紅キ城ノオモチャ

紅キ城ノオモチャ

◇声物語劇団より最新情報


シナリオ詳細
掲載元 声物語劇団 公式サイト
声物語劇団 オリジナルボイドラ劇場
作者 月宮東雲
登場キャラ数 :1:2不問:1
総セリフ数 91
製作日 2011/6/17〜2011/6/17
概要説明  紅い城に住む少女は狂気の召使と共に暮らし、旅人を城に閉じ込めてはオモチャとして弄んだ。
城から聞こえる悲鳴が止む時は少女が新しいオモチャをさがしに行く時だけだった…
利用にあたって 利用規約
目安時間 7分程度   【〜10分】
登場キャラ セリフ数 性別 備考
少女 37 紅き城に住む血塗られた少女。殺戮を遊びの一環とし、旅人を狩る。
召使 23 紅き城に住み込みで働く召使。殺しに抵抗感を失っている狂人。フランポワーゼと呼ばれている。
旅人 12 兄妹で新天地を目指し、旅をしていたがたまたま立ち寄った町で連れ去られた。
19 兄妹で旅をしていた。監禁され恐怖のあまりに感情と言葉を失った。






【紅き城】(長い廊下を走り続ける男)

001 旅人 「はぁっはぁっはぁっ…もうすぐだっもうすぐっ!」(必死に走り続ける)
002 少女 「何処に行くの?」(どこからか声が聞こえる)
003 旅人 「ハッ!?」(立ち止まり周囲を慌てて見回す)
004 少女 「ふふふ、何処に行くの?」(徐々に近づいてくる)
005 旅人 「俺は死にたくないっ…こんなところから出てってやる!」(再び扉に向かって走り続ける)
006 少女 「出たいの?」
007 旅人 「何を言われようとその扉を開ければ、外に…」(扉にしがみつく)
008 少女 「ここから出たいの?」(ゆっくりと近づいていく)
009 旅人 「開かない!?開けよ!開けっ!」(扉を押したり引いたりする)
010 少女 「ねぇ、もっと遊ぼうよ…」
011 旅人 「開けっ!開けっ!死にたくないッ俺は死にたくないんだぁっ!」(パニック状態になりながら扉引き続ける)
012 少女 「ふふふ、隠れんぼの次は鬼ごっこ。今度は何して遊ぼうか?」(楽しそうに)
013 旅人 「助けてくれっ!俺は死にたくないっ!!」(膝つき懇願する)
014 少女 「お医者さんごっこ?楽しい楽しい遊びをはじめましょ」(ニヤニヤ笑い旅人に近づく)
015 旅人 「うわぁぁぁぁぁぁっ」(絶叫)
016 少女 「…コワレちゃった…?ねぇ、鳴いてよ。もっと鳴いてよ?」(返り血を舐めながらバラバラになった旅人に声かける)
017 旅人 「……」
018 少女 「また新しいオモチャを持ってこなくちゃ…」(フラッと立ち去る)



【広間】(掃除をしている召使の下にやってくる。手枷をして奥に座り込む女の子)

019 召使 「ダメですよ、お洋服を汚しては」
020 少女 「ごめんなさい」
021 召使 「早くお着替えなさい」
022 少女 「はーい」
023 「町外れの崖にそびえ建つ紅く血塗られたお城…」
024 旅人 「そこに住むのは幼き少女と狂気の召使」
025 少女 「いい子にしていたかしら?」
026 「タス…ケ…テ……」
027 少女 「私はこれからお着替えなの。あとでたーくさん遊んであげるからね」
028 「タスケ…テ…」
029 旅人 「旅人を連れ去り、紅い城に閉じ込めてはオモチャとして弄ぶ」
030 召使 「お着替えは終わりましたか?」
031 少女 「フランポワーゼ、どれを着ればいいの?」
032 召使 「どれもお似合いになるとは思いますが、これからお出かけになるのであれば、漆黒のドレスを。
お遊戯をされるのであれば、血が目立たぬ赤い真紅のドレスをお召しになられればよろしいかと」
033 少女 「そうね…」
034 旅人 「連れ去られた旅人は、けして帰ることのない…黄泉の旅人となる」
035 少女 「フランポワーゼ、あの子壊れちゃったの?同じ言葉しか言わないよ?」
036 召使 「左様でございますか…ならば私めが少し直しましょうか?」
037 少女 「うん。同じことしか言わないなんて面白くないもの」
038 召使 「少々お待ちを」
039 少女 「飽きちゃったらバラバラにしちゃいそう」(ニタリと笑う)
040 召使 「先程のオモチャはどちらに?」
041 少女 「んー、隠れんぼして鬼ごっこしてお医者さんごっこして遊んでバラバラになっちゃった」
042 召使 「また解剖なされたんですか?」
043 少女 「元に戻すの飽きちゃったから。鳴いてくれないし」
044 召使 「頭と胴体を離すと人間は鳴けなくなるようですよ」
045 少女 「壊れやすいオモチャ」
046 「タスケ…テ…」
047 召使 「…あなた」
048 「タス…ケ…テ…」
049 召使 「…まだ生きたい?助けて欲しいの?」
050 「タスケテ?」(懇願するように)
051 召使 「死にたくなければ、まずは立ちなさい?」(つぅっと顎を指先でなぞる)
052 「あ…ぁ……」(ふらふらっと立ち上がる)
053 少女 「フランポワーゼ、私思いついたの」(目をキラキラ輝かせる)
054 召使 「なんです?」
055 少女 「そのオモチャに火つけたら面白いダンスを踊ってくれると思うの」(女の子を指差す)
056 召使 「確かに面白い考えですが、一回しかやってくれないですよ」
057 少女 「えー、ケチだなぁ…」(口を尖らせる)
058 「イ、イヤ…」(震えながら首を細かく横に振る)
059 少女 「ねぇ、私とおしゃべりと踊るのどっちがいーい?」(ニィーッと笑いながら顔を近づける)
060 「タスケテ…オニイチャン…」(顔を引き攣らせながら呟く)
061 少女 「お兄ちゃん?」
062 召使 「あなたのお兄さんはコレかしら」(旅人の生首を女の子に見せる)
063 「オ…ニイ…チャン?」(数歩下がる)
064 少女 「さっきコワレちゃったやつ?」
065 「ヤ…ダ…」(よろよろ後退)
066 少女 「ちょっと物足りなかったかな」(舌なめずり)
067 「イヤッ」(駆け出す)
068 少女 「また鬼ごっこ?フランポワーゼ、一緒に鬼やりましょ。でね、勝った方があの子にダンスを踊らせるの」(わくわくしながら)
069 召使 「かしこまりました。」
070 「イヤダ…タスケテッ…」(首を振りながら走る)
071 少女 「小鳥はカゴの中から出ない方が身のためよ?」
072 「ダレカッ!ダレ…カ…」(廊下へ飛び出して叫ぶ)
073 少女 「もっと早く逃げないと捕まっちゃうよ?ふふふ」
074 「タスケッ…」(転びそうになったところ、召使に肩を掴まれる)
075 召使 「捕まえ…た。」(そっと女の子の耳元で囁く)
076 「イ、イヤ…」(目を見開きながら首を振る)
077 少女 「あらら、フランポワーゼに負けちゃった」
078 召使 「それでは踊ってもらいましょうか」
079 「イヤ…ダ…タスケ…」(壁に張り付き恐怖に怯える)
080 少女 「さぁ、私を楽しませてちょうだい!アハハハハ」
081 召使 「炎と一緒にダンスを踊りなさい」(女の子に火をつける)
082 「熱イッ熱イヨォッ!」(火だるまになり、苦しみ悶える)
083 召使 「もっと激しく踊りなさいっ」
084 「熱イイィィィッ」(黒焦げになって倒れたまま動かなくなる)
085 少女 「アハハハハ…ふふふ…、もう、おしまい?」
086 召使 「壊れちゃいましたね」(見下ろし)
087 少女 「なんだ…つまんない…。」(興味を失ったように冷めた目で見下ろす)
088 召使 「それでは捨てて参ります」
089 少女 「フランポワーゼ、着替えたら新しいオモチャ探しに行くから」
090 召使 「はい、かしこまりました。」
091 少女 「もっと楽しめるオモチャを…ね」(ニィッと笑う)






作者のツブヤキ
 リクエスト調査を実施したところ、狂気の作品。と提案されたので書いてみた。
果たして狂気の作品になったのだろうか。思い付いたのがこんなんで、ちょっとしたグロですよね。R-21かと言われましたが、そんなにレベル高いものかけていない気がする。
ので、指定かけなかったが大丈夫ですかね。紅き城は元々白い美しい城だったが、生贄になった人々の血で赤く染まったとかなんとか…
廊下の赤い絨毯は旅人達の血だとか…うへぇ。こういう作品ほんと苦手。
注文入らにゃ書かんぜよ。

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