愛の料理教室

愛の料理教室

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :1不問:2
総セリフ数 76
製作日 2011/6/18〜2011/6/18
概要説明  料理教室で美味しい料理を作ろう食べよう!の会。美味いものを食べたさに三ツ星レストランシェフをゲストに呼んでの料理教室。
料理は愛情があれば何でも美味しくできるらしい。すごい魔法だ…だが、次々と既に用意されている調理済みの材料魔法の方が驚きだ。
時間かかるのは下ごしらえだろっ!
利用にあたって 利用規約
目安時間 6分程度   【〜10分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
ミファ・ド・フロマージュ 27 三ツ星レストランシェフだが手抜き感がハンパない。結構いい加減な性格。
フレア=スワン 16 料理を始めようと思い、密かに料理教室に通い始めたが、究極的に料理オンチ。
キーナ=メランナ 33 バラエティー番組から美味しいものを食べたい理由からグルメリポーターに転身した。






【料理教室】(沢山の実習生がフロマージュに注目する)

001 キーナ 「本日は美味しい料理は愛を込めて!美味しく食べたぁい、三ツ星レストランシェフ、ミファ・ド・フローマジュさんをお呼びしました」
002 フロマージュ 「皆さん、料理の基本は愛です。炒飯は愛情と火力が命です。今日は皆さんの本来の力を引き出しに参りました」
003 キーナ 「さて、申し遅れました。今回『愛の料理教室』を企画し、進行させて頂くのは美味しい物が食べれると聞いて参加しましたキーナ=メランナです」
004 フロマージュ 「よろしくお願いします」
005 キーナ 「今日フローマジュさんに作って頂くのは…」
006 フロマージュ 「カレーです。料理の基本になります。愛情スパイスを混ぜれば激辛カレーも甘口カレーになります」
007 キーナ 「はい、惜しげもなく愛だの愛情だの連呼してますフローマジュさんは先月ご結婚されて甘〜い新婚生活を送っているとか」
008 フロマージュ 「カレーが作れればもうキャンプは怖くない!いつでもサバイバルができますね」
009 フレア 「カレー…ね」
010 キーナ 「うだうだ御託は十分だー。あなたが用意するのは甘いデザートだけで十分だ。さぁ、早速始めましょう」
011 フロマージュ 「お手元のカゴの中に材料を揃えて置きました。ニンジン、じゃがいも、タマネギ、豚肉、カレールー」
012 フレア 「ふむふむ…ニンジン、タマネギ、じゃがいも…お肉と」
013 フロマージュ 「このパウチを使えば5分で食べれます。」(レトルトを取り出す)
014 キーナ 「あれ?料理作るんですよね?」
015 フロマージュ 「面倒になったらどうぞ使って見てください」(笑顔)
016 キーナ 「一流シェフがレトルトを薦めていいのか!ちゃんと料理作れっ。はい、フローマジュさんお願いします」
017 フレア 「あぁ、なるほど。レトルトという手があるのだな」(ポンと手を叩きメモする)
018 フロマージュ 「まずは、材料を切ります。」
019 キーナ 「農薬や虫がついているかもしれないのでよく洗ってください。昔私カメ虫食べました。本気で親をボコりたくなりました」
020 フロマージュ 「はい。洗いましたね。一口サイズに木っ端微塵に。」
021 キーナ 「木っ端微塵!?」
022 フロマージュ 「あ、皮は剥いた方がいいですよ」
023 フレア 「皮を剥く?」
024 フロマージュ 「世の中にはピーラーという大変便利な道具があります。皆さんのお手元にご用意したのでお使いください」
025 フロマージュ 「包丁で皮を剥くのが基本ですけどね。初心者はピーラーの方がいいかも」
026 キーナ 「途中経過はそれほど関係ないので無理強いせずピーラーで皮を剥きましょう」
027 フロマージュ 「頑張った分、あなたの血という愛情が入るけど、初心者はピーラー使った方がいいかも」
028 キーナ 「無理して包丁で皮剥くと自分の指の皮剥くぞ!私はそんなマズいもん食べにきたんじゃねぇぞ」(唾飛ばし白目剥く)
029 フロマージュ 「初心者は包丁無理ですから」
030 フレア 「痛っ…指切った」
031 キーナ 「おっと、怪我人が出ました。絆創膏一枚進呈です」(絆創膏差し出す)
032 フレア 「あ、ありがとう」
033 キーナ 「初心者は危険なのでピーラー使えばいいと思いますよ」
034 フロマージュ 「包丁無理だから。初心者は」
035 キーナ 「それにしてもこの人初心者初心者言い過ぎだぁっそんなにベテランが偉いのか!そんなに偉いのかぁっ」
036 フロマージュ 「素人とプロの料理、どちらをタダで食べたいですか?」(キーナの肩をかるく叩く)
037 キーナ 「スミマセン、偉いです。とっても偉いです。もうど素人さんは帰ってくださいって程偉いです」(小さくなる)
038 フロマージュ 「さて、皮剥いて一口サイズに切った材料がここに」(後ろから角切り野菜の入ったボウルを取り出す)
039 キーナ 「出たー!魔法発動。材料が瞬時に調理済みになる不思議魔法」
040 フレア 「え…一口サイズ?」
041 キーナ 「おっと怪我人第1号さん間違って材料を木っ端微塵だ!もはや原型とどめてない。粉になっている」
042 フロマージュ 「次にこの材料を炒めます」
043 キーナ 「あれ…?この顔どこかで…もしや姫様じゃありませんか?」(フレアをじっと見る)
044 フレア 「まぁ…」(目を逸らす)
045 キーナ 「一体何故ここに!?」
046 フレア 「私も女。料理の一つや二つできないと困りますの」
047 キーナ 「なるほど。」
048 フレア 「お城だと厨房のコックがやらせてくれないからこうしてやるしかなくてね」
049 キーナ 「立派な心構えだぁっ!そんな姫様の心意気に乾杯」(計量カップに水入れて乾杯)
050 フロマージュ 「ここに炒めた材料があります。それに水を700cc加えます」(後ろから炒めた材料の入った鍋を取り出す)
051 キーナ 「炒めるのも嫌なのか!フローマジュシェフ」
052 フロマージュ 「中に火が通るまでじっくりコトコト煮込みます」
053 フレア 「これに火をかければいいのよね」
054 キーナ 「なんか野菜スープになっている!もうやり直した方がいいんじゃないかって思うぞぃ」
055 フロマージュ 「三十分くらい煮込んだらルーを入れます。ここに三十分煮込んだ鍋があります」(後ろから煮込まれた材料の入った鍋を取り出す)
056 キーナ 「魔法使い過ぎだぁっ!鍋何個用意してんだっ」
057 フレア 「三十分経てばルーを入れていいのよね」
058 キーナ 「ちょっと待てェ!何故野菜を煮込んだけるのはずなのに姫様の鍋の中身、緑の液体になってるんだぁ!」(グツグツト音立てて緑色の液体が煮える)
059 フロマージュ 「はい、そしてルーを入れてしばらく煮込んだ後の完成品がこちらになります」(完成品の入った鍋を取り出す)
060 キーナ 「もう最初っから完成していたぁっ三分間クッキングよりヒドい!レトルトカレー」
061 フレア 「そろそろかしら」(鍋のふたを開ける)
062 キーナ 「何で、姫様の鍋はカレールーいれたら紫色の煙あげるの!?うへっ…匂いスゴッ…ゲホゲホ」
063 フロマージュ 「はい、これで完成です。ご飯盛って、美味しくなるように魔法をかけて…」
064 フレア 「変ね…レシピ通りにやったはずなのに」(首をかしげる)
065 フロマージュ 「美味しくなぁれっ☆ルー♪」(おたまをくるっと回してペロッと舌出す)
066 キーナ 「なんか魔法少女的な夢見がちな魔法唱えたっ!」
067 フロマージュ 「はい、愛情をたっぷりかけたら温めたパウチを開けてかけます」(温めたレトルトカレーを取り出し、ご飯の上にかける)
068 キーナ 「鍋のカレーはどこ行った!?結局レトルトかっ」
069 フロマージュ 「作ったカレーは今晩の晩飯に。」
070 キーナ 「晩飯をここで作るなぁ」
071 フレア 「よし完成!」(火を止める)
072 キーナ 「完成ってなんか青っぽい液体がグツグツしてるよ!これカレーだよね?カレーだよね!?」
073 フロマージュ 「じゃ、私仕事終わったんで帰ります」
074 キーナ 「おま…ただ鍋の中身紹介しただけだろっ」
075 フレア 「じゃ、あなたご試食どうぞ」(盛り付けしてキーナに渡そうとする)
076 キーナ 「姫様の毒味役きてぇっ!…はい、お時間がきたようなので今回はここまで。愛の料理教室ありがとうございましたぁっ」(必死に逃げ出す)






作者のツブヤキ
 料理教室?家庭科の調理実習がとても大好きだったなぁ。はらこ飯とか<サンマのつみれ汁とか。
家庭科のお蔭でレパートリー増えたし、はらこ飯は十八番になったぜ☆サンマの三枚おろしとか…魚捌くなんて調理実習でやらなきゃ一生やらなかったよ。
塩と砂糖を間違うという定番はやっちゃだめだと思うんだ。調理実習でほんとダメな子いたけどwww
包丁を持たせたら指切るわ、砂糖と塩間違えて入れるわ、鍋をひっくり返すわ…天然ってレベルを超えていたぞっ!!!!

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