 入野 | 「知らないよっ!なんでだよ、何で無理矢理ベッドシーンなの?」 |
041 | 大沢 | 「その方が興奮するじゃん?私は好きだけどなぁ…売ってる官能小説ってワンパターンで新鮮味がなくてね」 |
042 | 入野 | 「売ってる官能小説はって…大野さん読むの?」 |
043 | 大沢 | 「読む読む。副菜?」 |
044 | 入野 | 「副菜!?」 |
045 | 大沢 | 「クラスメイトが書くやつってそういうの縛られてなさそうでさ」 |
046 | 入野 | 「だから官能小説は書かないって」 |
047 | 大沢 | 「なに?読んだことない?貸そうか?」 |
048 | 入野 | 「いや…」 |
049 | 大沢 | 「面白いぞ?寺沢、今度入野に官能小説貸してあげなよ」 |
050 | 寺沢 | 「持ってないっそんなの」 |
051 | 大沢 | 「えー?嘘だー。じゃ、エロ本なら持ってるだろ」 |
052 | 寺沢 | 「し、知らないっ」 |
053 | 大沢 | 「あ、待て逃げるなっ」 |
054 | 入野 | 「大野さん…好きなの?その…下ネタ系とか」 |
055 | 大沢 | 「少年漫画とかの微エロじゃ物足りなくてねー。気付いたらエロ同人とかに手出してた」 |
056 | 入野 | 「ど、同人!?」 |
057 | 大沢 | 「そだ、今度同人即売会行こう。熱いの探そうな!あ、本は基本薄いけど…内容が濃いやつ」 |
058 | 入野 | 「え、遠慮します」 |
059 | 大沢 | 「んじゃ、これの読者にしてよ。入野の作品の一番読者にさ」 |
060 | 入野 | 「あ…うん、いいよ」 |
061 | 大沢 | 「私書けないから書ける奴のこと尊敬するんだよなぁ」 |
062 | 入野 | 「そ、そうかな」 |
063 | 大沢 | 「うんすげーすげー入野すごいわ」 |
064 | 入野 | 「初めて言われた…」 |
065 | 大沢 | 「今度私がヒロインの作品書いてよ」 |
066 | 入野 | 「うーん…」 |
067 | 大沢 | 「恋愛ものでも凌辱ものでもいいからさ」 |
068 | 入野 | 「だから何で官能ものになるのさ」 |
069 | 大沢 | 「入野に官能小説を書かせるのを今年の目標に!」 |
070 | 入野 | 「勝手に変な目標立てないでよっ」 |
071 | 大沢 | 「私の専属官能小説家になる?なっちゃう?」 |
072 | 入野 | 「意味分からないから」 |
073 | 大沢 | 「ネタ詰まったりしないように付き合ってもいいよ?」 |
074 | 入野 | 「いや、展開早いよ」 |
075 | 大沢 | 「プラン立てって大事よ?作品でもプロットって書くでしょ」 |
076 | 入野 | 「確かに書くけど…」 |
077 | 大沢 | 「起承転結。起が入野と出会って、承がさっきから入野とのやりとり。転がまさかの付き合うことになって、結で官能小説書く。ほい完璧」 |
078 | 入野 | 「どういうプランさ…」 |
079 | 大沢 | 「じゃ、今度家に遊びに行くから掃除しておいてね。あ、エロ本は分かるところに出しておいてね」 |
080 | 入野 | 「持ってません。」 |
081 | 大沢 | 「そうなの?じゃ、今度持ってくからよろしく」 |
082 | 入野 | 「いやいや、いらないよ」 |
083 | 大沢 | 「今日から読者兼恋人ってことでよろしくね」 |
084 | 入野 | 「読者兼恋人…かぁ」 |
085 | 大沢 | 「作者様は読者様を大事にしないとダメなんだぞ?」 |
086 | 入野 | 「う、うん」 |
087 | 大沢 | 「作品楽しみにしてるからっ」 |
088 | 入野 | 「うん…読者が恋人か…なんか響きがいいな…よし、頑張ろっ」 |
作者のツブヤキ |
自分も中学の頃よく学校で小説書いていたなぁ…ノートに。 回し読みとかしていて、気付いたら目の前で真っ二つに破られて笑いながら返されたり、折角友人が描いてくれた挿絵にボールペンで落書きされたり…。 資料を捨てられたり…。もう二度と貸してやるもんかって限られた読者にしか読ませなかったですけどね。 五人くらいの読者と声劇台本にあった『The stone of the hope』の小説をよく読みあいました。 あの頃はそれなりに楽しかったなぁ…読者ってほんと大切だと切実に感じるね。 |
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